ImgCell-Automaton。 ここはimgにおけるいわゆる「僕鯖wiki」です。 オランダ&ネバダの座と並行して数多の泥鯖を、そして泥鱒をも記録し続けます。

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&align(center){&color(#ff0000){「お前のようなマスターと共に戦えるんだ。それだけで、この戦いは命を懸けるに値する」}}


*基本情報
【出典】ケルト神話、アルスター伝説
【CLASS】ランサー
【マスター】[[ネオン・レヴィナ・ミクセム]]
【真名】クー・フーリン
【異名・別名・表記揺れ】クー・フリン、ク・ホリン、クークリン、キュクレインなど
【性別】男性
【身長・体重】183cm・75kg
【肌色】健康的 【髪色】金混じりの黒と赤 【瞳色】煌めく金
【外見・容姿】青い衣と白銀の鎧を身に纏った、獰猛な戦士。
【地域】アイルランド
【年代】アルスターサイクル
【属性】中立・中庸
【天地人属性】天
【その他属性】人型、神性、愛する者
【ステータス】筋力:B+ 耐久:A 敏捷:A+ 魔力:B 幸運:E 宝具:A

&ref(https://image02.seesaawiki.jp/k/a/kagemiya/x5zoSTVTbD.png,300)
「[[PixAI.Art>https://pixai.art/?lang=ja]]」様で作成
[+]私服
&ref(https://image01.seesaawiki.jp/k/a/kagemiya/A8E8WSIdtQ.png,300)
[END]


*【クラス別スキル】
**対魔力:B
三節以下の詠唱による魔術を無効化する。
大魔術や儀礼呪法などを以てしても傷つけるのは難しい。
ゲイ・ボルグの紅槍時はそれ以上の魔術であっても障子紙の如く切り刻んでみせる。


*【保有スキル】
**神性:B
神霊適性を持つかどうか。ランクが高いほどより物質的な神霊との混血とされる。
ダーナ神族の光の神ルーを父とするクー・フーリンは高い神霊適性を有する。

**光の御子:A
太陽神ルーの血を引く半神半人として具わった特性。
『怪力』や『魔力放出(光/古)』を含む複合スキル。
戦意高揚に応じた戦闘力のブースト。一瞬だけ肉体を光化することによる高速機動や攻撃のインパクトの強化、炎熱による追加ダメージなど。
クー・フーリンの闘志の昂りに呼応してその肉体は凄まじい光熱が発し、戦場を駆け抜ける姿は雷、戦いぶりは烈火の如く苛烈となる。
さらに本来ならば「捻れの発作」と呼ばれる異形の姿への変貌も行われるが、本クラスにおいてはそこまでの効果は発揮されない。

**投擲:A++
様々な物を弾丸として投げ撃つ能力。
ここまでのランクとなると、単なる一投すらも必殺の威力を伴うようになる。
小石やダーツといった小物を放つだけでもC〜Bランク、専用の武器による渾身の投擲であればAランクに達する。
また、敵の遠距離攻撃を撃ち落とす、あるいは受け止めて投げ返す防御スキルとしても使用可能。

**無窮の武練:A+
ひとつの時代で無双を誇るまでに到達した武芸の手練。
心技体の完全な合一により、いかなる精神的制約の影響下にあっても十全の戦闘能力を発揮できる。

**戦闘続行:A+
往生際がもの凄く悪い。最期まで戦いをやめないケルトの戦士の矜持のなせる業。
決定的な傷を負わない限り生き延び、瀕死の状態となっても最後まで戦い続けることが可能。
&ruby(クーリーの牛争い){クアルンゲの牛獲り}、及びそれを発端とする女王メイヴとの戦争での獅子奮迅の戦いぶりに由来。


*【宝具】
**『&ruby(ゲイ・ボルグ){戦王の紅棘顎}』
''ランク:A 種別:対人〜対軍宝具 レンジ:2〜40 最大捕捉:300人''
影の国の女王スカサハより授かりし魔槍。
槍の素材になったとされる紅海の海獣クリードは、伝承にこそ殆ど記述されていないが幻想種の中でも最上位たる神獣に位置する存在である。((と本作においては定義する))
ケルト神話において海は異界・冥界に通じると考えられ、故に海を縄張りとするクリードは死に慣れている。その証拠に、頭蓋骨のみに成り果て槍へと加工されて尚この海獣は死に切っておらず、大量の血を啜ることで一時ながらも蘇るのである。

海獣の骨より削り出されたこの槍は初めは白いが、戦場において傷つけた敵の、そして傷ついた担い手の血を吸って赤く染まる。
白槍の時点でも並ぶ物無き至上の武器だが、紅槍と化したゲイボルグはクリードとしての力を発揮。
「投げれば30の鏃となって降り注ぎ、突けば30の棘となって破裂する」とあるように、一撃に30もの攻撃を内包するようになる。対軍であれば一投で有象無象を全く同時に射貫き、対人であれば一度揮うだけで敵の肉体に30もの猛攻が襲い掛かる。また複数の攻撃を一撃に束ねているため局所的な事象飽和が引き起こり、如何なる防御も突き破る。
また神獣として培った神秘は&ruby(魔術){下位の神秘}を容易く喰い千切り、死を帯びたその&ruby(牙){穂先}は敵を殺すための最適な軌道を嗅ぎ分け、傷つけた者に不治の呪いを刻み込む。
だがそれらすらもゲイボルグにとっては児戯、真名解放すら必要ない基本性能であり。
[+]&color(#ff0000){────海獣の骨より鍛えられた魔槍の神髄は、水の中においてこそ発揮される。}



**&color(#ff0000){『&ruby(ゲイ・ボルグ){射穿て、波濤の紅牙}』}
''ランク:A+ 種別:対人絶技 レンジ:5〜60 最大捕捉:1人''
影の国の女王スカサハより授かりし、魔槍による必殺の絶技。
神話にて語られるゲイボルグとは、スカサハから貰い受けた槍とも、槍を用いた投擲術であるともされる。
果たして真相は“どちらも正解”。クー・フーリンは有象無象も強敵も等しく殺す槍と共に、それでも殺し切れぬ真の強者を討ち取るための秘奥を授かった。
即ち、大軍さえも殲滅せしめる海獣の槍の全力をただ一人に向けて揮う、必中必滅の一撃である。

「ゲイボルグが紅槍状態である」そして「槍が水中に浸かっている」状態でのみ使用可能。裏を返せばその2つの条件さえ満たしていれば他が如何なる状況でも問題なく、手が使えぬのなら握る代わりに腕に突き刺し、腕が無いのなら足で掴んで、それさえできないのなら口で咥えて放ってみせる。
余力など一切残さない、不撓不屈を誇る彼の五体でさえ暫く使い物にならなくなるほどの反動と引き換えに渾身の力を籠めた投擲は、在りし日の父ルーが放ちし一投、バロールの魔眼を射抜いた&ruby(ブリューナク){極光}の如く。光の速さに達した魔槍は時の流れさえ振り切って、敵の肉体を過たず穿ち貫く。
そして血と水の紅海に奮い立った&ruby(クリード){ゲイボルグ}が繰り出す棘は30では収まらず、突き立つと同時に炸裂する無数の攻撃は相手の四肢、内臓、関節、血管の全てを抉り裂いて肉片一つ余すことなく対象をこの世から消滅させる。
相手が如何に速くとも零秒で到達する攻撃を回避することは叶わず、無尽蔵の棘の突きが防御を貫き敵が死に絶えるまで襲い続ける。猛攻が終わって残るのは、まるで巨大な怪物にばくりと喰われたかのような空白のみ。

……恐るべきことに、絶技の「必中」の部分に魔槍や神秘に類するものは一切関与していない。
因果の逆転など要らず。純粋な技術のみで到達した武の極致。



[END]


*【Weapon】
**ゲイボルグ
メインウェポン。クー・フーリンの身の丈と同等かそれ以上の長さを誇る魔槍。
シンプルな直槍に荊棘のような装飾が纏わりついたようなデザイン。通常時は白いが、戦いの中で敵と己の血を浴びることで紅く染まっていく。
神話通りであれば同格の相手との決戦時、その最後の最後で使う切り札だが、他の槍を持ち込めなかったため普段使いしている。
ただし戦士でない相手(マスターでない一般人など)には決して使わず、その場合は後述のダーツや投擲で対処する。

**投擲
召喚時から所有している小さなダーツや、拾った小石や木片にオガム魔術で補強と神秘付与を施した物を使用。
“&ruby(cleasa_nimhe){毒の妙技}”と呼ばれる絶技により、武器や防具、砦で防がれてもダメージを貫通させ、命中後に手元に戻ってくる。
ただし、宝具のような逸品でもなければ命中の衝撃で砕けてしまう。
他にも埋葬機関で使われる鉄甲作用のような「対象を突き飛ばす」投擲なども可能。

**鮭跳びの術
影の国にてスカサハより授かった跳躍の秘奥。魔剣などと同じスキル外技能。
フィールド上のあらゆる障害を跳び越える大跳躍。ほんの僅かでも足を載せる箇所があれば使用可能。
投擲スキルとの併用により、投げた石を足場にすることによる場所を問わない三次元機動や、足による強烈な投擲を行える。


*【解説】
アイルランド神話「アルスター&ruby(サイクル){物語群}」にて語られる大英雄。光明神ルーを父に持つ光の御子((この異名はFate、及び本作オリジナルのものであり、原典には無い))。
幼名はセタンタ。子供の頃にクランという鍛冶師が飼っていた番犬を殺してしまい、償いとしてこの番犬の仔を育て上げ、また育つまでは自分が彼の家を守る番犬になると誓ったことから「&ruby(クー・フーリン){クランの猛犬}」と呼ばれるようになった。

後日追記予定。詳細は公式や他の泥を参照。


*【人物・性格】
雄々しき美丈夫。肩肘張らない自然体の愛嬌の内に野生の冷徹さと獰猛さを秘めた、異名に違わぬ猛犬の如き戦士。
癖っ毛気味の髪を邪魔にならない程度に雑に切り整え、後ろ髪は三つ編みにしている。伝承通り黒・赤・金に彩られており、普段は赤混じりの黒髪だが戦闘時など感情が昂ると赤髪の比率が増える。金髪は光神ルーの血の発露を示すものらしく、ごく稀に毛先の変色やメッシュのようにして現れる。
一方で瞳の数は両目合わせて2つ、手足の指の本数は5本ずつと常人と変わらぬものとなっているが、伝説における記述が彼が類稀なる戦士であることの比喩であったのか、それとも本当にそのような肉体であったのかは不明。
体付きは一見すると細身のようだが、衣服を脱ぐと極めて引き締まった肉体が顕わとなる。無駄な肉を削ぎ落とし、残った筋肉も限界まで圧縮した、武器としての利便性・合理性を追求したその身体はある種の美を帯びている。
「あちら」とは異なり、青い布地の衣に、伸び行く植物の蔓を模した装飾が刻まれた銀鎧を戦装束として身に纏う。戦士としての威容を保ちつつ機動性も重視した軽装。
シンガポールでの聖杯戦争においては暖色系のハワイアンシャツにジーンズという、こちらも着飾ることより動きやすさを意識したラフな格好を普段着とする。

ケルトの戦士として誇りを重んじ、強者との血沸き肉踊る戦いを好むが、戦うために生きるような戦闘狂ではない。
勇猛果敢で義理堅いが堅苦しすぎない、さっぱりとした性格。純朴で人懐っこく、同時に面倒見の良さから人に好かれやすくもある兄貴分。
器量が広く「細かいあれこれは苦手」と言いつつも気配り上手。自由奔放に振る舞いつつも周りのことをよく見ている。他人の機微には聡いほう。
大抵のことは笑って流す心の余裕も持ち合わせているが、他愛のないジョークと悪意の籠もった嘲笑の区別ははっきりと付けるタイプ。自身の友や信頼を置く主、今の自分を構成するのに関わった者たちへの侮辱を何よりも許さず、そうした者たちには冷徹無情なる戦士として“対応”する。
また正々堂々を好んでこそいるが、騙し討ちや奇襲といった行いを否定はしない。マスターから命じられれば気乗りこそしないが執行するし、自分がされる側となっても不満を零すことなく不敵な笑みを浮かべて迎え撃つ。
「戦士たるもの、不条理は呪うのではなく踏み越えるもの」「悔いある最期を遂げたとしてもそれは本人の責任」というスタンス。
(それはそれとして、戦友の死を嘲る者は容赦なく殺す)
現代に適応できる程度には善良だが、殺伐とした世界で生き抜いてきただけあってシビアな価値観を有している。

気の合う仲間に限らず他者との人付き合いを好むが、普段の良く言えば気さく、悪く言えば荒っぽい態度に反して、女性への対応は誠実かつ丁寧。
誇り高く気が強く、貞淑な女性がタイプ。妖艶で淫蕩な女は苦手で、戦場外で裸の美女を目にすると羞恥してしまうなど意外と初心な一面も。
マスターに対しては指揮能力や援護、魔力供給などの能力が優れているかは全く気に留めず、それよりも性格・人間性を重視する。
相性の悪いマスターであっても、上記の誇りに関する逆鱗にさえ触れなければ、気の乗らない命令であっても忠実に従うが、気の合うマスターと噛み合えば目に見えて聖杯戦争に対する意欲を高める。
願いを叶える願望器を欲さず、それを巡る戦いそのものを目的として召喚に応じたクー・フーリンにとって、肩を並べる、或いは背を預けるに値する存在がいることは何より嬉しい報酬なのだ。


イメージカラー:深蒼の淵に輝く真紅
特技:我慢比べ、球技や投げ物全般、ペン回し
好きなもの:戦い、気高い女、無理難題
苦手なもの:回りくどいことや細々したこと(苦手なだけで嫌いでも出来ないわけでもない)
天敵:契約、詩人
願い:特になし。
CV:小西克幸

【一人称】俺 【二人称】お前、アンタ、小僧、お嬢、○○(呼び捨て) 【三人称】あいつ、あいつら


*【台詞例】
[+]
''「クランの猛犬、光の御子クー・フーリン。ランサーのクラスにて馳せ参じた。宜しく頼む」''
凛とした雰囲気で現界。赤枝の騎士であり王に仕えたことのあるため、召喚直後は比較的丁寧に振る舞うが……。

''「自然体で良い?……正直言ってその命令は助かる。戦場ならいざ知らず、国という群れで生きるには礼儀ってやつは無視できないモンだからな。''
'' だがマスターが気にしないってんなら有難く気楽にやらせてもらう。改めて、宜しく頼むぜマスター」''
マスターが許すのであれば即座に素の自分を晒す。公私はハッキリと分けつつ、力を抜いていい時に抜くことを知る大人っぽい一面を有している。

''「俺はマスターに指示だの援護だのは求めねえ、戦場じゃ万全の状態である時の方が珍しいからな。それにな、その程度の不利で苦しむようなヤツが英雄として名を残すと思うかい?」''
不利や不条理、不幸に纏わり憑かれようと不敵に笑って見せる。そこには英雄、戦士としての輝かんばかりの誇りと自負が籠められている。

''「ルーン? こいつはオガム文字って言ってな、俺たちの神話で使われてたやつさ。ドルイド然り、何かを文章や書物にして残す文化が無かったからか『魔術を使ってる』と思われて、結果本当に魔術になっちまった。''
'' 俺もそんな使える方じゃないが、無いよりマシ程度のもんでも、そのほんの僅かの足掻きが勝敗を分かつこともある。お前さんも準備できるものがあるなら余裕のある内にやっといた方がいいぜ、何なら俺がちょいと教えてやろうか?''
'' ……ところで、俺はアイルランドの人間なんだが。なんで北欧の文字と勘違いしたんだ? もしかして、そういう“俺”もいるのか?」''
拾った小石や木片にオガム文字を刻みながら。勝敗は戦う前に決まっているもの。勝利をもぎ取るためならば、大英雄は手間を惜しまない。

''「&ruby(メシ){飯}?……あー、俺はいいや。流石に男女の逢瀬を邪魔するほど無粋じゃねえよ。そら、行った行った。人生何があるか分からねえんだ、時間がある内に思う存分楽しんで来い!」''
異性とのデートに向かうマスターの背を押す気遣いをする兄貴。……だが彼のゲッシュを知っていれば、彼のもう一つの想いも見えてくるだろう。

''「召喚に応じたのは俺の方だ、元より最期まで付き合うつもりだったが……アンタが覚悟を決めたのなら、俺も改めて宣誓しよう。''
'' ────サーヴァント、ランサー。アルスターの光の御子、クー・フーリン。我が血、我が槍、我が誇りに懸けてお前の往く道を切り拓こう。お前はお前が望むままに、俺という槍を存分に揮うがいい」''
マスターを今生を捧げるに相応しい主と認め、改めて忠節を誓う。例え生還の希望無き死地へ挑むことを命じられようと、今の彼は喜び勇んでその命を捧げる。

''「コンラ、そしてフェルディア。一時でもあいつらとの戦いを忘れたことはねえ。全身全霊を尽くさなければ勝てない強者と槍を交え、その命を獲り勝利を得たんだ。そこに不満など一つも無い。''
'' だが、あのような戦いをまたしたいかと問われると……どうだろうな。やり直したいなんて願う気はない、それはあの時のあいつらの、そして俺自身の決めた覚悟への侮辱になる。''
'' それでも……あいつらとは違う形で戦いたかった、そう思っちまったことがあるのも事実だよ」''
過去を語る。戦士としてあの血戦の当事者となれたことへの歓喜の想いがあるのは確かだが、それとは別の感情を抱いたことを否定はしない。

''&color(#ff0000){「────&ruby(お){胎動}きろ、我が魔槍。死力を尽くす時が来た」}''
真名解放。穂先を紅く染めるほどの血と、在りし日の海を思い出させる水、即ち紅海を前に魔槍は唸り、戦士の王は鋭く刃を研ぎ澄ますかの如く冷静に、その闘志を一撃に籠める。

[END]


*【因縁キャラ】
***[[Fate/AlteR Karma]]
''[[ネオン・レヴィナ・ミクセム]]'':マスター
眩い&ruby(ひかり){可能性}を宿しながら、自らに枷を掛けて閉じ籠る難儀な少女。
ゲッシュのように己の信念に懸けて立てる誓いで無く、他者から押し付けられるままに鎖を囚われ、その癖縛られることに苦しんでいる。
自縄自縛のその有り様に思うところが無いと言えば嘘になるが、他ならぬ彼女自身が口出し無用と突っ撥ねている以上、ランサーから出来ることはない。
だがまあ、自らの檻を壊す機会が彼女に訪れるまでの猶予を作るぐらいなら文句は言われないだろう、と。
聖杯に託す願いも無い彼は、この戦いにおける一先ずの目的をそう定め、彼女の命令に黙して従うことにした。

''「マスターの方針に異議は無い。お前の言う通り、俺はお前の槍だ。好きに揮え」''

聖杯戦争中盤、紆余曲折を経て彼女が態度を改めると、ランサーも素を曝け出して接するようになる。
女の我儘を黙って受け止めるのも男の甲斐性だと、彼女の言うところの“これまでの非礼”を笑って許し、改めて忠義を尽くすと宣誓する。
元より彼女の強がりのような高圧的な態度に秘められた天性の我の強さ、責任から逃げない姿勢を気に入っていたからこそ、ランサーはネオンの命令に従っていた。
そこに配下の言葉を聞き届ける器量、格上だろうと臆さず命じる気概が備わったとなれば、最早文句の付け所は無い。
ネオン・レヴィナ・ミクセムこそは自らを従えるに相応しい主であり、戦う場こそ異なれど聖杯戦争という1つの決戦へと共に挑む同胞である。

戦いの結末がどうなるのか、千里眼を持たないランサーには分からないが、一つだけ確かなことがある。
────彼女と共に戦い、彼女の為に死ねるのならば、今生に残す悔いは無い。

''「戦いに最短も最善も無い。そういうのは戦いが終わった後に付けられる評価に過ぎず、今まさに戦場を駆け抜ける俺たちが決められるもんじゃねえ。''
'' それに、戦争が長引けば本来なら得られなかった強者との出会いに恵まれるかもしれねえしな。''
'' だから気にすんな。もしそんなに都合よく行いかなかったとしても、俺はお前さんから充分にたくさんのモンを貰ったからよ。これで文句なんて言っちゃあ欲深すぎるってもんさ」''

''「後悔も無念も、テメエの胸の内から生じるもんだ。誰かから貰うものでも、押し付けられるものでもない。''
'' 自分自身に胸を張れる生き方をしろ。誰に何と言われようが、テメエ自身が納得できる人生を行け。''
'' 色々と問題は起きるかもしれねえが……お前さんなら何とかできるだろうさ。なんせ、このクランの猛犬を従えた女なんだからよ。''
'' ────我が主、我が友ネオンよ。息災を祈る」''


*【FGO風性能】
[+]FGO風ステータス
**レア度☆5
クラス:ランサー

''クランの猛犬、光の御子と謳われし戦王''
''携えし魔槍は雷の如く、立ちはだかる者の命を穿つ''


**霊基再臨
|center:|center:|c
|~段階|外見|
|第一|青い衣に白銀の鎧を纏い、右手に白槍のゲイボルグを持った姿。~~背景は黄昏の戦場。|
|第二|ハワイアンシャツにジーンズ。[[シンガポール>Fate/AlteR Karma]]での普段着。~~背景は青空と青い海の浜辺。|
|第三|鎧に黄金の装飾が追加、髪に金色の毛先やメッシュが混じる。~~ゲイボルグも深紅に染まり、槍と全身が赤いオーラを纏っている。~~背景は黄昏の浅瀬。|
|最終|浅瀬に浸けたゲイボルグを敵目掛けて撃ち上げる、『射穿て、波濤の紅牙』の正面絵。|

**基本ステータス
|center:|center:|center:|c
|~能力値|初期値|最大値|
|HP|2059|14045|
|ATK|1864|12065|
|COST|>|16|
//ステータス傾向:ATK偏重

**所有カード
|center:|center:|center:|c
|~Buster|Quick|Arts|
|2|2|1|

**所有スキル
|center:|center:|center:||c
|~スキル名|CT|継続|center:効果|
|&ref(https://image01.seesaawiki.jp/k/a/kagemiya/8710a5073e9eb6dd.png)''光の御子'' [A]|8(6)|3|自身のQuickカード性能をアップ(20~30%)|
|^|^|^|&Busterカード性能をアップ(20~30%)|
|^|^|^|&HPが少ないほどクリティカル威力がアップする状態を付与(20~100%)|
|^|^|^|&回避状態を付与(2回)|
|&ref(https://image01.seesaawiki.jp/k/a/kagemiya/5330b0c64a44199a.png)''投擲'' [A++]|6(4)|-|スターを大量獲得(10~20個)|
|^|^|1|+自身のスター集中度をアップ(300~500%)|
|^|^|^|&必中状態を付与|
|&ref(https://image02.seesaawiki.jp/k/a/kagemiya/136bb854d8df21fc.png)''戦闘続行'' [A+]~~ ~~<強化後>~~ ~~&ref(https://image02.seesaawiki.jp/k/a/kagemiya/136bb854d8df21fc.png)''不退の戦王'' [A+]|9(7)|5|自身にガッツ状態を付与(1回・1200~2700→2回・2000~3000&color(#ffaa00){▲})|
|^|^|^|&「ガッツ発動時に自身のHPを減らす(1000~2000)【デメリット】~~  &NPを増やす(10~20%)状態」を付与&color(#ffaa00){▲}|
|^|^|^|&HPが50%以下の間、宝具威力をアップ(30~50%)&color(#ffaa00){▲}|

**クラススキル
|center:||c
|~スキル名|center:効果|
|&ref(https://image02.seesaawiki.jp/k/a/kagemiya/Z5nxGOJdIl.png,30)''対魔力'' [B]|自身の弱体耐性をアップ(17.5%)|
|&ref(https://image02.seesaawiki.jp/k/a/kagemiya/qtBqAiKEEF.png,30)''神性'' [B]|自身に与ダメージプラス状態を付与(175)|

**宝具
|center:|center:|center:|center:|c
|~宝具名|ランク|種類|種別|
|''&sup(){ゲイ・ボルグ}&align(center){射穿て、波濤の紅牙}''|A+|&color(#ff0000){Buster}|対人絶技|
|>|>|>|自身に無敵貫通状態を付与(1ターン)&〔水辺〕のあるフィールドにおいてのみ、攻撃力をアップ(30%・1ターン)~~+敵単体に自身のHPが少ないほど威力の高い超強力な防御力無視攻撃[Lv.1~]<オーバーチャージで威力アップ>~~+自身にスタン状態を付与(1ターン)【デメリット】|

[END]


*【コメント】
完全新規ネオランサー。ルーンと因果逆転の代わりに魔力放出と無窮の武練を得た。
矢避けオミットはスキルが多すぎても……という考えもあるが「由来になったと思われる伝承を見つけられなかった」という点が多い。その代わりに投擲スキルに遠距離反撃効果を積んだ。
鎧を纏っているのはデザイン作成時に「原作兄貴との差別化」とアドバイスを貰ったため。炎の戦士とかプロトランサーも鎧を纏ってるしケルト感はそこまで薄くなってないはず。

どなたでも編集できます