ImgCell-Automaton。 ここはimgにおけるいわゆる「僕鯖wiki」です。 オランダ&ネバダの座と並行して数多の泥鯖を、そして泥鱒をも記録し続けます。

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''&color(#808080){「君はすごいね」}''


*基本情報
【氏名】各務 湊之郎(かがみ そうしろう)
【性別】男
【年齢】18
【出身】日本
【身長・体重】176cm 69kg
【肌色】黄色【髪色】黒茶【瞳色】赤/緑
【外見・容姿】赤と緑のヘテロクロミア。穏やかな雰囲気をした、童顔の東洋人男性。
【令呪の位置】右手甲

【属性】中立・中庸
【魔術系統】-
【魔術属性】水・風
【魔術特性】-
【魔術回路】質:EX 量:D 編成:異常

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*魔術・特殊技能・特性など
**魔術系統:呪術
人を害し、呪うもの。
生家の家伝だが、湊之郎は伝授されなかったため習得していない。


**汚泥
湊之郎の世界観を端的に表現する概念。
林檎は赤くて丸い。仔猫は小さい。人間の容姿は多種多様。
湊之郎の肉体や脳機能は至って正常健康である。眼球が捉える情報を正しく把握し、個体の特徴の細かな識別も可能としている。
だが同時に、湊之郎はソレらを、&ruby(林檎){土塊}や&ruby(仔猫){肉塊}や&ruby(人間){泥塊}だとしか認識しない。
世界とは淀みであり、澱んでいる、本能的な嫌悪を招く醜い汚泥のように"見えている"。

それが感性なのか、欠落なのか、それとも別の何かなのか。答えは出ず、そして問いかけ自体が無意味である。
生来の異常な&ruby(フィルター){感覚}。湊之郎は現実として、生まれついて他者と世界観を共有出来ない歪みを持つ。
……湊之郎は、この異常な世界について決して口にしない。他人に気取られることもない。
この歪みについて知るのは、亡くなった祖父のみである。

他方、副次的効果として幻術を含む視覚的な欺瞞に対して強い耐性を持つ。
これはそれら騙しの技法が得てして&ruby(・・・){正常な}世界観を前提とすること、そして湊之郎が汚泥に濡れた感覚を通して、その先に在る"&ruby(・・){原型}"を視ていることに依る。
これはそれら騙しの技法が得てして&ruby(・・・){正常な}世界観を前提とすること、そして湊之郎が汚泥に濡れた感覚を通して、その先に在る"&ruby(・・){原型}"を視ていること依る。
このことが意味するところは────


*礼装・装備など
**スケッチブック
特段変哲の無い市販品。
デザイン案の作成には近年では発達したAR技術を併用した3Dモデリングが主流となっている。
湊之郎もそうした技術に親しんでいるが、同時に街並をスケッチしたり、アナログに構想図を描くことを好む。
デザイナーを志す前、幼い頃から絵を描くのが好きだった、とのこと。手元を覗き込んだ人が感心する程度には上手。
ソルポートを訪れてからも度々スケッチをしており、洗練された都市構造に仕込まれた&ruby(無数の暗示){意図的なデザインの不和}に首を傾げている。


*外見・容姿の詳細など
赤と緑の&ruby(ヘテロクロミア){異色虹彩}が印象的な青年。黒茶色の長めの髪をラフに括っている。
童顔の、どちらかといえば愛らしいタイプの容姿。
ぽやっとした、何処か不思議がるような表情を浮かべていることが多く、相手の毒気を真っ向から抜いていくストロング天然スタイル。
見た目は草食系なのだが、服の下の体つきは意外と引き締まっており、しっかりと男の子な体つきをしている。
これは&ruby(建築){専攻}の都合、作業現場に出ることもあり、体力も必要となるため。
ソルポートでの服装は、基本的にタンクトップにジーンズといった飾り気のないラフなもの。
ソルポートでの服装は、基本的にタンクトップにジーンズといった飾り気のないラフなもの。。
手荷物やスケッチブックはショルダーバックに詰め込んでひっかけていることが多い。


*人物像
赤と緑の異色虹彩。朴訥とした雰囲気の童顔。
筋金入りの異常者。

イメージカラー:赤/緑
特技:スケッチ、測量
好きなもの:見晴らしのいい場所
苦手なもの:褒められること、スキンシップ
天敵:セリカ・ハニエスト

【一人称】俺 【二人称】君、貴方
**台詞例
[+]

「君はすごいね」
何の衒いもなく、含みもない。ごく普通の、「すごい」という心からの賛辞。


[END]

**来歴
日本の旧家の出身。
両親は物心つく前に事故にて早逝。母方の祖父に引き取られ育てられる。
中学卒業とほぼ同じくして、祖父が死没。その後は遠縁の親戚からの養子の誘いを丁寧に辞退し、単身で渡米。
アメリカの工科大学へ飛び級で進学し、複数の学科で優秀な成績を修め、若き天才として注目される。
専門としては建築および人間工学で、人の暮らしの集合としての"街"を形作ることに憧れを持つ。
在学中に都市開発のデザインコンペティションでやはり優秀な成績を残しており、それが縁でセリカ・ハニエストと知り合う。
学位の取得見込の目途が立った18歳の初夏、セリカの誘いを受け、ソルポートへ来島。彼女のデザイナー事務所の仕事を手伝いながら、メガフロート設計について学んでいる。


[+]

「つまらないよ、そんな話は」

湊之郎は&ruby(幼少の思い出){過去}を語らない。いつだって、穏やかな笑顔ではぐらかす。
例えば、両親の人となり、どのような環境で育ち、何を想い、遊び、どのように幼少期を過ごしたか──そうしたことを誰にも語らない。
それを口にすれば、どうしたって、&ruby(汚泥){そのこと}について触れざるを得ないから。
ただ、育ててくれた人を尊敬している、と。それだけを口にする。

[END]


**性格
柔和な雰囲気に違わず、温和で穏やかな性格の好青年。対話した誰もが頷く「いいひと」。
誰に対しても親切で、分け隔ての無い性格。悪徳に対して怒りではなく哀しみを覚える人間性。
それが自分に向けられるのであれば、理不尽でさえある侮蔑や嫌悪にも怒らず、恨まず、穏やかにその感情が解れるのをじっと待つ。
怒りを知らないのでも持たないのでもなく、相手を理解したいという素朴な善性から来る寛容さ。
純朴な人となりをしていて、斜に構えて対面しても、話してるうちになんだか毒気を抜かれてしまうタイプの人畜無害。
年上の学友性質との関係は良好で友人も多かったが、同時にはらはらさせていたらしい。

飛び級で名門大学に通り、そのまま成績優秀者として卒業資格を得るなど、余人からは天才として見られる経歴の持ち主。
その割に世間スレしてないからなのか、偏屈なところがなく、常識がないわけではないにせよ言動に天然が入り気味。
「すごいね」「えらいね」などといった言葉をよく口にするが、これは本当に素直に相手の美点や長所に感心しているかららしい。
いやみはないのだが、微妙な顔をされがち。

自己評価が低い、あるいは自分を気軽に蔑ろにする節がある。
分別がまるでないという訳ではないにせよ、困っているようだったから、なんて理由で人の世話を焼くことも少なくない。
順番待ちの列に並んだ時、もうすぐ自分の番が来るだろう時に、不意に後ろの誰かの為に最後尾に回る、なんてことをしていたりする。
泣いている子供が居れば、慰めるでもなく立ち去るでもなく、その気が済むまで傍にいることを選ぶ。
そのために自分に生じる不都合は気にしない。何時間でも待つ。寄り添う。
自分の都合を考慮をしても、顧みない。
穏やかで優しく見えて、何かの歯車が壊れている。


湊之郎の価値観に於いて最も重要なことは、突き詰めて言えば&ruby(・・・・・・・・・){他人の価値観を尊ぶ}ことだ。
正しくはある。同時に危うく見えるのも確かで、その気質は聖杯戦争の渦中に於いても発生する。
初めは巻き込まれただけだ。だが何も戦う力はないのに、多くの人の命が危ぶまれることだから、というだけの理由で、その渦中にためらいなく身を投じる。

多くの人を護るためであるから。
相方のサーヴァントのためであるから。
知り合った誰かの願いのためになることだから。
&ruby(・・・・・・・・){その程度の理由で}、命を安易に賭けられてしまう。

──湊之郎にとって、世界とは醜く、淀んだものに見える。そうとしか見えない。
生まれついて他人と世界観を共有出来ない湊之郎は、常に一人だけの悍ましい泥の中で過ごしてきた。
幼少期、祖父との暮らしの中で自他の差異を知り、それを隠して生きることを選んだ。
不快な泥中に沈んだまま、&ruby(他者){汚泥}に寄り添うことを選んだ湊之郎は、決してその世界観を口にはしない。
人にそれを知られることは、それ自体がその人の世界を侵してしまうと思っている。日本に居た頃も、留学中も、決して悟らせないように注意を払ってきた。

世界にある"美しさ"という感動を、湊之郎は知らない。
それでも、見知らぬ誰かの想う"美しさ"を尊びたいと思った。それに憧れて、好きだと想いたくて、自分に出来る事なら護りたいと思った。
建築デザイナーを志したのもそのためだ。多くの人が暮らす活気ある光景。都市という集合体。それを湊之郎は&ruby(・・・・・・){ぐちゃぐちゃ}とした生理的嫌悪を齎す醜悪としか認識できないけれど、それでもその中に在る暮らしを支える一因になりたかった。
その想いは、正しくはある。
それは他者に寄り添う優しさであり、同時に危うく、主体性の欠如でもある。湊之郎には、自分自身だけでは&ruby(正しさ){美しさ}を決められない。
聖杯戦争という、命を賭した闘争の場に於いては致命的なまでに。

当人の自覚は無くても、そして湊之郎自身がそれを望むと望むまいと、湊之郎には湊之郎だけの&ruby(エゴ){美しさ}が必要だ。
それが仮に、誰かの願いを護りたいという、自分だけでは成立しない在り方なのだったとしても。
&ruby(・・・・・・・・・・・・・・・・・){誰かを否定してでも誰かの為に生きる}という強さを、湊之郎は知らなくてはならない。


**行動規範・行動方針
初めは巻き込まれた立場から、否応なしに。
その後は多くの人命を奪い得る聖杯戦争を止める、という素直な義心から戦いの渦中に身を投じる。
それが愚かな蛮勇に終わるか、何らかの答えを見出せるかは、未だ定かではないけれど。


**役どころ・コンセプトなど
主人公。
モチーフとしては黒桐幹也、あるいは静希草十郎。
普通で優しいけどとても異常な、でもやっぱり優しい人。


*因縁キャラ
**契約サーヴァント
:セイバー:[[アルケイデス>アルケイデス(kagemiya)]]|


*コメント
来歴・特性については後々追記

どなたでも編集できます