カプコン新卒採用案内「先輩の声」(2014年度)

とにかくありとあらゆるテキストを企画・作成しています コンシューマ開発・岡村志野 入社12年目

Q1、どんな仕事をしているのか教えてください
担当することが多いのは、ゲーム進行やストーリー関連の企画です。
それに関連して、メッセージのシステム、ストーリーの考案、脚本制作
ゲーム中のテキスト作成とボイス組み込み、各セクションへの発注、成果物のクオリティチェック
調整、デバッグ、スケジュール管理、協力会社さまへの対応など
ゲーム進行に関わる部分ならなんでも企画・作成しています。 音関連の担当になる事も多いです。
主に、ゲームの匂いや手触りという、感覚的なものを整える部分ですね。
また、Webや雑誌に載る公式文、コミックや書籍、ドラマCDなど、コンテンツ周りの仕事もあります。
が、基本は何でもします。

Q2、仕事を進める上で「大切」「必要」と思うことはどんなことですか?
フットワークの軽さ、そして決断力です。
特にプランナーは、大なり小なりの決断の繰り返しで仕事を進めていきます。
決断するには情報も必要ですし、人を動かすことも必須です。
何が必要かを瞬時に把握して判断し、さっさと動けるフットワークが大切になります。
その決断を支えるのが、制作の指針です。
担当している個所に「何が求められているか」を正確に把握することで
決断の方向性がブレないようにすることが大切だと考えています。
開発スタッフの間で、この指針がブレなければ、目指す完成形が見えてきます。
こんな感じで、頭の中で常に開発中のゲームをプレイしています。

Q3、ゲーム業界を目指したきっかけを教えてください単純に、ゲームが好きだったことです。
小さい頃から隠れてやりこんでました!
もう一つは、もともとデザイン業界を志していたのですが、友人がゲームをプレイするのを見ていて
「デザインとは、イラストや物体を設計するだけでなく
ゲームのように、動きも音も加えて表現することができるんだ」と、ふと気が付いたことでした。
Q4、ゲーム業界の中でもカプコンに入社した決め手は何でしたか?
大阪の会社であったことと、泥臭いけど力強い、わけのわからないパワーを感じたことです。
社員が私服だと聞いて、「なんかおもしろそうな会社だなあ」と…。

Q5、カプコンから内定をもらった時の気持ちを教えてください!
ご先祖様に感謝して、お線香をたきました!

Q6、実際にカプコンへ入社してみてどうでしたか?
ユニークな人たちの祭典でした。
スポーツ、アウトドアなど、いろんな趣味を持って精力的に活動している人が多いです。
あと、みんなイベント大好き。
普段から楽しむことに積極的なのだと思います。
そんな人たちが、どうやったらコントローラーのボタンを気持ちよく押してもらえるのかを真剣に考え
意見を言い合っています。 にぎやかです。

Q7、今の仕事で「一番嬉しかったこと」や「この仕事で良かったこと」について教えてください
雑誌のコラムで、戦国BASARAシリーズの「セリフが面白い」「登場人物が個性的」と取り上げていただいたことです。
戦国BASARAは、シリーズを通して、シナリオと登場人物たちのセリフ制作を担当していましたので、感謝と感激で手が震えました。
戦国BASARAをきっかけに歴史に興味をもってもらえる事を、とても嬉しく思っています。
きっかけは何であれ、情熱が芽生えることは素晴らしいとだと思います。
あとは、自分が一から企画し、メインプランナーを担当したゲーム(ジャンルはカートゥーンホラー)が
とある雑誌でゴールド賞をいただいた時です。 当時のプロデューサーから電話口でこれを聞き、涙しました。

Q8、それは貴重な経験ですね!いつ頃の出来事ですか?
前者が入社7〜8年目ぐらい、後者が入社4〜5年目ぐらいです。

Q9、それでは、今度は仕事での「忘れられない失敗」があれば教えてください
入社年数の浅い頃は、まだ自分のことだけで精いっぱいで、今思うと恥ずかしい失敗…というより
自分しか見えていない、視野と心の狭い、恥ずかしい物の考え方をしていました。
それを恥と思う今につながったことは、良かったと思っています。

Q10、日頃の業務で「失敗をしないように心がけていること」があれば教えてもらえますか?
報告すること。確認をすること。
口頭では、相談した方もされた方も忘れてしまうので、メールなどで内容を残しておくこと。
予測できる事は前もって話しておいたり、早めの相談を心がけています。
意識の違いやヒューマンエラーが失敗の原因となるのは、多々あることです。

それではそんな岡村さんから就職活動中の学生にアドバイスをお願いします!
もし、カプコン入社を希望されているのなら、ゲームに関連する以外のものをたくさん経験し、楽しんでください。
何でも構いません、ゲーム以外のものに心動かされた回数を増やしてください。
そして、お手本のような日本語で面接に臨むのではなく
それら経験を積んで腹の底に貯めてきた気持ちを、ストレートにぶつけてみて下さい。
何を感じて生きてきたか、成すことにどれだけ真剣かは伝わると思います。

最後にどんな後輩に入ってきてほしいか教えてください!!
ゲームが好きな方(大前提!)
コミュニケーション能力の高い方(プランナーには必須!)
物事を肯定的にとらえられる方(教えがいがありそう!) そして、人を大事にできる方にお会いしたいです。
最終目的はカプコンに入る事ではなく、その先にあるのだと思っています。
何を目標に、なぜ作る?
あなたの持つ武器は?
先輩達に囲まれ、それでもあなたのできる事とは?
何を身につければ、もっと良いものが作れる?
コントローラーを握る方に、どう楽しんでほしい?
そんなことを見据えながら、どうやったらより良いものが作れるのかを一緒に考えていけたら、と思います。


参考

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