アヴローラ
最終更新：ID:d/mgSp9kOg 2019年04月22日(月) 02:39:30履歴
「Здравствуйте.同志。革命的な戦果を約束しましょう。」
基本情報 
【出典】史実
【クラス】ベアラー
【真名】アヴローラ
【別名】防護巡洋艦 アヴローラ
【性別】女性
【身長・体重】187cm・72kg
【肌色】白 【髪色】栗色 【瞳色】黄金色に発光している
【スリーサイズ】112/67/85
【外見】白のウシャンカ帽を被り、厚手のコートを身をまとう、赤いマフラーを巻いたロングヘアの女性。身体の各所に様々なデバイスを装着しており、背中にはマストをかたどった巨大な鉄柱を背負っている。
【地域】ロシア
【年代】20世紀〜現在
【属性】中立・善
【ステータス】筋力：D 耐久：A 敏捷：D 魔力：E 幸運：A 宝具：B
【クラス】ベアラー
【真名】アヴローラ
【別名】防護巡洋艦 アヴローラ
【性別】女性
【身長・体重】187cm・72kg
【肌色】白 【髪色】栗色 【瞳色】黄金色に発光している
【スリーサイズ】112/67/85
【外見】白のウシャンカ帽を被り、厚手のコートを身をまとう、赤いマフラーを巻いたロングヘアの女性。身体の各所に様々なデバイスを装着しており、背中にはマストをかたどった巨大な鉄柱を背負っている。
【地域】ロシア
【年代】20世紀〜現在
【属性】中立・善
【ステータス】筋力：D 耐久：A 敏捷：D 魔力：E 幸運：A 宝具：B
イメージ画像
クラス別スキル
旗手：B+
ベアラーのクラススキル。
大衆を導く者としての技能の証。
敵・味方問わず、集団に対して働きかけるスキルや宝具の効果をアップする。
ボリシェヴィキによるロシア十月革命の号砲を鳴らした軍艦アヴローラは、そのマストに赤旗を高く翻していた。
たとえナチス・ドイツの砲火に沈もうと、レニングラードの旗は落ちない。
大衆を導く者としての技能の証。
敵・味方問わず、集団に対して働きかけるスキルや宝具の効果をアップする。
ボリシェヴィキによるロシア十月革命の号砲を鳴らした軍艦アヴローラは、そのマストに赤旗を高く翻していた。
たとえナチス・ドイツの砲火に沈もうと、レニングラードの旗は落ちない。
保有スキル
神なき渇望：EX
其は完遂されし希望。彼女と共に在った、”多数派”達の信念の全て。
あの十月の運命を引き込む、大革命の狼煙。
「皇帝」「王」「貴族」そして「神」━━━何者かを”支配する”存在に対しての特攻効果を、「自身の味方全員に」与える。
その人物が支配した人間が多ければ多いほどに、支配した時期が長ければ長いほどに、このスキルは致命の刃となる。
あの十月の運命を引き込む、大革命の狼煙。
「皇帝」「王」「貴族」そして「神」━━━何者かを”支配する”存在に対しての特攻効果を、「自身の味方全員に」与える。
その人物が支配した人間が多ければ多いほどに、支配した時期が長ければ長いほどに、このスキルは致命の刃となる。
革命者：B+
史上、既存大権への革命を成し遂げた者に与えられるスキル。
自身を抑圧しようとする全ての"法"━━━スキルや宝具の「効果」として彼女に働きかける強制力を軽減する。
「強制死亡」や「移動不能」、あるいは令呪による命令など、彼女を縛ろうとする絶対性が強ければ強いほど、軽減割合は上昇する。
ただし軽減可能なのはあくまで"効果"として現れる規定のみであり、単純な破壊攻撃に対しては特に効果を発揮しない。
冬宮への砲撃を敢行し、十月革命の火蓋を切って落とした艦たるアヴローラは、世界的に著名な革命行動の一番槍をつとめた功績から、当スキルを所持している。
自身を抑圧しようとする全ての"法"━━━スキルや宝具の「効果」として彼女に働きかける強制力を軽減する。
「強制死亡」や「移動不能」、あるいは令呪による命令など、彼女を縛ろうとする絶対性が強ければ強いほど、軽減割合は上昇する。
ただし軽減可能なのはあくまで"効果"として現れる規定のみであり、単純な破壊攻撃に対しては特に効果を発揮しない。
冬宮への砲撃を敢行し、十月革命の火蓋を切って落とした艦たるアヴローラは、世界的に著名な革命行動の一番槍をつとめた功績から、当スキルを所持している。
赤き勲：B+
国や主君、社会、集団に尽くした誉れの証明。功績を称える、或いは讃えられた者が持つ勲章。
「ソビエト連邦」に属する者との交渉に於いて有利に働く他、同陣営の味方にのみ同ランクの「カリスマ」として機能する。
アヴローラはソビエト連邦に於いて、ソ連邦英雄称号、レーニン勲章に次いで高位とされた勲章───「十月革命勲章」の象徴となり、また彼女自身もこの勲章を賜っている。
また同時に、連邦の成立から崩壊まで存在し続け、その国家に仕えてきた功績から、このランクはB+にまで引き上げられている。
「ソビエト連邦」に属する者との交渉に於いて有利に働く他、同陣営の味方にのみ同ランクの「カリスマ」として機能する。
アヴローラはソビエト連邦に於いて、ソ連邦英雄称号、レーニン勲章に次いで高位とされた勲章───「十月革命勲章」の象徴となり、また彼女自身もこの勲章を賜っている。
また同時に、連邦の成立から崩壊まで存在し続け、その国家に仕えてきた功績から、このランクはB+にまで引き上げられている。
至命の鎖：A
“現存している”という事実によって規定された生存可能性。
現在に残って彼女を固定する鎖が因果律を縛り、召喚後においても「生き延びる」確率を大幅に向上させる。
なお、召喚された時代に”防護巡洋艦 アヴローラ”が存在していなければ、このスキルは機能しない。
相当に古い出自にもかかわらず、歴史に残る数々の大事件───日露戦争、十月革命、世界大戦、独ソ戦、そして、ソビエトの崩壊でさえも───の当事者となりながら沈まず、ひとたび海底に沈もうとも引き揚げられて今に至る彼女は、高いランクでこのスキルを所持する。
あくまで可能性の範疇に過ぎないが、Aランクともなれば、まるで何かに守られているかのようにしぶとく生存を続ける。
彼女の高い幸運・耐久ランクはこのスキルに起因する。
救助艦コムーナと共に、全てを生きながら見てきたソビエトの歴史の生き証人であるアヴローラは、だからこそ、全てを見届ける運命を負う。
サンクト・ペテルブルクの街に行き、ネヴァの河畔を見るがいい。鎖に繋がれたその影は、今なお其処に凛然と佇んでいる。
現在まで120年もの間、ソビエトの凄絶な事件を経験し続けてきた誉れ高き艦でありながら、未だなお航行能力を失っていない彼女は、それ故に”誰より生き延び、旗を掲げ続ける”……鎖に繋がれた運命を背負っている。
その結果が如何に輝かしき勝利であろうとも、如何に絶望的な悲劇であろうとも、彼女は最後まで、共に戦う皆の為に旗を掲げ続ける。
それが、今に至る命を持つ彼女の義務であり、また呪いである。
現在に残って彼女を固定する鎖が因果律を縛り、召喚後においても「生き延びる」確率を大幅に向上させる。
なお、召喚された時代に”防護巡洋艦 アヴローラ”が存在していなければ、このスキルは機能しない。
相当に古い出自にもかかわらず、歴史に残る数々の大事件───日露戦争、十月革命、世界大戦、独ソ戦、そして、ソビエトの崩壊でさえも───の当事者となりながら沈まず、ひとたび海底に沈もうとも引き揚げられて今に至る彼女は、高いランクでこのスキルを所持する。
あくまで可能性の範疇に過ぎないが、Aランクともなれば、まるで何かに守られているかのようにしぶとく生存を続ける。
彼女の高い幸運・耐久ランクはこのスキルに起因する。
救助艦コムーナと共に、全てを生きながら見てきたソビエトの歴史の生き証人であるアヴローラは、だからこそ、全てを見届ける運命を負う。
サンクト・ペテルブルクの街に行き、ネヴァの河畔を見るがいい。鎖に繋がれたその影は、今なお其処に凛然と佇んでいる。
現在まで120年もの間、ソビエトの凄絶な事件を経験し続けてきた誉れ高き艦でありながら、未だなお航行能力を失っていない彼女は、それ故に”誰より生き延び、旗を掲げ続ける”……鎖に繋がれた運命を背負っている。
その結果が如何に輝かしき勝利であろうとも、如何に絶望的な悲劇であろうとも、彼女は最後まで、共に戦う皆の為に旗を掲げ続ける。
それが、今に至る命を持つ彼女の義務であり、また呪いである。
宝具
『燻る緋燼は十の灰 』
| ランク：A 種別：対権宝具 レンジ：1〜999 最大捕捉：∞ |
臨時政府をたちまちに打ち倒した、止まらぬ民衆の波濤。
暴風のごとくにうねる、巨大な意思の塊────この疾風怒濤の叫びに対し、彼らの向かうべき未来を示し続けていたのは、他ならぬこの”赤旗”であった。
この旗が掲げられている限り、彼女と共に戦う仲間に対して、全パラメータの上昇、高い士気向上、気分の高揚、戦闘能力向上、目的達成意志の強化、思考傾向が「暴力的手段による目的達成」に偏る、などの効果を与える。
ソビエト連邦に与するものであれば、効果量は大幅に上昇する。
この宝具の影響下に入った人間は、相対する敵…”革命(戦闘)対象”を除く周囲の人間へと宝具効果を伝播させる。
人から人へ、群衆から群衆へ。波のごとく、奔流のごとく。無限の人波は眼前の、目指すものへと立ち上がる。
この旗は必ずしも、マルクス・レーニン主義を表すものには止まらない。
あの革命においてこの旗はまさしく、理想的な社会を、平和な世界を求め続けた、人々を導く希望の象徴であったのだ。
そして、その行末までもを見届けた彼女は、それ故にこの旗を所有する。
ならばこそこの赤旗は、十月の息子らのみには非ず。苦難を乗り越えようと立ち向かう、あらゆる人の頭上にはためく。“戦え人よ、戦列に集え、理想を成せ”と。
『叛旗の証は黒き鐘 』
| ランク：C 種別：対権宝具 レンジ：1〜999 最大捕捉：30人 |
十月革命において、冬宮を焼いた彼女の攻撃意思の表象。
宝具詠唱と共に、彼女が唯一実体化させて携行する「第三砲身」による砲撃を行う事で発動される。
発動とともに彼女の周囲を取り囲むように出現する、エーテル体によって構成された"実寸大の艦砲"の幻影…「十四連装幻像砲塔」による一斉砲撃を行う宝具。
その弾丸は純粋な魔力物質、エーテル体であるため、物理的物質を透過してどこまでも直進し、同じく魔力によって構成された事物にのみ干渉するという性質を持つ。
これにより、魔術そのものに対する迎撃、あるいは建造物、障害物を透過して敵サーヴァントのみに攻撃を与えるなどの芸当を可能としている。
古いものであるため型落ちではあるが、それでも原寸大の艦砲の威力。障害物透過の性質から、死角外からの攻撃を可能としている。
またこの砲撃は、十月革命における最初の攻撃…冬宮への襲撃に際する合図としての側面も持ち合わせる。
この砲撃自体が”戦闘(革命)の開始”を意味し、しばらく第一宝具の効果量を高める他、自身にもステータスアップ効果が適用される。この効果は戦闘中一度のみしか使用できない。
その砲声はまさしく革命の発端を成した、赤色を刻む黒鉄の鐘音であろう。
『血濡れの蒼きは暁天の 』
| ランク：C 種別：対権宝具 レンジ：- 最大捕捉：1人 |
しかし来るべき革命によって、彼等のその蒼血は、普遍の赤へと堕ちた。
それまでの尊き聖なるものは、単なる無用な装飾と成り果てた。敬うべき王冠は、単なる彫刻へと変貌したのである。
それこそがこの、”革命艦”としてアヴローラが有する宝具。
“権威を失墜させる”…まさしき、盛者必滅の象徴である。
使用により、対象が持つ”権力、王権、神聖さ”に由来を持つ宝具、スキル、魔術的効果の全てをしばらく無効化(封印)する。
また同じく、対象として決めた“聖なるもの”とされる物品の効力の一切を、一時的に封印する。
聖骸布も、聖剣も、聖槍も…そして、聖杯でさえも。
かくして蒼き血は、夜明けと共に朱に染まる。
まさに暁天のごとく、美しいではないか
[АВ.機密文書-��]
装備
頭部照準補正ユニット
右眼に装着されたデバイス。レンズの照準を合わせた目標への距離と、現在の風向きを元にした予想低落量、推奨発射角が表示される。
旧式艦でありながら現代まで残っているがために、アヴローラが知識として取り入る事ができた諸々の新しい技術が統合されて発現したもののひとつ。
旧式艦でありながら現代まで残っているがために、アヴローラが知識として取り入る事ができた諸々の新しい技術が統合されて発現したもののひとつ。
モールス通信機ユニット
耳部に装着されたデバイス。
喋った言葉がそのままモールス信号化し、周囲に通信として伝えられる。(モールス信号を受信/理解できなければ意味はない。)
主に他の艦系サーヴァントに対しての連絡装置の役割を果たす。電信機が装備として発現したもの。
喋った言葉がそのままモールス信号化し、周囲に通信として伝えられる。(モールス信号を受信/理解できなければ意味はない。)
主に他の艦系サーヴァントに対しての連絡装置の役割を果たす。電信機が装備として発現したもの。
十四連装幻像砲塔
アヴローラの持つ14連装の砲。
最初に冬宮を攻撃した第三砲塔の砲身のみが、実体を持つ片手持ちの兵器として現われている。
通常は単射だが、宝具『叛旗の証は黒気鐘』使用により本来の姿を顕す。発動後は随意的に使用可能。
エーテルで構成された巨大な霊体砲塔より放たれる砲弾は、魔力が介在しない限りあらゆる地形や構造物を透過し、霊的、魔的標的のみにダメージを与える。
最初に冬宮を攻撃した第三砲塔の砲身のみが、実体を持つ片手持ちの兵器として現われている。
通常は単射だが、宝具『叛旗の証は黒気鐘』使用により本来の姿を顕す。発動後は随意的に使用可能。
エーテルで構成された巨大な霊体砲塔より放たれる砲弾は、魔力が介在しない限りあらゆる地形や構造物を透過し、霊的、魔的標的のみにダメージを与える。
背部戦闘旗掲揚マスト
アヴローラが戦闘時、背中に背負う巨大な柱。
『燻る緋燼は十の灰』、『赤焉』の際に使用する旗を掲揚する他、宝具の対象が多国籍である場合には自動でその対象が”自国”と認識する国旗が追加で掲げられる。
『燻る緋燼は十の灰』、『赤焉』の際に使用する旗を掲揚する他、宝具の対象が多国籍である場合には自動でその対象が”自国”と認識する国旗が追加で掲げられる。
脚部航行ユニット
両足首に装着されたユニット。機器というよりも部品に近く、アヴローラが艦船であることによる「水上を航行する」という概念が具現化したもの。
これを用いて水面上に立つことが可能。移動は地上よりもスピードが速い。歩く必要すらなく、直立不動状態で滑るように移動できる。
艦船としての役割の象徴であるため、「浸水」「沈没」等の概念もまた存在する。脚部ユニットではなくアヴローラ本人の損傷度合いによって、水中に沈んでいってしまう場合がある。
このとき速度は著しく落ちるため、マスターの補助や他サーヴァントによる救出の必要性が生じる。
これを用いて水面上に立つことが可能。移動は地上よりもスピードが速い。歩く必要すらなく、直立不動状態で滑るように移動できる。
艦船としての役割の象徴であるため、「浸水」「沈没」等の概念もまた存在する。脚部ユニットではなくアヴローラ本人の損傷度合いによって、水中に沈んでいってしまう場合がある。
このとき速度は著しく落ちるため、マスターの補助や他サーヴァントによる救出の必要性が生じる。
旗
宝具使用などによりアヴローラが掲げる旗。
宝具によって掲げる旗の種類が異なる。
[戦闘時常時掲揚]
赤地の中心に白の星が描かれ、その中に白の鎌と槌のシンボル。
赤地に白十字、その上に青の聖アンドレイ十字。
司令艦旗上に十字状に ≪СФРР≫（≪Свободный флот Республики Россия≫、すなわち「ロシア共和国自由艦隊」)の文字が刻まれている。
因みに、「クレチェト(Кречет)」はロシア語で「マーリン」。…鳥の方ではあるが。
[宝具使用時掲揚]
赤地左上、金の鎌と槌のシンボル。ここでは多数派の徒のみならず、あらゆる人を導く標として使われる。
十月革命当時、ボリシェヴィキ…赤軍が掲げていた旗。赤地中心に金色の星。
赤地に地球を模した水色の球、その上に二対の赤布を巻いた麦。布には金で「万国の労働者よ、団結せよ!(Пролетарии всех стран, соединяйтесь!)」の標語が、ソビエト構成国家15ヶ国語で印字。
[掲揚旗ではないもの]
ソ連兵がこの旗をドイツ国会議事堂(ライヒスターク)に突き立てる場面を撮った写真はのちに、劇的な戦争写真として世界に認知されることとなった。
赤地に白の鎌と槌。中央部には大きく白地で「第150ライフル師団、クトゥーゾフ勲章第二階級、”イドリーツァ”第3突撃軍第79狙撃軍団、第一次ベラルーシ戦線」を意味する印字。
マストに掲げる旗ではなく、地面に突き立てられるよう、ポールに翻る巨大な旗として顕現する。
この他にも随時、共に戦う味方、一人一人にとっての帰属国家の旗を掲げる。
宝具によって掲げる旗の種類が異なる。
[戦闘時常時掲揚]
- ソビエト海軍艦首旗
赤地の中心に白の星が描かれ、その中に白の鎌と槌のシンボル。
- ロシア海軍艦首旗
赤地に白十字、その上に青の聖アンドレイ十字。
- ソビエト海軍軍艦旗
- ロシア海軍軍艦旗
- クレチェトの旗
司令艦旗上に十字状に ≪СФРР≫（≪Свободный флот Республики Россия≫、すなわち「ロシア共和国自由艦隊」)の文字が刻まれている。
因みに、「クレチェト(Кречет)」はロシア語で「マーリン」。…鳥の方ではあるが。
[宝具使用時掲揚]
- ”赤旗”
赤地左上、金の鎌と槌のシンボル。ここでは多数派の徒のみならず、あらゆる人を導く標として使われる。
- 赤軍旗
十月革命当時、ボリシェヴィキ…赤軍が掲げていた旗。赤地中心に金色の星。
- ソビエト国章
赤地に地球を模した水色の球、その上に二対の赤布を巻いた麦。布には金で「万国の労働者よ、団結せよ!(Пролетарии всех стран, соединяйтесь!)」の標語が、ソビエト構成国家15ヶ国語で印字。
[掲揚旗ではないもの]
- ライヒスターク勝利の旗-第五
ソ連兵がこの旗をドイツ国会議事堂(ライヒスターク)に突き立てる場面を撮った写真はのちに、劇的な戦争写真として世界に認知されることとなった。
赤地に白の鎌と槌。中央部には大きく白地で「第150ライフル師団、クトゥーゾフ勲章第二階級、”イドリーツァ”第3突撃軍第79狙撃軍団、第一次ベラルーシ戦線」を意味する印字。
マストに掲げる旗ではなく、地面に突き立てられるよう、ポールに翻る巨大な旗として顕現する。
この他にも随時、共に戦う味方、一人一人にとっての帰属国家の旗を掲げる。
解説
防護巡洋艦アヴローラ。
1900年進水。現在に至るまで現存する防護巡洋艦にして、英雄的な不沈艦の一隻としても知られている。
その名はオーロラではなく、ローマ神話の暁の女神”アウロラ”に由来する。
彼女の艦歴は波乱に満ちている。
バルチック艦隊所属であった彼女は、日露戦争において極東へと送られることとなった。
その道中で起こった「ドッガーパンク事件」…暗闇の中でイギリス漁船を誤って撃沈させた悪名高き事件では、アヴローラ自身も混乱の中で味方からの誤射を食らい、損傷を受ける*2。
この事件の影響で緊張する英露関係の中で、満足な補給を受けられぬままに極東へと進んだ彼女らは、さらなる悪夢と対峙することとなった。
かの壊滅的な戦い…ロシアにとっては悪夢にも等しい「日本海海戦」である。
この戦闘においてアヴローラは、背後で沈みゆく同胞を尻目に、自身も18発もの砲弾を受けながら、たった数隻の味方艦と共に東南アジアへと逃げ延びることに成功する。
1906年には武装を降ろして練習艦となった頃には、国内には徐々に革命への機運が高まり始めていた。
その10年後には新たに成立した臨時政府が”二月革命”によって帝政に取って代わり、彼女の生まれたロシア帝国の歴史は幕を閉じる。
───そして、来るべき1917年10月25日。多くの乗組員がボリシェヴィキに同調する中、彼女は午後9時45分に冬宮への砲撃を開始した。
“十月革命”の開始である。
この革命における歴史的意義を讃えられ、彼女は以後のソビエト連邦において、革命艦としての非常に大きな役割を担うこととなる。誉高き十月革命勲章に刻まれた船はまさしく、彼女アヴローラの姿に他ならない。
独ソ戦においても、彼女は重要な役割を果たした。
その砲塔は陸上砲台として転用され、またレニングラード攻防戦においては、ナチス・ドイツに包囲され、集中砲火を浴びて着底しながらも、そのマストに掲げた赤旗は、最後まで沈まなかったという。
戦後は海底から引き揚げられ、記念艦としてネヴァ川に恒久的に係留された。その船体は今尚、変わらぬ姿でそこにある。*3
彼女は現世において、革命者としての逸話を多く持った状態で召喚される。
ただしそれは彼女の過去の実績に基づく能力に他ならず、彼女自身はその力を、新たなる”革命”のために使う。
即ちそれは、単なる共産主義的革命ではない。彼女を召喚したマスター自身の未来を切り開く、道標としての役割を果たすことを願いとする。
そのため、王や神聖なものに対する特攻を多く持ちながら、単純に王侯貴族たちに反感を持っているわけではない。
かれらは”他政権、他時代の存在"として見ており、そうした存在と軍靴を並べることに対しては、不思議な興味、好奇心すらも感じているふしがある。
直接戦闘能力としては、出自が古く、また基本的に練習艦であることから、以降の時代の先進的な艦とは全く比較にならず、あまり期待は持てない。
もっぱら「至命の鎖」スキルで生き残りつつ、味方強化・敵(特に王・神官系)弱体化を持続的に行うのが役目。
非常にしぶとくネチネチとしたバフ・デバフ要因であり、敵に回せば鬱陶しい事この上ないだろう。
肉体は人体と遜色ない。これは艦としての基本的性質を、外的なデバイスとして賄っているためである。
1900年進水。現在に至るまで現存する防護巡洋艦にして、英雄的な不沈艦の一隻としても知られている。
その名はオーロラではなく、ローマ神話の暁の女神”アウロラ”に由来する。
彼女の艦歴は波乱に満ちている。
バルチック艦隊所属であった彼女は、日露戦争において極東へと送られることとなった。
その道中で起こった「ドッガーパンク事件」…暗闇の中でイギリス漁船を誤って撃沈させた悪名高き事件では、アヴローラ自身も混乱の中で味方からの誤射を食らい、損傷を受ける*2。
この事件の影響で緊張する英露関係の中で、満足な補給を受けられぬままに極東へと進んだ彼女らは、さらなる悪夢と対峙することとなった。
かの壊滅的な戦い…ロシアにとっては悪夢にも等しい「日本海海戦」である。
この戦闘においてアヴローラは、背後で沈みゆく同胞を尻目に、自身も18発もの砲弾を受けながら、たった数隻の味方艦と共に東南アジアへと逃げ延びることに成功する。
1906年には武装を降ろして練習艦となった頃には、国内には徐々に革命への機運が高まり始めていた。
その10年後には新たに成立した臨時政府が”二月革命”によって帝政に取って代わり、彼女の生まれたロシア帝国の歴史は幕を閉じる。
───そして、来るべき1917年10月25日。多くの乗組員がボリシェヴィキに同調する中、彼女は午後9時45分に冬宮への砲撃を開始した。
“十月革命”の開始である。
この革命における歴史的意義を讃えられ、彼女は以後のソビエト連邦において、革命艦としての非常に大きな役割を担うこととなる。誉高き十月革命勲章に刻まれた船はまさしく、彼女アヴローラの姿に他ならない。
独ソ戦においても、彼女は重要な役割を果たした。
その砲塔は陸上砲台として転用され、またレニングラード攻防戦においては、ナチス・ドイツに包囲され、集中砲火を浴びて着底しながらも、そのマストに掲げた赤旗は、最後まで沈まなかったという。
戦後は海底から引き揚げられ、記念艦としてネヴァ川に恒久的に係留された。その船体は今尚、変わらぬ姿でそこにある。*3
彼女は現世において、革命者としての逸話を多く持った状態で召喚される。
ただしそれは彼女の過去の実績に基づく能力に他ならず、彼女自身はその力を、新たなる”革命”のために使う。
即ちそれは、単なる共産主義的革命ではない。彼女を召喚したマスター自身の未来を切り開く、道標としての役割を果たすことを願いとする。
そのため、王や神聖なものに対する特攻を多く持ちながら、単純に王侯貴族たちに反感を持っているわけではない。
かれらは”他政権、他時代の存在"として見ており、そうした存在と軍靴を並べることに対しては、不思議な興味、好奇心すらも感じているふしがある。
直接戦闘能力としては、出自が古く、また基本的に練習艦であることから、以降の時代の先進的な艦とは全く比較にならず、あまり期待は持てない。
もっぱら「至命の鎖」スキルで生き残りつつ、味方強化・敵(特に王・神官系)弱体化を持続的に行うのが役目。
非常にしぶとくネチネチとしたバフ・デバフ要因であり、敵に回せば鬱陶しい事この上ないだろう。
肉体は人体と遜色ない。これは艦としての基本的性質を、外的なデバイスとして賄っているためである。
性格
厳しさと穏やかさを兼ね備えた女性。揺るがぬ平静さ、凪の海面を体現したかのような、緩やかな性格。
近代戦艦の中では相当に昔の出自を持つ古強者である(三笠、ポチョムキン等と同時代)。
長年の生命がなせる技か、常に理性を保ち、落ち着きを崩さず俯瞰的に状況を眺める技能に長けており、血気盛んな傾向を持つ他の艦を諌める役回りも多い。
そのように大人しやかながらも、かつてはボリシェヴィキたちを率いた十月革命の一番槍をつとめたワイルドな側面もあってか、ナチュラルに反体制派的な思考傾向を持ち、また周囲へもそのような影響を無自覚的に与える危うい点もある。
ロシア帝国、ソビエト、ロシア連邦の変遷を駆け抜けた彼女は、あらゆる国交関係、思想の変化を見てきている。特にソビエトの崩壊で何かが吹っ切れたのか、全て”昔の事だ”とした、達観的な割り切りを持つ。
そのために国は関係なく、かつて自らを傷つけたドイツの艦艇でさえも、この理由から全て”同志”として平等に、同様に後輩たちを眺めているようだ。
進水年の古さからか、後輩である彼女らををからかったり、冗談を言ったりするお茶目な部分も兼ね備えており、その中で彼女らを導こうと、一歩引いた年配らしい振る舞いを見せる事も多い。
ただし、かの日本海海戦の生き残りである出自から、日本艦は例外的に苦手とする。特に”三笠”に対してはらしくもなく動揺し、錯乱するなど、明確な恐怖と忌避感、苦手意識を抱いている様だ。
そんな彼女であるが、目的を達するための思想には、あるこだわりを持っている。それこそが、”力の行使による勝利”である。
マルクス・レーニン主義の支持者である彼女にとって”平和”とは、暴力革命───すなわち、戦いによって勝ち取るものである。戦いを促し、戦いを先導する。それこそが彼女が旗を掲げる理由であり、彼女の生き甲斐なのである。
その為ならば、彼女は自らを喜んで犠牲に捧げるだろう。人理を、あるいはもっと狭くとも、マスター個人の平和を取り戻す革命(たたかい)の中であるならば、どれだけ自分が壊れようと、傷付こうと、崩れようと、並び立つ同志の為に旗を振るう。
この行動原理は、彼女の利他的かつ、どこか自身の事を重要視していないような、危なっかしいとも取れる性質の中にも現れている。
それ故に……彼女は、味方が傷付く事、味方が死に行く事に対してもっとも心を痛めるのだ。
だが、皮肉にも彼女は生き延びる。味方が沈むのを、味方が滅びるのを傍目で見ながら、それでも彼女は旗を負う。
それこそが”至命の鎖”。その呪縛に他ならないのだと知りながら。
イメージカラー：白
特技：励まし
好きなもの：ワニ、ウォッカ
嫌いなもの：同胞の死
天敵：三笠、ほか日本系艦
願い：同志(マスター)の平和
【一人称】私 【二人称】貴方／貴女 【三人称】彼／彼女
近代戦艦の中では相当に昔の出自を持つ古強者である(三笠、ポチョムキン等と同時代)。
長年の生命がなせる技か、常に理性を保ち、落ち着きを崩さず俯瞰的に状況を眺める技能に長けており、血気盛んな傾向を持つ他の艦を諌める役回りも多い。
そのように大人しやかながらも、かつてはボリシェヴィキたちを率いた十月革命の一番槍をつとめたワイルドな側面もあってか、ナチュラルに反体制派的な思考傾向を持ち、また周囲へもそのような影響を無自覚的に与える危うい点もある。
ロシア帝国、ソビエト、ロシア連邦の変遷を駆け抜けた彼女は、あらゆる国交関係、思想の変化を見てきている。特にソビエトの崩壊で何かが吹っ切れたのか、全て”昔の事だ”とした、達観的な割り切りを持つ。
そのために国は関係なく、かつて自らを傷つけたドイツの艦艇でさえも、この理由から全て”同志”として平等に、同様に後輩たちを眺めているようだ。
進水年の古さからか、後輩である彼女らををからかったり、冗談を言ったりするお茶目な部分も兼ね備えており、その中で彼女らを導こうと、一歩引いた年配らしい振る舞いを見せる事も多い。
ただし、かの日本海海戦の生き残りである出自から、日本艦は例外的に苦手とする。特に”三笠”に対してはらしくもなく動揺し、錯乱するなど、明確な恐怖と忌避感、苦手意識を抱いている様だ。
そんな彼女であるが、目的を達するための思想には、あるこだわりを持っている。それこそが、”力の行使による勝利”である。
マルクス・レーニン主義の支持者である彼女にとって”平和”とは、暴力革命───すなわち、戦いによって勝ち取るものである。戦いを促し、戦いを先導する。それこそが彼女が旗を掲げる理由であり、彼女の生き甲斐なのである。
その為ならば、彼女は自らを喜んで犠牲に捧げるだろう。人理を、あるいはもっと狭くとも、マスター個人の平和を取り戻す革命(たたかい)の中であるならば、どれだけ自分が壊れようと、傷付こうと、崩れようと、並び立つ同志の為に旗を振るう。
この行動原理は、彼女の利他的かつ、どこか自身の事を重要視していないような、危なっかしいとも取れる性質の中にも現れている。
それ故に……彼女は、味方が傷付く事、味方が死に行く事に対してもっとも心を痛めるのだ。
だが、皮肉にも彼女は生き延びる。味方が沈むのを、味方が滅びるのを傍目で見ながら、それでも彼女は旗を負う。
それこそが”至命の鎖”。その呪縛に他ならないのだと知りながら。
余談：
イメージカラー：白
特技：励まし
好きなもの：ワニ、ウォッカ
嫌いなもの：同胞の死
天敵：三笠、ほか日本系艦
願い：同志(マスター)の平和
【一人称】私 【二人称】貴方／貴女 【三人称】彼／彼女
セリフ例
「あら同志 。出撃命令ですか？…了解しました。アヴローラ、私の使命を果たします。」
「同志。休息も必要ですが、きちんと成すべき事はしましょう？」
「平和を求めるのですか。ならば、立ち上がり、戦い、それを奪うものに刃向かわなければなりません、同志。
その先に何が待っていようと───平和を勝ち取るのに、平和は意味を成しません。
私たちは自らの強力をもって、平和を勝ち取らなければならないのです。私はその為ならば、この旗を振り続けましょう。私の身が削れようと、崩落しようと…私は常に、同志の傍に居るでしょう。」
「同志。休息も必要ですが、きちんと成すべき事はしましょう？」
「平和を求めるのですか。ならば、立ち上がり、戦い、それを奪うものに刃向かわなければなりません、同志。
その先に何が待っていようと───平和を勝ち取るのに、平和は意味を成しません。
私たちは自らの強力をもって、平和を勝ち取らなければならないのです。私はその為ならば、この旗を振り続けましょう。私の身が削れようと、崩落しようと…私は常に、同志の傍に居るでしょう。」
因縁キャラ
[ロシア・ソビエト連邦]
紛れもない、名実ともに同志である彼ら、彼女らとは心から打ち解けている。
ネヴァ川の畔に存在し続け、その全てを見続けてきた彼女は、ゆえに彼らの生き様もまた、よく知っている。
・ウラジーミル・レーニン
「同志レーニン、そこにいらっしゃるのですね？私たちをお導きください。また一度、ボリシェヴィキ(多数派)革命を起こすのです！ツァーリよりもさらに巨大な、私たちの敵に…！」
・ヨシフ・スターリン
「同志スターリン……祖国の為に尽くした貴方の功績を、私は忘れていませんよ。そして…貴方が為した罪過もまた。……ですが、もはや些細なことです。だって評議会は、もう存在しないのですから。」
・戦艦ポチョムキン
「あらバリェーツ、貴女もここに居たのね。…いいえ、貴女こそ偉大な革命艦よ。それにしても”パンテレイモン”、”ポチョムキン”に、”レナ”まで増えたのね。…ふふ。可愛い名前で呼べるのは嬉しいわ」
彼女と同じ、革命艦として評価される艦。
実際に革命の火蓋を切って落としたアヴローラと異なり、革命に加われなかった後悔を抱き、それに対する情熱をあらわにする彼女の心中を気遣い、普段通り、違和感のないように接している。
戦闘時の相性は抜群によく、アヴローラ二人で挟めば王・神相手であれば特攻礼装級のダメージバフを乗せることも可能となる。
「彼女の前では言いませんでしたが……エスエルとボリシェヴィキを一緒にするのはどうなんでしょう…」
※「人民の中へ 」はボリシェヴィキの対抗勢力、十月革命で打倒された社会革命党 の前身であるインテリゲンツィア達のスローガン。ボリシェヴィキのスローガンは「パン、土地、平和」。
レナ「だって格好良いじゃないの」ア「…そういう問題なの？」*4
・戦列艦マラート
「ペトラ！久しぶりね。…昔のコトなんてもういいのよ、私は。…今は、私たちの未来のために戦いましょう。」
一次大戦から…すなわち、帝政時代からの知己。
革命として彼女らが歩んだ道……すなわち、ボリシェヴィキとしていちはやく立ち上がったアヴローラと、それに反旗を翻したマラートでは、思想面において隔たりを持つ。
だとしても、彼女はみずから歩み寄る。それはまさしく、今の彼女の在り方を示すことがらに他ならないだろう。
・嚮導駆逐艦タシュケント
「タシュケント…いえ、ガリュボーイの名前の方が、貴女には親しみ深いかしら？…貴女もよく頑張ったわ。いい子ね…」
ソ連における英雄的な艦の一隻。彼女の存在は確かに、ソビエトの人々にとっての道しるべとなった。
それ故に、アヴローラは彼女を高く評価し、そして何かと世話を焼く。その理由は、彼女がアヴローラのなすべきとする事を体現する存在であることが大きいのだろう。
・戦艦ガングート
「"十月革命"の名前…貴女は紛れもなく、それに相応しいわ。ガングート…私以上に、ね。」
ソ連における英雄的な艦の一隻。およそ最も活躍したソビエトの艦船と言えば、このガングートをおいて他を語ることはできないだろう。
十月革命そのものの象徴となり、またその当事者となったアヴローラはだからこそ、彼女をその名のもとに称えるのだ。
また、タシュケント以上に構う相手。その理由は様々にあるが、一番の理由はやはり、人として現界する際の体躯、背丈であろう。
・戦艦ソビエツキー・ソユーズ
「生まれたか、生まれていないか。活躍したか、していないか。…そんなの、ささいな事よ。大切なのは全て、この世で今を、生きる意志があるかどうか…。」
「ソビエツキー・ソユーズ。あの国の名前を持つのなら、私に示して頂戴。貴女の、意志に向けて進む心を。」
帝政時代から生き続け、なおロシアの姿を見るアヴローラと、そもそも生まれることのなかったソビエツキー・ソユーズ。
全く以って逆と言える性質を持つふたりであるからこそ、アヴローラは諭すのだ。
生まれぬ事よりも、斃れた事よりも。何より、事を成し遂げる意志こそが、評議会の同盟 を成すのだと。
[ナチス・ドイツ]
過去に一度沈められた国。若干苦い思い出として残ってはいるものの、その敵対の歴史すらもまた、彼女にとっては過去の話に過ぎない。
しかし、味方としてつける分には全く気にすることはないが、相対することがあるのなら少し痛い目に合わせてやりたい、程度の事は思っているようだ。
[アメリカ合衆国]
東西冷戦の歴史も見てきたため、合衆国に属する艦らとは微妙と言える距離感を保っている。
ある時は連合国の戦友として。ある時は経済戦争の敵として。両国がかつてあった関係を考慮しつつ、会う艦ごとに適切な接し方を考えつつ話をする。
[イギリス]
嫌っていた時期もあれど、前述の通り、しがらみは最早感じてはいない。
・戦列艦ヴィクトリー
彼女と同じく現在まで残っており、さらに最古級の艦として大事件を体験し続けてきた一隻に対し、最大限の敬意を表している。
敵対した場合、宝具『抑止の鎖』は彼女の『燻る緋燼は十の灰』に対する非常に強い対策となる反面、味方となればその第三宝具が彼女の宝具に非常に噛み合う事となる。
また同乗する提督の方にも、並々ならぬ敬意を抱いてはいるようだ。これは船としての本能であるのだろうか。
[日本]
吹っ切れたとはいえ基本的に苦手らしく、愛想よく振る舞うもどこかよそよそしさが拭えない。
日露戦争での日本海海戦、あの戦場から命からがら脱出した艦の一隻である彼女は、日本に対してあまり好印象を抱いていないのが実情である。
・戦艦三笠
「………ミ…カサ……？貴女…………どうして…貴女が……っ……ここに……？………嫌……来ないで………来ないで！！！」
初対面では視認した瞬間、普段からは想像もつかないような動揺した表情を見せ、錯乱状態に陥る。
その源は、紛れもない苦渋と敗北の記憶。彼女の若き日の、魂の奥底にまで刻まれたトラウマに他ならない。
三笠の宝具である『皇國興廃在此一戦』……”Z旗”を見ると、逆に恐慌状態に陥り、大幅なデバフがかかる。また、彼女の発動している宝具効果のすべてが消去されてしまう。
理由は明白だ。彼女はその旗の前で、無惨にも撃破され、敗走した艦のひとつだったのだから。
効果としては似通ったバフであるものの、同時編成すると効果が下がるという変わり種シナジー。
とはいえ並々ならぬ因縁を持つこのふたりが、共に現在までその姿を保ち、両国の誇りの象徴として現存しているという事実は、何とも数奇な運命を感じずにはいられないようだ。
「…貴女も、同志ですものね。ならば今は…貴女を認め、軍靴を……揃えなければなりません。私たちの『革命』のために。『反逆』のために。私たちを、私たち全ての同志を縛る、柵を破るその日までは。」
紛れもない、名実ともに同志である彼ら、彼女らとは心から打ち解けている。
ネヴァ川の畔に存在し続け、その全てを見続けてきた彼女は、ゆえに彼らの生き様もまた、よく知っている。
・ウラジーミル・レーニン
「同志レーニン、そこにいらっしゃるのですね？私たちをお導きください。また一度、ボリシェヴィキ(多数派)革命を起こすのです！ツァーリよりもさらに巨大な、私たちの敵に…！」
・ヨシフ・スターリン
「同志スターリン……祖国の為に尽くした貴方の功績を、私は忘れていませんよ。そして…貴方が為した罪過もまた。……ですが、もはや些細なことです。だって評議会は、もう存在しないのですから。」
・戦艦ポチョムキン
「あらバリェーツ、貴女もここに居たのね。…いいえ、貴女こそ偉大な革命艦よ。それにしても”パンテレイモン”、”ポチョムキン”に、”レナ”まで増えたのね。…ふふ。可愛い名前で呼べるのは嬉しいわ」
彼女と同じ、革命艦として評価される艦。
実際に革命の火蓋を切って落としたアヴローラと異なり、革命に加われなかった後悔を抱き、それに対する情熱をあらわにする彼女の心中を気遣い、普段通り、違和感のないように接している。
戦闘時の相性は抜群によく、アヴローラ二人で挟めば王・神相手であれば特攻礼装級のダメージバフを乗せることも可能となる。
「彼女の前では言いませんでしたが……エスエルとボリシェヴィキを一緒にするのはどうなんでしょう…」
※「
レナ「だって格好良いじゃないの」ア「…そういう問題なの？」*4
・戦列艦マラート
「ペトラ！久しぶりね。…昔のコトなんてもういいのよ、私は。…今は、私たちの未来のために戦いましょう。」
一次大戦から…すなわち、帝政時代からの知己。
革命として彼女らが歩んだ道……すなわち、ボリシェヴィキとしていちはやく立ち上がったアヴローラと、それに反旗を翻したマラートでは、思想面において隔たりを持つ。
だとしても、彼女はみずから歩み寄る。それはまさしく、今の彼女の在り方を示すことがらに他ならないだろう。
・嚮導駆逐艦タシュケント
「タシュケント…いえ、ガリュボーイの名前の方が、貴女には親しみ深いかしら？…貴女もよく頑張ったわ。いい子ね…」
ソ連における英雄的な艦の一隻。彼女の存在は確かに、ソビエトの人々にとっての道しるべとなった。
それ故に、アヴローラは彼女を高く評価し、そして何かと世話を焼く。その理由は、彼女がアヴローラのなすべきとする事を体現する存在であることが大きいのだろう。
・戦艦ガングート
「"十月革命"の名前…貴女は紛れもなく、それに相応しいわ。ガングート…私以上に、ね。」
ソ連における英雄的な艦の一隻。およそ最も活躍したソビエトの艦船と言えば、このガングートをおいて他を語ることはできないだろう。
十月革命そのものの象徴となり、またその当事者となったアヴローラはだからこそ、彼女をその名のもとに称えるのだ。
また、タシュケント以上に構う相手。その理由は様々にあるが、一番の理由はやはり、人として現界する際の体躯、背丈であろう。
・戦艦ソビエツキー・ソユーズ
「生まれたか、生まれていないか。活躍したか、していないか。…そんなの、ささいな事よ。大切なのは全て、この世で今を、生きる意志があるかどうか…。」
「ソビエツキー・ソユーズ。あの国の名前を持つのなら、私に示して頂戴。貴女の、意志に向けて進む心を。」
帝政時代から生き続け、なおロシアの姿を見るアヴローラと、そもそも生まれることのなかったソビエツキー・ソユーズ。
全く以って逆と言える性質を持つふたりであるからこそ、アヴローラは諭すのだ。
生まれぬ事よりも、斃れた事よりも。何より、事を成し遂げる意志こそが、
[ナチス・ドイツ]
過去に一度沈められた国。若干苦い思い出として残ってはいるものの、その敵対の歴史すらもまた、彼女にとっては過去の話に過ぎない。
しかし、味方としてつける分には全く気にすることはないが、相対することがあるのなら少し痛い目に合わせてやりたい、程度の事は思っているようだ。
[アメリカ合衆国]
東西冷戦の歴史も見てきたため、合衆国に属する艦らとは微妙と言える距離感を保っている。
ある時は連合国の戦友として。ある時は経済戦争の敵として。両国がかつてあった関係を考慮しつつ、会う艦ごとに適切な接し方を考えつつ話をする。
[イギリス]
嫌っていた時期もあれど、前述の通り、しがらみは最早感じてはいない。
・戦列艦ヴィクトリー
彼女と同じく現在まで残っており、さらに最古級の艦として大事件を体験し続けてきた一隻に対し、最大限の敬意を表している。
敵対した場合、宝具『抑止の鎖』は彼女の『燻る緋燼は十の灰』に対する非常に強い対策となる反面、味方となればその第三宝具が彼女の宝具に非常に噛み合う事となる。
また同乗する提督の方にも、並々ならぬ敬意を抱いてはいるようだ。これは船としての本能であるのだろうか。
[日本]
吹っ切れたとはいえ基本的に苦手らしく、愛想よく振る舞うもどこかよそよそしさが拭えない。
日露戦争での日本海海戦、あの戦場から命からがら脱出した艦の一隻である彼女は、日本に対してあまり好印象を抱いていないのが実情である。
・戦艦三笠
「………ミ…カサ……？貴女…………どうして…貴女が……っ……ここに……？………嫌……来ないで………来ないで！！！」
初対面では視認した瞬間、普段からは想像もつかないような動揺した表情を見せ、錯乱状態に陥る。
その源は、紛れもない苦渋と敗北の記憶。彼女の若き日の、魂の奥底にまで刻まれたトラウマに他ならない。
三笠の宝具である『皇國興廃在此一戦』……”Z旗”を見ると、逆に恐慌状態に陥り、大幅なデバフがかかる。また、彼女の発動している宝具効果のすべてが消去されてしまう。
理由は明白だ。彼女はその旗の前で、無惨にも撃破され、敗走した艦のひとつだったのだから。
効果としては似通ったバフであるものの、同時編成すると効果が下がるという変わり種シナジー。
とはいえ並々ならぬ因縁を持つこのふたりが、共に現在までその姿を保ち、両国の誇りの象徴として現存しているという事実は、何とも数奇な運命を感じずにはいられないようだ。
「…貴女も、同志ですものね。ならば今は…貴女を認め、軍靴を……揃えなければなりません。私たちの『革命』のために。『反逆』のために。私たちを、私たち全ての同志を縛る、柵を破るその日までは。」
コメント
いろいろデカいおねーさん
ザ・ロシア女って感じで練りました
革命艦としては大人しめですがわりと他人に影響を与えたりはします
ザ・ロシア女って感じで練りました
革命艦としては大人しめですがわりと他人に影響を与えたりはします
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