ImgCell-Automaton。 ここはimgにおけるいわゆる「僕鯖wiki」です。 オランダ&ネバダの座と並行して数多の泥鯖を、そして泥鱒をも記録し続けます。

追加された行はこの色です。
削除された行はこの色です。

''&size(16){&color(#cfafe2,#000000){「『&ruby(ローマ){私の庭園}こそ世界であり、&ruby(せかい){搾取対象}こそローマである』……ふふふ、とっても素敵な言葉ですわね?」}}''


*基本情報
【元ネタ】史実
【CLASS】キャスター
【マスター】
【真名】メッサリナ
【異名・別名・表記揺れ】ウァレリア・メッサリナ
【性別】女性
【身長・体重】162cm・56kg
【肌色】白【髪色】黒【瞳色】黒
【スリーサイズ】91/54/89
【外見・容姿】華やかさと可憐さを併せ持つうら若き美女。
微笑みを浮かべているが、よく見ると眼だけは全く笑っていない。
【地域】古代ローマ
【年代】20〜48年
【属性】中立・悪
【天地人属性】人
【ステータス】筋力:E 耐久:E 敏捷:C 魔力:B 幸運:A 宝具: B+
[+]
&ref(https://image01.seesaawiki.jp/k/a/kagemiya/EzkPprReF2.png,300)
[END]
*【クラス別スキル】
**陣地作成:-
キャスターのクラススキル。宝具『手中に墜ちよ血塗れの庭園』に複合されているため単体では保有していない。

**道具作成:C
キャスターのクラススキル。
彼女の場合、皇帝の名を利用した他者の精神支配や罪の捏造による邪魔者の排除などに使われる「勅令状」を作成する事に特化している。

*【保有スキル】
**皇帝特権(偽):A
皇帝として主張することで、様々なスキルを一時的に獲得する。メッサリナ自身は皇帝ならざる者なので「(偽)」がつくが、Aランクともなると本物の『皇帝特権』と何ら遜色ない性能を持つ。
ユリウス=クラウディウス朝における初代皇帝アウグストゥスを排出した家系の出身であり、尚且つ当時は女人禁制であった凱旋式にも参加するなど夫の権力を夫以上に利用し自由奔放に振る舞っていた事から非常にランクが高くなっている。

**姦宮のスキッラ:B+
高貴な者が集まる社交場を淫らな乱交の場へと貶め、それにも飽き足らず身分を隠し売春宿で客を取っていた……とされる放蕩さと生来有していた桁外れの美貌が昇華されたスキル。男性を魅了し、更に魅了した相手から継続的に魔力を徴収する事が出来る。
本来ならば宝具にも成り得る能力であり、並の男ならば容易く骨抜きにする性能だが『対魔力』スキルや強い意志による回避・軽減は一応可能。
しかしキャスターが対象に直接触れれば効力は殊更に上昇し、抵抗はより一層困難となる。

**民焦がす威光:C
自身を不快にさせた相手や敵対者に対する凶行の土台となった絶大な権力を表すスキル。彼女が作成する「勅令状」も同様の効果を持つ。
彼女が召喚する&ruby(プラエトリアニ){親衛隊}達や周囲の民衆など「自分より格が低い相手」に対する重圧として機能し、恐怖心を植え付けて支配下に置く事が出来る。
支配の対象はあくまで雑兵であるため英霊には全く通用せず、加えて同ランク以上のカリスマ系スキルの前には容易に上書きされてしまう。

**冷酷無比:A
自身の名が「強欲さ・冷酷さ」の代名詞になる程の恐るべき精神性。
他人に対する関心の薄さ故に人の言葉に靡かず、外部からの精神干渉も自身への効果を問わず無力化する。
自己中心的な英雄や非情な顔を持つ英雄は数多く存在するものの、スキルに昇華されるまで極まった性根の持ち主は稀である。

*【宝具】
**『&ruby(ルクルスホルディ・アウフェラー){手中に墜ちよ血塗れの庭園}』
''ランク:B 種別:対陣宝具 レンジ:1〜60 最大捕捉:-''
「当時羨望と賞賛の的であった壮麗な庭園を手に入れるべく、謂れのない罪を捏造し元の所有者を処刑させた」という逸話に代表される、彼女が生前に実行した数々の強引な財産没収に由来する宝具。
キャスターの真価たる「自分に有利な陣地」を自ら作るのではなく他者から奪って手に入れる為のモノ。
他者が作成した陣地や宝具等によって展開された空間を指定し、それを欲する事でそのまま所有権を奪い己の支配下に置く反則じみた効果を持つ。例え内部に居る者達が拒絶の意思を示そうと一切関係が無い。
ただし一国を奪えるほど効果範囲が広い訳ではなく、そもそも周囲に奪える領域が無ければ途端に無用の長物へと成り下がってしまう。

**『&ruby(ウェネーヌム・ファムファタル){可憐なりし王蝕の毒婦}』
''ランク:B+ 種別:対人宝具 レンジ:1〜20 最大捕捉:25人程度''
『姦宮のスキッラ』と対を為すメッサリナの第二宝具。メッサリナの肉体から振り撒かれる美しい容姿、優れた手練手管、天に与えられた幸運などの「皇帝の心を射止め、絶対的権力を自身に齎した」様々な要素が昇華された"対支配者"に特化したフェロモンの如き代物。
効果対象が大幅に狭まっている一方で威力自体は単なるスキルに収まる程度の『姦宮のスキッラ』の何十倍にも跳ね上がっており、基本的に回避・防御は不可能。加えて対象が持つ権力が強大であればあるほど彼女の魅力はより抗い難い物となる。
一度術中に陥った権力者は思考回路を彼女が思うままに染め上げられた操り人形と化し、宝具を含む所有物や自らの能力・権力を彼女が欲しがるままに差し出す事となってしまう。
また、対象が精神耐性や狂化を有していた場合でも「耐性の源となっているスキルに直接干渉し奪い取る」という方法を用いて強引に魅了を行う事が可能。

………しかし、この宝具の使用中は反比例する形で『姦宮のスキッラ』の性能が弱体化し、最大出力での使用時はスキル自体が封印されて支配者以外の男性を魅了出来なくなる。
………しかし、この宝具の使用中は反比例する形で『姦宮のスキッラ』の性能が弱体化し、最大出力での利用時はスキル自体が封印されて支配者以外の男性を魅了出来なくなる。
更に言えば、自らの死因となった「圧倒的な権力を手に入れると醜悪な本性を隠さなくなる」欠点は未だに改善されていない。
支配者は支える民がいるからこそ成立する────この事実を理解していないという最大の弱点を突く事が出来たならば、彼女の支配は容易く瓦解するであろう。

*【Weapon】
**『&ruby(プラエトリアニ){親衛隊}』
メッサリナが何処からか召喚する古代ローマ兵士達。
恐怖で支配されている為指示には機械的に従う一方で忠誠心は殆ど無く、志気も戦闘力も本来の性能から大幅に低下したその様は正しく「雑兵」その物である。

*【解説】
ウァレリア・メッサリナ。
「ローマ史上最悪の狂女」の異名を持つ皇妃であり、その名が「強欲さ・冷酷さ」の代名詞とされた稀代の悪女。
初代皇帝の血を引く家系に産まれた彼女は15歳の頃に当時40代後半に差し掛かっていたクラウディウスに見初められる。
結婚直後の数年間は献身的かつ貞淑な妻として振る舞い、それによって病弱かつ片足が不自由な事を理由に疎まれ続けていたクラウディウスからの信頼と愛情を確固たる物にしたメッサリナだったが、夫が第4代ローマ皇帝の座に即位すると同時に本性を剥き出し、権力を笠に着て思う存分に欲求を満たし始める。

最初は国家の金を湯水の如く浪費し、高位貴族達が集まる社交の場で乱交パーティーを開き、それでも足りず娼婦に身を窶して売春宿で客を取る程度に収まっていたものの、浪費によって資産が底を突きかけた事を切っ掛けにその行動はますます悪化。
やがて&ruby(おっと){皇帝}の名で数多くの姦通罪や国家反逆罪を捏造し、他者の資産を没収しては浪費する事を繰り返すようになる。
遂には「自分がお気に入りの俳優と仲が良い」「ローマでも有数の美しい庭園を持っている」という一点のみを理由としてそれらを奪うべく冤罪をでっち上げて相手を処刑、自分が誘ったのに愛人にならない男も冤罪で処刑、家柄と容姿の良い女も地位を脅かしかねないから冤罪で処刑………と気に喰わない相手や自分が欲しい物を持っている相手を手当たり次第に処刑する彼女の名が文字通り「強欲さ・冷酷さ」の代名詞として民衆達に使われる有り様であった。

しかし、そんなメッサリナの天下も「夫の留守中に元老院の議員と『結婚』する」という他ならぬ彼女自身の愚行によって呆気なく終わりを迎える事となる。
再婚相手と結託して夫の暗殺を謀った彼女だったが、過去にメッサリナから屈辱的な扱いを受けたクラウディウスの側近の1人が計画を密告。
当然ながら首謀者達は即座に処刑され、弁明の機会を要求する訴えを召使い達に握り潰されたメッサリナも20代の若さで殺害されてしまう。
この時には夫の愛情も完全に失われており、夕食中に妻の死を告げられた皇帝は「そんな事よりもう少しワインが欲しい」とだけ言い放ったという。
メッサリナは民衆達にも強い反感を抱かれていた為、彼女に関する彫像などは全てローマから消し去られ、皇族の墓に入る事も許されなかったのだった。

*【人物・性格】
万人が心を奪われる美貌とそれを相殺してまだ余る醜悪な内面を持つ自己愛の化身。
其処らのテンプレートな悪女が裸足で逃げ出す程に強く純粋な邪悪さと混じり気のない無垢な欲望が行動原理の全てであり、権力を手に入れ「素の自分自身」を存分に曝け出すと生前の所業に繋がってしまう産まれついての悪だが、特に苦悩も悲観もする事が無いナチュラルド畜生。

そんな彼女だが、特筆すべき点として「プライドの高さに反して権力を得る為に己を偽り、愛される為に他者に媚びる事を苦痛と思わない」事が挙げられる。
自分以外の万人を須らく自分に使われる道具、或いは財や権力を搾取する対象と見做しているので誰に対しても差別せず接し、最後に笑うのは自分であると信じ込んでいるので他者からどう扱われようと己のプライドを傷付けず受け流す。
その為、利用出来る権力者が居ない環境下での振る舞いは意外な程に穏やかで優しい。
生来の美貌も相まって他者の目には彼女が淑やかかつ上品な女性として映る………のだが、その過程で生じる認知バイアスを利用して本性を巧みに覆い隠すのが彼女の常套手段である。
彼女が放つ光に魅せられた者達の手で権力の高みへと押し上げられた瞬間────────抑圧された本性が曝け出され、メッサリナは酷薄な支配者へと転じるのだ。

イメージカラー:不自然に白く塗り潰された黒色
特技:権謀術数、他者に媚びる事、[規制済み]、[規制済み]など
好きなもの:顔の良い男、絶対的な権力、豪勢な庭園、金銀財宝
嫌いなもの:自分の思い通りにならない存在全て
天敵:密告者
願い:世界の全てを&ruby(ローマ){自分が好き放題に振る舞う為の庭園}へと変える事

【一人称】私【二人称】貴方【三人称】あの方(達)


*【因縁キャラ】
''クラウディウス:''生前の夫でもあるローマ帝国第4代皇帝。
一説には、それなりに優秀な皇帝である彼の評価が低い理由の1つが「女を見る目が致命的に無かった」事だとされている。

''アグリッピナ:''自身の死後にクラウディウスの4人目の妻となった女性&言わずと知れた暴君ネロの実母。彼女の邪悪度及び淫乱度をより強めたのがメッサリナだと考えれば大体合っている。
''アグリッピナ:''自身の死後にクラウディウスの4人目の妻となった女性&言わずと知れた暴君ネロの実母。
冷酷無慈悲ではあれど政治家としては有能で後世でも評価されている彼女と異なり、メッサリナの方は歴史家からの評価も非常に低い。
………つまり、彼女でさえもメッサリナに比べれば「マトモ」だったのである。

''ネロ・クラウディウス:''説明不要のローマ皇帝。一応の親戚であり、自身の娘であるオクタヴィアの夫でもある。
まだ子供だった彼女を殺害すべく屋敷に刺客を送り込んだりもしたが、結局失敗した。

''[[テオファノ>https://seesaawiki.jp/kagemiya/d/%a5%c6%a5%aa%a5%d5%a5%a1%a5%ce]]、[[テオドラ>https://seesaawiki.jp/kagemiya/d/%a5%c6%a5%aa%a5%c9%a5%e9]]'':後世で名を上げたローマの悪女達。
………彼女達が「悪女」を名乗っている様子を見た時に思わず鼻で笑ってしまった。


*【コメント】
「パンがあるか無いかはどーでも良いけど私が食べるケーキはあるわよね?」とかほざくタイプの皇妃。
第二宝具は男の権力者に対象が限定されてる代わりに魅了した相手の宝具やスキルを強奪出来るマタ・ハリさんの宝具みたいな感じ。

どなたでも編集できます