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生い茂った森の中を、男が歩いて行く。
木々から差し込む木漏れ日は少ないが、この森に陰鬱とした雰囲気はまるでない。
それは樹木が光を湛えているかのように。吹く風が邪気を晴らすかのように。
ように、ではなく実際にそうであった…森が魔力を帯びているのだ。
普通ならば森に溜まる魔力ははすぐさま悪性を帯びて、魔獣の群生地となってしまうのが常であった。
この森がそうならないのは、森の『主』の性質による物だと、魔術師である男は感じ取っていた。
歩を進めていくと、僅かではあるが開けた場所。
木の枝に遮られる事無く降り注ぐ日光に照らされた中央には、澄み切った小さな泉。
泉は、その大きさには不釣り合いな質の魔力を豊富に蓄えているのが感じられる。
そしてほとりにはこの森の主…3人のフェアリーが立ち、こちらを見つめていた。

自然の魔力で編まれたワンピースを身に着けた3人の少女たち。
魔力を持つ者であれば、精霊に遜色ない魔力で彼女たちが人外の者であると即座に看破するだろう。
例え魔力が無い者でも、彼女たちの背から生える虫の様な翅を見れば、
その翅を見ずとも3人が3人とも、幼い背丈に釣り合わない愛らしさや、美しさを備えた顔立ちをしているのを見れば、
彼女たちがフェアリーである事は一目で分かるだろう。

「あら、こんにちは」

ウェーブの掛かった、優しい朝の陽射しを糸に編んだような柔らかなブロンドの髪の妖精モモカ。

「また来たの?このロリロン」

どこでそんな言葉を覚えたのか、ツインテールに結んだ腰まである栗色の髪を弾ませて威嚇する妖精リサ。

「リサさん、彼に失礼ですよ」

そんなリサを窘める、艶のある黒髪が美しい、幼い容姿の割に知的な雰囲気を持ち合わせた妖精アリス。


男が彼女たちと知り合ったのは、ただの偶然である。

旅をしていた男の前に現れた、清廉な魔力を帯びた森。
興味から森の奥へと進んでいけば、この泉とその傍の木に寄りかかって昼寝をする彼女たちがいた。
妖精とは悪戯をする為に好奇心が旺盛だが、警戒心が強い面も併せ持つ為こちらから見つけられる事は滅多にない。
男はいきなり声を掛けず、精霊達への礼節に則った挨拶を行う。
彼女たちのすぐ傍で片膝を付き、頭を垂れて、心の中で出会えた事への感謝を捧げる。
その場に留まった思念が、僅かな力を帯びて妖精たちを気づかせるのが初対面での作法である。
思念に気づいて起きた彼女たちは、男の礼節に大層感じ入っていた。
何でも、まだ世界に顕現してから20年足らずであった自分達への、初めてまともに向けられた礼節であったらしい。
精霊に比肩する力を持ちながら、妖精としてまだまだ幼い事に男は驚いた。

「あなた、魔力を持っていますのね…魔に通ずる者としてならあなたの方が先達ですのに、お心遣い感謝いたしますわ」

「酷い人は、私たちの事を捕まえようとしたりしましたから」

彼女たちの力なら、並の魔術師など簡単に殺められるだろうに、そうしないのはこの森の魔力が清純であるからだろう。
清純な森の魔力によって彼女たちが生まれ、彼女たちによって魔力が清純なまま保たれているのだ。
気をよくしたモモカ達は男を気に入り、この森への滞在を許可したのである…リサは一人だけ、快くは思っていなかったが。

「だからって、あんまり馴れ馴れしくするのは許さないんだからね!」

ともかく、男はしばらくの間はこの森で鍛錬をする事にしたのである。


男は略式ではあるが彼女たちに挨拶をすると、衣服を脱いで泉での沐浴を開始した。
泉の水が帯びた魔力は男の身体に染み込み、彼の魔力を増大させていく。
男は目を閉じて、自身の内側で魔術を構築する訓練を開始した。

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「こんにちは、いつも精が出ますね」

泉のほとりで男が瞑想をしてると、アリスの方から声を掛けられた。
理由は分からないが、アリスが上機嫌であると男は感じ取った。
挨拶をすると、アリスは自身の両掌を男に差し出してきた。

「あなたを見習って、私も魔術を練習してみたんです」

その掌の上にはいちごが3つ、それはありすの掌から零れ落ちそうなほどに大粒であった。
ご丁寧に、ヘタは既に取り除かれている。

「まだまだ精霊には至らない身ですが、豊穣の発現に初めて成功したんです!」

フンスと息をつく、知的な普段の彼女からは考えられない、まるで褒めてくれと言わんばかりの声音。

「それでもしよろしければ、ちゃんと出来ているかあなたに味を確認して欲しいのですが…」

男からすれば願っていもいない事であった。精霊より授与される食物は魔術師からすれば魔力と知識と膨大な塊である。
アリスの静止を振り切り、片膝を付いて礼節に則り、恭しく彼女の手から3つのいちごを受け取る。
…その味の返答に男は困惑することになった。もちろん不味いからではない、かといって美味しいわけでもない。
初めてという事で気合が入りすぎていたのだろう、いちごに籠められていた魔力量が尋常ではなかったのだ。
男はいちごを3つ食した後、出来るだけアリスを傷つけないよう言葉を選んで指摘した。

「あっ、ご、ごめんなさい!」

しかしやはりアリスとしては自信作であったのだろう、しょんぼりと俯いてしまった。
男はアリスに、沢山魔力を貰ったから今日は徹夜で鍛錬が出来そうだと、冗談を言って励ました。

「…ふふっ、ありがとうございます。あなたは優しい人ですね」

その冗談でアリスは微笑み、少しだけ元気を取り戻した。

「でしたらお詫びに、今日の鍛錬は私が手伝ってあげます…強がってもダメですよ?魔力酔いでふら付いてるのは私にも分かります」

鍛錬に付き合うと言われて男は畏れ多いと辞退しようとするが、指摘された通りに魔力酔いで足元が覚束なくなっていた。
アリスに促されて男が胡坐をかいて座り込むと…その股座にアリスがちょこんと腰を下ろしてきた。

「辛くなったら私に寄りかかって構いませんから。私の魔力、上手く取り込んでくださいね」

男はアリスの心遣いに感謝の弁を述べるが、その後の鍛錬はとても困難なものとなってしまった。
アリスの臀部が男の股間に密着しているのである。
薄くはあるが柔らかくハリのあるアリスの尻たぶが男の太ももをムニムニと刺激する。
更にはその尻の谷間に男の陰茎が挟まる形になってしまい、アリスが時折身体を揺するだけで心地よい刺激を送ってくる。

その日男は魔力良いで視線が揺らぐ中、何とか鍛錬を終えて、息子が膨張しなかった事に安堵するのであった。

「次は魔力もちゃんと調整したいちごを作ってきますから…また食べてくださいね」

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「こんにちは魔術師さん、調子はいかがですの?」

数日後、男は魔術を構築する鍛錬中にモモカから話掛けられた。
モモカの様子は普段と変わらない。
挨拶もそこそこに、モモカは一つの桃を差し出してきた。

「アリスさんから豊穣の果実を受け取ったと伺いましたの。ですのでわたくしも挑戦してみましたわ」

瑞々しさが見て取れる桃。一級の精霊より給わされた食物の価値は同じ重さのの純金に匹敵する。
片膝を付き、豊穣の果実を受け取り、皮を剥いて一口を齧る。
…男はアリスの時とは別の意味で感想に困る事になってしまった。特に味がしないのである。
その事を告げると、自身満々であったモモカはしまったとばかりに顔を歪める。

「申し訳ありません!一度桃を預かってもよろしいかしら?」

モモカが一旦男から桃を受け取り、失敗の原因をすぐさま見抜く。

「アリスさんが魔力を込めすぎたと聞いていたので、そうならない様に配慮したのですが…」
「きっと物質の組成が甘くて魔力が抜けてしまったのですわ、今すぐに…きゃあっ!?」

慌てたモモカが桃に膨大な魔力を込めていく。
すると桃の甘い果汁が大量に生成されたのだろう、齧った跡から噴水のように噴き出して彼女を水浸しならぬ果汁浸しにしてしまったのである。

「こ、こんな…魔術師さんの前で…みっともないっ…!」

己の失態に、幼くも麗しい矜持を持つモモカは涙ぐんでしまった。
男は慌ててそんな彼女に、これだけの魔力を注ぎ込んで果肉が耐え切れずに破裂しなかったのは才能がある証拠だとズレた慰めを掛けた。

「そ、そんな慰めいりませ……ふふ、うふふっ」

その様子が面白かったのだろう、モモカは吹き出すと気分が落ち着いたようだった。
モモカの機嫌が良くなったことで余裕が出来た男は、気づいてしまった。今のモモカの痴態に。

かつて妖精は裸である事が通常であったらしい。彼女たちが自然の触覚である事を考えればそれはおかしな事ではないだろう。
人が増え、人の知識が世界に影響を与えるようになったのか、いつからか簡素な衣服を纏う様になった妖精たち。
だとしても、下着などは流石にまだ身に着けていないようで。

果汁によってモモカの肌にベットリと張り付いた生地の薄いワンピース。
それによって彼女の桃色の乳首や、一切の茂みの無い一本線の秘所まで透けて見えてしまったのである。

男はそれに気付いていないフリをしながら、モモカから桃を受け取ろうとする…が、それは彼女によって遮られてしまった。

「お待ちくださいな、はしたない所をお見せしてしまったお詫びもしなければなりません」

モモカはそう言って、右手に桃を乗せたまま左手に魔力を集中する。
すると彼女にへばり付いていた果汁が、にゅるにゅると蛇のように腕へと這って左手の上で小さな水球となる。
それをモモカは深呼吸をしながら集中して、右手の桃のへと重ねていく。
果汁の魔力が漏れ出すことなく桃の果肉に浸透すると、桃の大きさは一回り大きくなっていた。

「…で、出来ましたわ!地面に飛び散ったものは流石に使えませんが、わたくしの身体でしたら問題ないでしょう」

妖精とは穢れ無き存在である。ならばこそ自分の身体に付着したしたとしても、そうなる前と変わらないという認識なのだろう。

「魔術師さんには普通の桃を味わってほしかったのですが、特別な桃になってしまいましたわね」

モモカのいう通り、この桃ならばその価値は『同じ体積』の純金に匹敵すると男は思った。

男は桃を食べる間、その果汁がモモカの乳房や秘裂に張り付いていた事を努めて考えない様に完食した。
その日の夜の魔力酔いは、今までにない酷い物だった。

「桃はまたご用意させていただきます…あなた様さえよろしければ、また『特別な桃』を、ね♪」

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「…驚いた、あんたの魔力量、すごい増えてるじゃない」

少し間を置いて一週間後、新たな術式の開発中に今度はリサに絡まれた。
理由は分からないが、リサの様子はいつにも増して不機嫌そうである。
挨拶を交わすと、リサは黙り込んでしまったので、男は自身の修業を再開した。

「あんたさ、アリスとモモカから豊穣の果実、受け取ったんでしょ…?」

所在無さげにフラフラと体を揺らして佇んでいたリサが、しばらくしてから口を開き、男に尋ねる。
男はそれが事実であることを告げると、リサはポツリポツリと語りだした。

「アタシもさ、2人みたいに豊穣の発現を練習してみたんだけど…」

水を掬う時のように掌を合わせて、リサは魔力を集中させる。
すると掌に黄金色の甘い雫が溢れ出る…がいつまで経っても果肉を形作る気配がない。

「いくらやってもダメなの…2人はアタシよりずっと先に出来て、毎日どんどん上達してるのに、アタシだけ…」

3人は同時期に顕現した為、交友関係があった。だが、一人だけ置いて行かれている現状をリサは嘆いているようだ。

「アタシ…このままだと自分がみっともなくて、2人と一緒にいられなくなっちゃう…」

珍しく萎れているリサを何とか慰めてやりたいと思った男は、とある事にふと気づいた。

リサの隣で片膝を付き、その雫を一滴欲しいと掌を差し出した。

「…こんな出来損ない、味が良くても慰めにならないわよ」

そう言いながらも掌に隙間を作って、雫を男へと垂らすリサ。
それを舐めり、やはりと確信を得た男はこの雫の正体を告げた。

「……へ、蜂蜜?」

リサの豊穣の現れは果物では無く、蜂蜜だったのだ。それなら果物の形にならないのも当然である。
ついでに男は、他の2人に比べてリサの蜂蜜が一番栄養価が高い事を教えてあげた。

「…って事は、私は3人の中で一番先にコレが出来てたから、一番最初に成功していたわけで…」

妖精が自然の恵みを口に含むのは魔力の摂取が主な目的である。
その為に味覚があまり鋭くない事が、果蜜と蜂蜜の違いに気づくのが遅れた原因だった。

嬉しさと安堵から、くしゃりと顔を崩したのもつかの間、

「だったらさっさとアタシに教えなさいよ!」

無茶な注文を付けるリサであった。しかしその表情には、いつもの活発さが蘇っている。
男は元気になったって良かった事を告げると、リサは一瞬たじろいた。

「く…!あんたのその嬉しそうな顔、気に食わないわ…」

そう言ったリサの表情が、何を思いついたのか小悪魔めいた物に変わる。

「…まあでも、助けて貰ったんだから、ちゃんとお礼はしないとね…あんた達魔術師って、私達から貰える物なら割と何でも良いの?」

リサの質問に、男は敵対していなければ基本受け取ると一般的な見解を口にする。

「…それじゃあさ、あんたにもアタシからプレゼントしてあげるわ♪」

そう言うとリサは妖艶な笑みを浮かべ、掌にあった蜂蜜を己の胸へとおもむろに塗りたくった。

傅いたままの男の前に突き出される、蜂蜜で透けたリサの小ぶりな乳房。

「アタシの魔力をたっぷりと含んでいるわ、たーんと召し上がれ♪」

男は困惑し、こんな形での返礼は受け取れないと抗議するが…

「アタシ知ってるのよ、モモカの桃、あの子の身体に張り付いた果汁がたっぷり含まれてたんでしょ?」
「直接もダメでも間接なら気にしないなんて、あんたムッツリスケベなのね♪」

リサは人の知識が多く構成されているのか、2人の使わないような言葉を使ってくる。
観念した男は、リサの乳首へと舌を伸ばした。

「ひゃんっ♡」

リサの口から漏れる可愛いらしい悲鳴、それから気を逸らすように男はピチャピチャと舐め取り、ジュルジュルと生地から蜂蜜を啜り取っていく。

「ふふっ、礼節だ何だとか言って、人間の子供みたいな身体を夢中で舐め啜っちゃって♪」

気しない様に、股間が充血しない様にと気を張って舐め啜っていたが、ふと男は気付いてしまった。
リサの穏やかなお山のその頂上、乳首が固くしこっている事に。
上目遣いでリサの顔を見やれば、今まで見せたことのない、慈愛と嗜虐と淫蕩が混ぜこぜになった表情。

「何よこっちを見て、もっと欲しいっておねだりのつもり?良いわ♪だったらもっとたっぷりと…」

そう言って掌から新たな蜂蜜を乳房へ垂らそうとしたその刹那…

「リサさん!それ以上はやりすぎですっ!」
「本来なら一番最初に出来ていたのを考慮してもこれ以上は見過ごせませんわ!」

ガサガサと茂みから突如現れるアリスとモモカ。
2人によって男とリサが引きはがされると、モモカはリサの手を掴んで走って行っていまい。
アリスは一度男にペコリとお辞儀をすると、モモカ達の後を追って駆け出して行った。
一人残った男は、唐突な展開に、ぽかんと見送る事しか出来なかった。

「また作るってくるから、ちゃんと食べてよね、いいわね!?」

半ば引きずられるようにして、リサが男に声を掛ける。
その日の魔力酔いは、モモカの時より重症だった。

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それからと言うもの、男は魔力に事欠かなくなった。
3人のフェアリーから賜わされる魔力豊富な豊穣の果実(と蜂蜜)。泉での沐浴。
一日中魔術を行使しても尽きるとこの無い魔力で、ついに男は自分だけの魔術を完成させたのである。
その事を3人に説明し、明日森を出発する事を告げる男。
3人は惜しみながらもそれを承諾し、餞別として特別な料理を男に振舞った。
料理とは言っても、アリスのいちごとモモカの桃を適当な大きさに切って、リサの蜂蜜を掛けただけの物。
しかしそれは、魔術師であるなら己の持つ全てを投げうったとしても、食す事が出来ればお釣りがくる代物。
男はそれを食し、泉のほとりで横になって眠りについた、その日の夜…

男は、身体の異変を感じて目を覚ました。寝ている男の身体を這いまわる『何か』。
しかしそれは男に不快感ではなく、僅かなくすぐったさと愛撫のような快感を与えていた。
その正体を確かめるべく、男が瞼を開くと…

「ん、はぁ…♡」

3人のフェアリーが、男の身体をまさぐっていた。
男の上着をまくり上げ、右の乳首を舐るアリス。
左の乳首を舌で刺激しながら、鍛えられた腹筋に指を這わせるモモカ。
少し離れた場所で、男に触れてはいないが熱っぽい視線を送るリサ。
男が驚きで身体を震わせると、それで3人は男が起きた事に気付いたようだった。

「目を覚まされたのですね、魔術師さん…♡」

甘く蕩ける、モモカの声。
何故こんな事をしてるのか男が尋ねるとアリスがそれに答えた。

「気付かれていないんですか、あなたの魔力が私たちの魔力を大きく上回ってしまった事に」

そう言われて男はようやく得心がいった。
魔物の雌は、自分より優れた魔力を持つ人間の雄に服従してしまいたくなる本能があるらしい。
幼くも精霊と変わりのない魔力を持つ彼女たちを上回る人間など滅多にいない。
しかし、彼女たちに気に入られ、魔力を多分に取り込んだ男の魔力が彼女たちの魔力を超えてしまったのである。
ならば人である男に対して人ではない―魔物に分類されてしまう―彼女たちがこのような行動に出るのも納得であった。

「本当はわたくし達、初めてお会いした時から魔術師さんの事が気に入っていましたの…一番キツく当たっていたリサさんも」

「……ふんっ、別に、今まで会った中でコイツが一番マシだっただけよ」

告げられたモモカの言葉に、リサは噛みつくが、しかし否定はしなかった。アリスが続けて胸中を語る。

「今だから打ち明けますけど…最初は私達、あなたの事を『還らぬ人』にするつもりだっんのです」

『還らぬ人』…妖精や精霊、悪魔、天使などの高位の存在に心を奪われ、消息不明となった者がそう呼ばれる。

「アタシ達の魔力をバレないよう注ぎ込んで、重度の魔力酔いになったら暗示の能力を使う」

「そうして『還らぬ人』になったあなたと、この森でずっと一緒に暮らす、そう考えていたのですが…」

「魔術師さんの才能は素晴らしい物で、その魔力をすぐに自分の物にしてしまわれました」

妖精たちがそんな恐ろしい事を企てていたのを知り、男の背筋が冷える。

「だから誰が最初にあなたに魔力を与えるかで、ちょっとケンカしたりもしたんです」

「豊穣の果実を上手に作れた順番にって決めて、一生懸命練習もしましたわ」

なるほど、一番最初にイチゴをもってきたアリスは上機嫌で、最後のリサが不機嫌だったのはこれが理由かと男は納得した。

「でもアタシが発現したのが蜂蜜しだったせいで、ヘンな事になっちゃったけどね」

だが作戦が思い通りにならなかったフェアリー達の話す様子に、それを残念がる様子は無い。
今の彼女たちは、己より優れた雄に征服される魔物の本能的欲求に囚われ始めている。

「あなたの物になりたい。あなたと一緒にいたい。あなたと旅をしたい」
「これは紛れもなく、私たちの紛れもない本心です」

魔物の本能を口にする、アリスの張りつめた声音。

「…ですが、わたくし達にはこの森で生まれた管理者としての責務もあります」
「貴方にわたくしたちと一緒にいて欲しい。貴方に行かないで欲しい。貴方と共にこの森で過ごしたい」

精霊たる力を持つが故の、守護者としての責務を言葉にするモモカ。
彼女たちの心の天秤は、全く同じ重さの2つで揺れ動いていた。

「……あんたがもっと早くここを出て行っていれば、こんな事しなくて済んだのに」
「あんたがさっさとアタシ達のモノになっていれば、こんな事で苦しまなかったのに」

リサが口を開く、平静を装うにも、声音に隠し切れない苦しみがにじみ出ている。

「情けないけど、アタシたちじゃ決められないの…だから、あんたに全部委ねるわ」

熱が籠っているのに、媚びた声を聞かせたくないと震えるリサの声。

「あんたは連れていきたい子を抱きなさい。全員でも誰か一人でも」
「アタシ達はそれに応えるわ、連れて行ってと懇願するように、行かせるもんかって阻むように」
「どういう順番で抱くか、慎重に考えなさい」

言外に告げられた、誰を選ぶのかと言う問いかけ。
選択に悔いが残らぬように熟考せよと告げるリサ。
恐らくは彼女たちは既に話し合って決めていたのだろう。
一番に選ばれた者が男がに付いていき、それ以外の2人は森の留まると。


だから男は3人を『同時に最初に』抱くことにした。

男は立ち上がると衣服を全て脱ぎ捨てた。
魔術師の一番の資本である鍛え上げられた肉体に、3人の幼い妖精はごくりと唾を飲んだ。
男が魔力を昂らせ、完成させたばかりの魔術を発動させる。
すると男の身体が砂嵐に呑まれたように朧げになる。
3人は目を見開くが、更に驚くべき事が起きる。
男の輪郭が明確になった…と思うと、3人に増えているのだ。

「え、ええっ!?」
「幻術?それとも実体のある残像ですの!?」

アリスとモモカが種を見破ろうとする。
その中で、リサがおかしな点に気付いた。

「…どうなってるの、魔力が三分の一になってるならともかく…分身前と同じ魔力を持ったこいつが3人いるわ!?」

これは男の編み出した魔術…『位相転移』である。

男の存在を、空間中にずらして表示する魔術である。
もちろんズラされる前の元の男も、新しく転移した男もどちらも本物である。
男はこの魔術を、魔力酔い中の視界が揺らぐ『物を掴み損ねたと思ったら掴めていた』感覚から思いつき、構築させたのである。


男は、天才であった。


3人の男がそれぞれ歩み寄る。
一人はアリスに、もう一人はモモカに、最後の一人はリサへと。

「「「あ…」」」

男たちはそれぞれの妖精の前で傅いた。片膝を付き、頭を垂れて、手を差し出す。
その掌から伝わる、出会えた事への感謝と…お前が欲しいという欲求。

誰か一人が選ばれる事を覚悟していた妖精たちは、その欲求に対して…

「まさか、こんな事になるとは…」

「ですが、嬉しい誤算ですわね」

「全員を選ぶとか、とんでもない欲張りね…このロリコン♪」

困惑しながらも、嬉しそうにその手を取るのであった…

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

「はあ…ぅむ、ちゅっちゅっ♡」

「じゅっ♡ちゅる、ちゅっ♡」

「ちゅうっ…っはぁ♡ちょっと、ねちっこすぎ…んむ♡」

それぞれが番いとなって、愛を確認しあうキスに没頭する。
胡坐をかいて座り込む男に向き合って、口での行為に溺れる無垢なはずのフェアリー達。

「ちゅちゅっ、ちゅるるっ♡…勘違いしないで下さいねっ、ん…ちゅっ♡」

「全員を選ぶというのであれば…んちゅっ♡はーっ、好きっ…こほん、選定方法を変えるだけです…ちゅちゅちゅっ♡」

「アタシ達はあんたの魔力カラッポにして…んうーむっ♡ぢゅるるっ♡…そこに魔力を流し込む…んうー♡ちゅうー♡」

彼女たちの目論見は一旦男の魔力を全て吐き出させ、そこに魔力を注入して魔力酔いの状態にする。
そこに妖精の能力の暗示を掛けて、男を『還らぬ人』にする算段なのだろう。
しかし…

「んふぅ♡ちゅっ、ぢゅるるるるるじゅるぅ♡…ぷはっ、ん、んーっ♡ちゅうぅ♡」

頭を撫でられながらの接吻で顔が蕩けているアリス。

「ちゅ、んはぁ♡れおれろれおろっ、ちゅるぅ、ちゅぅー♡」

3人の中で一番大きな臀部を揉みしだかれながらの口吸いでメロメロのモモカ。

「ちゅっ、んっ♡ぢゅるぅ♡んふんっ♡待って、ストッ…んふぅ♡ぢゅるるるっ♡」

弄られた乳首で感じすぎてしまい、キスもままならないリサと、俄然劣勢である。

男は『位相転移』の魔術のレベルを下げて、3人がいる状態にまで下げている。
その為、3人は別々の行動を取れているのだ。

「…んっ♡」

既に3人とも、その幼い秘裂より愛液をしとどに溢れさせている。
そこに何がが、むにゅりと触れる。
視線を落とすと、己の股間に擦り付けられる、雄々しくそそり立つ男のペニス。
今までは男の忍耐によって、生殖形態へと変貌する事のなかったそれの真の姿である。

(こ、こんなに逞しいなんて…♡)
「ん゛おっ♡!」

(な、何て素晴らしいんですの♡)
「ほぉ゛っ♡!?」

(エッグい形…こんなの挿れられたら…♡)
「お゛ほっ!♡」

自分の女性器を愛する男の逸物で擦られた事を認識して、軽イキしてしまう妖精たち。
膣がきゅっ♡と収縮したことにより、愛液が小水の様にぴゅるっ♡とひり出された。
男はそんな彼女たちを見て、その幼肉を更に淫らな物にするべく愛撫を次の段階へと進めるのだった。

相手が普通の魔物娘であるなら、既に挿入しても何の問題もない感じっぷりである。
しかし幼いフェアリーたちの性器は、激しく感じれど未だ固く閉ざされたままであった。
番いの妖精を地面に寝かせて、その秘裂へと手を添える男。

「んっ…♡」「あん♡」「ふぅ…♡」

淫蜜滴る割れ目の上端、そこに位置する肉突起を指の腹で、優しく優しく撫でていく。

「んっ…♡この程度なら、耐えられますっ」

「呼吸を整えましたら、今度はこちらが攻める番ですわ♡」

アリスとモモカはクリトリスではあまり感じないようで、やや強気な目線を男へと向ける。

しかしその中で…

「あんっ、あん♡こりこりっ、すごっ、おっ、おお゛ぉ゛ぉっ♡イクっ♡イック♡」

リサは陰核が性感帯なのか、激しい喘ぎ声を上げている。

「リサさん、耐えてくださいっ」

「そんなに感じてしまっては、この方に勝てませんわよ」

無様を晒すリサに対して、檄を飛ばすアリスとモモカ。

そこでリサの番いである男が、魔術を発動させる。

「…かふっ♡!?」

「くひゅっ♡!?」

アリスとモモカの口から、衝撃を受けた事による甘い呼気が漏れる。
依然として男たちは、フェアリー達の陰核を優しく優しく撫でているだけである。
だが…

「なんっ、にゃんでっ♡こんなっ、こんなにぃ♡んう゛っっっ♡イッグぅー♡」

「ダメ、ダメッ♡らめぇ♡どうしっ、ですのっ♡すごっ、いっくぅ♡んおお゛お゛ぉぉっほおぉ♡」

「あぁんっ♡オマメこりっ、こりっ♡もっと、もっとっ、もっとぉ♡んっくううぅぅーっ♡」

陰核が性感帯であったリサはともかく、アリスとモモカも同じように激しく悶え始めた。

男の魔術、『位相転移』の応用である。
リサの番いである男が『相手が陰核への愛撫で感じている』という現象を他の自分へと転移させたのだ。
そのせいで、陰核が弱点ではない二人まで、こうして感じ入ってしまっているのだ。

「イグっ♡イグっ♡イッグ♡イッグっ♡イギましゅ♡んおおお゛ぉぉぉ〜〜〜〜〜〜っ♡!」

「ひんっ、っくうううぅぅんっ♡あ、あっ、あ♡イクっ、わたくしっ♡イックうううぅぅ〜〜♡!」

「はあっ、はあっ♡あ゛っあっ♡あ゛〜っ♡あ゛〜〜っ♡やらぁ♡イクのもうや゛らぁ〜〜〜っ♡!」

男の愛撫によって絶頂の頂点から降りられず、ただただイキ続けるアリスとモモカとリサ。
これほどの絶頂を覚えさせられてしまっては、『位相転移』の魔術を解いてもアリスとモモカのクリトリスは弱点のままだろう。
限界を迎えたのか、3人はほぼ同時に気絶してしまう。
過度の連続絶頂によって収縮しっぱなしであった膣肉が弛緩し、白濁した本気汁がごぽぉ…♡と解れたマンコから溢れ出る。
男は中指一本が難なく入る程度には解れた幼裂に、彼女たちへの断りなく指を滑りこせた。

意識を失ったフェアリー達の幼い性器を中指でにゅぽにゅぽとこね回し、性感帯を探っているとモモカの腰がガクンッ♡と跳ねる。
膣前壁のおへその下側、いわゆる『Gスポット』と呼ばれる部位を撫でまわした時に顕著な反応を見せるモモカの幼膣。
モモカの番いである男は『相手のGスポットが性感帯である』という現象を、『位相転移』で他の2人にも転移させる。
するとたちまちの内にアリスとリサの腰もビクンビクンッ♡と跳ね始めた。
Gスポットを刺激しながら口からだらしなく垂れ出た舌を啜ってやれば、無意識の内に絡めて合わせる3人の妖精たち。

「へーっ、へーっ♡…んおっ♡ちゅちゅ…♡」

「んあっ…♡はっ…はっ♡ちゅるう♡」

「ちゅ、ちゅるる♡…ほお゛っ♡へっへっへっへっ♡」

十分程度で全員がGスポットを弱点に開発されてしまうと、男は中指を更に奥へと進ませる。

膣道が解れ、腹筋が弛緩した事により降りてきた子宮、その入り口に中指の先端が届く。
『ポルチオ』と呼ばれる性感帯を指の腹で優しく撫でまわしていると、ビクビク震えていたアリスの腰がガックン♡と跳ね上がった。
持ち上がった腰からぶしゅ、ぶしゅ♡とイキ潮が吹いているのを見れば、誰でもそこがアリスの弱点なのだと確信するだろう。
今度はアリスの番いの男が『位相転移』で『相手がポルチオを刺激されて絶頂している』現象をモモカとリサにも転移させる。
程なくして、モモカとリサの腰も跳ね、膣から潮が噴射される。

「お゛っ♡お゛っ♡ほお゛っ♡お゛お゛ぉ゛〜〜っ♡」

「あっ♡んふっ♡んっ♡あっ♡んはっ♡ふっ♡ひっ♡ほお゛っ〜〜っ♡」

「おっおっお♡おっ♡ほおっ♡んお゛〜〜っ♡」

意識を手放した後でさえ、絶頂させられ続ける幼い肉体。
誰かが一人でも弱点を持っていると全員がそこを性感帯にされてしまう圧倒的不利な状況で、意識を失ってしまったフェアリー達。
妖精たちはその膣に中指を挿れられてから、僅か三十分の間に、その秘所を搾精絶品妖精マンコに作り替えられてしまったのであった。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

あまりの即イキっぷりが楽しくなってきた男だが、一旦手を止めて彼女たちが起きるのを待つ事にした。
それはこのフェアリー達がまだ男に隷従していないからである。

人間に服従したいと思っている魔物娘の即堕ちっぷりは半端なものではない。

――初対面で自慰を見せつけ誘惑し、ズボン越しの勃起マラを顔に擦りつけられただけで絶頂、隷従したアルラウネ。

――出会ったその日に夜這いをかけて番いの男の知らぬ間に受精し、その後で母乳を吹き散らしながら求愛隷属アクメを迎えたドライアド。

こういった症例も珍しくないくらい、隷従化を望む魔物たちはあっけなく陥落する。

しかしその為には『魔物の本能が心の底から隷従を望んでいる』という絶対条件が存在する。
森の管理者としての立場を捨て切れないフェアリー達は、まだ完全に男に陥落しきっていない。
それに気絶していてはどれほどの即イキマンコといえど、いくら絶頂させても効果は無いのだ。

「ん…」

男がそれぞれのフェアリーを抱きかかえていると、しばらくして彼女たちの意識が戻る。

「あ…♡」「はぅ♡」「んっ♡」

間近にある愛おしい男の顔に、甘い声を漏らす3人だったが…

「…えっ!?」

それはすぐに己の身体の異変への困惑に変わる。

(な、何ですかコレ…私のお腹の中、赤ちゃんの部屋…トロトロじゃないですか♡)

アリスは言葉を発していないが、思考…心の声が男へと直接流れ込んでいく。

(お顔が近くにあって、抱かれているだけで…こんなに感じてしまうなんて♡)

モモカ達の本心が強く屈服を受け入れ始めた事により、魔力経路(マギア・パス)が繋がり始めたのだ。

(こいつにオマンコ媚びて嬉しく思ったりしたらっ、負けちゃうのに♡)

リサの心の声も甘く蕩け、3人が陥落間近なのが手に取るように分かる。

「…っ、私たちが気を失っている間に自分が優位に立つなんて、ずいぶんと卑怯な人だったんですね♡」

「全くですわ、これではあなた様への想いも醒めてしまうかもしれませんわね♡」

「子供オマンコ弄ってこんなに興奮するなんて、あんたがロリコンすぎたのが作戦失敗の原因じゃない♡」

魔力経路が繋がっている事に気付かず、口先では男を非難するフェアリー達。
もっとも男の腕の中で顔を見上げる瞳は多幸感で潤み、媚び媚びなのは心の声を聞くまででもなかったが。

「それを言うなら、こうなってしまったのはリサさんのせいではなくて?」

「うぇ、アタシ?」

しかし、そこでいきなりモモカが矛先をリサに向ける。困惑するリサ。

「クリトリスを愛撫された時、私とモモカさんは最初はそれほど感じていませんでした」
「しかし、リサさんのお相手をされている魔術師さんが何か魔術を発動させたと思ったら、私たちまで悶えだしていました」

「おそらくは魔術師さんが増えたように、リサさんの快感を増やしてわたくし達にも共有したのでしょう」
「つまり、ここまで追い込まれているのはリサさんが原因と言っても間違いではありませんわ」

意識を失う前の状況を整理するアリスとモモカ。
本来なら大魔術である『位相転移』を、妖精の持つ魔力感覚が初見で見破ったのだ。

「それにしてもリサさん…魔術師さんの事、大好き過ぎないですか?」

「あんなに感じてしまっていては、誤魔化せませんわよ?」

「あ…う…」

2人に指摘されて、陰核愛撫で喘いでいた妖精は頬を真っ赤にして恥入った。

いくら性感帯とはいえ、未開発のそこを触られてすぐに快楽を得るというのは本来ありえない。
それが妖精…魔物娘に起こりうるには既に陥落していてもおかしくないくらい、相手に対して恋慕の情を募らせている場合のみだ。

「私たちの作戦が誰かさんのせいで崩れてしまいましたね」

「全く、リサさんがここまで情熱的でしたなんて…」

モモカとアリスは口では自分たちが劣勢に立たされたことを詰ってはいたが…

(でもその気持ちよさを私達にも味合わせてくれた魔術師さんには感謝です♡大好きですっ♡)

(わたくしにも同じくらい感じる性感帯があるはずですわ♡早く見つけて苛め抜いて頂きませんと♡)

心中では全く怒ってはいなかった。

男は2人を宥めながら、己の抱く妖精の蜜を垂れ流す割れ目に指を滑り込ませる。

Gスポットを優しく引っ掻きながら、そこがモモカの弱点である事を告げ…

「ひうぅ♡」「あぁんっ♡」「きゃっ♡」

指を更に奥へと進め、ポルチオを小突いてアリスの即イキスイッチを3人に教えた。

「オ゛ッ!?ほお゛ォ♡!」「んぉ、おォっ♡!」「ぐゅ、くひっ♡!」

責めを中断されて整い始めていたフェアリー達の呼吸が、それだけですぐさま乱される。

「ふっ、ふっっ♡既ににここまでしていたなんて…お、思っていた以上に卑劣な方ですね♡」
(すごっ♡すご、ぃ♡もっと、もっと触ってください♡)

「これは…少しばかり、お灸を据えませんと♡」
(あんっ♡ありましたわ♡わたくしにも弱点♡いっぱい苛めてくださいませ♡)

「ふーっ…♡アタシたちが簡単に堕ちると思ったら、大間違いなんだから♡」
(んふうぅ♡アリスとモモカの性感帯もすごい♡気持ちいいの♡)

声は媚びるような甘さを隠し切れておらず、心の声は更に蕩けつつあるフェアリー達。
しかし何とかこの状況を挽回しようと、ここで攻勢…に表面上は見える行動に出た。

男の手による連続絶頂でフェアリー達の垂れ流した愛液、吹き散らした潮は人間であったら大人でも脱水症状必至の量だ。
そうなってはいないのは彼女たちが妖精であり、水分ではなく魔力を放出しているから命に支障が出ていないのである。
だからと言って問題が無い訳ではなく、魔力の枯渇による飢餓感と焦燥感が3人を苛み始めていた。
本来であれば妖精は大地から、大気から、自然の恵みから、魔力を汲み上げるのが普通だ。

しかし今の彼女たちには、もっと魅力的な供給源が存在している。
男の獣欲を一身に装填し、ガチガチに固く雄々しくそそり立つペニス。
3人の魔力を取り込み混ぜ合わせ、上質の魔力タンクと化した玉袋。
未だ絶頂に至ってない砲身はこんこんと先走りを滴らせ、それですらアリス達の口端からヨダレが出そうなほどの魔力ソースとなっている。
もちろんそれを取り込めば、逆に彼女たちが男の魔力に染め上げらてしまうだろう。
しかし男に媚びたがっている魔物の本能は、その当然の事実に思い至らない。

「こんなにガチガチにして、ヘンタイさんですね…♡」
(んんっ♡イク、おツユの臭いでイックぅ♡)

「たっぷりと搾り取って差し上げますわ♡覚悟はよろしくて?」
(はうぅ♡媚びるっ、おちんぽ逞しくて、見ているだけでイクっ♡)

「すぐにアタシ達のトリコにしてあげるわ♡抵抗なんてするだけムダよ♡」
(しゃぶる、しゃぶって射精♡いっぱい気持ちよくしてやるんだから♡)

傍から見れば妖精の魔力を搾り取る搾精拷問。その実は大好きな殿方への屈服宣言同然の口淫奉仕。
男の逸物を絞りつくさんと、3人のフェアリーは小さな口を大きく開いて口内へと招き入れるのだった。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

魔力の泉のほとり、柔らかな草の上で男は寝転がり、奉仕を受け入れる体勢になった。
可愛らしいお尻と蜜を蓄えたスジマンコを男に突き出し、見せつけながら、思い思いの奉仕に耽る淫らなフェアリー達。

アリスは一度竿に垂れた雄蜜を舐め取ってからは、ぷにぷにの唇をカリ首に縫い付けられたかの様に纏わりつかせ、裏筋と鈴口を舌で責める。

「んふう♡ちゅるぅじゅるるりゅりゅ♡べろっべろべろれろっ♡」

男を跨いでさらけ出された股座、その割れ目からいちごの様な甘酸っぱい香りの愛液が小水の様に流れ出る。

(んんーぅ♡おいし、カウパー♡チンポ♡美味しっ♡もっと舐めます♡舐めさせてください♡)
「ちゅぽっ♡ちゅこっちゅこっ♡じゅぶぶりゅ♡えろれろれおれおれおれろっ♡」


モモカはその柔らかな頬を窄ませ、端麗な顔立ちが崩れるのをものともせず吸いつき、己の口内を最大限に使い、小さな頭を丹念に丹念に往復させる。

「ぐぼっんもっじゅぽっじゅろっ♡ぶぷ、ぐぷぷっ…ぷはっ♡」

口淫ストロークの激しさから震える腰は、濃縮した桃の蜜のような甘い匂いのジュースを周期的にポタポタと男の胸板に垂らす。

(これっ♡駄目っ、ダメですわ♡こんなに素晴らしいなんて♡はしたなくがっついて♡わたくし、おばかになってしまいます♡)
「はーっ…すうぅぅー♡…ぁも、がぽっ♡ぐぽっじゅぽっぎゅぽっ♡」


リサは亀頭が咽喉に侵入するのを顧みず、えずくのを堪えながら男根全てを加え込み、一心不乱に舌を絡ませる。

「ふぐ、んうぐぅ♡…じゅぞぞぞぞっぞぞっぞじゅるるっ♡」

弱点のクリを己の指で優しく撫でさすり、ふりふりふりと小刻みに揺れるヒップからは、濃密なシロップがその粘度で紐の様に垂れ揺れて男を愉しませる。

(すき、スキ、好きっ♡しゃぶる、コレ♡ずっとずーっとしゃぶっていたい♡イク、しゃぶってるだけでイクっ♡ヤバッ♡イック♡)
「んっ、んぐ…じゅるっ♡じゅりゅるりゅじゅずじゅじゅちゅるるゆゆ〜〜〜っ♡」


隷従を望む魔物の本能が、無垢で穢れ無きフェアリー達に潜んでいた淫性を覚醒させ、その性戯を驚くべき速度で熟達させてゆく。

(はやく、はやくっ♡私の、アリスのお口にいっぱい出してください♡)
「ちゅううぅぅじゅるるるるうぅっ♡べろろっ、ちゅぽちゅぽちゅぽちゅぽちゅぽ♡えれれれれれっ…♡」

(良いですわ、わたくしのお口♡モモカの口マンコ♡たっぷりマーキングしてくださいませ♡)
「ぐむぶっ、むごぷっ♡がぽっぐぽっぐもっぐぽっぐぽっぐむっ♡…じゅるるぅ〜〜っ♡」

(アタシがしゃぶってるだけでイキそうなんから♡あんたもさっさとイケ♡イケっ♡さっさと出せ♡)
「じゅずっ、じゅるる♡じゅるりゅりゅりゅ〜〜〜っ♡じゅぞぞぞっ、…んぐ、じゅぞぞぞぞっじゅじゅ〜っ♡」

フェアリー達からすれば絶対なる性的強者である男から魔力を略取する為、好きな殿方に喜んでもらう為の熱烈な愛撫。
奉仕に夢中な彼女たちは、意外にも男の限界がすぐである事に気付いていなかった。

本来なら各々の奉仕はそれぞれの番いの男だけが味わう甘美。
『位相転移』の魔術を解けば男は一人に戻り、記憶は統合される…しかしそれを男は良しとしなかった。
3人を『同時に最初に』抱くと選択したのだから、彼女たちの初めては全て同時に記憶に留める義務があると男は考えていた。
ならばこの初めての発情フェアリー達の求愛搾精フェラチオも同様であると考えた男は『位相転移』のレベルを最大限に上げた。
すなわち、転移体同士の感覚の共有。
今の男のペニスにはアリスのカリ首責めと、モモカのバキュームフェラと、リサの竿しゃぶりの快楽が一斉に攻め立てている状態である。
妖精たちのロリマンコを開発していた時から、その前の淫らな口付けを交わす時から臨戦態勢の雄の快楽器官。
それがこれほどの極上の責め苦を味わえば、一瞬で決壊するのは当然であった。

――どぶっ♡どびゅぶびゅるっ、ぼびゅるるっ♡

「!?」

男達の全く同時の射精。それがフェアリー達の口内へと流し込まれていく。

――ぶびゅうぅ♡どっぷびぷっ♡びゅびゅるびゅ〜っ♡

カリ首に変わらず吸い付いたまま、鈴口を舌で執拗に責め立てるアリス。

「ふむう!?むー♡んむー♡ちゅっちゅちゅるっ♡」
(あはあ♡来たっ♡せーし、いっぱい出ましたっ♡)


バキュームの吸引を強めて、ゆっくりとしたストロークで吸い付くさんとするモモカ。

「ぉごっ!?んぐ♡じゅ〜っぽ♡じゅる〜っ♡」
(んんっ♡すごい勢いですわ♡わたくしの、このせーえき♡全部モモカのせーえき♡)


喉奥で射精された雄汁をわざわざ味わう為、反射的に喉を絞めて口内へ戻し、勇竿への奉仕を続けながら味わうリサ。

「ふんぐっ!?ぉえっ♡じゅるっ、じゅりゅりゅじゅ〜っ♡」
(何よこのロリコンザーメン♡クサくてマッズ♡イック♡ちんしゃぶザーメンでイクっ♡)

不意打ちの様な男の絶頂、それによって賜わされた膨大な魔力のザーメン。
絶頂へ導いた事への達成感と己の口内を満たす不浄の甘露に、小さな割れ目から嬉し涙の潮を吹いて喜ぶスケベフェアリー達。

「ちゅっ♡じゅるるっ、ちゅぽっちゅぽっちゅっちゅっ♡」
(おちんぽさん♡ありがとうございます♡アリスのお口、とっても幸せです)

「じゅ〜ぽっ♡じゅりゅ〜ぽっ♡じゅぅ〜…っぽ♡じゅろろ〜…♡」
(おちんぽ様♡モモカの口でのお射精、身に余る光栄ですわ♡)

「じゅるっ♡じゅぞぞっ♡じゅちゅぅっぞぞぞっぞぞぞ…♡」
(このロリコンチンポ♡まだまだしゃぶってやるんだから♡覚悟しなさいよね)

あまりに濃密な魔力によって半固形と化した男のザーメン。
それを嚥下する事無く小さな口の中に溜めて、射精への感謝と労いのお掃除フェラをするフェアリー達。

(せーし飲むのもったいないです♡このままおちんぽさんしゃぶっちゃいます♡)

(このままおしゃぶり続けて♡おちんぽ様にせーえきの味と臭いを染み込ませて差し上げますわ♡)

(いつでもザーメンの味がするおしゃぶりチンポにしてやる♡くっさいチンポ♡しゃぶりまくってやる♡)

無垢な存在であるはずの妖精とは思えない破廉恥な思考。
彼女たちの陥落が目前である事を感じ取り、男は興奮で更に魔力を精巣へと充填していくのであった。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

「んっ♡ちゅっ、んっ♡」

「ちゅるっ♡じゅう〜♡」

「じゅるっ♡じゅるる♡」

それからもしばらくは熱心な奉仕が続いた。
口の中に蓄えられた精液は、分泌される唾液によって薄まりつつあったがまだまだ濃厚な青臭さを保っている。
男の眼前へと突き出された幼スジからは、過剰な興奮によって愛液が止まらぬ有様。
男の方も、最初の射精から間を置かずにフェラチオの刺激を与えられ、そのペニスは再び射精直前まで上りつめていた。
ビクビクと震えて快楽を待ちわびる竿の反応を確かめて、

「ん…っふ♡ちゅっ…っぽ♡」

フェアリー達は、名残惜しそうにしながらも唇をようやく離す。

「ん…♡ぐっ…ごくっ♡ご…っくん♡」

唾液と混ざり合って頬を膨らますほどに嵩増ししたザーメンを、味わう様にゆっくりと飲み干し、

「はっ…あっ♡ん、ィく、イッ…ク♡」

精飲の歓びに、下腹部を細かく収縮させ、本気汁を垂らして絶頂した。

「ふふっ♡一回の射精でこんなに沢山出してしまっては、すぐに魔力切れになってしまいますよ?」

自分たちがより多く達しているのを棚に上げて、こちらに微笑みを向けるアリス達。
男は彼女達を見て驚いた。

その瞳に隷従の証…ハートの紋章が、未だに浮かんでいないのである。

男との交流を経て彼女たちは、一般的な妖精に比べて魔術の練習を行い自身を鍛錬し始めるのが早かった。
元から並外れた魔力を備えていた事もあり、発生して20年足らずの齢で『妖精』でありながらその霊格が『大精霊』の域に達しようとしていたのだった。

それだけの霊格を備えていれば、並大抵の精神干渉の魔術は無効化する程の耐性を持つ。
唯一、隷従はその耐性を押し退ける強制力を持つのだが…

「『還らぬ人』になっていただけるのなら、わたくし達にとっては好都合ですから構いませんけど♡」

森の管理者としての存在意義が、男に心酔するモモカたちを寸での所で押し留めているのだった。

「あんたにイカされまくったけど、アタシ達もまだ隷従はしてない。勝負はまだまだこれからよ!」

未だ戦意を漲らせているかのような口上を述べるリサ達、しかし…

3人はコロンと、懐いた犬が降参をするようかのに仰向けになる。
そのまま己の小さな手で、濡れそぼった秘裂を割り開いておねだりのサイン。

「ふふ、次は『こっち』でたっぷりと搾り取ってあげます♡」
(魔術師さんのおちんぽ♡これ以上しゃぶってたら本当に陥落しちゃいます♡)

「妖精の魔力を湛えた『ここ』♡魔術師であるあなた様に、抗う事ができまして?」
(早くわたくし達のオマンコで、メロメロにしなくてはこちらが危ないですわ♡)

「あんたがロリコンなのはとっくにバレてるんだから♡さっさとチンポ挿れなさいよ♡」
(さっさとチンポ挿れなさいよ♡搾りまくって、アタシ達に叶わないってワカらせてやるんだから♡)

聞こえてくる心の声を聞けばわかる通り、フェアリー達は陥落寸前。
男に屈服したいのは見え見えなのに、それを意地で何とか誤魔化し隷従を防いでいる状態です。

男は寝転がる彼女たちの幼い身体、指が容易に回るその細い足首を握り、己の豪槍を濡れそぼる幼裂に押し当てます。

「やだ、押さえつけられちゃいました♡これじゃ変態魔術師さんから逃げられないじゃないですか♡」
全く力の籠っていない抵抗と、白々しい恨み言をこぼすアリス。

「ごくっ♡…わたくし達の目論見通り、あなた様も限界だったようですね♡」
口の端からヨダレが零れるのも気付かず、未だに優雅な態度を崩していないつもりのモモカ。

「ふん、こんなにガチガチにして、このロリコン♡ヘンタイ♡異常性癖♡」
詰りながらも男がどれだけ興奮しているのかを目の当たりにして声に嬉しさが滲むリサ。

男は腰を力を入れ、解れきった淫裂へとペニスを押し入れる。

――ずぷぅ♡

「おっ♡」「くひゅ♡」「くうぅ♡」

幼すぎるはずの膣道は、丹念な愛撫と度重なる絶頂で開発され、男の陰茎を難なく咥えこんだ。

――どちゅっ♡

「お、おっ?ほぉ♡ふうっ、ふーっ♡」

男の昂ぶりをずっぷりと根本まで受け入れただけで、三者三様に吸い付き、締め付け、絡みつく、本能と性欲に支配されて媚びるロリマンコ。
あまりの快楽に、3人はおとがいを見せつけるように仰け反り舌を出して感じ入る。
男も極上の性感に歯を食いしばりながら、抽挿を開始した。

――ずるぅ〜…ごちゅ♡ずりゅ〜ぅ…ごちゅんっ♡

速度ではなく、力強さを重視したピストン。
ペニスが抜かれる時には行かないで♡と媚びて縋り付くようにマン肉を収縮させて、
再び奥まで付き入れられたら、甘美な性感と感謝を以て肉襞を蠢かせ歓迎する。
そうする事を躾けるかの様な抽挿だ。

「おん、おんっ♡お゛んっ♡ちんぽ、ちんぽっ♡こんな、すごっ、しゅごいのぉ♡」

「ちんぽだめっ♡ダメですわ、抜く時『ぞりぞり』って♡おまんこダメにされてますの♡」

「ほお゛おっ!?こ…このロリコンチンポ♡アタシの事、欲しがりすぎ…んおっ♡」

大きすぎる快感に翻弄される、アリス達。
待ち望んだ男のペニスを扱き上げる喜びで、その瞳には隷従の証であるハートの形に変わりつつあった。

――じゅぽっ、ずぷっ、じゅぽっ、じゅぷぷ…

僅かな間にちんぽへの媚び方を躾けられ、湿度の高い淫靡な音を奏でるようになったフェアリーの秘所。
男は陥落せよとばかりに、一際大きく腰を引くと最奥までペニスをねじ込んだ。

それと同時に、更に彼女達を完全に堕とす為の『位相転移』の魔術を発動させました。

じゅぽぉ…どちゅん!!♡

「ほぎゅ!?♡」「おほぉ!?♡」「お゛お゛ぉ!?♡」

不意に跳ね上がった快感に素っ頓狂な声を上げる妖精たち、そして…

――ぼびゅうぅ♡びゅるるりゅりゅるうぅ〜〜〜っ♡

「「「!?おほっ♡ほお゛お゛お゛おおぉぉ〜〜〜〜っ♡!!!」

挿入した時からずっとガマンしていた、欲望の熱塊を思いきり小さな胎の奥へとぶち撒ける男。
その勢いに妖精達の精神と魂は、今までの快楽すら比べ物にならない程の極楽の大津波に飲まれてしまうしかなかった。
抗う事など不可能…いえ、そんな畏れ多い事など考えにも及ばない衝撃。
3人の瞳がハートへと形を変え、隷従した証がはっきりと男には見て取れた。

男と3匹のフェアリー達の(結果の分かり切った)勝負、

その後には、知的な雰囲気を持ち合わせる少女も…
「くひっ♡ちんぽ、おちんぽさん♡好き♡大好き♡」

高貴さを纏った優雅な乙女も…
「ほぉ〜…すごっ♡わたくしのおまんこへの力強いお射精♡感謝致しますわ♡」

素直になれず生意気な態度を取ってしまうおませな子供も…
「んふぅ〜♡ハメハメ♡チンハメ♡もっと、もっとぉ♡」

もはやどこにも存在せず、屈服に酔いしれる3匹のメスがいるばかりであった。


しかし、勝敗は決しましたが、男はまだ行為を辞めるつもりは無かった。
それどころか、更に彼女たちを隷属させる為の『本番』を、これから始めるつもりであった。

――…ぼびゅっ♡

「…えひっ?」

――びゅぶぶぅ〜♡びゅぼぼぉ♡どぴゅりゅ〜っ♡

「っほおっ!?お?おおっ♡??おおお〜〜〜〜♡???」

彼女達の膣内で未だ硬さを保ったままのペニスが、間を置かず射精をする。
更なる射精、その不意打ちの様な一撃に訳も分らぬまま再び絶頂へと押し上げられる3人のメス妖精。

――どびゅゆぅ♡びゅるるるるぅ〜っ♡びゅくびゅるるりゅっ♡ぶびゅびゅ〜♡

しかもその射精は留まる事が無く、明らかに異常な量が射され続けている。
隷従したモンスターにとって、主人のザーメンはとっておきのご馳走だ。
それをこうも大量に与えられてしまっては、ただただ絶頂する他無かった。

「んにゃああああ?♡な、なんでずっとっ…ほおおお〜〜♡」

「絶対におかしいですわ!こんな…ふぎゅうううぅ♡」

「もうダメ♡バカになるっ、あたまとおマンコ♡ダメになりゅかりゃらぇ〜♡!」

困惑と驚愕、それよりも遥かに大きな快楽に身を捩る3人は、ようやく視界の端の『彼』に気付いた。

(あ、あれは…ご主人様!?)
アリスは男への呼び名が自分の中で変化している事に気付く余裕すら無く、

(3人だけでは、なかったですの?)
モモカはそれぞれの番いの傍に、更に男が立っている事に動転し、

(…あ、そうか、そんな…何て事思いつくのよ、コイツ♡)
リサは『射精寸前』の様にビクビクと震えるチンポを見て、男が何をしてるのかすぐに見抜いた。


彼らはもちろん、男の『位相転移』の魔術で新たに位相をズラされた分身である。
その分身が作られたのは、幼くも男を悦ばせる為に開発された淫膣へと射精する直前。
つまり、転移体は『未だ射精に至っていない』状態なのあった。

射精をする直前に己の転移体を作り、妖精へと思いきり射精をする男。
そして射精が終わるやいなや、射精寸前の転移体の肉体状態を男へと転移し直す。
こうする事で、屈服したてのフェアリー達を精液漬けにするつもりなのだ。

――びゅるぅ♡びゅくびゅくっ♡

「んおおおおっ♡イってりゅ♡イってりゅの♡」
(おまんこがもう限界なのに♡おちんぽさん、もっと欲しいですっ♡)

――ぶぴぴっ♡ぶびゅびゅびゅゆるぅ〜♡

「ふぎゅうううっ♡モモカのおマンコ、媚びてしまってますのぉ♡」
(わたくしは♡モモカは♡とっくにあなた様のものです♡いっぱい気持ち良くして差し上げますわ♡)

――ぼびゅるるっ♡びゅーー…っ♡

「イグ、イッグ♡せーしびゅるびゅるでじゅっとイっれるの♡えへへ…♡」
(チンポ、チンポ♡チンポッ♡もう耐えるのムリ♡おまんこ、ぐちょぐちょ♡メチャクチャにしてっ♡)

アリスもモモカもリサも、次から次へと注ぎ込まれるマナザーメンに翻弄されるばかり。
心の声も媚び媚びで、快楽に溺れる事と子種を注がれる事が全ての有様だ。

――どちゅっ♡!ぐびゅぷ、どちゅっ♡!びゅるぅ、ぶちゅっ♡!ぼびゅるるぅ…ぐぷんっ♡!

男の精液とフェアリー達の本気汁が攪拌され、泡立って淫猥な音を奏でる結合部。
おまけに腰の抽挿は衰えるどころか、一片の理性すら残さず削ぎ落とさんと激しさを増す一方だ。

彼女達との交流を経て、高次の魔力ソースとなった男の精液。
どぷどぷと子宮へと男の魔力が満たされる傍からメス媚びフェアリー達は魔力を吸収していく。

そして過剰になった魔力が潮となり噴き、小水となって排泄されていく。

「あああああぁ♡ちっこ、とまらないの♡イクっ♡」

排出されるのは、彼女たちの元々の魔力。

「これ以上はぁ♡ホントにダメですのォ…あぁん♡」

肉体を構成する魔力が己のマナではなくなっていく。

「アタシ達、コイツのぉ♡性処理奴隷に、なっちゃうぅ♡」

瞳にハートが何重にも、何十重にも重ね掛けされ、
ただただ男に都合のいい、特濃魔力ザーメン依存のハメ媚び体質に作り替えられていく。

「すき、しゅき♡ご主人様、大好きですっ♡」

「モモカは、もう貴方様無しでは、生きていけません♡」

「ココまでされたら、一生一緒なの確定じゃない…バカ♡」

しかしそれも今の彼女たちにとっては、男の傍を確約された輝かしい栄誉と何ら変わりはなく。
魔力から感じられる男の熱い想いにも酔いしれ、その身をただただ快楽に委ねるのであった。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

男とフェアリー達のまぐわいは、朝日が昇るまで続けられた。
完全に陥落しきったアリス達は、既に男の魔力が全身に漲った身体にされてしまっている。
フェアリー達を我が物にした男はザーメン供給源の『位相転移』を解除し、征服の余韻に酔い痴れながらフェアリー達の秘部を堪能する。
自身は寝そべったまましもべ達に腰の上で思い思いの奉仕を行わせ、ザーメンを注ぎ込んでいく。

子宮の入り口、ポルチオが即イキスイッチのアリス。

「ほお゛お゛ぉぉ〜〜〜っ♡奥っぐりぐり♡しゅごっ、お…お゛おっ♡おほっ♡」

男の肉柱をずっぷりと根本まで咥えこみ、腰を揺すって快楽を貪る。
初めはヘコヘコと、こじんまりとした前後するだけだった腰は、左右の動きを覚え、グラインドへと発展し、
今では巧みな八の字を駆使するご主人様専用ザーメン妖精となった。

――ぶびゅぐぷぅ♡どぽぷぴゅ♡

「ふぎゅっ♡せーし♡また来ました♡イグっ、イギましゅ♡っほお゛ぉ♡!」


膣前壁のへその下部分、Gスポットが一番の弱点のモモカ。

「ふっふっ♡ふん♡ふんっ♡ほっ♡ほっ♡っほおぉ♡チン扱き♡気持ち良すぎますのぉ♡」

偉大な主の立派なカリ首を熱愛するぷに穴は、苛烈なピストンでアクメに耽る。
最初はカクカクとぎこちなく動いていた上下運動は、既に娼婦顔負けの技巧を備え、
後ろ手を付いて身体を仰け反り、ぐりぐりと己の弱点に亀頭を擦る様は、全自動オナホフェアリーと呼んでいいだろう。

――ぼびゅ♡ぶぴぴっ、ぐぽぉ♡

「んほっ♡おせーし♡ご主人様のぷりぷりザーメン♡んくひっ♡嬉しくて、イってしますのっ♡お゛っほ♡」


クリトリスという、分かりやすいウィークポイントを持つリサ。

「あ゛〜っ♡イグ♡クリ゛っ♡グリグリで、イッグ♡んお゛お゛おおぉぉ♡」

腰をみっちりと男に押し付け、クリをつぶして喜悦にむせび泣く。
陰核を時に密着しずりずりと男の陰毛で擦り上げ、時に竿を抜き差しして叩きつけ刺激を加える。
生殖行為に全てをゆだねてしまう彼女は、正に性処理便所奴隷といった有様だ。

――どびゅうぅ♡びゅるるっ♡

「あ゛ぁっ♡!イグぅ♡せーし♡どぷどぷ♡すっき♡大好きぃ♡イっぐうぅ〜ん♡」


――ん゛ぬぽォ…♡

自前の玉袋内の精液を全て絞り出し、ようやく硬さを失って幼膣から抜け落ちる男の陰茎。

「ほぉ゛♡」「あぁん♡」「ふぅ、ん…♡」

その微かな刺激にすら性感を刺激される、幼いフェアリー達。
力が抜けたのか、自分よりも遥かに大きな男の胸板へと崩れ落ちた。

「もうこの身体は…私達の心も魂も、すべてご主人様の物です♡」

男をハートの瞳で見つめて誓いを口にするアリス。

「不束者のわたくし達ですが…どうか、末永くよろしくお願い致します♡」

これからの生活を夢想し、砂糖菓子の様に声音を甘くするモモカ。

「全員連れて行くって言ったのはそっちなんだから、しっかり責任取りなさいよ…あ、あなた♡」

照れ臭そうに、それでも嬉しそうに告げて男に抱き着くリサ。

そして…

「「「…んっ♡」」」」

今更する必要もない…しかし、どれだけしても飽きる事の無い、想いを確かめ合う甘い口付け。

それは、アリスが、モモカが、リサが、そして男が満ち足りるまで、長い長い間、続けられるのだった。



                                          終わり

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