おーぷんモバマス隔離プラットホーム - エネルギー補給の為にセックスする高森艦隊司令
「敵勢力、撤退を開始しました!」

「分かりました。掃討と救護を。旗艦は中央で牽制しつつ、負傷艦の収容を行います」

若き艦隊司令の声が響く。その若さから就任を危惧する声も多かったが、その的確な指示には歴戦のクルーやうるさ型の艦長達も口を噤むことになった。
太陽系外からの侵略から16年、敗戦を重ね続けた人類の生存圏は全盛期の半分にも満たない。
その戦況が一変したのは、この年若い艦隊司令高森藍子の就任と、新型艦〈ダンデライオン〉の配備が行われてからだった。その性能は他の艦の比ではなく、数万に及ぶ敵とすら渡り合うことができる。
ただ、異星人の技術を利用しているとも噂されるブラックボックスは整備班すらもはっきりとは知らされていない。量産の目途が立っていない現状を見ても、その囁きはある程度の真実を含んでいるのかもしれなかった。

「掃討を行っていた艦、帰還しました。艦隊の応急修理、負傷兵の手当ては引き続き行っています。艦隊の損耗2%、いやーあの戦力相手に完全な勝ち戦ですよ!」

「こら、司令様に軽口叩くんじゃないっ、気を抜くのも早いぞ」

若いオペレーターに、初老の艦長が良く通る声で激を飛ばす。

「いえいえ、大丈夫ですよ。皆さんよく戦ってくれました。助けられなかった方もいるのは残念ですが……」
ふわりとした笑みの後に、表情を少し陰らせる。

どんな時も狼狽えず判断を下す頼もしさ、一兵卒にまで向けられる優しさ、年相応な無邪気さ。刺々しかった艦内の雰囲気は一週間も経たずに溶け、艦長以下全員がファンと言ってもいい程この艦隊司令に心酔していた。

「……いや、この艦と司令の力あってこその結果、気になさるどころか胸を張っていいくらいですぞ。あ、これは失礼、高森司令には張る胸は……」

しまった、と言いたげな大げさな表情に、藍子も怒り顔をつくる。

「もうっ、艦長さん、セクハラですよっ。私だって内容によっては怒ります。司令の権限で罰として一週間禁酒を申し渡します」

「そ、そんな、今夜の祝杯は……せめて明日からっ」

「まったく、調子がいいんですから……」

少女司令を中心に起こる和気あいあいとした雰囲気、それはぬっと現れた男によって遮られた。

「司令、失礼ですが、今後の戦略方針についてのご相談を」

本部から藍子と共に派遣された作戦参謀、軍人とは思えないでっぷりとした体形の禿親父だ。艦のブラックボックスに関する徹底的すぎる機密保持、本部の意向を盾にした艦長以下クルー達への高圧的な態度は、多くの反感を買っている。参謀といいつつも戦闘中は押し黙っていて、藍子が相談するのは専ら艦長や旗艦付の参謀だった。その割には今の様に彼女を連れて司令室に行き長々と会議を行っている。権限の無い者には聞かせられないと言われればそれまでだが、艦長すら門前払いの態度では評判が芳しくないのも当然と言えた。

「分かりました。艦長、申し訳ないですが、後をお願いできますか。緊急の際は司令室の回線に繋いでください」

そして、藍子が呼び出しに素直に従うのもいつもの事だった。優しさを隠し、戦場では常に適切な判断を下していく藍子。彼女が必要だと考えているなら、あれこれ言うまい、というのが艦長の出した結論だった。惨憺たる負け戦を渡り続けてきた過去を思えば、現状は文句の付けようもないくらい上手くいっている。個人の感情より、自分のするべきこときちんと行うことの方が優先なのは明白だ。

「分かりました。ご心配なさらずに、司令は司令のやるべきことを。おい、お前ら、司令が見てないからって手を抜くんじゃないぞ!」

敬礼を受けて微笑み、少女は参謀と共にブリッジを後にするのだった。

※ ※ ※


参謀と共に司令室に入り、藍子はロックを掛けた。
司令室は応接間のような部分もあり会議も行えるが、基本的には司令官の私室である。スペースの限られる艦内では、すし詰めを余儀なくされる艦員達。しかし、司令室は比較にならない程広く、ホテルの一室かと思う程調度品も整っていた。

「さて、司令、早速我々の『やるべきこと』をしなくてはいけませんな」
「……っ」

唇を噛んで、強い視線を向けてくる少女の頬は真っ赤に染まっているのが見て取れる。

「……今回は勝ちましたが、〈ダンデライオン〉の備蓄エネルギーは20%を切りました。早く供給を始めねば次の戦闘に間に合いませんぞ」

「う……分かって……います。ですが、ここでするんですか?」

応接室のソファーに腰掛けた男と、その前に立つ少女。立場が逆転したかのように横柄な態度の参謀に、しかし、藍子は従順で使用人のような扱いに怒りだすこともない。

「全く、甘えないで欲しいですな。性行為ではありますが、れっきとした軍務なのですよ。私の言うことは絶対。ほら、早く全部脱いでください」

男による性行為の強要。しかし、半ばレイプのようなこの行為こそが新鋭艦〈ダンデライオン〉のブラックボックスの正体なのだった。選ばれた〈適合者〉の性感によって発生するパルスをエネルギー変換できる装置の開発。ほとんど偶然の産物である技術を兵器とすることによって人類は死の淵を脱しようとしていた。

「……はい。その、あまり見ないでくださいね」

純白の軍服の留め金を上から外していく藍子。気の進まぬ様子ではあるが、手を止めることはなく、上着、その下のブラウス、スカートを脱ぎ椅子に掛けていく。
淡く膨らんだ胸を包む若草色のブラ、小振りではあるが少女らしいお尻と秘所を隠したショーツ。残された黒い二―ソックスは男のいつもの要望である。そして、目に付くのは細いがしっかりとした首輪。詰襟に隠れて普段は見えないが、藍子は片時も外すことなく付けているものだ。この首輪と、リンクした機関部のシステムが戦闘に使うエネルギーの全てを担っている。

「もう何度も見せているのに、まだ恥ずかしいですか? ふふ……純朴なフリをしても、私は貴女の痴態を全て知っているのですよ」

生暖かい男の息が感じられるほどの距離で、囁かれ抱き寄せられる。男が後ろに回した右手でブラジャーのホックを外すのが分かった。左手が背中を撫でながら下履きを下ろしていく。藍子はキスをするように迫る男の顔を避けるように、姿勢を降ろし自分からショーツを抜き素裸になったのだった。

「では、薬を入れますよ」

男が取り出したカプセルを見せると、藍子は全裸のままソファーの背に手をかけ尻を突き出すような姿勢をとった。

「お、お願いしま、んんっ……気持ち悪い……」

つぷり、とカプセルが藍子の尻穴に押し込まれた。もう何度も繰り返した行為ではあるが、中々慣れることは無い。

「服用薬を嫌がるから仕方ないじゃないですか。毎食毎に飲んでいつでもセックスできるようにすれば、もっとスムーズにいくのになあ」

男は冗談交じりに言ってはいるが、この薬の効果は強力である。効き始めれば藍子の意志に関係なく身体が熱くなり、乳首は固くなってしまう。下着が僅かに擦れるだけで、声が漏れてしまう程の快感が少女を震わせるのだ。
藍子が初めて効果を体感したのは、昼食後艦長ら幹部との会議の最中だった。徐々に発情していく身体、話もほとんど上の空で机の下でもぞもぞと股を擦り合わせながら一時間を過ごすことになった。その日は普段ほとんどしたことのない自慰で午後を潰すことになってしまった。
エネルギーの効率化やパルスの調整のための薬で、服用は必須のため、藍子に拒否権はない。懇願の末、吸収の良い肛門からの摂取であれば直前でも良いと妥協してもらったのだ。

「どれ、薬が効くまで少し司令殿の発育を確認しましょうか……」
「ひゃんっ、うう……」

くるっと回すように、ソファーに深く座らされ、柔らかい背もたれに沈み込む藍子。裸身を隠すように縮こまるが、男の手が胸を隠す手を掴まれ、足で股を開くように促されると、それ以上強くは抵抗しなかった。
皿型の形のいい乳房、薄い茂みでほとんど隠れていない秘部が男の目に晒される。全身を撫で回す様な触り方に、身を固くするが男は構わず肩、胸、下腹部、足と白い肌に手を滑らせていく。

「毎日のように愛撫していますが、一向に大きくはなりませんな。しかし、柔らかくて触り心地がいい。張りがありすぎるより、好きですよ」
「んっ……んんっ……余計な…お世話です……」

フニフニと胸を鷲掴みにされ、時折突起を指で弾かれる度に、こそばゆい様な気持ちよさを感じてしまう。太ももをなぞった手が、閉じた割れ目に触れる時、感触に身構えてしまう。
己の欲望を優先しつつも、男の愛撫は的確に藍子の性感帯を責めてきている。快感と呼べる程ではないが、自分の身体を男の意のままにされている感覚に藍子は震える。

「ん……ふう……んん……ああっ、ああっ……」

口を噤み、じっと羞恥に耐えていた藍子だったが、徐々に男のペッティングに反応を返すようになってきていた。身体が火照り、男の手が性感帯を責める度にピクンと小さく跳ねるのが分かる。クッションカバーを掴んだ掌は嫌悪に耐えるためではなく、快感を堪えるために使われている。

「ふふ…回ってきたようですな。ここも……ほら」

固く閉じていたように見えた淫肉の合わせ目に指が押し込まれると、ツプリと抵抗もなく侵入を許してしまう。

「ふああっ」

押し殺していたはずの声を、我慢できない程の快感が藍子を襲う。

「準備も出来たようですし、始めましょうか。『エネルギー補給』を」

男が指を抜くと愛液が糸を引き、綻んだように開いた合わせ目からも蜜が流れ出ていった。

「良いですかな司令?」

ここまでしておきながら、慇懃に尋ねてくる参謀の男。藍子の口から性行為をねだらせるという、辱めを心底楽しんでいるようだった。

「お、お願いします。私と『エネルギー補給』を……ああああああっ」

言葉の終わらぬうちに、男がのしかかり差し込まれた肉棒が藍子の奥まで一気に貫いていった。強引すぎる挿入だが、媚毒が回り切った身体はそれだけで軽い絶頂を迎えてしまう。

「うおっ、相変わらずの締め付けっ、くっ、そんなに、締めたられたら、すぐにっ、出してしまいますぞおっ」
「あああっ、ひゃああんっ、あああああああっ」

繰り返されるピストンに藍子は、答えることも出来ずに嬌声を上げる。抵抗の気持ちなど簡単に吹き飛ばしてしまう快感が脳髄まで突き上げ、白く脳内を焼く。

「艦橋での澄ました顔しか見ていない、あいつらにっ、このメスの顔を見せてっ、やりたいもんだっ」
「いやですっ、ああああっ、こんなの、だめえっ、みせられませんぅっ」

十数度のピストンの後、男がぶるっと震える。さんざん経験した藍子には、それが男の射精の兆しだと知っていた。

「出すぞおおおっ、藍子っ」

もはや、敬語もなく、自分の女であるかのような名前呼び。しかし、軽い絶頂を何度も繰り返し、性感に翻弄され続ける藍子にはそれに気づくこともない。

「……あっ、あああっ」

深い絶頂と共に、どぷり、と濃い精液が子宮まで流れ込んでいくのが分かる。
エネルギーの発生には相手の満足感や性感も影響している。相手を選べない藍子はコンドームもない膣出しを受け入れるしかない。
避妊薬は飲んでいるものの、絶対はない。その藍子の恐怖さえ、男には興奮の材料になっているようだった。

「そろそろ、孕むかもなあ。ぐふ、そしたらボテ腹セックス、そうだ、アナルももうちょっと開発しないとなあ。おい、まだ休むんじゃないぞ。今日も満タンまで『補給』するんだからなっ」
「はい……がんばり……ます」

薬に発情させられた上、絶頂の余韻も冷めぬうちの連続行為。どれだけよがり、痴態を見せてしまうかは理解していても、藍子は逆らわなかった。
今度はソファーに寝た男に跨っていく。騎乗位で自ら腰を動かして衰えぬ男のペニスを刺激していく。

※ ※ ※

「あっ、あっ、あああっ」

数分後には藍子主導だったはずの騎乗位も、いつの間にか男の突き上げに少女がいいように悶えさせられる状態になってしまっていた。突きあげながら男がニタニタと笑う。

「しかし、今回の戦闘、〈ダンデライオン〉があれほど前に出なければ、無駄なエネルギーも無く、もう少し補充も先に出来たはず。淫乱司令で私は嬉しいですよ……ぐふ」
「ああんっ……違っ、そうしなければ、あああっ……被害、ももっと……大きくうううっ」

藍子の出した司令は旗艦を矢面に立たせる作戦で、エネルギーの消費を厭わないものだった。結果として多くの艦船が救われることになったが、自分の窮地も招いたのである。
望まぬセックスが待っていると理解してもなお、藍子はためらいなく作戦を指示してきている。そのため、参謀の男による凌辱は毎日のように行われているのだった。

「セックスも指揮も優秀でっ、素晴らしい限りですなっ」
「あっ…ふやあああっ」
「おおっ、またイキそうですな、私もっ」

涎を垂らしながら叫ぶ藍子の膣内を、熱い精子が染めた。

「あと一回くらい膣出しすれば、補給は終わりそうですな。兵士のため、人類のために励みましょう……高森藍子艦隊司令殿」