pushディレクティブを複数記述することで再Push先を指定する。
- pushディレクティブの書式
push rtmp://サーバーアドレス/ app=アプリケーション名 playpath=プレイパスまたはストリームキー
ほとんどのライブ配信サイトではRTMPサーバーとしてアプリケーション名込みのアドレスが提示されるのでこれをそのまま使う。
例えばTwitch.tvなら
push rtmp://live.justin.tv/app playpath=live_12345678_645txkSaSiUWZUhf2uDh2P19EgKOZ9;
と
push rtmp://live.justin.tv app=app playpath=live_12345678_645txkSaSiUWZUhf2uDh2P19EgKOZ9;
は同じ意味。
さらに
push rtmp://live.justin.tv/app/live_12345678_645txkSaSiUWZUhf2uDh2P19EgKOZ9;
も同じ意味になる。NginxのRTMPモジュールは最後の
/より右側は自動的にストリームキーとして解釈してくれる。
confファイルでは行の先頭に文字
#があるとその行はコメント行とみなされ無視される(空白行として解釈される)。なので、雛形のpushディレクティブはすべてコメント行なのでPush先は何も指定されていない。このままエンコーダーからストリームをPushしてもNginxは何もしない(ストリームは受け取ってくれる)。
Twitch.tvといくつかのサイトは雛形に用意してあるので、コメント行を解除(行頭の
#を削除)してストリームキーとサーバーアドレスを必要に応じて書き換える。行末には
;が必須なので忘れないように注意。
変更できたらファイル保存してNginxを起動する。すでに起動中ならリロードする。もしconfの書き方に間違いがあるならエラーで起動しない。