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液晶画面のガラス基盤などに電子回路を組み込み、処理を行えるようにした液晶ディスプレイの総称。液晶ディスプレイ自体に回路を埋め込み液晶の制御回路や電源用の回路などを液晶ディスプレイと一体化させることで、機器の小型化が行え、消費電力の低下が見こめる。

システム液晶を携帯電話などに組み込めば、カラオケの歌詞表示のように映像の上に文字を重ねて表示を行う場合に専用の回路を別に用意することなく、システム液晶で処理することで消費電力を節約できる。

システム液晶製品の例としては、シャープと半導体エネルギー研究所が共同で開発した連続球界結晶シリコン(CGシリコン:Continuas Grain silicon)技術を用いた「CGシリコンシステム液晶」がある。シャープが2002年12月にザウルス-C700において初めて搭載したほか、シャープ製の携帯電話などで用いられている。

シャープは他にも、New Transducers社が開発したフラットパネル・スピーカー技術を利用し、液晶ディスプレイにガラス面から音を発生させるオーディオ回路を組み込んだ「LCDパネルスピーカ」を開発し、映像出力と音声出力を一体化することに成功している。




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