学校では教わることのない日本の自虐史観を省いた歴史を年表にまとめたもの。

第一部長宛

本四日サイゴン着、偶々田村武官来りありて会談す。
例の工作は極めて急速に進展し、「ピブン」との話も纏まりたる由にて南部泰は別として我が中部泰進入を平和的ならしむる為には「ピブン」としても、対内情勢を速やかに改善するを要し、之が為時間の余裕を得度。其の進入時期を暫く延期せられ度との強き希望なり。
現在軍の考えあるが如き時間にては、武力衝突必至にて泰国を敵側に廻し、其の安定確保は至難なるべしと考えあり。
武官の意見の如く、四〜五日も延期することは相当問題なるも、従来の工作の経緯もあり若干の余裕を持たすは平和進駐の為適当と認む。
武官は、南方軍及び第十五軍の関係者とも意見を交換せるを以て、いずれその方面よりの意見具申あるべきも、時期切迫の折柄取急ぎ報告す。


参考文献

戦史叢書 マレー進攻作戦 150頁

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