高垣楓とのメモリアル4
最終更新：
elixir_614 2017年05月04日(木) 16:00:37履歴
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 | 握手会 |
 | 初仕事は握手会……。ありがとうございます。 口下手な私でもできそうなものを、選んでくれたんですね。 試しに、一度やってみましょうか。 |
 | お客さんが前に来てくれたら、お辞儀。 そのまま握手。一礼。そして、さようなら。 意外と簡単……ですね。私でもできそうな気がします。 |
 | では、行ってきます。 |
 | 握手会が始まった…… |
 | 休憩中 |
 | ふぅ……おつかれさまです。プロデューサー。 テンポよく、握手できています。 店舗も混雑していないようですし。 |
 | ファンとの会話はどう？ |
 | え、会話するもの……なんですか？ 『こんにちは』と『ありがとうございました』しか 言っていませんでした。 |
 | いきなりハードルが上がりましたね。 初めて会う方とお話なんて、一体なにを話したら……。 握手会……握手……握手……あ。 |
 | 握手会じゃなく、拍手会、なんてものに変えるのはどうですか？ みなさんが私に拍手をするだけ。 あるいは、私がみなさんに拍手するだけとか……なんて。 |
 | 採用 |
 | え……みなさんに拍手をしてもらいますか？ 私がする方なのかしら。 |
 | ダジャレを言って |
 | え……ダジャレを言えばいいんですか？ でも……アイドルがこんなことを言っては 失望させてしまうような……。 |
 | アイドルはイメージがとても大切と聞きました。 ……私、みなさんをガッカリさせたくはないんです。 だから……。 |
 | 自由に喋ってOK |
 | ……素人の私にはわからない勝算があるんですね。 わかりました。プロデューサーがそう言うなら。 では自由に……ダジャレでも、思いついたことを言ってみます。 |
 | 握手会が再開した…… |
 | すごい美人だったなー！ |
 | それに、面白い人だったよな！ |
 | 大盛況のうちに終了した…… |
 | プロデューサー、言われた通りでした。 試しに私が思いついたことを喋っていたら、 みんな、とても面白がってくれて。 |
 | 「こんなにお茶目な人だとは思いませんでした」って。 ギャップがいいって言ってもらえて、私も嬉しかったです。 これもきっとプロデューサーの読み通りなのですね。 |
 | こんな私、自分ですら知りませんでした。 いままで、誰かに冗談なんて言ったことがなかったですから。 ……すこし尊敬します。私と握手してもらっていいですか？ |
 | そんな、そっとではなく…… もっと、ぐっと、強く握って…… これからも、ぐっどな関係をお願いします。ふふっ。 |
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