注意
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朝鮮にて排外運動の気運が高まる。
陸軍少佐・樺山資紀、海軍秘書・児玉利国を海外情勢の調査のため南支・台湾へ派遣。
岩倉大使、佛外相に条約改正に関する我意図を陳述。
硝石輸出解禁を各国公使に報ず。
駐伊・墺辨理公使 佐野常民任命。
黒田開拓次官樺太放棄を上申。
駐露公使 澤宜嘉任命。
外務省出仕廣津弘信を朝鮮国在勤となす。（4月1日釜山着任）
副島外務卿、耶蘇教禁制の高札除去の旨各国公使に通告。
外務卿副島種臣を特命全権大使となし清国に差遣。（3月13日横浜発、4月20日天津着、4月30日条約批准交換、7月9日大沽発、7月26日帰朝）
ペルー國使節ガルシア参内。（条約締結竝マリア・ルース号事件の為に来る）
グラント、米大統領に再任。
小田県民、台湾島に漂着し略奪さる。
岩倉大使等獨逸皇帝に謁見す、尋て4月3日露国皇帝に謁見。
大阪港経界を各国領事に知照す。（32年7月17日失効）
政府、内外人婚姻規制を布達。
各県御預けの浦上村耶蘇教徒全部（1938人）長崎県に帰籍を許可。
ペルー國使節、マリア・ルース号事件に関し損害賠償を要求。6月14日拒絶。
樺太楠渓にて露兵暴行、22日函泊に出火事件あり。露兵消火を妨害す。
副島大使直隷総督李鴻章と日清修好条規批准書交換。
佛マクマオン、大統領に選出。
大久保副使帰京。
スペイン議会、連邦共和制を宣言。
マリア・ルース号事件を締盟国君主へ裁判依頼すべき日秘約定成立。
清国総理衛門毛・董両大臣、柳原副使に朝鮮の和戦権利に清国は干与せずと、また台湾生蕃は化外の民なりと言明。?
マリア・ルース号事件に付露皇帝に裁決を依頼すべき日秘約定成立。
副島大使三揖の禮により清国皇帝に先順謁見し国書を捧呈す。
副島大使、在北京公使館の事務代理を露公使に依頼。
米麦輸出解禁を各国公使に報ず。
木戸副使帰京。
列国公使、同文書翰にて遊歩規定を廃し内地施行の許可を要求。9月27日再び要求。
日米郵便交換条約調印。（7年4月18日批准交換）
廟議西郷（隆盛）参議の朝鮮派遣を決定、天皇、岩倉大使帰朝ののち裁断と令す。
日本国秘露国和親貿易航海仮条約調印。（即日実施8年5月17日批准交換）
伊公使琉球藩に於いて他国民と同様の権利を伊國船艦竝人民に許与あり度旨申出、9月19日副島外務卿同意。
佛、最後の償金を支払い、獨完全撤兵。
岩倉大使等帰朝、翌日参内復命。
外務大丞宮本小一等、露兵暴行事件審糺のため樺太に向け出発。
外務事務総裁 副島種臣任命。
三条太政大臣以下太政官代にて遣韓使の事を議す、決せず翌15日再び遣使の会議を開く。三条、西郷等の説に左袒し議決す。
三条太政大臣、劇病を発し翌日辞表を呈す。
鳥糞無税輸入許可を秘露公使に報ず。
獨露墺の三帝同盟締結。
天皇、岩倉の奏を納れ朝鮮遣使無期延期となる。
外務卿 寺島宗則
各国公使、生糸改会社に関し貿易阻害と寺島外務卿に抗議。
駐伊公使 河�黷湛�任命。
佛軍、安南攻撃開始。
駐清公使 山田顯義（陸軍少将）任命。
米麦粉輸出許可を各国公使に通告。
上野外務少輔と英公使パークス、蘭公使ウィッキヘルリンとの間に高島炭坑回収約定調印。（7年1月19日回収を了す）
釜山にて大院君が失墜し朝鮮国王が政治を一新したとの風説が流れる。
海軍中将榎本武揚を駐露公使と為す。（3月5日榎本公使へ樺太問題談判に関する指令を与う。3月10日出発）
露臨時代理公使ウラロースキー、寺島外務卿へ千島樺太交換を提議。
閣議にて台湾征討の軍を発するに決す。
外務大丞柳原前光を駐清代理公使と為す。（2月22日特命全権公使、5月28日上海着）
英、ディスレリ内閣成立。
佛、安南平和条約締結。
銅錢の海外輸出の禁を解く。
花房代理公使、露都に着任し公使館開設。
陸軍中将西郷従道を台湾蕃地事務都督と為し台湾を討たしむ。（4月9日東京発、5月17日長崎発、5月22日台湾上陸）
台湾蕃地事務局を設置、参議大隈重信を長官に任命。
米人リゼンドルを台湾蕃地事務局出仕と為す。（8月5日米官憲の中立政策の為厦門にて逮捕さる）
陸軍少佐福島九成を厦門在勤領事に任命。（4月27日長崎発、5月3日厦門着）
英公使、寺島外務卿に清国が日本の台湾出兵を侵略と見なすならば英人及び英船舶の参加を禁止する旨通告。
新任米公使ビンハム、清国に対する敵対行為には米人並びに米船舶の参加拒絶を申入。
大久保・大隈両参議、西郷（従道）中将と長崎に会し台湾出師を決定。
英獨両国と鉄税取極書調印。
清国より台湾は清国の版図なるに付征蕃に関し真意照会し来る。
外務省出仕森山茂に朝鮮差遣を命ず。（6月14日釜山着）
清政府、台湾事件に関し沈船政大臣を欽差大臣に任命したる旨通告し来る。（6月13日上海にて柳原駐清公使に手交）
台湾蕃地略平定す。
寺島外務卿、各国公使に外国人内地施行規則私案を提示。
佛、共和派とボナパルト派対立。
樺太南渓にて露人我が邏卒に暴行す。
廟議、台湾問題に関し止むを得ざれば清国と開戦の旨決定。
清国、柳原公使に台湾出兵は条約違反と抗議。（8月3日手交）
政府、柳原公使に清国との談判要領を訓令す。（8月8日到着）
英米佛蘭に下関償金全額の支払いを完了。
参議大久保利通を全権辨理大臣に任じ台湾問題接衝のため清国へ差遣。（8月6日東京発、9月10日北京着）
函館在勤獨代辨領事ハーベル、秋田県士族田崎秀親に刺殺さる。（9月26日犯人処刑）
清国駐箚英公使ウェード、柳原公使を訪問。（9月16日更に大久保全権を訪問）
駐獨代理公使 青木周藏任命。（9月3日特命全権公使）
駐英公使 上野景範任命。
榎本駐露公使、樺太境界及び暴行事件に関し接衝開始。
新任朝鮮国訓導玄昔運、森山茂を外務省官吏として明治元年以来始めて正式に接見。（森山10月6日釜山発、10月24日帰京）
大久保全権、清国恭親王等と台湾問題の談判開始、交渉難渋す。
大久保全権、清国側の主張を反駁し帰朝の旨通告。
駐清英公使ウェード、台湾問題に関し調停の労を執り大久保全権に妥協案を提示す。
台湾問題に付
日清両国間互換条款並びに互換憑単に調印。（11月17日布告）（大久保全権11月1日北京発、11月26日帰京）
駐米公使 吉田清成任命。
露外務省にて榎本駐露公使樺太境界に関し会談。
英公使パークスを謁見、在北京英公使の日清間和議に尽せしに対し謝意の勅語。
大久保全権、台湾に至り西郷都督と会談し北京談判の始末を告げ撤兵に決す。
スペイン王政復古。
台湾征討軍撤兵帰途に就く、出征人員3658人。
外務少丞森山茂を理事官と為し朝鮮に差遣。（8年2月24日釜山着）日本の書簡を届けるも朝鮮は拒絶。
米布互恵条約締結。
榎本駐露公使、露国と樺太境界に関する第二回会談。（樺太島を露領となすに対し千島の一部及び軍艦若干を要求）
英・佛両公使、横浜駐屯部隊の引揚を通告。?2月25日英佛士官を謁見。
米布通商条約成立。
フランス、共和国憲法通過。
匍国、澳門の苦力移民禁止。
琉球貢使、清国北京に至る。
榎本公使、樺太問題第三回会商、千島全島の譲渡を要求。3月24日意見一致。
朝鮮派遣森山理事官、対鮮交渉応援のため軍艦派遣を上申。
日米両国間郵便税前払条約調印。（7月1日実施）
榎本駐露公使、露外相と日露両国間の
樺太千島交換条約及び附属公文書調印。（8月22日批准交換、11月10日公布）
軍艦雲揚、対鮮威嚇のため釜山に入港。東萊府抗議。7月1日長崎帰着。
マリア・ルース号事件に関する露国皇帝仲裁、日本に責任なきを判決。
三条太政大臣、琉球藩に清国への使節派遣及び清国よりの冊封を自今廃止すべき旨通達。
獨、社会主義労働党成り、ゴータ網領を宣言。
朝鮮、両国国交は旧制を維持することを日本側に伝達。
是月迄に政府、345万円の旧藩対外債務の支払いを完了。
内務大丞松田道之、首里城にて琉球藩に清国との関係断絶を令す。
大蔵卿大隈重信、寺島外務卿に
条約改訂・海関税権の回復を急務とする旨意見表明。
日露間、樺太千島交換条約附録調印。（9年2月29日公布）
樺太楠渓にて同島譲与式挙行。
森山茂に帰国命令。
【
江華島事件】朝鮮西南海岸に示威行動中の我雲揚艦、江華島砲台と戦闘。（9月21日江華砲台を破壊、9月28日長崎帰還）
命令により森山茂が日本に帰国。
スペイン、内乱終結を宣言。
千島列島譲渡式挙行。
三条太政大臣、三菱会社に太平洋郵船上海航路汽船買い上げ費用80万円貸渡を許可。
外務省出仕田邊太一等を小笠原島へ差遣。（小笠原島に対する政府の積極的態度確定）11月21日横浜発。
中牟田少将指揮の軍艦2隻釜山に入港、儀仗兵を率いて上陸。
英公使パークス、小笠原島の日本属領たることを承認。
寺島外務卿、まず関税自主権回復の目的にて条約改正交渉開始を上申。
外務大輔 鮫島尚信、駐清公使 森有禮任命。
英、スエズ運河の株券をエジプトより買収。
陸軍中将兼参議黒田清隆を特命全権辨理大臣として江華島事件及び朝鮮修好談判のため朝鮮差遣。12月27日井上馨を副大臣に任命。（9年1月6日東京発）
釜山にて日本陸戦隊、朝鮮軍民と衝突。
米国にて第一インターナショナル解散。-
9年1月6日
黒田辨理公使品川より朝鮮向出発。
森駐清公使、清国と朝鮮の宗属問題に関し交渉開始。
東京府、英人ブラック発行の万国新聞差止を英副領事に申入れ英公使抗議。
政府、黒田全権よりの陸兵増遣要請につき山縣陸軍卿を下関に急派準備着手。
森駐清公使、李鴻章と朝鮮問題につき会談。
黒田清隆全権大使一行、朝鮮・江華府入り。
三条太政大臣、英人ブラック発行万国新聞差止を英公使に要求方外務省に訓令。
日米郵便好換条約追加条約調印。（4月1日実施）
黒田、井上正副辨理大臣、朝鮮申〇（木辺に憲）等と第一回談判開始。
日朝修好条規締結。（即日実施）
黒田・井上両大臣、朝鮮より帰朝参内復命。
フランス議会開会。
上野駐英公使、西・匍両国訪問の為倫敦出発。（4月1日西國皇帝に、4月29日匍國皇帝に各謁見、5月16日倫敦に帰着）
政府、外国船乗込規則を発布。英公使パークス外国船圧迫と抗議。
成富清風を露国コルサコフ在勤副領事に任命。
ブルガリアで回教徒殺される。
米公使、琉球米国間条約に関し寺島外務卿に照会、5月31日該条約遵守の意向を回答。
樺太島日本政府所有建物等譲渡代金を露国より収受。
トルコ人、多数のキリスト教徒を虐殺。
ベルリンで獨墺露間に覚書作成。
朝鮮国修信使・金綺秀一行来京。（6月1日参内、6月19日横浜発）
外務大丞宮本小一を理事官となし朝鮮へ差遣。（7月3日横浜発、7月30日京城着、9月20日東京着）
セルビア、モンテネグロ対トルコ宣戦。
朝鮮派遣の宮本理事官、修好条規附録、及び日韓通商章程の商議を開始。
日鮮修好条規附録、
朝鮮国議定諸港に於る日本国人民貿易規則附属往復文書調印。（10月14日布告）
英清芝罘条約締結。
政府、各国公使に小笠原島管治の旨を通告。（同島居住外国人の管轄権に関し英米抗議し来る）
外務省七等出仕近藤眞鋤を管理官に任命、釜山港に在勤。（11月25日釜山着）
�麩瀞菴諭�浦潮貿易事務官着任、貿易事務所を開設。
博愛社設立。
英ヴィクトリア、インド女王を宣言。
日鮮間釜山港居留地借入約書調印。
トルコ問題に関しロンドン議定書成る。
トルコ、ロンドン議定書を拒絶。
英、トランスヴァール共和国を合併。
露土戦争起こる。
万国連合郵便条約に加入。
吉田駐米公使、日米条約私案を米国務卿に提示。
日鮮両国間朝鮮漂流船取扱約定調印。
米に鉄道大罷業。
外務大書記官花房義質代理公使を兼任開港談判のため朝鮮に差遣。
清国李鴻章、森公使に日本の琉球の進貢差止に関し質疑。
佛総選挙、共和派勝利。
花房代理公使、伴接官洪祐昌と談判開始。（開港問題解決せず僅かに貯炭所に関する協定に調印せるのみにて12月21日京城発翌年1月20日帰朝）
花房公使、朝鮮に於いて探港中石炭貯蔵竝に運搬約定調印。
清国欽差大臣正使何如璋、副使張斯桂参内、国書捧呈。
英人ハルトレー、再びアヘンを密輸入せんとし発見さる。
駐佛公使 鮫島尚信任命。
アドリアノープルで露土休戦条約。
法王ピウス９世死、レオ１３世継位。
寺島外務卿、駐英、露、獨、墺各公使に条約改正に関する訓状を発す。（税権回復を要求）
アヘン密輸入の英商人ハルトレー、横浜英国領事裁判所にて無罪と判決され非難沸く。
米議会ブランド・アリソン条令可決。
サン・ステファノ条約成り露土戦争終る。
海軍省に朝鮮国咸鏡全羅忠清の諸道海岸測量を令逹。4月28日軍艦天城出発。
駐清森公使、日清両国間に特約新訂を清国に申入。（4月2日清国不同意を回答）
英人ハルトレー、横浜英国領事裁判所で有罪となる。
鮫島駐佛公使、我条約改正の必要理由を佛外相に提示。
榎本駐露公使、条約改正の交渉開始。
軍艦天城元山に到着し測量開始、朝鮮抗議す。
上野駐英公使、条約改正の交渉開始。
韓国漂流船取扱補約に関し日鮮往復文書。
万国郵便連合パリ条約、同上実施の為の細目規則調印。（12年4月1日実施）
英、トルコと条約成立キプロス島を獲得。
東方問題に関しベルリン会議開催、ベルリン条約成立。
外務大輔 森有禮任命。
日本国、合衆国間或ヶ条を改定し且両国の通商を増進するための約書調印。（12年4月8日批准書交換するも実施に至らず）
清公使何如璋、琉球問題に関し抗議、清国への朝貢その他旧慣復活を要求。
朝鮮政府、釜山港輸出入品の税率を定め朝鮮商人に課税す。（10月9日居留日本商人東萊府へ陳情）
清公使、日本の琉球に対する処置を公文にて抗議。（文中の辞句問題化す）
獨、社会主義鎮圧法可決。
第二次アフガン戦争起こる。
英外相、日本の条約改正に関し工業保護の為に企図する関税の増加には同意し得ずと通告。（11月13日上野公使反駁）
課税停止交渉の為花房代理公使を釜山に派遣。（11月29日釜山着、軍艦比叡示威運動を行う）
寺島外務卿、琉球に関する清国の抗議に対し反駁文を清公使に交付。
日英難破船費用償還約定議定。（5日約定書交換）
朝鮮政府、釜山に於ける徴税中止を山之城管理官に通告。
内務大書記官松田道之に琉球藩出張を命ず。
万国電信條約書加入。（10月13日公布）
ボリビア・チリー間に戦争。
英外相、日本の条約改正に関し倫敦会議開催を提議。
駐清公使 宍戸璣任命。
清公使何如璋、日本の琉球派員差止方を申出。
外務大書記官花房義質を元山仁川開港討議のため朝鮮に差遣。（3月31日東京発、6月3日京城着）
英外相、条約改正倫敦会議案を撤去、寺島外務卿の東京会商案に同意。
琉球派遣の松田大書記官、熊本鎮台二中隊援護の下に首里城を接収。
政府、琉球に於ける廃藩置県を全国に布告。翌日鍋島直彬を沖縄県令に任命。
露に皇帝暗殺計画。
獨ビスマルクの保護関税法通過、7月発布。
清公使、琉球の廃藩置県は承認し難しと抗議、5月27日寺島外務卿、内政の都合によりたる旨回答。
獨皇孫ハインリヒ、横浜に来朝。（5月29日参内）
清国李鴻章、来遊中の前米大統領グラントと会見、琉球問題に関し日清間の調停を依頼。
花房代理公使、朝鮮政府と開港交渉開始。
米前大統領グラント入京、翌日参内。（9月3日帰国）
寺島外務卿、コレラ予防のための「検疫停船規則」を列国に通知、英獨佛公使異議申出。
獨公使、停船中の獨汽船を我防疫規則に拘らず解纜せしむ、我抗議。
伊藤内務卿、西郷陸軍卿等日光にグラントを訪い琉球問題に関し我立場を説明。
万国電信条約附録万国電信条約綱目調印。
エルザス、ロートリンゲンを獨帝国領と宣言。
天皇、グラント将軍を浜離宮に訪い国事に関し対談。
パナマ運河会社設立。
花房代理公使、仁川開港交渉の打切りを通告。
日鮮間元山津開港予約議定。
外務卿 井上馨
清国、米前大統領グラントの指示に従い琉球問題の会商を提議。（13年3月9日日本受諾を通告）
獨墺二重同盟成立。
在日本英国郵便局閉鎖に関する約定調印。（12年12月31日実施）
英、アフガニスタンを属とす。
駐英公使森有禮、外務大輔榎本武揚、外務少輔上野景範各任命。
日本と香港の諸郵便局間に小包郵便実施の条約書、香港にて調印。（26日東京にて同上、13年2月5日布告）
日本と香港間に郵便為替交換方法実施の条約、香港にて調印。（26日東京にて同上、13年2月5日布告）
横浜・神戸及び長崎の英国郵便局閉鎖、事務を我郵便局に引継ぎ。
日韓修好条規により5月1日より元山津を開港すべき旨布告。
大阪府下吹田にて獨逸皇孫ハインリヒに対し巡査等不敬。
英国、香港に於いて我一円銀を法貨と公認し能わざる旨、森公使に回答。
朝鮮元山津に前田総領事、釜山浦に近藤領事を在勤。
駐露公使柳原前光、駐伊公使鍋島直大任命。
吉田正春を視察の為波斯に派遣（商人4人同行）、9月23日皇帝に謁見。
廟議、琉球宮古八重山二島の分割割譲及び交換条件として最恵国条款の挿入要求を決定。
内閣大書記官井上毅、宍戸駐清公使への訓令、内訓、増加条約案を携え北京に向かう。
英、グラッドストーン第二次内閣成立。
米国代将シューフェルト釜山着、近藤領事の紹介にて国書を捧呈せんとし拒絶さる。
日米両国難破船費用償還約定調印。（14年9月28日公布）
井上外務卿朝鮮禮曹判書に書を贈り米提督シューフェルトを紹介し米の要求受諾方を勧告。
東方バルカン問題に関しベルリン会商。
宍戸駐清公使を全権辨理委員に任命。
改正条約案（法権回収も含む）を米清公使を除く各国公使に交付。
改正条約案ジャパン・ヘラルド紙上に発表せらる。（蘭公使より漏洩）
条約改正案漏洩に関し公使団首席米公使に抗議。
アイルランド救貧法成立。
朝鮮修信公使、金弘集入京。（8月30日参内）
駐清宍戸公使、清国総理衛門と琉球案件の商議開始。
外務卿、青木駐獨公使に蘭公使召還を要求方訓令。
佛、ジュール・フェリー内閣成る。
佛國パリに総領事館設置。
トランスヴァールのブール人独立宣言、英と戦争開始。
宍戸公使、清国総理衛門と
琉球分割、最恵国待遇を規定せる球案条約擬稿、加約擬稿、修改現行条約憑単、及び二島交付単稿の4通を議定。（11月17日清国調印回避の態度を表明）
花房代理公使、朝鮮国王に謁見。（朝鮮国王海外使臣を引見せし嚆矢）
宍戸公使、清国の球案調印回避を詰責、談判開始。
横浜正金銀行、倫敦出張所設置。
宍戸駐清公使、琉球問題破約は清国の責任と通告。（1月20日北京発帰国）
パナマ運河起工。
トランスヴァール戦争で英軍敗北。
露清、サンクト・ペテルブルグ条約成立。（伊犁事件）
ハワイ国王カラカワ来日。
英、アイルランド強制鎮圧法通過。
ハワイ国王、明治天皇と会談。ハワイ王室と日本皇室との縁組を懇願。日本を盟主とするアジア連盟を提唱。
露皇帝アレクサンドル二世暗殺さる。
佛軍、チュニスへ遠征。
日本帝国驛遞局と大英国驛遞院間に締結の郵便為替締約、倫敦にて調印。（10月1日実施）
朝鮮、朴定陽等我政治文物視察のため入京。（8月8日東京発帰国）
トルコ、テッサリアをギリシャに譲る。
ベルリンで獨墺露秘密条約。
米大統領ガーフィールド射たる。
英外相、我提出稿案を条約改正の基礎となすに反対し列国公使の予備会議開催を提議。
日鮮間元山津居留地地租取極書調印。
英代理公使ケネデー、井上外務卿に条約改正に関し関係国公使の予備会議を東京に開催方勧告、12月17日我承諾を回答。
朝鮮国修信使・趙秉稿参内、国書捧呈。
修信使・趙秉稿、井上外務卿と会見通商条約締結の使命を有する旨を述べ原案を提示。11月21日より花房辨理公使之と会談開始。
獨皇帝、国家社会主義的政策を宣言。
英公使、条約改正予備会議に我國の参加を要請。（12月24日我承諾）
セルビア、王国となる。
条約改正に関する第一回各国連合予議会、井上外務卿議長にて開催。
帰国中の英公使パークス東京着。
明治天皇、ハワイ国王に勅答を出す。
伊藤博文等憲法等調査のため欧州向横浜出発。
駐伊公使 浅野長勲任命。
第九回条約改正予議会にて井上外務卿我法権に服従を条件として内地開放を発議。?
米国で苦力入国禁止（シナ人排斥）法制定。
英、ダブリン殺害事件。
花房辨理公使、京城に着任。
獨、墺、伊三国同盟締結。
米韓通商条約締結。
熾仁親王、露皇帝即位式参加のため横浜出発。
【
壬午の変】朝鮮京城に大院君の乱勃発、日本公使館襲撃され花房公使等仁川府に避難するも再び襲撃を受け7月26日英艦に収容される。
条約改正に関する第二十一回予議会開催、是日にて与議会一旦閉会。
花房公使等英艦により長崎に到着、暴動の顛末を報告し出兵を電請す。
清公使本国よりの訓令として軍艦を朝鮮に派遣、日鮮間調停方を申出、翌日我方之を拒絶。
井上外務卿下関に到着、花房辨理公使に閣議の訓令を付与し対鮮交渉を命ず。
清公使、属邦保護のため朝鮮に派兵しまた日本公使館を保護すべき旨通告、我拒絶。
花房辨理公使、仁川府到着。
濟木浦・仁川間に我軍艦4隻、運送船3隻、陸軍一大隊集中。
花房公使朝鮮国王に謁見、三日間を期限としたる我要求を提出。
清国呉提督、陸兵2000余を率い馬山浦に到着。
朝鮮の回答遷延により花房公使京城を去って仁川に引揚。
馬建忠、仁川に急行し花房辨理公使と会見。日鮮間の斡旋に努む。
清国呉長慶、大院君を拘致し天津に護送。
濟木浦比叡艦上にて朝鮮全権大臣・李裕元、花房辨理公使と談判開始。
日鮮修好条規続約、
濟木浦条約調印。（9月18日花房公使京城出発）
英軍、エジプト軍を敗る。
朝鮮国全権大臣兼修信使・朴泳孝等来朝謁見、国書を捧呈。
井上外務卿、朴泳考全權大臣と濟木浦条約第四条年賦支払約定調印。
駐韓辨理公使 竹添進一郎任命。
板垣退助及び後藤象次郎、横浜を発し欧州に赴く。
朝鮮政府、横浜正金銀行より17万円借用に関し協定成立。
駐佛公使 蜂須賀茂韶任命。
朝鮮、米英独仏伊露と通商条約締結。（〜17年にかけて）
英、エジプトに於ける支配権確立。
竹添辨理公使京城着任。（10日国書捧呈）
佛、ジュール・フェリー内閣成立。
米国上下両院の下関償金返還議決を大統領裁可す。（4月19日米公使78万5千ドル還付）
海底電線設置に関する日韓条約調印。
駐露公使 花房義質任命。
米保護関税法。
清国及び朝鮮国在留日本人取締規則制定。
渡欧中の伊藤参議を特命全権大使とし露皇帝即位式に差遣。
外務卿、日清条約満期（16年4月29日）につき改正希望を清国公使へ通知。
渡欧中の伊藤博文、青木駐獨、森駐英両公使と伯林に会し条約改正につき協議。
ジョホール国君主マハラジャ入京。
駐韓竹添辨理公使、穆麟徳（モレンドルフ）と通商章程予備交渉開始。
朝鮮国に於いて
日本人貿易の規則、朝鮮国海関税目及び続約各調印。（10月15日布告）
日本国朝鮮国間行里程取極書調印。（10月3日布達）
日本国朝鮮国間約定の朝鮮海岸に於いて犯罪の日本漁民取扱規則調印。（10月15日公布）
参議伊藤博文、欧州より横浜に帰着。
英公使パークス、駐清公使となり東京発。
佛、安南間にアルマン予備条約成立。
日本朝鮮両国間の朝鮮仁川港に於いて居留地借入約書調印。
チリー、ボリビア及びペルーと講和、硝石産地を獲得。
井上外務卿、条約改正に関し譲歩すべき範囲に関する覚書を内密に獨公使に交付す。
朝鮮で最初の新聞「漢城旬報」が発行される。
清国軍事教官のもとに約2千の朝鮮軍隊成立。
条約改正に関し英外相覚書を森公使に交付、予議会に於いて提議せられたる改正税目の大要を承諾。
漢城旬報事件（漢城に於ける清兵暴行を非難）のため博文局主事井上角五郎辞職帰国。
英、ゴルドン将軍スダンへ派遣さる。
陸軍卿大山巌等、兵制視察のため渡欧。
第一国立銀行の朝鮮各開港海関税金取扱に関する条約成立。
日本香港間郵便為替方法規約香港にて署名。（東京4月18日）（4月24日公布、7月1日実施）
獨の南西アフリカ占領始まる。
佛、リヨンに領事館設置。
英公使、条約改正に関し新覚書を作り井上外務卿に手交。
海底電線保護万国連合条約及び追加条約に加入。（18年7月17日公布、21年5月1日実施）
布哇國公使カルチス・ピー・イアウケア参内、国書捧呈。
駐英公使 河�黷湛�任命。
李・フールニエ天津条約成立。
駐伊公使 田中不二麿、駐米公使 九鬼隆一任命。
佛・清両軍バクレにて衝突、清佛戦争となる。
日佛間郵便為替条約調印。（18年3月1日施行）
英帝国連邦同盟成る。
1884年6月30日パリに締結の日本佛蘭西間郵便為替条約実施の為の細目規定、パリに調印。（東京12月1日）（18年3月1日実施）
条約改正に関する我覚書を各国公使に交付。
佛艦隊、清国福建艦隊を全滅。
佛軍、基隆を占領。
スキールニーヴスで墺獨露三帝会見。
龍山を揚華鎮に代て開市場となすの件に関し往復文書。
佛軍、台湾西海岸封鎖。
竹添駐韓辨理公使殆んど一年ぶりに京城に帰任。
竹添駐韓辨理公使、朝鮮国王に謁見壬午賠償金40万円返還を上奏。
仁川、濟木浦各国居留地約書調印。
濟木浦条約第4条賠償金の一部還付に関する日韓往復文書。
竹添公使、朝鮮日本党を扇動して内乱惹起するを得策とする旨意見上申。
政府、竹添公使に直接行動を承認せずと電訓。
日本国朝鮮間、行里程取極書附録調印。
【
甲申政変】京城に甲申変乱勃発。（朴泳孝、金玉均等閔台鎬、趙寧夏等を殺害、竹添公使軍隊を率い参内）
朝鮮・独立党、新政権を樹立。
朝鮮・独立党、革新的政治網領を公表。
清国、呉統領国王保護のため王宮内に進入の旨竹添辨理公使に通告、日清両軍衝突して戦闘開始。
竹添公使等仁川に退去、尚是日旅行中の磯林大尉等3名殺害される。
朝鮮金弘集、竹添日本公使が叛徒と通謀して国王を拘禁し大臣を殺害せし旨英米獨使臣へ通告。
汽船千歳丸、我避難民及び朴泳孝、金玉均等を乗せて仁川解纜。
駐鮮米公使フウト、国王と協議の結果遺日特使徐相雨と同行赴日方決定。
井上外務卿を特派全権大使となし朝鮮へ差遣。（18年1月3日京城着）
日布移民取極成立。
露モロゾフ工場に大ストライキ。
特派全権大使井上馨、朝鮮国王に謁見。
井上大使韓国全権大臣金弘集と談判開始。
漢城条約及び另單（明治17年朝鮮京城事変に関する日韓善後約定）調印。?
金弘集、井上大使に金玉均、朴泳孝の引渡を要求し拒絶さる。
ハルツーム陥落、ゴルドン将軍死。
布哇へ出稼ぎの随意渡航人940余名出発。（2月8日ホノルル着）
駐墺公使 西園寺公望任命。
韓国欽差大臣徐相雨、副使穆麟徳東京にて露公使と軍事教官派遣等につき密談。
参議兼宮内卿伊藤博文を特派全権大使に任じ清国に差遣。（3月14日天津到着）
福沢諭吉「脱亜論」を発表。
朝鮮使節徐相雨、井上外務卿に金玉均等の引渡を要求、21日我拒絶。
万国郵便連合、為替約定に加入。（19年2月5日公布、4月1日実施）
万国郵便連合1878年6月1日パリ締結条約追加書同及び1878年6月4日パリ締結郵便為替約定追加書各調印。（19年2月5日公布、4月1日実施）
前駐日英公使パークス、清国にて客死。
露のペンジェ（アフガニスタン）占領により、英露間緊張。
伊藤大使等天津にて清国全権大臣李鴻章等と談判開始。
英、巨文島を占領。
日清天津条約調印。（5月27日告示）
日米郵便為替締約、ワシントンにて調印。（5月23日東京にて同上、9月16日布告、10月1日実施）
英公使、英海軍の巨文島一時的占領を通告、我意見表示を留保。
伊藤全権大使等清国より帰朝。
米、コロンビアとパナマ地峡に関し条約。
天津にて李パトノートル条約成り清佛戦争終る。
駐日露公使館書記官スペエル京城に到り露鮮秘密協定締結に尽力するも失敗。
露沿黒龍総督樺太日本人漁業仮規則発布、10月漁業規則発布。
榎本駐清公使、朝鮮内政改革案を李鴻章に手交し、また大院君の釈放帰国方を提議。
護衛兵派遣の権利保留に関する日韓往復文書。
日本守備隊は仁川より清国軍隊は南陽湾よりそれぞれ朝鮮撤退。
英、ノールスベリー内閣成立。
駐獨公使 品川彌二郎任命。
朝鮮大院君、清国より釈放され仁川に到着。
メートル条約竝に附録第一及び第二規則に加入。（19年4月20日公布）
【
大阪事件】大井憲太郎等朝鮮にて事を挙げんとせしも是日大阪にて捕縛さる。
獨、マーシャル諸島を占領。
外務大輔 青木周藏任命。
佛マダガスカルを保護領とす。
日韓海底電線設置条約續約調印。
外務大臣 井上馨、伊藤内閣成立。
駐清公使 鹽田三郎任命。
第三ビルマ戦争の結果、英国上部ビルマを併合。
日本国布哇国間渡航条約調印。（3月6日批准書交換及び実施）
安藤総領事移民925名と布哇向出帆。（2月14日ホノルル到着）
英グラッドストーン第三次内閣成立。
外務次官 青木周藏。
交際官及び領事館制公布。
佛清安南通商条約締結。
日米犯罪人引渡条約調印。（10月6日公布）
井上外相、各国公使と第一回条約改正会議を外務省に開催、外相正式に改正条約を提出。
米に第一回メーデー。
2）博愛社が日本赤十字社になる。
赤十字条約に加入。（11月16日公布）
亡命朝鮮人、金玉均に退去命令。
第六回条約改正会議にて英獨公使、所謂
英獨案を提示。
金玉均暗殺のため渡日したる池運永、横浜より送還さる。
駐露公使 西徳二郎任命。
露、ベルリン条約を破棄。
米国発議に係る犯罪人引渡条約修正議定。
英清間にビルマ及び西藏に関する条約調印。
神奈川県、亡命朝鮮人金玉均を拘留。
英、ソールスベリー第二次内閣成立。
条約改正準備のため法律取調所を外務省に設置。（井上外相を法律取調委員長に任命）
金玉均品川出帆、小笠原島に護送さる。?
丁汝昌引率の清国北洋艦隊4艦、仁川行の途次長崎に来港中上陸、水兵の暴行殺傷事件勃発。
鹽田駐清公使總署王大臣に改訂条約底稿を提出。
漂民経費償還法改正に関する日鮮往復文書。
パリ宣言に加盟。
英船ノルマントン号紀州沖にて沈没、乗組員救助せらるも本邦人23名溺死して物議を醸す。
海上法の要義を確定する宣言に加入。（20年3月19日公布）
海底電信線保護条約説明書調印。（20年12月22日）
ノルマントン号事件判決、船長ドレーキを三ヶ月の禁獄に処す。
日清両国長崎事件に関する議定書成立。
獨墺伊三国同盟更新。
英国、巨文島より撤退。
米艦オマハ号、実弾射撃を池島にて行い邦人を殺傷。
伊、獨墺と攻守同盟。
来朝中の獨皇族レオポルド親王参内謁見。
大山巌陸軍大臣、赤十字条約註釈を軍に配布。
ロンドンで植民地会議開催。
条約改正会議、裁判管轄に関する英獨案を修正の上議定。
英国、南阿ヅールランドを併合。
法律顧問ボアソナード、条約改正に関する意見書を内閣に提出。
駐獨公使 西園寺公望、駐佛公使 田中不二麿任命。
清国、鹽田公使に改正条約案を提出。
獨露、所謂二重保険条約成立。
日韓漂民船貨救撈費償還法取極に関する日鮮往復文書。
農商務相・谷干城、条約改正は明治23年議会開設後に延期すべき旨伊藤首相に具申。
露皇族ミハィロウィッチ親王、横浜に来朝。
海底電信線保護条約実施期日に関する終局議定書記名。
朝鮮済州島にて本邦水夫の島民殺傷事件起こる、翌年1月長崎裁判所にて不起訴となる。
第27回条約改正会議開会、井上外相本会議を12月1日まで延期の旨声明。
外相、各国公使に条約改正会議無期延期を通告。
外相、条約改正延期説明のためシーボルトを欧州に派遣。
外務大臣（兼任） 伊藤博文。
シャム外務大臣・デヴァラングセ親王参内。
シャム国との修好通商に関する宣言調印。（明治21年1月28日公布）
佛領印度支那成立。
日英間商品見本及び大小の制限条約調印。
佛大統領・グレヴィ辞任。
朝鮮、露韓陸路通商条約を締結。
暹羅特命全権大使・ウォングス来朝。（1月21日参内、2月29日帰国）
外務大臣・大隈重信。
獨・ビスマルクの軍拡案可決。
駐米公使・陸奥宗光任命。
黒田農商務相と田中公使を佛国パリ大博覧会事務正副総裁に任命。
清国・招商局汽船、上海仁川間に運行開始。
米清移民新条約締結。（批准されず）
佛・ブーランジェ将軍、陸軍より追わる。
獨・ベルナール親王来朝。
コーカサス横断鉄道開通。
佛・ブーランジェの憲法修正動議否決さる。
ウィルヘルム二世獨皇帝即位。
広東に副領事設置。
亡命朝鮮人・金玉均を小笠原島より北海道札幌に移す。
朝鮮仁川港にて磐城艦、米艦シュニアタ号と衝突。
英東アフリカ会社に勅令特許。
駐清公使、日清条約改正談判の中止を総署王大臣に通告。
伊藤樞府議長、西郷海相、仁禮参謀本部海軍部長と共に浦潮到着、総督と会談して28日退去。
フィリピン・マニラに領事館設置。
大隈外相、獨臨時代理公使に条約改正案を手交、尋で米英佛露公使に談判開始。
日本国及び墨西哥合衆国間修好通商条約調印。（22年6月6日批准交換実施）
内務大臣・山縣有朋、地方制度調査のため渡欧。
ロシアの公債約5億フラン、佛で応募さる。
大隈外相、在露英佛墺伊各公使に改正条約草案を送付し締結交渉開始を訓令。
布哇コロア耕地の本邦移民70余名一斉休業。
獨、東アフリカ法案通過。
日米和親通商航海条約、附属貿易規則を調印。
駐英岡部代理公使、最恵国条款の有条件主義を英外相に通告。
ブーランジェ、政府反対を声明、4月国外へ亡命。
英国、獨その他に日本の条約改正に対し共同方提議。
倫敦タイムスに大隈外相の条約改正案掲載され、反対運動熾烈となる。
伊アビシニア間にウチアリ条約成立。
日本加那太間郵便為替条約調印。（6月27日オタワにて調印、9月30日公布、10月1日施行）
駐清公使 大島圭介任命。
伯林にて日獨和親通商航海条約調印。
墺国皇族ブールボン親王同妃入京。（25日参内、7月3日退京）
サモア島に関し米英獨条約、ベルリンに成立。
パリに第二インターナショナル最初の大会開催。
英公使、日墨新条約による内地居住等に関し最恵国条款により均霑を要求、8月3日大隈外相拒絶。
ロンドンドック労働者ストライキ。
日露和親通商航海条約調印。
ワシントンで第一回汎米会議開催。
朝鮮閔督辨、10月24日より咸鏡道防穀令施行の旨近藤代理公使に通告。
大隈外相の条約改正に反対して伊藤枢密院議長辞表提出。
条約改正に関し御前会議開催、決せず。
大隈外相閣議の帰途外務省門前にて来島恒喜のため遭難。
三条実美内閣成立。
英、南アフリカ会社に勅許状。
日鮮貿易規則続約調印。
日本朝鮮両国間通漁規則調印。（23年1月8日公布）
閣議、条約改正交渉延期を決定。
三条首相、米獨露駐箚公使に調印済新条約の実施延期方請求を訓令。
外務大臣 青木周藏、山縣内閣成立。
日本に亡命中の金玉均、東京在住を許される。
朝鮮政府、防穀令実施の咸鏡道観察使を飭令抗拒にて三等越俸の典に処す。
青木外相、条約改正に関する閣議決定覚書を英公使に提示。
朝鮮黄海道観察使、予告せずして防穀を施行。
ベルリンで国際労働会議開催。
英清、シッキム西藏条約締結。
獨、ビスマルク皇帝と衝突しビスマルク辞職引退。
日英間郵便為替条約、倫敦にて調印。（5月20日同上、7月1日実施）
英国皇族コンノート親王同妃入京。
北佛に大罷業（ストライキ）、軍隊出動。
トルコ国特派大使オスマン・パシャ参内、親書勲章を捧呈。
日本・加那太間小包郵便交換約定調印。（10月1日実施）
英獨間にアフリカに関し条約成立。
米、シャーマン反トラスト法成立。
英公使、英政府起草通商条約案及び議定書を提出。
英佛間に北アフリカに関し条約成立。
トルコ国軍艦エルドドクロゥル号紀州沖にて沈没、同国特派大使オスマン・パシャ以下五百数十名溺死。
荒尾精の日清貿易研究所上海にて開所式。
米、マッキンレー保護関税法。
駐米公使 建野郷三任命。
日鮮間月尾島地所借入約書調印。
関税表刊行国際連合の設立に関する条約及び関税表刊行国際事務局創設に関する条約の施行規則に加入。（24年4月1日実施）
英伊アフリカ国境条約。
駐佛公使 野村靖任命。
ブラジル連邦成立。
露皇太子ニコライ親王長崎に来港、5月6日鹿児島、5月9日神戸に来る。
獨・墺・伊三国同盟更新。
【
大津事件】大津にて巡査・津田三蔵、露皇太子を傷害、政府御前会議を開き能久親王、西郷内相、青木外相を京都に差遣。
天皇、露皇太子見舞いのため京都に行幸。
大津事件謝罪のため威仁親王の露国派遣を西公使に発電、露国謝絶して中止。
露皇太子ニコライ、神戸より経由にて潮浦帰国。
大審院、津田三蔵を普通謀殺未遂として無期徒刑に処す。
外務大臣 榎本武揚。
露、シベリア鉄道起工。
外相、各国公使にコレラ病流行地経由の船舶に対し検疫実施を通告。
ベーリング海漁業に関し英米仮条約。
万国郵便条約、附属条約、郵便為替事務約定各調印。（25年7月1日実施）
北洋艦隊を率いて横浜入港中の清国水師提督・丁汝昌、旗艦定遠に我貴衆両議員を招待。
佛、保護関税法通過。
露、各地に飢饉のため暴動。
獨、エルフルトに社会民主党大会。
メキシコに領事館設置。
日本・丁抹間船舶積量測度登書互認に関する公文交換。（25年1月1日実施）
駐鮮梶山辨理公使、防穀施行（22年9月以降）の損害14万7千余円を朝鮮政府に要求。
衆議院に箕浦勝人ら外交文書の公示に関する建議案を提出。
湖広総督・張之洞、漢陽に鉄廠設立し製鉄事業を開始。
佛、新保護関税成立。
駐獨公使 青木周藏任命。
獨、新通商協定実施。
陸軍少佐・福島安正、獨逸伯林を発し単騎西比利亜横断の途に就く。（26年6月12日浦潮着、6月29日帰京）
ベルリンその他に暴動起こる。
朝鮮済州島にて我漁民と島人間に紛擾。
佛にアナキストの暴動。
条約改正案調査委員会設置。（委員に伊藤枢密院議長、後藤遞相、榎本外相、副島内相、黒田、寺島、井上枢密顧問官任命）
榎本外相に条約改正に関し勅諭。
駐佛野村公使、匍外相に本邦駐在の匍総領事引揚（6月10日）につき7月1日より治外法権停止方を通告。
ポルトガルに対する領事裁判廃止の旨公布。
朝鮮国閔督辨、我防穀損害要求（14万円）に対し6万円を交付すべき旨回答、10月5日拒否。
外務大臣 陸奥宗光。
英、グラッドストーン第四次内閣。
佛露軍事協定成る。
外務省・原敬通商局長、防穀損害要償に関し朝鮮向け出発、10月7日京城着。
駐伊公使 中島信行任命。
クリーヴランド、米大統領に当選。
日本・加那太間小包郵便交換約定書の追加約定調印。（26年2月1日実施）
軍艦千島、愛媛県深江沖にて英船ラヴェンナ号と衝突沈没し乗組員70余名溺死。（28年9月19日解決）
駐鮮辨理公使 大石正己任命。（12月29日国王に信任状捧呈）
米軍、軍艦ボストン号より海兵隊150名をハワイに上陸させる。
布哇に革命、共和政府成立。
布哇政府、日本に於ける領事裁判権を放棄する旨通告。
カナダ・コロンビア州議会にて日清労働者の炭坑稼差止案否決される。
大石駐鮮公使改めて防穀要償17万円余を要求。
米国オレゴン州にて日本人線路工夫迫害される。
朝鮮統理衛門、防穀損害に応ずべき額は4万7千余円と通告、大石公使受理せず。
松岡参事官、大石駐鮮公使に強圧策を回避し、袁世凱援助のもとに償金を減額するも
妥協成立方の外相訓令を伝達。
日本帝国と英国所属地及び植民地（印度・加那太及び豪州を除く）との間に交換の商品見本の最大重量改正に関する協定議定。
伊藤首相、清国・李鴻章に防穀事件斡旋を依頼。
駐鮮大石公使、川上参謀次長と韓国王に謁見、防穀要償に関し最後通牒発出。（期限14日間）
陸奥外相、大石公使に朝鮮の回答満足ならざれば仁川迄引き上ぐべき旨訓令。
駐佛公使 曾禰荒助（そね あらすけ）任命。
防穀事件に関する賠償11万円にて統理衛門と大石公使間に妥結。（6月3日大石公使離任）
米、銀行会社の破産するもの続出。
陸奥外相、対等条約改正案を閣議に提出。（7月8日臨時閣議にて審議）
大島駐清公使、韓国駐箚を兼任。
佛暹条約により、フランス、シャムに領土獲得。
露獨関税戦争始まる。
千島・ラヴェンナ号衝突事件の反訴在上海英高等裁判所にて敗訴。
閣議、修正条約改正案承認。
米布合併問題に関し、在留邦人保護のため軍艦浪速を布哇に派遣。
対英条約改正交渉のため駐獨青木公使に駐英公使兼任を命ず。
衆議院に安倍井磐根ら現行条約励行案を提出。
衆議院条約励行建議案上程にて10日間停会さる。
帰国中のフレーザー英公使、青木公使に在日英公使館付牧師ショウ侮辱事件に関し注意喚起。
陸奥外相、衆議院に臨み条約励行反対を演説。
再び衆議院に10日間の停会命令、翌30日解散さる。
露佛軍事協定確立。
獨露通商条約。（関税戦争終る）
日本第一軍、牛荘占領し田庄台にて2万の清国軍を撃破。
英清雲南ビルマ条約成立。
獨佛、アフリカに関し協定。
亡命朝鮮人・金玉均、洪鐘宇とともに上海に向け神戸を出帆。
金玉均、上海の日本旅館「東和洋行」にて洪鐘宇のため殺害される。
東京に朴泳孝暗殺未遂事件起こる。31日警視庁、李逸植・朴泳孝を取調。
倫敦にて青木公使第一回日英条約改正委員会開催。
洪鐘宇及び金玉均の屍身を載せし清国軍艦・威靖、仁川に到着。
布哇の領事裁判権撤去、布国民の内地居住許可の旨公布。
米ブルマン鉄道大罷業により軍隊出動。
浅草本願寺にて金玉均の葬儀が行われる。
日本諾威間船舶積載量測度登書互認に関する往復文書交換。
外国輸出綿糸海関税免除公布。（7月1日より実施）
衆議院、内閣弾劾上奏案を可決。
韓国東学党、全州を占領。6月1日韓廷、援兵を袁世凱に要請。（6月3日正式要請）
閣議、清国出兵の際は本邦も混成一旅団を派兵と決定。
本邦駐箚英公使フレーザー死去。
清公使・汪鳳藻、朝鮮国王の請に応じ属邦保護の為出兵せるを通告。
小村駐清代理公使、清国に我朝鮮出兵を通告。
大島駐清公使、海軍陸戦隊400余名を率い京城に到着。
清国、朝鮮に出兵。牙山に上陸完了。
朝鮮国使、陸奥外相に日本軍の撤退を要求。
我混成一旅団、仁川に上陸を完結。
陸奥外相、清公使に東学匪徒の共同討伐及び朝鮮国内政の共同改革を提議、6月21日清国拒絶。
日清間衝突は不可避につき京城に進兵方大島公使に訓令。
佛大統領・カルノー暗殺される。
在京城英米佛露公使、朝鮮政府の依頼により共同通牒を日清公使に交付し、両国の同時撤兵を勧告。
大島公使、韓国王に謁見、内政改革を勧説。
開戦の口実作成を命ずる外相訓令、加藤書記官により大島公使に伝達される。
英第二回植民地会議をオタワで開催。
露公使、朝鮮の撤兵請求に日本が応ぜんことを勧告し拒絶せば日本は重大なる責任を負うべき旨勧告。
日本、英国との治外法権撤廃に成功。
大島公使、5項26条の内政改革案を朝鮮政府に提示。
仁川港局外中立に関し第一回各国使臣会議。
米獨佛露駐在英国使臣、日清調停へ共同行動方を各任国政府へ提議。（実現せず）
米公使、外相に日本の撤兵拒絶を警告。
大島公使、実行期限を附したる内政改革案を朝鮮政府に提出。7月16日、日本軍の撤退が先決と朝鮮側回答。
清国、英公使オーコンナーの調停を拒絶。
小村駐清代理公使、今後不測の事変あるも日本は責任を負わずと第二次対清通告。
英外相、朝鮮に於ける英人圧迫を理由に是日予定の日英改正条約調印を拒否。
日英通商航海条約及び附属議定書、附属税目、附属外交文書調印。（32年7月17日実施）
英臨代公使、陸奥外相に再び日清間調停を申出。
袁世凱、天津へ引き上げる。
大島駐鮮公使、清鮮宗属関係の廃棄その他の最後通牒を提出。22日を回答期限とす。
日本遞信省及び獨逸郵政省間に締結せる小包郵便物交換約定及び実施細目規定調印。（28年1月1日実施）
英臨代公使、日本が非協調的方針を堅持すれば開戦の責任は日本に帰すべき旨声明。
英外相、青木公使に日清両国の朝鮮共同占領案を提議。
日本軍、景福宮内の朝鮮兵を駆逐、李是応（大院君）が政権を握る。
英臨代公使、日清開戦の場合上海の中立を請求。（陸奥外相承諾）
駐米公使 栗野慎一郎任命。
英外相、露獨佛伊4か国に同文通牒、日清両国軍隊の朝鮮共同占領を提議。
朝鮮、清国との宗属関係を廃棄し日本に牙山駐屯の清国兵駆逐を要請。
【
豊島沖海戦】日本海軍豊島沖にて清国艦隊と遭遇戦闘を開始、清国兵搭載の輸送船高陞号を撃沈。
日本軍成歓、牙山を占領。
清国、小林寿太郎駐清公使に国交断絶を通告。
朝鮮、金弘集・魚充中ら新政権を樹立。
トルコでアルメニア人虐殺事件起こる。
【
日清戦争】
日清両国、互いに宣戦布告。
【
日清戦争】英国、日清戦争に局外中立を声明。
【
日清戦争】日本、勅令を発し在日清国人の身体と財産を保護。
土佐丸、グラスゴーにて抑留される。戦争に使用せざることを約して月末釈放される。
西駐露公使、通商航海条約案議定書等を露国に提出。
日韓暫定合同条款調印。（京仁及び京釜両鉄道の敷設権を獲得）
大島公使、韓国と
大日本大朝鮮両国盟約（攻守同盟）調印。
英、ウガンダを保護領とする。
日本・加那太間小包郵便交換約定書の追加約定調印。（28年1月1日実施）
【
日清戦争】日本第一軍、平壌を占領。
【
黄海海戦】黄海海戦に於いて日本海軍が清国・北洋艦隊を撃破。
井上磬、大島公使の代わりとして着任。（10月25日京城着）
佛ドレフュス逮捕される。
【
日清戦争】山形有朋大将率いる第一軍、九連城、鳳凰城を落とす。
【
日清戦争】大山巌大将率いる第二軍、金州・大連湾を攻略。
是月明治18年10月露国沿黒龍総督発布の日本人漁業規則満了し、樺太沿岸海産仮規則発布される。
神戸にて佛国汽船シドニー号を臨検し外国人3名を拘引。
【
日清戦争】米公使、日清間調停を申出。
【
日清戦争】旅順北方、土城子に斥候に出た日本軍将兵11名が虐殺される。
井上駐鮮公使、内政改革要領20ヶ条を朝鮮国王に奏上、国王採用を言明。
【
日清戦争】日本軍、旅順を占領。
日米通商航海条約及び附属議定書、亜米利加合衆国政府の提議に依る右条約の修正調印。（28年3月24日公布、32年7月17日実施）
【
日清戦争】清国、講和条件を米国公使を経て提議。
駐英公使 加藤高明任命。
天津海関税務司デトリング、伊藤首相宛の李鴻章照会を携え神戸に来る。日本拒絶に伴い29日帰還。
【
日清戦争】日本軍の旅順口虐殺事件（デマ）、欧米に報道される。
日本・伊太利間通商航海条約及び附属議定書、附属外交文書調印。（28年8月16日公布）
日英追加条約締結期間延長に関する公文交換。
【
日清戦争】清国、張蔭桓、邵友濂を講和全権委員に任命の旨通告。
【
日清戦争】露公使、日清講和条約に関し朝鮮の独立を害せざる限り干渉せず、又台湾占領には異議を挟まずと外相に内話。
朝鮮国王、洪範十四条を宣言。
【
日清戦争】大本営政府連合、御前会議にて講和条件を可決。
【
日清戦争】第六師団歩兵第十三連隊所属の7名の将兵が虐殺される。
【
日清戦争】清国講和使節張蔭桓・邵友濂、広島に到着。
【
日清戦争】伊藤首相、陸奥外相を全権辨理大使に任命。
キューバに反乱、米反乱軍を援助し米西関係悪化。
【
日清戦争】伊藤・陸奥両全権、清国全権と広島県庁にて会見、翌2日清国の全権委任状の不備を理由に交渉を拒絶。
朝鮮、旧派と開化派の軋轢により洪範十四条が瓦解。
清国北洋艦隊提督・丁汝昌、敗戦の責任を取り服毒自殺。
英公使、居中調停を申入れ。
【
日清戦争】露公使、日本が大陸の土地割譲を要求するは不得策と外相に談話。
【
日清戦争】清国、講和全権に李鴻章任命の旨米公使を経て通告。
【
日清戦争】獨公使、日本が大陸の土地割譲を要求するは干渉惹起の恐れありと警告。
【
日清戦争】清国講和全権李鴻章、門司に到着。
日本国及び秘露共和国通商航海条約及び附属議定書調印。（30年1月9日公布、32年7月17日実施）
【
日清戦争】馬関春帆樓にて伊藤・陸奥両大臣、李鴻章と第一回会見。
【
日清戦争】第三回講和談判の帰途、李鴻章凶漢に狙撃され負傷。
【
日清戦争】李全権負傷のため無条件休戦を勅許。
【
日清戦争】日清休戦条約締結（期間三週間、4月20日終了、台湾澎湖列島を除く）
日本銀行と朝鮮政府間に300万円の借款成立。
【
日清戦争】陸奥外相、清国側に日本側講和条約案を提示。
政府、講和条件を露英佛米に内示、露公使奉天省南部割譲は干渉の口実を与うべきにつき、不得策と林次官に談話。
【
日清戦争】日本、講和条約最終訂正案を清国全権に提示。
【
日清戦争】日清休戦延期条約調印。
日清講和条約（下関条約・馬関条約）及び附属議定書調印。（5月8日批准書交換）
※英語版は
こちらから。
内閣書記官長伊藤巳代治を講和条約批准交換のため清国に差遣。
【
三国干渉】
獨露佛三国公使、林外務次官を来訪各覚書を提出して遼東半島の還付を勧告。
駐露西公使、訓令により露外相に遼東還付干渉の再考を要望、翌日拒絶される。
英外相、三国干渉に関し日本を助力せざる旨加藤公使に通告。
京都にて御前会議、三国の勧告を容認と決定。
露国沿海州軍務知事、二橋貿易事務官に浦潮港に臨戦地戒厳令施行の旨通告。（4月20日付、5月31日解除）
林次官、遼東半島は金州庁を除く外放棄すべき旨獨佛公使に回答。（露公使には5月2日）
【
日清戦争】清国、講和条約の批准交換延期を要請（5月1日付）日本側拒絶。
【
三国干渉】露外相、日本の旅順所有に不満と回答。
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三国干渉】閣議、遼東半島永久放棄に決定。
【
三国干渉】林次官、獨佛露公使に三国の勧告に従い遼東半島を還付すべき旨通告。
【
日清戦争】清国、米公使を通じ批准交換期日及び停戦日限の延期を要請。
【
日清戦争】芝罘にて伊藤全権辨理大臣、清国伍全権と日清講和条約の批准を交換。
【
日清戦争】遼東半島還付に関する詔勅。
英佛露等トルコ政府に改革案提出。
日伊通商航海条約批准交換期間延長に関する往復文書交換。（5月18日同）
駐清公使 林董、外務次官 原敬任命。
閣議、朝鮮に関し列国と共同し、また日鮮関係は条約上の権利に基かしむる方針を決定。
露国沿黒龍国有財産庁長官と久世領事間に樺太沿岸漁業に関し覚書締結。
清国全権・李経方と樺山台湾総督間に台湾及び澎湖列島受け渡しを了す。
日本政府、「将来の対韓戦略はなるべく干渉をやめ、朝鮮をして独立せしむる」方針を閣議決定。（対韓方針の転換）
外務大臣（臨時）、西園寺公望。
日露通商航海条約及び附属議定書別約、附属宣言書並びに外交文書調印。（9月11日公布）
獨キール運河開通。
雲南に関する佛清条約成立。
英に第三次ソールスベリー内閣。
清国の対日賠償金調達のための露佛借款4億フラン成立。
日英通商航海条約追加条約付属税目調印。
台湾海峡自由航行の件及び半島抛棄代償金（5千万両）等に関し日本政府宣言。
ベネズエラ国境問題に関し英米両国紛争。
露公使、西園寺外相に朝鮮の独立尊重に関し日本の干渉中止を希望。
国境確定に関する日西両国宣言調印。
獨帝、英首相とトルコ問題に付会談。
駐韓公使 三浦 梧楼任命。
西駐露公使、訓令により露外相に漁業条約締結方提議。12月31日露拒絶。
千島・ラヴェンナ号衝突事件、日本側と示談となりピー・オー会社1万ポンドを支払。
日本政府、露獨佛三国公使の勧告（9月11日）に従い還付代償3000万両支払い後三ヶ月以内に撤兵完了の旨三国に通告。
朝鮮政府、訓練隊解散及び武装解除を通告。
【
乙末の変】朝鮮大院君、日本将士軍隊に擁せられクーデター、閔妃殺害。
朝鮮閔妃殺害事件に関し三浦公使に帰朝を命じ尋で罷免す、小村寿太郎を駐鮮辨理公使に任命。
岡本柳之助等京城在留邦人20余名に退韓命令。
日本・丁抹間通商航海条約及び附属議定書調印。（29年5月16日公布）
林駐清公使、清国全権李鴻章と遼東半島還付に関し第一回会見。
井上馨を全権大使として韓国に差遣。
日本政府、朝鮮への無干渉方針を各国に通告方在外使臣に訓令。
三浦前駐鮮公使、広島にて京城事変に関する嫌疑にて拘引される。
孫文等の広州事件発覚。
倫敦にて清国より第一回日清戦争償金5千万両を受領。
朝鮮の親露派、朝鮮国王をロシア公使館へ連れ去ろうとするも失敗に終わる。
日本・伯利西爾合衆国間修好通商航海条約調印。（30年2月22日公布）
遼東半島還付条約及び附属議定書調印。（12月4日公布）
ニュー・ファウンドランド及びナタルの明治27年日英条約加入に関する英国政府の通告。
露に労働者階級解放闘争同盟創立。
遼東半島還付完了。
資本家・盛宣懐、漢陽製鉄所、大冶鉄山、萍郷炭鉱を合併、漢冶萍公司を設立。
断髪令で起こった騒乱鎮圧で首都防衛が手薄になったところにロシア公使ウェーバーがロシア水兵を引き入れる。
英艦隊ベネズエラに派遣される。
遼東還付に関し内閣弾劾上奏案衆議院に提出。（否決される）
南支に関する英佛協定成立。
閔妃殺害事件の被告三浦元公使等証拠不十分にて免訴釈放。
台湾島平定に付現行条約実施に関し宣言。
【
露館播遷】
韓国王、露公使館へ播遷、総理大臣金宏集殺される。
米上院、キューバ反乱軍を承認。
陸軍大将山縣有朋を大使として露帝ニコライ二世の載冠式に差遣。3月15日横浜発。
外相、韓国王還宮その他朝鮮問題に関し覚書を露公使に手交。
伊藤首相、露公使と朝鮮問題に関し会談。
在韓小村公使、露代理公使ウェーベルに朝鮮問題に関し覚書提示。4月6日露、対案を提出。
遣露山縣特派大使に朝鮮問題に関し日露協定締結方を訓令。
英獨、対清第一次借款（対日賠償金）成立、1600万ポンド。
日本、八幡製鉄を設立。
朝鮮政府、米人モールスと京仁鉄道敷設約定を締結、日鮮合同条款違反として日本抗議。
清国沙市及び厦門に領事設置。
清国蘇州及び杭州（3月31日）に領事設置。
外務大臣 陸奥宗光。
日本獨逸間通商航海条約及び附属議定書、日本獨逸間領事職務条約及び附属議定書各調印。（11月19日公布）
駐米公使 星亨、駐伊公使 栗野慎一郎任命。
英等トルコに武力干渉。
クリート島に反トルコ革命起きる。
李鴻章、ニコライ二世戴冠式のためモスクワ入り。
英公使、朝鮮国の独立保証に関し陸奥外相に提議。
日本瑞典間通商航海条約及び附属議定書調印。（30年5月25日公布）
清国よりの賠償金第二次払込、英貨851万余ポンドを伯林及び倫敦にてそれぞれ受領。
【
小村・ウェーバー覚書】
韓国問題に関し京城にて日露協定成立。
日本並びに英国及び愛蘭間に締結の小包郵便物交換に関する約定調印。
清国重慶に領事館設置。
在露山縣大使等ロバノフ外相と朝鮮問題に関し会談開始。
外務大臣 西園寺公望（兼任）
李・ロバノフ密約成立。
山縣・ロバノフ議定書。（公開4条秘密2条、30年2月26日発表）
外務次官に小村寿太郎、駐韓公使 原敬任命。
日本白耳義間通商航海条約及び附属議定書並びに戦時に際し兵器及び軍需品売買に関する協定書調印。（10月28日公布）
第二インターナショナルロンドン大会。
日清通商航海条約締結。（10月20日批准書交換実施）
日本佛蘭西間通商航海条約及び附属議定書、附属税目、附属宣言書調印。（31年3月30日公布）
露清間に東清鉄道敷設及び経営に関する契約調印。
日本和蘭通商航海条約及び附属議定書、同附属外交文書調印。（30年9月15日公布）
韓国、浦潮商人ブリネルに20年の期限にて豆満江右岸、鴨緑江岸等の官林伐採を許可す。
列国、クリート島事件に関しトルコに干渉。
外務大臣 大隈重信。
日本清国間杭州日本居留地取極書調印。（30年5月13日）
チュニスに関し佛伊条約締結。
露帝ニコライ二世、佛国を訪問。
日本郵船会社、濠洲航路を開設。
清国の製造業課税に関し渋沢東京商業会議所会頭建議を提出。
伊アビシニア戦争終る。
マッキンレー、米大統領に当選。
日本瑞西間修好居住通商条約及び附属議定書附属宣言書及び外交文書調印。（30年7月9日批准書交換）
工業所有権保護に関し丁・英・伊・露・瑞に通告。
日本白耳義間領事職務条約調印。（30年7月24日公布）
日本・ベルギー条約批准交換、華府にて行われる。
日西間修好交通条約及び附属議定書附属外交文書調印。（9月9日批准交換）
米英間に仲裁条約成立。
日米両国間工業所有権保護に関する約定調印。
日本匍萄牙間通商航海条約及び附属議定書調印。
朝鮮国王、ロシア公使館から朝鮮王宮へ帰還。
クリート島に革命。
英清ビルマ協定調印。
神州丸にて布哇到着の日本移民665名中463名、上陸拒絶送還される。
日清間蘇州日本居留地取極書調印。
大隈外相、露代理公使に本年末満期の海産仮規約継続方要請、夏沿黒龍総督3ヶ年延長に同意。
駐露公使 林董任命。
マッキンレー、米大統領に就任。
台湾に於ける佛国海陸兵士の墳墓保存並びに修復に関する日佛約定調印。
駐清公使 矢野文雄任命。
佛クリート島へ援軍。
クインスランドの明治27年日英条約加入に関する議定書調印。
クインスランドと同一の条件を以て他の英国海外領地及び植民地の明治27年日英条約加入に関する来復翰。
ホノルル到着の日本移民317名中163名送還される。
米布合併問題に関し英国と共同抗議方につき加藤公使に訓令。
布哇駐箚公使 島村久任命。
島村駐布辨理公使、軍艦派遣を要請。4月20日浪速、布哇に向け出発。
畿内丸にてホノルル到着の日本移民中549名送還される。
英女皇60年祝賀式参列のため威仁親王を差遣、伊藤博文随行。
希土戦争始まる。
韓国、露国士官160名雇入に関する契約を締結。
駐露本野公使に露国士官の朝鮮派遣停止を申入方訓令。
渋沢栄一等の京仁鉄道引受組合と米人モールスとの間に京仁鉄道譲受契約調印。
島村駐布公使、外相へ日本移民上陸拒絶に関し抗議申入。
日清間杭州日本居留地追加取極書調印。
駐佛公使 栗野慎一郎任命。
駐伊公使 牧野伸顕任命。
露清密約。
万国郵便条約、最終議定書及び郵便為替事務約定調印。（31年12月20日公布）
華府にて米国布哇国合併条約調印される。
星駐米公使、米布合併阻止のため移民問題を名目に布哇占領方意見具申。
大隈外相、米布合併は太平洋の現状を変動し我が権益を危殆ならしむと米布公使に抗議。
ロンドンで第三回植民地会議。
米国務長官、布哇合併に際し日本の正当なる権益は阻害されざる旨を通告。
清国牛荘に日本領事館設置。
在倫敦伊藤博文、大隈外相に米布合併への反対を強行せざるべく勧告。
日匍通商航海条約批准交換延期に関する往復文書。
獨佛間にアフリカに関し協定成立。
米、ディングレー関税法成立。
佛フォール大統領、露を訪問し皇帝と会見。
露公使ローゼン参内、国書捧呈。
日本国及び智利共和国間修好通商航海条約調印。
朝鮮国王、皇帝を称し国号を大韓と改める。
鎮南浦及び木浦居留地規則調印。（11月15日告示）
特許商標意匠の相互保護に関する日米議定書調印。
政府、京仁鉄道敷設資金100万円の貸付を認可。
外務大臣 西徳二郎。
山東省でドイツ人宣教師2名が殺害されたことからドイツは膠州湾を占領。
仁川日本居留地拡張に関する駐韓各国公使の協定書調印。
希土平和条約成立。
日本墺太利間通商航海条約及び附属議定書、追加条約、附属外交文書並びに宣言書調印。
ロシア、旅順・大連を占領。
アレクセエフの韓国度支部宗顧問就任に関し露国へ抗議。
露公使ローゼン、獨艦隊の膠州湾占領に対抗のため露艦隊の旅順口停泊方を西外相に通告。
露国公使、西外相に韓国問題に関し日露協商を提議。
工業所有権保護に関する日蘭通商航海条約第16条実施期日並びに右に関する裁判管轄権問題に関する日蘭議定書調印。
ロシアの高圧的対韓外交に対し、韓国内で排露気運が高まる。
清国、日清戦争償金支払いの延期を要請、日本これを拒絶。
日本・アルゼンチン間修好通商航海条約調印。
英清揚子江沿岸不割譲協定。
キューバ島ハヴァナ港にて米軍艦メイン号撃沈、邦人乗組員7名死す。米西関係悪化。
米、キューバの独立を認めスペイン軍の撤退要求を決議。
日本佛蘭西間価格無表記小包郵便物交換条約調印。（8月17日公布）
韓国、日本政府極印付円銀の通用禁止を布告。
日本暹羅修好通商航海条約及び附属議定書調印。（5月31日批准交換、6月25日公布）
日清戦役賠償金支払いのため英獨第二次対清1600万ポンド借款成立。
ロシア社会民主労働党成立。
工業所有権の相互保護に関する日白宣言書調印。（3月11日効力発生）
在清露公使、旅順大連の租借南満鉄道建設特許を清国に要求。（5日の期限付き）
ドイツ、膠州湾の99年租借権、山東省での鉄道敷設権、鉱山採掘権を獲得。（獨清膠州湾租借条約）
駐韓露公使、金鴻陸暗殺に関し、韓国は露の援助を必要とせざるや否24時間中に回答を要求。
韓国、露士官及び顧問の引揚を要求、23日引揚。
チェンバレン英植民相、加藤公使に威海衛租借問題及び対露日英共同行動に関し談話。
西外相、露公使に露国が韓国を日本に委任せば満洲を我利益の範囲外と認める旨通告。
加藤駐英公使、露の南下に対し日英提携の要を上申。
ロシア、清国より旅順・大連を租借（露清旅順大連租借条約）
露公使、遼東半島の租借を西外相に通告。
英公使、英国の威海衛租借に関し正式に日本の同意を求む。4月2日承認を回答。
露公使、韓国より露勢力を全然除外するが如きは容認できないと回答。
仏国、広州湾を占領。
福建不割譲に関し日清交換公文。
【
西・ローゼン協定】韓国に関し日露協商成立。
米、スペインに宣戦布告。
政府、米西戦争に局外中立を布告。
露支租借条約追加協定。
清国より日清戦役賠償金残額を受領、10日威海衛占領軍に引揚を命令。
ロシア、旅順・大連25年間租借権、東支鉄道延長権獲得。
清国沙市に暴動起こり日英領事館焼毀される。
日本威海衛占領軍、清国全権委員に威海衛引渡を完了。
英国、九竜半島の99年租借権を獲得。
英清九龍半島租借条約成立。
長崎稻佐にて日露水兵衝突。
清国にて戊戍変法。（百日維新とも言われる）（9/21まで）
英佛、アフリカに関し協定。
日西間工業所有権保護に関する修好交通条約第16条の実施に関する交換公文。（25日同）
外務大臣 大隈重信。
トルコ・ギリシャ国境決定。
英国、威海衛の租借権を獲得。（英清威海衛租借条約）
露清間に東清鉄道南満支線に関する契約調印。
日清間漢口日本居留地取極書調印。（12月27日告示）
布哇政府賠償金75000ドル支払いを通告し日本移民拒絶事件解決。
獨ビスマルク死去。
長江通商規定並びに同税関規則制定。（32年3月13日公布、4月1日実施）
東支鉄道着工。
米軍、マニラを占領。
日墺通商航海条約及び追加条約実施期日に関する往復文書。
日清間沙市日本居留地章程調印。（12月2日告示）
日清間天津日本居留地取極書及び附属議定書調印。（12月15日告示）
フアジョダ事件で英佛関係悪化。
大隈外相、中川駐米代理公使に米国の比島統治に賛成し、且その処理に共同するも可なる旨米国へ申入訓令。
フィリピン革命党首領サンディーコ、在マニラ日本領事に独立援助を懇請。
日清間難破船費用償還約定調印。（10月13日公布、10月15日実施）
駐韓加藤辨理公使、韓国と京釜鉄道敷設に関する条約調印。
外務次官 鳩山和夫、駐米公使 小村寿太郎任命。
清国漫遊中の伊藤博文、皇帝に謁見。
戊戌政変のため清国・梁啓超、塘沽にて日本大島艦に搭乗日本に亡命。
ポルトガル植民地分割に関し英獨秘密条約。
大隈外相、清国・康有為の保護を在香港上野領事に訓令、10月25日神戸到着。
近衛篤麿を会長として東亜同文会設立。
日清間天津日本居留地取極書続約及び附属議定書続約各調印。（12月25日告示）
外務大臣 青木周藏、山縣内閣成立。
仏国、広州湾の租借権を獲得。
ベルギー・ブラッセルに日本公使館設置。
台湾�峠４岾つ貪点�買入約書調印。
米西平和条約、パリで調印。
日佛通商航海条約追加条約並びに附属税目調印。（12月29日批准）
日獨追加約定及び附属議定書同上附属税目調印。（同日公布、32年1月1日実施）
八幡製鉄と漢冶萍公司の間で、互いに同量の鉄鉱石輸入及び石炭輸出の契約を結ぶ。
日本樺太漁業発展し漁場数2869か所、漁夫5000人に及ぶ。
マニラ、反乱軍に攻撃される。
米国加州議会下院にて日本人排斥決議案可決。
清国湖広総督・張之洞「清議報」の発刊停止及び梁啓超・康有為等の国外追放を要請。
米西平和条約批准されスペイン、キューバを放棄。
英佛、ファショダ事件に関し協定成立。
日本へ亡命中の清国・康有為、バンクーバーに向け出帆。
第一回日本ペルー移民780余名、カリヤヲ港に到着。
和田製鉄所長官と漢陽鉄政局督辨盛宜懐との間に大冶鉄鉱輸入契約成立。
駐露公使・林董をヘーグ開催万国平和会議委員に任命。
万国工業所有権保護同盟条約及び議定書及び万国工業所有権保護同盟事務局維持に関する議定書加入。（7月13日公布）
文学的及び美術的著作物保護万国同盟創設に関する条約・追加条款、終局議定書及び記名調書加入。（7月13日公布）
1886年9月9日の条約第二条・第三条・第五条・第七条・第十二条及び第二十条並びに附属終局議定書第一項及び第四項を修正する追加規定加入。（7月13日公布）
1886年9月9日のベルヌ条約及び1896年5月4日パリに於いて調印せられたる追加規定中の或る条項に関する解釈宣言書に加入。（7月13日）
日清間福州日本専管居留地取極書同上別約書調印。（9月20日告示）
清国鉄道に関し英露協商成立。
濠洲クインスランド州本邦移民の入国を不許可。
裁判管轄権に関する日英議定書調印。（6月10日公布）
佛獨、バグダード鉄道に関し協定締結。
ヘーグにて第一回国際平和会議開催。（〜7月29日）
和蘭、蘭領印度にて日本人を欧州人と同等待遇となす法律を公布。
日本・希臘間の修好通商航海条約調印。（10月12日公布）
群山・馬山浦・城津各国居留地規則調印。
カナダ政府、英国チェンバレン植民相の勧告にてコロンビア州の日本人排斥法を不認可。
外務次官 高平小五郎。
日本白耳義間裁判管轄権に関する議定書調印。（6月30日公布）
日佛間裁判管轄権に関する議定書調印。（6月30日公布）
裁判管轄権に関する日伊議定書調印。（7月7日公布）
獨・ハインリヒ親王参内謁見。
改正条約実施に関し詔勅発布。
獨、スペインよりマリアナカロリン諸島を獲得。
中村彌六所有の汽船布引丸、比島独立派へ弾薬提供の途上上海沖にて難破。
改正条約実施。（佛、墺洪国は8月4日より実施）
居住の自由を有せざる外国人の居住及び営業等に関する件公布。（8月4日施行）
国際紛争平和的処理条約調印。（33年11月22日公布）
陸戦の法規慣例に関する条約調印。（33年11月22日公布）
1864年8月22日ジュネーブ条約の原則を海戦に応用する条約調印。（33年11月22日公布）
窒息せしむべき瓦斯又は有毒質の瓦斯を散布するを唯一の目的とする投射物の使用を各自に禁止する宣言調印。（33年11月22日公布）
外包硬固なる弾丸にして其外包中心の全部を蓋包せず若しくは其の外包に裁刻を施したるものの如き人体内に於いて容易に開展し又は扁平となるべき弾丸の使用を各自に禁止する宣言調印。（33年11月22日公布）
軽気球上より又は之に類似したる新たなる他の方法に依り投射物及び爆裂物を投下することを五か年禁止する宣言。（33年11月22日公布）（以上第一回平和会議条約）
ヘーグ万国平和会議終わる。
布哇日本契約移民9310名認可される。
米国、列国に清国の門戸開放機会均等を提議、ジョン・ヘイ宣言。
佛ドレフュス有罪と決定、大統領放免す。
南阿戦争始まる。
日本国及び智利共和国修好通商航海条約追加条款調印。（29年11月6日公布）
政府、米国より香港行の途次横浜に来着の清国亡命者康有為の上陸を拒絶。
日清間厦門日本専管居留地取極書同上別約調印。（11月15日告示）
佛清、広州湾租借条約成立。
佛領植民地「レ・ユニオン」に修好通商条約適用に関する佛国公使の日本外相宛来翰。
サモア島分割に関し米獨、条約締結。
清国駐箚大使からの電報発信。
米公使、清国に於ける通商航海上均等待遇の保証を要請。
米国の清国門戸開放提議に関し列国の同意を条件として承認の旨回答。
横浜正金銀行、牛荘支店を設置。
台湾銀行、厦門支店設置、5日開業。
日本コンゴー間修好及び居住に関する宣言書調印。（4月25日公布）
布哇政府、ペスト防遏のため病源地の民家焼棄を行い、強風のため日本支那街に大火。（先年12月31日よりの邦人被害者3600余名に達す）
墺炭坑大罷業。
日清間厦門日本専管居留地追加取極書調印。（5月12日告示）
佛領植民地「サン・ピエール、エ・ミクロン」等に修好通商条約適用に関する日本外務大臣宛来翰。
駐英公使 林董、駐露公使 小村寿太郎各任命。
清国駐箚西公使より青木外相宛電報。
米国、金本位制採用。
青木外相、林駐韓公使に露国の馬山浦借入要求に対抗のため巨済島借入方提議を訓令。
日西特別通商条約調印。（34年4月8日）
韓露間に馬山浦付近の土地譲与その他の秘密協定成立。
ロシア、土に小アジア鉄道譲渡を要求。
カナダ・ビクトリア港に本邦労働者3000人上陸。
清国駐箚西公使より青木外相への電報。
韓国馬山浦に日本領事館開館。
駐露小村公使、渡米移民制限の要を具申。
米ポルトリコに地方政府。
米公使、門戸開放通牒を各国承諾せしに因り日本の承諾も終結的のものと了解する旨通告。
カナダ総督、英領コロンビア議会の日本人排斥諸法を不認可。
日英両国間死亡者の財産保護に関する条約調印。（11月30日公布）
清国駐箚西公使、
安慶付近に於ける暴徒教民間の争闘情報の件を発布。
清国駐箚西公使、
保定府付近の争闘、駐露清公使暴動其の他の件を発布。
シアトルにて邦人料理店に対する妨害事件起こる。
米国下院、日本移民制限に関する建議案可決。
在北京列国（11か国）公使団、義和団の速やかなる鎮撫を清国に要求。
外務総務長官兼官房長 高平小五郎任命。
青木外務大臣より清国駐箚西公使宛に「
義和団の現況並びに暴動状勢報告方訓令の件」発布。
米国桑港に於ける検疫問題に付邦人の差別待遇を対米抗議。
清国駐箚西公使より青木外務大臣宛に「
状勢報告の件」電報発信。
天津在勤鄭領事より青木外務大臣宛に電報「
淶水教案に付報告の件?」
在北京公使団会議、護衛隊の招致要請を決議。
在天津鄭領事より青木外務大臣宛に電報「
京津交通断絶並居留民保護方愛宕艦長へ請求の件」
清国駐箚西公使より青木外務大臣宛に電報「
盧漢鉄道停車場焼毀に付報告の件」。
英国、オレンジ自由国併合を宣言。
天津に派遣の軍艦笠置出発。
露英佛米伊日各国派遣兵（約350名）、公使館護衛のため北京到着。
天津在勤鄭領事より青木外務大臣宛に電報「
団匪暴動事件第一次報告提出の件」。
天津在勤鄭領事より青木外務大臣宛に「
落岱停車場焼毀の件」との電報。
天津在勤鄭領事より青木外務大臣宛に「
騒擾状況続報の件」との電報。
清国駐箚西公使より青木外務大臣宛に「
北京廓外の教堂焼毀の件」との電報。
北京外交団天津との連絡絶たる。
第二次列国派遣兵（日英米佛露等）2000余天津を出発。
日本北京公使館書記生・杉山彬、永定門外にて清国兵により殺害される。
天津在勤鄭領事より青木外務大臣宛に「
落岱派遣各国分遣兵出発の件」との電報。
芝罘在勤田結領事より青木外務大臣宛に「
芝罘地方の不穏状況並びに義勇隊編成に付申進の件」との電報。
義和団大挙北京に入り外国人財産を略奪、北京各国公使館を包囲。
青木外相、英代理公使に日本の対清出兵に関し英の意向を探問。
天津在勤鄭領事より青木外務大事宛に「
京津間状況続報の件」との電報。
天津在勤鄭領事より青木外務大臣宛に「
義和団徒の天津侵入の件」との電報。
臨時閣議、清国へ陸軍派遣を決定、各国公使に通告。
在天津鄭領事より青木外務大臣宛に「
杉山書記生惨死に対する直隷総督等弔問の件」との電報。
天津在勤鄭領事より青木外務大臣宛に「
教案情報の件」電報。
外務総務長官 浅田徳則、駐米公使 高平小五郎任命。
「団匪暴動事件第二次報告提出の件」の電報。
日英獨露の連合陸戦隊、大沽砲台占領。
清国総理衛門、各国公使に24時間内に北京立退きを要求。
ドイツ公使クレメンス・フォン・ケッテラーが義和団によって殺害される。
清国、日米英仏独伊墺露の八か国に宣戦布告。
英臨代公使、在北京列国公使館及び兵員の地位危殆に付日本に救援の意ありや問い合わせ。（いわゆる第一次出兵慫慂）
松井駐英代理公使、ソールスベリーに日本の出兵に関し列国に異議なきことの保障を希望。
義和団及び清国兵に包囲された公使館区域の防御も限界に到達。
ロシア、満洲に侵入。
大冶の鉄鉱初めて日本に輸送さる。
米ヘイ国務長官、清国の領土保全、門戸開放を列国に再要請。
英臨代公使、北京の事態に関し日本の措置問い合わせ。（第二次出兵慫慂）
清国皇帝、義和団事件調停方に関し天皇に依頼の親電。（11日手交）
英国、日本の清国派遣軍隊の増員を希望。（第三次出兵慫慂）
閣議、第五師団の出動を決定各国に通告、日本派遣軍約22000に達す。7日下命。
移民問題に関し阿部守太郎参事官布哇へ出張。
英臨代公使、清国へ日本軍増派の場合は財政上の補助を辞せずと通告。
閣議、現今の日本の対清派遣及び派遣中の兵員は計22000なるも更に1乃至2個師団増発の準備方を決定。
英濠洲連邦組織条例を制定。
ロシア軍艦ミハイル号、砲撃開始。（江東六十四屯虐殺事件）
英臨代公使、日本が更に2万人の軍隊を派兵せば100万ポンドの財政援助をなすべき旨通告。
ブラゴヴェシチェンスク（海蘭泡）事件。
伊国ウンベルト一世、アナキストに暗殺される。
青木外相、各県に北米及びカナダ行き移民の禁止を訓令。
黒龍江・璦琿事件。（〜8/3）
八か国連合軍、北京公使館区域を救出。
西太后及び光緒帝、北京を脱出し西安に蒙塵。
陸軍大臣、児玉台湾総督に機会あれば厦門占領の必要ある旨奉勅命令。
厦門東本願寺布教所焼失、形勢不穏のため軍艦和泉の陸戦隊上陸。
露国、列国に満洲占領の一時的措置なる旨を釈明。
台湾より歩兵二個中隊厦門派遣のため出発。
政府、厦門派遣中止を訓令し並びに在厦門上野領事に帰台を命ず。
英国、南アフリカ共和国併合を宣言。
京畿鉄道沿岸に於ける漁業に関する日鮮往復文書交換。
近衛篤麿等の国民同盟会宣言を発す。
孫文等の恵州事件失敗。
清国皇帝、天皇に和局締結のための斡旋を依頼。
佛國政府、対清平和取極の基本条件を列国に通牒。
義和団事件に関し第一回北京列国公使会議、爾後佛提案を基礎に協議。
清国の門戸開放、領土保全を目的とする英獨協商（揚子江協定）成立。
獨首相ホーエンローエ辞しビューロー伯就任。
外務大臣 加藤高明 伊藤内閣成立。（第四次）
外務総務長官 内田康哉
英代理公使、英獨協商に加入勧告（獨よりも）
政府、英獨協商に参加の旨英代理公使に通告。
露清旅順協定締結、爾後露都にて交渉継続。
駐露公使 珍田捨己任命。
国際紛争平和的処理条約及び陸戦の法規慣例に関する海牙条約批准公布。
米国、日清間の福建省不割譲の約定があることを知りながら、福建省沿岸部の三沙澳の租借を企てる。
万国工業所有権保護同盟条約及び附属議定書修正追加条約調印。（35年8月18日公布、9月14日実施）
駐清公使 小村寿太郎任命。
北京列国外交団、対清講和条件に関し意見一致、北清事変に関する連名公書署名。
北京列国公使団筆頭スペイン公使、清国全権委員に12ヶ条の連名公書を交付。
清国全権委員、列国に対し講和条件受諾を回答。
露都にて満洲に関する露清交渉行わるも進展せず。
濠洲連邦成立。
米国公使、対清賠償談判地を欧州又はワシントンに移転方を提議、1月8日政府拒絶方を駐米高平公使に訓令。
北京外交団、12ヶ条応諾の勅諭並びに全権委員署名の議定書を改めて清国政府に要求。
露国公使、列国共同保証の下に韓国の中立国化案を提議。
閣議、日露漁業条約案を決定、4月7日珍田公使露国に提出、露応せずして中止。
清国全権、正式署名の議定書及び上諭を列国代表に送付。
ヴィクトリア英女王死去。
珍田駐露公使、韓国中立化の露提案は、満洲より露軍の撤退後に交渉するべき旨回答。
米にモルガン鋼鉄トラスト結成。
シアトル領事館開館。
加藤外相、清国公使に露清交渉に付警告を発す。
ポートラド分館開応を公示。
露国、満洲問題に関し清国に12ヶ条の新要求を提出。
獨外相、井上公使に満洲は英獨協商の範囲外と言明。
駐英獨代理大使、日本林大使に日獨英三国同盟を提唱。（日英同盟交渉の始端）
清国公使、満洲還付に関する露の要求に就き日本政府の居中調停を依頼。（英獨米にも）
マッキンレー米大統領再任。
北京列国公使団、義和団事件の賠償範囲及び算定基礎を確定。
獨首相、議会にて英獨協商は満洲に適用せずと声明。
加藤外相、清国公使に満洲に関する露の期限付き要求（3月26日迄）を拒否方勧告。
湖広総督張之洞、上海小田切領事に満洲三省開放を提議。5月11日政府見合わせ方を勧告。
英外相、林公使に英獨協商は満洲にも適用と回答。
珍田駐露公使、満洲に関する露清約定等に付対露抗議。
関税定率法及び同法附属輸入税表公布。（10月1日施行）
清国南京に領事館分館開応。
露国、政府官報にて満洲に関する露清商議断絶を宣言、4月8日露公使日本政府に通牒。
小村駐清公使、日本の義和団賠償金4607万円（4月末迄）を財源調査委員会に通知。
駐英林公使、英外相に日英間の永久的協約に関し見解を表明。
林駐韓公使、露韓電信接続に対抗して釜山馬山浦間電信線架設、及び海底電線敷設、陸揚権等を韓国に要求、10月未解決のまま懸案化す。
布哇上下院、ペスト予防の為の家屋焼払い事件賠償金（150万ドル）支払い案を可決。（日本要求額は650ドル余）
北京公使団、義和団事変に関する賠償要求は総計4億5000万両に達する旨清国に通告。
清国全権、列国の要求賠償金を30か年賦にて支払うべき旨回答。
外務大臣 曾禰荒助（藏相の臨時兼任）桂内閣成立。
商品の最恵国待遇継続に関する日伊交換公文。（8月3日同）
阿嘉貫主（内蒙古）入京。
韓国、詔勅を発して米穀の輸出禁止、輸入税免除を公示、8月8日林公使抗議。
高平駐米公使、桂首相の訓令により米国にて公債発行に関し該地資本家と協議。
上海に東亜同文書院設立。
佛土国交断絶。
北京公使団、講和談判最終議定書を清国全権に交付。
韓国、収穫期に至れば米穀輸出禁止を解除すべき旨林公使に言明。
米大統領マッキンレー狙撃され14日死去、テオドール・ローズベルト昇任。
義和団事件（北清事変）最終議定書調印。
ダンチヒにて露獨皇帝会見。
清国特使那桐参内、北清事変につき陳謝の国書捧呈。
伊藤博文、欧米に向け横浜出発。
外務大臣 小村寿太郎、駐清公使 内田康哉任命。
永代借地権に関する法律及び勅令公布。（即日施行）
日清間重慶日本専管居留地取極書調印。（11月7日告示）
東支鉄道完成（ザバイカル-ウラジオストク間）
在北京露国公使、清国に満洲還付条件に関し新提議。
林駐英公使に日英同盟商議の権限を正式に付与。
各国公使に永代借地上の家屋に対する課税徴収を猶予せざる旨通告。（英佛獨等抗議）
英チェンバレン、反獨演説。
米国に於ける公債発行交渉不成立に終わる。
英外相、日英同盟草案を林公使に手交。
清国李鴻章死す、為に清露交渉停頓。
小村外相、露国に満洲撤兵を勧告すべき旨在露公使に訓令。
駐露公使、（瑞典諾威兼任）栗野慎一郎任命。
韓国、米穀輸出禁止を解除。
パナマ運河に関しヘイ・ポンスフォルト条約成立。
外務総務長官 珍田捨己任命。
閣議、11月6日英提出の日英同盟草案に対する修正案を決定。
伊藤博文露皇帝に謁見、12月2日外相と会見。
伊藤博文、日露協定案をラムスドルフ露外相に提出。
直隷総督代理袁世凱、内田公使に天津還付を要請。（各国公使にも）
元老秘書会議（桂・小村両相参加）にて
日英同盟修正案を可決署名。（12月10日裁可）
伊藤博文（在伯林）より日英協約締結の延期を勧告し来る。（政府同意せず）
林駐英公使、日英同盟日本側修正案を英外相に提出。
駐獨露公使、露外相の日露協定対案を伊藤に交付。
伊藤博文、露外相に日露協定交渉の一時打切りを通告。
駐佛公使 本野一郎任命。
倫敦、紐育、天津、シドニー、モントリオール各領事館を総領事館に昇格。
桂首相、伊藤に露国との商議開始前に対英商議完結の意向を表明。
露シベリア鉄道完成。
厦門鼓浪嶼外国租界土地規則及び細則協定。
日本の勧告と差異なければ露国との満洲還付協約に調印方清国政府に提言。（露清銀行契約は拒否）
【
日英同盟】倫敦にてランスダウン英外相及び林駐英公使、
日英同盟協約に調印。（即日実施、2月12日公示）
※英語版は
こちらから。
内田駐清公使、慶親王に露清銀行約案の撤回を要求。
伊鉄道ゼネスト。
伊藤博文、欧米周遊より帰朝、長崎に入港。
横浜正金銀行、北京支店を設置。
清国外務部、各国公使に天津還付を正式要求。
閣議、永代借地上家屋の課税に関し4国との確執を調停裁判に付すべく決定。
清国及び韓国の独立に関する露佛共同宣言発表。3月19日露佛公使、小村外相に通告。
獨土間にバグダード、ベルリン鉄道会議。
露国オデッサに領事館開庁を公示。
ロストフに示威運動。
露清満洲還付協約に関しその速やかな締結を欲し異議を放棄すべき旨内田公使に訓令。
【
満洲還付条約】
満洲還付に関する露清協約調印される。（4月12日発表）
伊、スイスと国交断絶。
露ポルタヴァに農民大暴動。
日鮮間馬山浦日本専管居留地取極書調印。
キューバ共和国成立。
内田駐清公使、露清吉林省採鉱協定に付抗議申入れ。
英、ブーア人共和国を併合、南ア戦争終結。
福建省樟腦専売権を獲得。（38年10月解約）
上海国際及び佛蘭西国居留地各会審衛門の管轄に関する仮規則採択。6月28日北京外交団承認実施）
【
北清事変】義和団事件償金の割増要求撤回を北京外交団に通知。
北京列国公使会議、講和条約付帯議定書（義和団賠償金分配に関する議定書）調印、日本の賠償受領額は3479万3100海関両。
上海にて日清通商条約改正談判開始。
獨・墺洪・伊の三国同盟更新。
倫敦に第四回植民地会議。
在北京5か国公使（日英佛獨伊）、天津還付条件記載の同文公書を清国外務部に送付。
英バルフォア内閣成立。
清国、5か国の天津還付条件承諾を回答、還付期日8月15日と決定。
米、パナマ運河会社の権利を佛より買収。
日本政府、上海撤兵を英獨佛三国に提議。
横浜正金銀行、漢口出張所を設置。
天津都統衛門を清国に引渡。
日佛獨英、条約及びその他協約中の趣旨並びに意義に関する紛争を仲裁裁判所に付する議定書（
家屋税問題仲裁裁判に関する議定書）調印。（38年5月22日敗訴となる）
日獨英等列国、清国と輸入税率改定に関する取極書に調印。（10月4日告示、同31日実施）
英清通商条約（マッコイ条約）調印。
閣議、小村外相要求の清韓事業経営費（479万円）支出を決定。（京釜鉄道、京義鉄道、日清銀行設立（300万円）等）
香港上海銀行、興業銀行より譲受し日本五分利公債5000万円売出。
露国、満洲還付協約による第一期撤兵を履行。
日本上海駐屯軍全部引揚。
モロッコ、チュニスに関し佛伊密約。
小包郵便物交換条約最終議定書に加入。
列強、トルコの内政に干渉。
獨、保護関税施行。
獨、農業者連盟新関税反対。
台湾銀行、香港支店設置。
珍田外務総務長官、各地方長官に米加行き移民禁止の続行方訓令。
露国、是月期限の第二次満洲撤兵を履行せず。
駐清露国公使、満洲撤兵に関し7ヶ条の新要求を清国に提出。
内田駐清公使に露国の新要求に対し対清警告方訓令。
京都山縣の無隣菴にて山縣・伊藤・桂・小村等対露策を協議。
日清間天津居留地拡張取極書調印。（7月10日告示）
清国、満洲撤兵に関する露国の新要求を拒絶、還付協約の履行を要請。
英国、ペルシャ湾支配を宣言。
佛に反教会デモ。
米国・ヘイ国務長官、高平公使に対露交渉に関し日英米連合運動の必要を認めずと言明。
日清郵便及び小包郵便仮約定調印。
清国皇族貝子載振参内謁見。
セルビアに軍隊革命、国王暗殺。
露国陸相クロパトキン入京。
内田駐清公使、奉天・大東溝の開放を清国に促す。
対露問題に関し御前会議開催、日露交渉開始を決定。
閣議、潮汕（広東省汕頭〜潮州）鉄道に個人名義にて70万円の出資を決定。
東支鉄道営業開始。
駐英林公使、日露交渉開始につき英国の了解を求む。
下セネガルを佛領と宣言。
韓国鴨緑江森林監督逍、露国森林会社と龍厳浦土地租借契約を締結。
小村外相、栗野駐露公使に露国に日露交渉開始を提議方訓令、7月31日露外相に口上書手交。
南アフリカ関税同盟成立。
露外相、日露交渉開始の勅裁を得たる旨回答。
近衛篤麿等の対露同志会発足。
栗野駐露公使、６ヶ条の日露協商基礎条項を提出。
露国、極東総督府を新設アレキシエフを総督に任命。
ラムストルフ露外相、日露交渉地を東京に移すことを提議。
林駐韓公使に露韓龍厳浦租借契約を拒絶すべき旨韓帝に上奏方回訓。
露国、満洲還付に関する7条件を撤回し新要求を清国に提出、清国拒絶。
小村外相、日露交渉地東京移転の露提議に同意を訓令。
露国ローゼン公使、日露交渉に関しアレクセエフと会談のため旅順に出発。
旅順より帰京せるローゼン公使、小村外相に
露政府の対案を提出。
外相、官邸にて小村・ローゼン第１回会議。
日清両国間の追加通商航海条約調印、奉天大東溝の開放を清国承認。（37年1月11日批准交換）
小村・ローゼン第三回会談、露対案への日本修正案を提出。
英米間にアラスカ国境決定。
露墺・トルコ内政に干渉。
佛、清国と雲南鉄道敷設協定。
小村・ローゼン第五回会談、日本確定修正案を手交し露の再考を要求。
露・社会民主党、ボルシェヴィキとメンシェヴィキに分裂。
パナマ、コロンビアより独立、共和国宣言。
米国、パナマより運河両岸一帯を永久租借。（ハイ・バリラ条約）
外務次官 珍田捨己任命。
ローゼン公使、日本の10月30日案に対し漸く修正案を提示。
小村外相、ローゼン公使に露の再考を要求。
閣議、英国にて公債募集の方針を決定、25日駐英林公使に準備方訓令するも英国同意せずに中止。
臨時閣議、枢密院会議開催、京釜鉄道速成に関する緊急勅令・軍費支辨に関する緊急勅令等公布。
閣議、日露戦争勃発の際の対清韓方針（清国の中立保持）を決定。
林駐英公使、訓令により英外相に日露開戦の際の財政上の援助を要請。（英、起債保証は不可能と回答）
ローゼン公使、露国の最終提案を小村外相に提示。
内田駐清公使、慶親王に会見し日露開戦の場合には中立維持を勧告。
パナマ共和国独立の承認に関し告示。
対露交渉、ロシアに最終提案。
佛外相、本野公使に日露間の調停を示唆、日本拒絶。
清国・大冶鉄廠と興業銀行間に300万円融資借款成立。
小村外相、露国に回答督促方栗野公使に訓令。
御前会議にて対露断交、開戦を決定。
小村外相、栗野公使に対露交渉断絶通告方訓令、6日執行。
日本、ロシアに国交断絶を通告。
在露日本権益保護を米国に依頼方高平公使に訓令。
東郷平八郎の連合艦隊、佐世保を出港。
小村外相、各国駐箚日本公使に清国の中立尊重の意向を通告方訓令。
東郷平八郎の連合艦隊、旅順港外で敵艦3隻を撃破。
瓜生外吉少将の第四戦隊、仁川沖で敵艦ワリヤーク、コレーツを撃沈。
【
日露戦争】
露国に対し宣戦の詔勅。
【
日露戦争】駐露栗野公使、公使館員及び留学生を率いて露都を引揚。
【
日露戦争】ローゼン公使東京を引揚、12日横浜発。
【
日露戦争】米国公使、清国に於ける交戦地域を局限し清国の中立保全を尊重すべく提議。
【
日露戦争】清国、日露戦争に中立を宣言。
【
日露戦争】閣議、倫敦市場にて英貨公債募集の方針を決定。
【
日露戦争】ロシア、宣戦布告より先に攻撃したと日本を非難。
【
日露戦争】ロシア、外交断絶・戦闘開始の顚末を公表。
日韓議定書調印。（27日公布）
※日韓議定書：英語版は
こちらから。
【
日露戦争】外債募集のため高橋是清日銀総裁英国へ出発。
【
日露戦争】日本第一軍、九連城、鳳凰城を攻略。
【
日露戦争】小林外相、ロシアの非難に反論。
平民新聞に「与露国社会党書」（幸徳秋水執筆）掲載。
忠清、黄海、平安道に於ける漁業に関し日韓往復文書。
【
日露戦争】第二回旅順閉塞作戦。広瀬武夫少佐戦死。
モロッコ、エジプト問題に関する英佛協定成立。
【
日露戦争】旅順港外でロシア艦隊撃破。
【
日露戦争】第三回旅順閉塞作戦。
米、パナマ運河工事開始。
【
日露戦争】日本、公債1000万ポンド（6分利付）英米にて半額宛引受の契約調印。5月12日応募開始、英にては応募30倍、米にては5倍に達す。
清国慶親王、内田公使の追及にて露清密約（29年6月3日）の存在を肯認。（6月24日内示）
韓国、韓露条約及び豆満江・鴨緑江等に於ける森林伐採権の特許破棄を声明。
【
日露戦争】日本第二軍、金州城を攻略。
閣議、根本的
対韓方針を決定。
清国山東鉄道完成。
【
日露戦争】乃木希典大将の第三軍、旅順攻撃を開始。
北京公使館区域に関する議定書調印。
満洲軍総司令官に大山巌陸軍大将、総参謀長に児玉源太郎陸軍大将を任命。
【
日露戦争】日本第二軍、蓋平・大石橋を占領。
北清事変償金問題に関する1904年の連名公書に調印。
露内相プレーヴェ暗殺される。
アムステルダムの第二インターナショナル第六回大会に片山潜参加、ロシア社会民主党のプレハーノフと交歓。
横濱正金銀行大連支店設置。
アムステルダムに第二インターナショナル大会。
韓国で一進会結成。
芝罘港内に遁走せる露艦レシーテリヌイ号を捕獲、国際問題惹起。
【
日露戦争】乃木大将、東郷平八郎と連署の書面をステッセルに送付し開城勧告。
【
日露戦争】旅順総攻撃開始。
第一次日韓協約調印（9月5日公布）。韓国の財政及び外交を事実上掌握、財政顧問に目賀田修太郎、外交顧問に米人スチヴンス傭聘される。
日本印度間通商に関する条約調印。（38年3月16日公布）
【
日露戦争】日本第一、二、四軍、遼陽総攻撃。
【
日露戦争】日本、遼陽を占領。
英清間拉薩（ラサ）条約成立。
林駐英公使、遠からず露国の外交関係引受の措置を執るべき旨英外相に申入、外相諒解。
遭難米国船ベンジャミン・シオール号船員、台湾にて殺害される。12月17日米公使抗議。
【
日露戦争】沙河の戦いでロシア軍を撃破。
【
日露戦争】バルチック艦隊、リバウ港を出港。
【
日露戦争】第二回6分利付公債1200万ポンド英米にて発行の契約成立。11月4日応募開始。
匍清通商条約（ブランコ協定）。
米国労働連盟大会、日本人及び韓国労働者排斥に関し決議。
【
日露戦争】二〇三高地をついに占領。
病院船に関する条約及び最終決議書に調印。（40年5月24日公布）
英露商業協約成立。
横浜正金銀行、旅順（1月）芝罘（3月）奉天（4月）鐵嶺（7月）に各出張所設置。
獨・ルールに罷業。
【
日露戦争】ステッセル降伏。
【
日露戦争】旅順開城規約調印。
【
日露戦争】水師営の会見。
米国、清国の領土保全及び機会均等を英佛獨伊等に要請。
韓国、日本貨幣の法貨として同国内に流通を公認。
露ペテルブルグ労働者宮に請願デモ、軍隊発砲血の日曜日。
駐米高平公使、米大統領に
平和克服後に於ける満韓並びに旅順に関する日本政府の意見及び講和に関し申入れ。
佛ルーヴィエ内閣成立、外相デルカッセ。
日英同盟祝賀会にて小村外相、同盟の継続発展を希望の旨演説。
英外相、林公使に日英同盟継続の内交渉開始を申出。
【
日露戦争】奉天会戦始まる。
米国加州上院（下院は2日）日本移民制限に関する決議案を可決。
米ローズベルト大統領再任。
【
日露戦争】日本、奉天を占領し陸軍記念日に制定。
【
日露戦争】第一回4分半利付英貨公債3000万ポンドの契約成立、29日倫敦・紐育にて応募開始。
【
日露戦争】米大統領、高平公使に講和条件の内示を希望、日本明示を回避。
獨帝タンジールにモロッコのサルタンを訪問。（第一次モロッコ問題発生）
韓国通信機関委託に関する日韓取極書調印。（4月28日公示）
金子堅太郎、米国で講演「日本人の性質及び理想」。
清国・長沙に領事館設置。
閣議、韓国保護権確立を決定。
【
日露戦争】佛國外相、本野公使に日本が領土及び償金を要求せざれば露は講和を希望と言明。
【
日露戦争】小村外相、駐佛本野公使にバルチック艦隊の東航に関し佛國に中立励行を要求方訓令。
閣議、日露講和条件を決定同日裁可。
高平駐米公使に満洲の清国への還付、門戸開放の日本方針不変を米大統領に言明方訓令。
清国に対米ボイコット起こる。
サンフランシスコで日韓人排斥連盟結成。
英外相、日英協約を攻守同盟とし適用地拡張（印度）を提議。
ヘーグ国際仲裁裁判所、日本と英獨佛間の元居留地上家屋課税に関する提訴に判決、日本敗訴。
閣議にて日英同盟拡張強化の方針を決定。
京城にて京釜鉄道開通式挙行、日本特派大使・博恭王隣席。
林駐英公使、日英同盟協約案を英国に提出。
【
日本海海戦】午前4時45分、信濃丸から敵艦見ゆとの入電。日本海海戦に勝利。
露黒海艦隊ポチョムキン号反乱。
【
日露戦争】高平駐米公使、米大統領に日露講和の友誼的斡旋を希望。
【
日露戦争】米大統領、露国大使カシニーに日露講和を勧告。
【
日露戦争】露国皇帝、米大統領に講和談判に全権委員を任命すべく回答。
【
日露戦争】米国公使、正式に米国の講和勧告書を手交。（露国にも同日交付）
【
日露戦争】米大統領の講和勧告に応じ全権委員を任命すべき旨米公使に回答、露外相も12日承諾。
英外相、日英同盟協約対案を提示、爾後交渉継続。
【
日露戦争】米大統領ポーツマスを日露講和談判地に指定。
閣議、講和条件を決定。（7月5日裁可）
【
日露戦争】日本樺太攻撃軍編成。
ロンドン滞在中の孫文、日本に戻る。
台湾銀行福州出張所設置。
モロッコ領土保全に関し獨佛間に協定。
講和全権委員に小村外相、高平駐米公使を任命。
外務大臣（臨兼） 桂太郎。
【
日露戦争】第二回四分半利付英貨公債3000万ポンド成立、英米獨にて三分の一宛引受。
【
桂・タフト協定】桂首相、来朝中の米国陸軍長官・タフトと会談、韓国フィリピン問題に関し
桂・タフト覚書成立。8月7日大統領承認の旨通告し来る。
【
日露戦争】日本、樺太占領。
【
日露戦争】日露講和第一回会議、日本より講和条件12ヶ条を提出。
第二回日英同盟。（即日実施、9月27日公布）
※英語版は
こちらから。
【
日露戦争】日露講和第二回会議、露国対案を提出。
韓国沿海及び内河の航行に関する日韓約定書調印。（8月23日告示）
東京にて清国留学生主催の孫文歓迎会開催。
【
日露戦争】日露講和会議、抑留軍艦交付、極東海軍力制限の10・11款を日本撤回、更に秘密会議にて樺太北半を返還しその代償として12億円を要求の妥協案を提出。
興中会、他の2派が合同で「中国革命同盟会」を東京で結成。
【
日露戦争】米大統領、樺太北部返還報酬金の減額（拗棄）を勧告。
ブリュッセルに国際議会会議。
【
日露戦争】閣議、米大統領の勧告により報酬金減額を決定。（6億円と俘虜収容費1億5千万円）
【
日露戦争】御前会議開催、償金及び割地の要求を拗棄するも講和を成立せしむることを議決、
小村全権に訓令。のち北緯50度以南の樺太割譲要求方訓令。
【
日露戦争】日露講和会議、日本側軍費要求樺太北半を拗棄して講和成立。
米国鉄道界の有力者ハリマン来朝、朝野熱烈に歓迎。
【
日露戦争】日露休戦に関する議定書調印。
【
日露講和条約】ポーツマスにて
日露講和条約、追加約款調印。（10月16日公布、11月25日批准交換）
日比谷にて講和反対国民大会開催、焼き打ち事件として暴動化。
【
日露講和条約】小村全権、米大統領と会見し対清韓ポーツマス条約の実施に関し了解を求める。
清国、香港上海銀行と110万ポンドの粤漢鉄道借款。
列国、清国との間に黄浦江水路改良に関する約定調印。
露に総罷業。
ノルウェー、スウェーデンより独立。
清国、京漢鉄道全通。
【
桂・ハリマン協定】桂・ハリマン間に南満洲鉄道に関する日米シンジゲート組織に付
予備協定覚書を交換。
遼陽に関東総督府設置。（39年5月旅順へ移転）
外務大臣 小村寿太郎
露国軍務知事・ワルヴェフ大佐に樺太北部を引渡。
在桑港上野領事、桂首相の訓令に依り桂・ハリマン覚書の中止を是日入港せるハリマンに伝達。
閣議、満洲に関する清国との条約締結方針を決定。
韓国に保護権設定の方針を閣議決定。
四平街にて日露両軍満洲撤兵手続き及び鉄道線路引渡順序議定書、同上覚書調印。（11月24日公示）
露皇帝、国民の自由及び参政権承認。
韓国差遣特派大使に伊藤博文を任命。
清国留学生激増に付取締のため清国人を入学せしむる公私立学校に関する規定発布。（39年1月1日施行）留学生抗議。
小村外相を清国派遣特命全権大使に任命。
外務大臣（臨時兼任） 桂太郎。
日米間著作権保護に関する協約、同上協約第三条の解釈に関する交換公文調印。（39年5月10日実施）
伊藤特派大使、韓国皇帝に日韓新協約（保護権設定）につき陳説。
【
韓国保護条約】
第二回日韓協約調印。（11月23日告示）韓国各地に暴動起こる。
※英語版は
こちらから。
第二回四分利付英貨公債2500万ポンド発行仮契約調印。（英国団体1300万ポンド、巴里ロスチャイルド家1200万ポンド）
米臨代公使、韓国に於ける米国の外交事務は爾後在東京公使館にて取り扱うべき旨通知。
駐英公使館を大使館に、林（董）駐英公使を大使に各昇格。
英バナーマン内閣成立。
モスクワに武装反乱。
韓国統監府及び理事庁官制公布、21日伊藤博文を初代韓国統監に任命。（39年3月2日京城着）
【
満洲善後条約】北京にて
満洲に関する日清条約並びに附属協定調印、秘密会議録にて満鉄平行線の禁止その他を規定。（即日実施、39年1月31日公布）
横浜正金銀行、安東県（7月）漢口（8月）に出張所設置。
獨・モルトケ、参謀総長に就任。
外務大臣 小村寿太郎。（1月1日清国より帰朝）
瑞諾連合解除の国際条約の効力に及ぼす影響に関する日諾交換公文。
外務大臣 加藤高明、西園寺内閣成立。
在華府及び伯林日本公使館を大使館に昇格。
駐米大使 青木周藏、駐獨大使 井上勝之助各任命。
英総選挙、自由党勝利。
添田壽一よりハリマンへ南満洲鉄道に関する覚書（桂・ハリマン）の無効を通告。
モロッコ問題に関しアルヘシラス列国会議開催。（〜4月7日）
ベルリンに社会民主党デモ。
駐露公使 本野一郎任命。
在巴里日本公使館を大使館に昇格、駐佛大使 栗野慎一郎任命。
日本・加那陀間の通商に関する条約調印。（7月12日公布）
韓国統監府開庁式挙行。
来朝中の英国コンノート殿下参内、ガーター勲章を贈進。
外務大臣 西園寺公望（兼）
米国加州議会にて日本移民制限に関する両院協同決議案が通過。
英国、各満洲の門戸開放機会均等の実行に関し西園寺外相に抗議。（26日に米国も同じく抗議）
サンフランシスコ学務局、日本人学童の隔離を決議。
閣議、9月1日より大連港開放を決議。
日置臨時代理大使、米国務長官に日本は満洲の門戸開放を尊重すべき旨通告。（5月1日より安東、6月1日より奉天を開放）
西園寺首相、満洲視察に出発。5月14日帰京。
サンフランシスコ大地震。
米英間にアラスカ国境条約成立。
英清、西藏条約調印。
安東領事館開館。
パリ労働者デモ。
露国憲法発布。10日第一次国会開く。
倫敦に英白会談、コンゴー国境決定。
日米追加犯罪人引渡条約調印。（9月26日公布）
外務大臣 林董。
佛総選挙、社会急進党勝利。
浦潮に貿易事務館開館。
首相官邸に伊藤・山縣・西園寺等元老閣臣参集、
満洲問題に関する協議会開催。
万国郵便条約調印。（40年9月19日公布、10月1日実施）
獨瑞典（ドイツ・スウェーデン）通商条約締結。
奉天総領事館開館。
駐英大使 小村寿太郎任命。
駐清公使 林権助任命。
東北地方の飢饉救済に関し天皇、米大統領に感謝の親書を発す。
戦地軍隊に於ける傷者及び病者の状態改善に関する条約及び最終議定書調印。
リオデジャネイロに汎米会議。
関東都督府官制公布、9月1日大島義昌を関東都督に任命。
露国より東清鉄道の受領を終える。
米獨間に互恵関税条約調印。
露都にて日露通商条約交渉開始。（40年7月28日調印）
露都にて日露漁業協約締結交渉第一回会議開催。（40年7月28日調印）
キューバに反乱勃発。
高橋是清を特派財政委員に任じ英国に派遣。（9月6日出発）
大連を自由港として開放。
清国奉天総領事館鐵嶺分館開館を公示。
佛クレマンソー内閣成立。
日清間営口還付に関する北京協定並びに交換公文承認。
林外相、英公使に英国の威海衛継続占領を希望。
米国桑港学務局、日本学童隔離を決議。
1906年7月6日の赤十字条約に関する帝国政府の宣言調印。
1906年7月6日の第二回ジュネーブ条約に対する韓国の地位に関する外交文書交換。（11月20日同）
森林経営に関する日韓協同約款調印。
広東領事館（12日）及び奉天領事館新民府分館・長春分館（15日）を各開館。
桑港（サンフランシスコ）にて上野領事、米国商務長官メトカフと学童排斥問題に関し会談。
伯林（ベルリン）にて国際無線電信条約及び最終議定書調印。（41年6月23日公布、7月1日実施）
清国、日本公使に在清日本各居留地に於ける吸咽取締実行を要請。
露ストルイピンの土地改革。
南満洲鉄道会社設立。（11月13日総裁 後藤新平任命）
露国外相、本野公使に日露協商を示唆。
日清間営口還付に関する取極調印。
英佛伊間にアビシニア条約成立。
カルカッタに印度国民会議開催。
米・ルート国務長官、青木大使に日米相互移民禁止協約締結を提議。
初旬より日本渡米移民制限に関し林外相と米大使館間に交渉開始。
台湾銀行汕頭出張所設置。
米国政府、日本学童隔離問題を加州大審院及び巡回裁判に試訴。
米・ルート国務長官、青木大使に再び移民禁止協約を提議。
露外相、本野公使に日露協商締結を提議、2月12日本野公使その精神に同意の旨回答。
日清間漢口日本拡張居留地取極書調印。（6月17日公示）
遣英答禮大使 伏見宮貞愛親王出発。
「ルート修正」（日本移民の転航禁止）を含む1907年新移民法米国上院を通過（18日下院同）、20日大統領裁可、之に依り桑港（サンフランシスコ）の日本学童排斥問題解決。
露外相、本野公使に日露協商案を提示。
在ローマ・ウィーン両公使館を大使館に昇格。
駐伊大使 高平小五郎、駐墺大使 内田康哉各任命。
ハルピン総領事館開館。
五分利付英貨公債2300万ポンド発行仮契約調印。（英佛にて募集）
清国、英国中英公司と広九鉄道借款。（150万ポンド）
清国・吉林に領事館開館。
米国桑港（サンフランシスコ）学務局、日本児童の復校許可を決議。
学童隔離命令撤回。
米国大統領令を以て限地旅券を所持して米本土に渡来する日本人及び朝鮮人の入国を拒絶。
英領印度カルカッタ日本総領事館開館。
日清汽船会社創立、上海・漢口線に50万等総計81万円の政府補助金を支出。
日露両軍租借地及び鉄道附属地を除き満洲より撤兵。
日清間新奉及び吉長鉄道に関する協約調印。
倫敦（ロンドン）に第五回植民地会議開催。（〜5月14日）
都築馨六を全権大使に任じ万国平和会議委員に任命。
日露漁業仮議定書締結。
アフリカの地中海大西洋沿岸に関し、英西（スペイン）、佛西協定成立。
清国に黄岡事件起こる。
奉天新民屯間鉄道及び附属固定物件並びに輪転材料授受結了に関する日清公文書に調印。
日清間大連海関税置及び内水汽船航行に関する協定調印。（6月11日告示、7月1日海関開庁）
山本大将（渡英中）・フィッシャー英元帥、日英協約に伴う海軍に関する軍事協定に署名。
日佛両国間
明治40年協約並びに佛領印度支那に関する日佛宣言書を巴里（パリ）にて調印、交換公文にて清国に於ける両国の勢力範囲を確定。（6月10日実施、6月17日公示）
日露両国間の満洲に於ける鉄道接続業務仮条約・同上追加条款・同上附属議定書調印。（8月3日公示）
第二回万国平和会議和蘭国ヘーグにて開会、会期中韓国皇帝の密使ヘーグに来り会議に参列を要求。
日露漁業協約に関する両国全権委員の宣言書署名。（9月11日告示）
高宗、ハーグ万国平和会議へ保護条約無効を訴える密使を派遣。
清国、鳳凰城・遼陽・寧古塔・琿春・三姓・海拉爾・璦琿の7か所開放の旨阿部臨代公使に通告。
韓国内政の全権掌握に関する日韓協約の件を裁可。
林外相、韓国に向け出発。
鉄道及び炭坑授受に関する日露協定調印。
韓国皇帝譲位の詔勅発布、韓国各地に暴動起こり翌20日李完用首相宅等焼かれる。
日露満洲鉄道接続業務条約調印。
第三回日韓協約及び不公表覚書調印。
※日韓協約英語版は
こちらから。
日露通商航海条約、附属別約及び附属議定書調印。（9月9日批准書交換）
日露漁業協約及び附属議定書調印。（9月11日公布）
米国・カナダの移民事情調査のため石井菊次郎通商局長出発。
第一回日露協約（本協約、秘密協約、追加約款）調印、外蒙古に関する文書交換。（8月15日公示）
第二インターナショナル・シュトゥットガルト大会、日本・加藤時次郎出席。
韓国軍隊の解散に際し日韓軍衝突事件起こる。
石井菊次郎通商局長、布哇（ハワイ）にて米・ストラウス商労務長官と移民問題を協議。
間島龍井村に統監府派出所開設、24日清国撤去を要求。
波斯（ペルシャ）、西蔵（チベット）等につき英露協約成立。
バンクーバーにてアジア人排斥同盟会集団示威、邦人被害52戸に及ぶ。（カナダ政府約1万ドルを賠償）
在浦潮（ウラジオストク）帝国貿易事務館閉館、領事館を設置。
英佛協商カナダ貿易調整。
新西蘭自治制を宣言。
南京領事館開館。
米国陸軍長官・タフト来朝、移民問題に付き林外相と会談。
紐育（ニューヨーク）に金融恐慌。
皇太子、韓国訪問のため出発。
加奈陀（カナダ）首相、在本邦英大使を通じてバンクーバー暴行事件に付遺憾の意上奏方を林外相に依頼。
獨ハンブルグに金融恐慌。
和蘭（オランダ）ヘーグにて第二回万国平和会議条約12条約及び最終決議書調印。（45年1月13日公布）平和会議閉会。
米大統領、青木大使と会見、太平洋及び清国問題に関する日米協同宣言並びに移民問題を論及。
米国務長官、日本大使に更に厳重なる労働者移入制限を励行方要請。
警察事務執行に関する日韓取極書調印。
汕頭に領事館開館。
英国ポーリング商会、清国と新法鉄道敷設を契約のち日本の抗議にて中止。
長春に領事館開館。
加奈陀（カナダ）労働大臣ルミユー、日本のカナダ向け移民渡航制限に関し来朝。
【
日米紳士協定第一号】オブライエン米大使、
林外相宛書簡にて更に厳重なる労働者渡航制限の励行を要請。
米合衆国労働者大会（A.F.L)にて日本人排斥を討議。
【
日米紳士協定第二号】米大使、
米国本土及びハワイへ渡航の日本・朝鮮労働者制限に関し覚書を提示。
在サンフランシスコ領事館を総領事館に昇格。
カナダ労働大臣ルミユー、林外相との間に移民の自発的制限に関し内協定を結び帰国。
【
日米紳士協定第三号】林外相、米大使に
移民問題に関し覚書を手交。
【
日米紳士協定第四号】林外相、移民制限に関する米提案に対し
日本が採らんとする行政的措置を覚書として米大使に通告。
ベルリンに普選要求運動。
駐米大使 高平小五郎任命。
【
日米紳士協定第五・六号】米大使、前年12月31日付の
日本側覚書に対し補追提案。
佛英関税条約、ワシントンにて調印。
【
辰丸事件】汽船第二辰丸（武器搭載）、墺門に於いて清国軍艦のため拿捕抑留される。
【
日米紳士協定第七号】林外相、米国提案に関し
移民制限の実行方法に付米大使に回答。移民に関する日米紳士協定成立。
林駐清公使、辰丸事件に付日本妥協条件記載の覚書を清国政府に送付。
清国政府、日本側要求を容れて辰丸事件解決。
清国軍艦、辰丸国旗引却の謝罪として21発の謝砲を発す。
辰丸事件に関し広東に日本商品ボイコット運動激発す。（各地に波及大）
一時貸付金に関する日韓契約調印。（施政改善のため1968万円無利子貸付）
韓国外交顧問スティーヴンス、サンフランシスコにて在米韓国人に撃たれ25日死亡。
清津土地管理に関する日鮮間取極書協定。
英アスキス内閣成立。
日露樺太島境界劃定書調印。（9月10日告示）
和蘭国の海外領地及び植民地に関する領事職務条約調印。（8月7日公布）
第一回ブラジル渡航移民781名神戸出発。
ペテルブルグに北海条約成立。
清国にて河口事件起こる。
露国駐箚日本公使館を大使館に昇格、本野公使を大使に昇任。
日米仲裁裁判条約ワシントンにて調印。（8月24日批准交換実施）
外務次官・珍田捨己を条約改正取調委員長に、石井菊次郎・デニソン等4名を同委員に任命。
日清間鴨緑江日清合同材木会社章程、北京にて調印。（28日告示）
清国及び韓国に於ける発明・意匠・商標及び著作権の相互保護に関する日米両国間条約、ワシントンにて各調印。（8月13日公布）
【
三重丸事件】漁船三重丸、ベーリング島南方海上にて露国警備艦に拿捕され浦潮港に護送される。
清国に於ける銃器弾薬輸入修正規則公布。（7月1日実施）
獨土間に鉄道延長協定。
外務次官 石井菊次郎、駐獨大使 珍田捨己、駐伊大使 林権助、駐清公使 伊集院彦吉各任命。
横浜正金銀行、漢冶萍鐵廠有限公司借款150万円成立。
米大使、紳士協約による移民制限の実績甚だ不満足なる旨通牒。
トルコに青年トルコ隊叛乱勃発。
清国、瑞典（スウェーデン）と修好通商条約締結。
第二次桂内閣成立。
外務大臣 寺内正毅（臨兼）
尼港にて三重丸船員露国護送兵と争闘、軍事裁判にて6名死刑を宣告。
トルコ、サルタン1876年憲法復活を宣言。
駐露落合代理大使、三重丸事件に関し厳重抗議。
露国大使、寺内外相に日露懸案一括解決交渉を提議。
日露両国間樺太島日露境界劃定事業承認に関する外交文書交換。（9月10日告示）
ニコライエフスクに領事館開館。
三重丸船員（在獄者・病者を除く）釈放され浦潮発帰国。
外務大臣 小村寿太郎
米国、ポーランドに領事館開館。
カサブランカ事件起こる。
清国・遼陽及び鐵嶺に領事館開館。
日清間鴨緑江採木公司業務章程、同上覚書に調印。
駐英大使 加藤高明任命。
海軍中将・坂本俊篤、参事官・山座円次郎を海戦法規会議全権委員に任命。
閣議、
満洲に関する対清諸問題解決方針並びに対外政策方針を決定。
日清間南満・京奉鉄道連絡協約調印。
ブルガリア独立宣言。
墺国、ボスニア及びヘルツェゴヴィナを併合。
条約改正準備委員会官制公布。
清国、英佛と京漢鉄道回収借款。
露国軍事裁判にて死刑を宣告された三重丸船員6名特赦放免される。
東航中の米国太平洋艦隊、日本の希望にて横浜に来港、朝野大歓迎。
高平駐米大使、米大統領に日米協商の希望を述べ草案を提示。
日韓間漁業に関する協定調印。（42年4月1日施行）
日清間吉長（吉林・長春）奉新（奉天・新民地）両鉄道に関する続約調印。（11月27日告示）
白耳義（ベルギー）国に於いて公果（コンゴ）独立国合併に関する日白交換公文。
日本外14か国、文学的及び美術的著作物保護修正ベルヌ条約調印。（43年9月8日公布）
清国皇帝・徳宗崩御、翌15日西太后崩御。
【
高平・ルート協定】
太平洋方面に関する日米交換公文。
倫敦（ロンドン）に国際海軍会議。
英国倫敦（ロンドン）にて万国海戦法規会議開催。
駐清伊集院公使、清国と満洲懸案（法庫門鉄道・間島問題等）に関する交渉を開始。
東洋拓殖会社、京城に設立される。
清国各地に於ける辰丸事件対日商品ボイコット年末に至り下火となる。日本側損害は貿易、船舶、保険等400万円に達す。
米、カナダと海上境界決定。
駐露落合代理大使、三重丸事件の損害賠償を要求。（44年6月23日解決）
米大統領、加州議会提出の排日法に付知事宛親書にて注意喚起。
上海に国際アヘン委員会開催、日本参加。
衆議院にての小村外相演説、満韓移民集中論として問題化。
米国、加州議会にて外国人土地所有禁止の排日法（ドリュー案）否決される。
モロッコ問題、佛獨協定成立。
在智利（チリ）国日本公使館開庁。
国際アヘン会議決議調印。（5月13日公布）
オーストリア、トルコと協定、ボスニア、ヘルツェゴヴィナ合併を承認。
バタヴィア及びモスクワ（3月3日）に領事館開館。
米タフト、大統領就任。
在韓国外国人民に対する警察事務に関する日韓協定締結。（4月10日統監府告示）
遠洋航路補助法発布。（43年1月1日施行）
トルコにクーデター。
ハワイ・オアフ島の日本労働者約2000、増給を要求して同盟罷業各耕地に影響。
韓国統監に曾禰荒助（副統監）昇任。
安奉鉄道改築並びに吉長鉄道借款細目に関し閣議決定。
日墨間航路補助に関し東洋汽船会社と墨国政府との間に交渉成立。11月4日墨国官報に公示するも日本通信省認可せずして中止。
スペインに内乱勃発。
閣議、韓国合併の方針を決定。
韓国司法及び監獄事務委託に関する日韓覚書調印。（7月24日統監府告示）
閣議、
清国錦斉（錦州ー斉々哈爾）鉄道敷設是認方針を決定。
佛ブリアン内閣成立。
韓国中央銀行に関する日韓覚書調印。（7月26日交換、8月25日公示）
英帝国国防会議。
在ハワイ邦人労働者大会、ストライキ中止並びに上野総領事不信任等を決議。
駐清伊集院公使、安奉線改築問題に関し誠意を示さざれば直ちに改築工事を開始すべき旨の
最後通牒を発す。
閣議、
間島に於ける韓国人裁判権問題に関し譲歩方針決定。
日清間吉長鉄道借款細目妥結。
満洲安奉線鉄道改築工事に関する
日清覚書調印。
日本清国間
間島に関する協約調印。（9月8日公示）
日本清国間
満洲5案件に関する協約調印。（9月8日公示）
閣議、日露懸案解決を決定。
清国に於ける発明、意匠、商標及び著作権の相互保護に関する日佛条約及び附属宣言調印。（44年5月20日公布）
南ア連邦成立。
露伊間にラコニギ協定（バルカンの現状維持）成立。
在浦潮斯徳（ウラジオストク）、香港、広東、漢口の各領事館を総領事館に昇格。
英米と清国間に錦愛鉄道敷設契約調印。
日清間プラタス島引き渡しに関する取極調印。
伊藤博文ハルピンに到着（露国ココツェフ出迎え）の直後、狙撃され死亡。
吉林省龍井に在間島総領事館開館。
駐米大使 内田康哉任命。
米国務長官ノックス、英国に満州鉄道の中立化を提議、11月25日英国拒絶。
間島総領事館頭道溝分館開館。
韓国一進会、韓国皇帝及び統監等に日韓合邦に関する上奏及び請願書を提出、却下される。
米国大使、清国と英米間に錦愛鉄道敷設借款予備協定の成立を通告し並びに
満州鉄道の中立に関し小村外相に提議?。（英獨佛露にも）
露外相、満洲鉄道中立に関する米提議に対し共同打合方を希望、12月31日日本回答案を内示。
ペルー国リマに領事館開館。
韓国首相・李完用、刺客のため遭難。
台湾銀行広東出張所設置。
伊藤博文遭難に対する韓国謝罪使入京。
米大統領、英伊露等に最低関税実施宣言。
米国の満洲鉄道中立提議（12月18日）に対し
日露両国不同意を回答。
伊集院駐清公使、英米と清国間の錦愛鉄道借款契約に関し清国政府に警告。
閣議、条約改正方針を決定。
日本清国郵政庁間に設定せる関係を規定する約定調印。（4月1日実施）
旅順地方院にて伊藤博文暗殺の安重根に死刑を宣告。（3月26日執行）
小村外相、在外使臣に韓国併合方針及び施設大綱を通牒。
日墨間郵便為替条約、メキシコにて調印。（4月11日東京同）（6月18日公布、7月1日実施）
清国雲南鉄道完成。
閣議、
錦愛鉄道敷設に対する態度決定。
汪兆銘、攝政王暗殺未遂。
閣議、
第二回日露協商締結に対する方針を決定し本野中露大使（滞京中）に訓令。
清国杭州にて邦人商店7戸暴行破壊される。6月8日清国賠償金（銀1万）を支払い解決。
鴨緑江架橋に関する日清覚書書調印。
改正関税定率法、外国人土地所有権法（16日）公布。
加藤駐英大使、日本新通商条約案を英国へ提示。
四分利付佛貨公債4億5000万法（フラン）発行契約、ロスチャイルド兄弟商会と契約成立。
第三回四分利付英貨公債1100万磅（ポンド）発行契約成立。
英国倫敦（ロンドン）にて日英博覧会開催。
露国、第二回日露協約草案を本野大使に提出。
韓国統監 寺内正毅（陸軍大臣兼任）任命。
韓国に対する施政方針を閣議決定。
井上勝之助、内田康哉両大使を各チリ国、メキシコ国の独立100年祝典に差遣方任命。
在モスクワ領事館を総領事館に昇格。
韓国警察事務委託に関する日韓覚書調印。（6月25日統監府告示）
英、南アフリカ連邦を合併。
第二回日露協約調印。（7月13日公示）
商務官官制公布。
政府、英伊獨等10か国に
現行通商条約を翌年7月を以て廃棄の旨通告。（8月4日佛、墺洪2国に通告。）
ブエノスアイレスに汎米会議開催。
寺内韓国統監、韓国李首相に日韓併合に関する覚書交付。
ペルシャ鉄道に関し獨露協定。
枢密院会議、調印前の日韓併合条約を可決。
韓国併合に関する日韓条約調印。（8月29日公布、即日施行）
※英語版は
こちらから。
日本政府、
韓国併合に関する宣言発表。
※英語版は
こちらから。
海法会議条約各調印。（各大正3年2月10日公布）
英外相、米英仲裁裁判条約と日英同盟の関係につき加藤大使に提案。
朝鮮総督府官制公布。（10月1日施行）
ポルトガルに革命勃発。
内田駐米大使、日米新条約案と移民問題に関する覚書を米国務長官に提示。
コンスタンチノープルに回教徒反英デモ。
ハンブルグに総領事館開館。
ポツダムに獨露皇帝会見。
対清4国（英米獨佛）借款団正式成立。
幸徳事件抗議の為、佛国社会主義者パリ日本大使館にデモ、倫敦、紐育等各地日本公館にも抗議書送付される。
在清国間島総領事館琿春分館開館。
列国、ポルトガル革命政府を承認。
日墨同盟流布される。
内外綿会社、上海に日本最初の紡績工場建設。
幸徳事件の死刑実施に関し各国社会主義者より在外日本公館に抗議集中。
英米北大西洋漁業協定成立。
日本カナダ間の通商に関する条約廃棄に関し対英通告。（1月19日告示7月17日効力発生）
日米通商航海条約及び附属議定書調印。（4月4日公布、7月17日実施）
米国行き労働者の制限及び取締りに関し宣言発表。
批准前米国政府より提議し日本政府の同意したる通商航海条約及び議定書に対する修正。
日米通商航海条約中及び議定書中の修正並びに該条約の解釈に関する公文交換。
露国、4国借款団に対抗の新シンジケート結成に関し日本の意向問い合わせ。
横浜正金銀行（公債発行）と清国郵便傳部間に京漢鉄道公債償還借款（1000万円）成立。
加藤駐英大使、英米仲裁裁判条約に伴う日英同盟の改訂につき英外相に提案。
横浜正金銀行、漢冶萍煤鐵廠鉱有限公司借款（第五次）600万円成立。
台湾銀行、上海出張所設置。
日英間通商航海条約調印。（5月6日公布、7月17日実施）
閣議、
日英同盟改訂方針を決定。
英皇帝戴冠式参列のため東伏見宮依仁親王出発。東郷、乃木両大将随行。
4国借款団、清国と1000万ポンドの幣制改革、満洲開発借款締結。
モロッコに紛擾、佛軍上陸。
【3月29日事件】中国革命同盟会・黄興、広東に挙兵失敗。
英、清国とアヘン協定締結。
米国ワシントンにて日英米露膃肭獣保護会議開催。
日清間撫順烟臺両炭坑細則に関する議定書調印。
日本及び西班牙（スペイン）間修好交通条約調印。（大正4年7月11日公布）
日本・瑞典（スウェーデン）間通商航海条約並びに特別相互関税条約調印。（7月13日公布、17日実施）
4国借款団、清国と湖広鉄道600万ポンド借款成立。
ロンドンに英帝国会議。
【
宣川事件】朝鮮総督暗殺計画発覚し米人宣教師との関係問題化。
日露逃亡犯罪人引渡条約及び附属宣言書調印。（9月16日公布）
改正工業所有権保護に関する1883年3月20日のパリ同盟条約及び最終議定書調印。（大正2年4月11日公布、5月1日実施）
日本諾威（ノルウェー）間通商航海条約、日本諾威間特別相互関税条約各調印。（各7月15日公布、17日実施）
日本瑞典間居住通商条約調印。（12月21日公布実施）
日露両国間に於ける会社互認に関する協約調印。（6月30日公布即日実施）
日露工業所有権相互保護に関する条約（大正元年11月28日公布）・清国に於ける工業所有権保護に関する日露条約（大正元年11月28日公布）各調印。
露大使、日露懸案（三重丸事件その他）解決に関する日本最終提議に同意を声明。
日本ドイツ間通商航海条約、日本ドイツ間特別相互関税条約調印。（各7月15日公布、17日実施）
日露両国満洲開発借款に関し第16条の廃止修正を希望の旨佛及び英に申入れ。（7月11日獨米にも）
日本・和蘭間通商関係暫定取極締結。（7月15日告示17日実施）
日本丁抹（デンマーク）間の通商に関する暫定取極締結。（7月15日告示、17日実施）
獨、軍艦をアガディールに派遣。8日獨佛モロッコ会議。
日本カナダ間通商関係に関する暫定取極成立。（15日告示、17日より二年間有効）
日英米露間膃肭獣保護条約調印。（12月14日公布、15日実施）
日本白耳義（ベルギー）間通商に関する暫定取極締結。（7月15日告示、17日実施）
日本イタリア間の通商に関する暫定取極締結。（15日告示、17日実施）
第三回日英同盟協約調印、米国を協約の対象より除く。（即日実施、7月15日公示）
※英語版は
こちらから。
通商に関する日本及び墺洪国第一回暫定取極締結。（5日公示）
鉄道及び汽船貨物直通運輸に関する日露協約調印。（18日公布）
日佛通商航海条約及び附属議定書調印。（45年2月29日公布）
佛領印度支那に関する日佛宣言書調印。（26日公示）
日佛通商関係に関する暫定協約調印。（26日告示、9月1日実施）
ペルシャ鉄道に付獨露協定成立。
匍国（ポルトガル）初代大統領にアリアガ当選。
日露懸案解決に関し日露両国皇帝親電を交換、日本58万円露側6万留（ルーブル）をそれぞれ交付。
外務大臣 林董（臨兼）、西園寺内閣（第二次）成立。
佛露軍事協定成立。
日清間京奉鉄道延長に関する協約調印。
ポルトガル共和国を承認。
伊土戦争勃発。
横浜正金銀行、カルカッタに出張所設置。
伊軍トリポリ占領。
【
辛亥革命】
清国・武昌に革命。（辛亥革命の発端）
外務大臣 内田康哉。
内田外相、伊集院駐清公使に革命軍討伐の武器弾薬を本邦より供給の旨清国政府へ通告方訓令。
東洋捕鯨会社、メキシコ政府との間に漁業権特許契約調印。
泰平組合、対清兵器第一次売込契約成立。（273万円）
閣議、
対清政策を決定（満洲の現状を維持し清国本部に勢力扶植）。元老院も同意。
佛獨間にモロッコ問題解決。
駐清英公使、日本公使に列国軍隊を以て京奉鉄道の保全方申入れ。
清国関外鉄道の管理は日本にて担当の旨英政府に通告方駐英大使に訓令。
閣議、清国政府に相当の援助付与の方針を決定。
駐獨大使 杉村虎一、駐米大使 珍田捨己各任命。
清国動乱に付出兵を裁可。
前外相小村寿太郎死去。
中華民国臨時政府組織大綱決定。
外蒙古独立宣言。
駐英山座代理大使、
訓令により清国に立憲君主制樹立のため英国の協力を要請。
和蘭ヘーグにて第一回国際アヘン会議開催日本参加。
清国官革両派、英総領事の斡旋にて休戦条約締結。
英国、清国の立憲君主制には同意なるも干渉は望まずと回答。
〜18日 日英両国、清国南北平和に関し官革両派に申入れ。
埴原駐米代理大使、清国に立憲君主制樹立の日本方針を米国に申入れ、21日米国厳正中立を回答。
清国改革両派の講和談判、上海にて開催。（清国南北平和会議）
日英米佛獨露6か国上海領事、官革代表者に平和回復の必要に関し注意を喚起。（同文通牒）
袁世凱、駐清伊集院公使に日本による立憲君主制支持を発表方懇請。
慶親王及び袁世凱、駐清日英両公使と個別に会見、国民議会に於いて政体を議決方申出、英承認するも日本は留保。
元老大臣会議開催、22日の袁世凱申出に関し協議。
再び英国に対し清国に立憲君主制採用に付同意方希望、英国不干渉を回答。
閣議、清国の国民議会による政体決定を静観すべく決定、27日駐英大使に英国に通告方を訓令。
三井物産、中国革命政府へ内田良平を代理人として30万円借款提供。（武器売込代金）
中旬、閣議、革命軍の南満洲沿岸上陸の風説に鑑み阻止方針を決定。
露社会民主労働党結成。（ボリシェヴィキ）
漢口警備の陸戦隊に交代のため日本陸軍約700名漢口に到着。
孫文、南京に於いて中華民国臨時大総統に就任。
京奉鉄道保護のための日英米獨佛の5か国軍隊を沿線各地に派遣。
犬養毅、頭山満、南京にて孫文と会見。
閣議、
南北満洲利益地域日露分界線の延長補足の件並びに内外蒙古勢力範囲分配に関し対露開談の件を容認。
在鮮米国宣教師、宣川陰謀事件に関し寺内朝鮮総督と会見。
ヘーグにて国際アヘン条約及び国際アヘン会議最終議定書署名。（大正9年1月10日公布実施）
本野駐露大使、第三回日露協約案を露外相に提出。
京楡鉄道の保護に関し在北京外交団決議。
中国革命政府大会組間に上海・楓�甦屬療監擦鮹簡櫃�300万円の借款成立、米英抗議。
朝鮮に於ける輸移出税廃止に関し英大使抗議。（佛も）
川島浪速、蒙古喀唎沁王間に蒙古独立に関し契約成立。
漢冶萍公司、日華合辨の仮契約締結。
米国、日本及び関係列国に中国に於ける共通利益擁護を目的とし共同行動方を提議。（2月18日駐米大使に同意通告方訓令）
正金銀行と漢冶萍公司間に300万円借款成立。（第六次）
日本・丁抹（デンマーク）間通商航海条約並びに同特別相互関税条約調印。（5月7日公布即日施行）
清国皇帝退位の上諭を発布（清朝滅亡）。
※これ以降、中国と表記します。
紐育ヘラルド、宣川陰謀事件に関する日本の処置を攻撃。
大島関東都督、官革両軍に撤兵を要求。（23日撤兵）
露外相、中国共和政府承認に関し共同歩調方を申入れ。
伊集院駐清公使、従来の中国の立憲君主制を主張せし経緯に鑑み召還方を要請。
東三省処置に関する英大使の勧告（2月16日）に対し在満洲日本特殊権益に関せざる限り非干渉政策を執るべき旨言明。
日本政府、英米獨露等列国に
中国新政府承認に関し二原則（列国権利並びに外債の保証、列国の協調）を提議、列国日本に同意を回答。
露外相、本野大使に中国新政府承認の条件として日露両国の特殊権益を確保すべく提議、日本不同意。
4国借款団改革借款第一回前貸金200万両を交付。
漢冶萍煤鐵公司株主総会にて日華合辨案を否決。
駐露本野大使、一定の条件の下に4国借款団に共同加入方露外相に提議、3月16日露同意を回答。
内田外相、議会にて
南満洲の租借地及び鉄道附属地の治安紊乱は許さざる旨演説。
袁世凱、北京にて共和国臨時大総統に就任。
南満洲に於ける日本権利を留保して4国借款団に参加の旨4国政府に申入れ。
中国新政府承認に関する細目条件を列国に提議方在外使臣に訓令。
中国地方官憲が借款の目的を以て外国銀行家と契約を為す場合を律する手続きに関し中国政府公文。
モロッコ、佛国の保護国となる。
米国上院にて日本会社のマグダレナ湾に於ける土地購入問題に関し説明要求の決議通過。
黄浦江水路改良に関する追加仮協定及び追加条項承認。
【
レナ虐殺事件】
露、レナ金鉱のストライキ。
外務次官 倉知鐵吉、駐佛大使 石井菊次郎任命。
英米佛獨日露6か国銀行家相互間に中国の外債全部引受に関する規約成立。（いわゆる六国借款団）
中国新政府・陸徴祥、西園寺首相に新共和国の承認を希望。
倫敦にて国際無線電信条約及び最終議定書同上附属業務規則調印。（大正2年6月30日公布、7月1日実施）
桂太郎、後藤新平等随員と共にハルピン経由にて渡欧のため東京出発。
日本和蘭間通商航海条約調印。（大正2年10月9日公布実施）
駐露本野大使、サゾノフ露外相と
第三回日露秘密協約に調印。（東西内蒙古に於ける各特殊権利を相互承認）
東亜興業・南潯鉄道借款500万円成立。
露国訪問の桂太郎、ココフツェフ首相及び外相と会談。
米大使、中国新政府承認に関し日本意向問い合わせ（列国にも）。8月14日日本、時期尚早と回答。
明治天皇崩御、大正と改元。
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