kagemiya@ふたば - お雪
「いいよ。あなたがそうするのなら、わたしが骨の髄まで凍えさせてあげるから」


基本情報

【元ネタ】民間伝承
【CLASS】ランサー
【マスター】
【真名】雪女
【異名・別名・表記揺れ】雪娘、雪女郎、氷柱女、雪ん子など
【性別】女性
【身長・体重】143cm・41kg
【肌色】雪のような白 【髪色】クリアホワイト 【瞳色】アイスブルー
【スリーサイズ】78/55/85
【外見・容姿】あどけなくも儚げな顔立ちの少女。衣装は現代的。
【地域】日本・北陸〜東北地方
【年代】室町時代以前
【属性】混沌・中庸
【天地人属性】地
【その他属性】人型・魔性

【ステータス】

筋力:D 耐久:C 敏捷:B 魔力:B 幸運:E 宝具: C+

【クラス別スキル】

対魔力:D

一工程(シングルアクション)による魔術行使を無効化する。
魔力避けのアミュレット程度の対魔力。
本来ならば持ち得ないスキルであるが、ランサークラスになることによりクラス補正によりEランクを獲得、更に無辜の怪物により怪異に近づくことでワンランク上昇している。

【保有スキル】

無辜の怪物:EX

生前の行いからのイメージによって、後に過去や在り方を捻じ曲げられ能力・姿が変貌してしまった怪物。
雪のように白い肌、雪のように冷たい体温、雪のように透き通った瞳、雪のように美しい容姿を持つ。また、氷雪を自由に生成、コントロールする性質を持つ。
彼女に集合しているのは「特定の一人の人物の逸話」ではない。
その身には雪の中に現れる女の怪異の情報が複数集合しているため、そのあり方は極めて特殊であり、それ故に評価できないという意味でのEXランクを持つ。

変化(氷霊):B+

本体は雪であるが、美しい少女の姿へと変化している。
否、本体は美しい少女であるが、雪の姿へと変化している。
否、否、否。
彼女に負荷として折り重なった伝承は歪に絡まった鎖となり、もはやどちらが本体なのかは誰にも分からない。
当然、彼女自身にも。

気配遮断(氷雪):D+++

サーヴァントとしての気配を断つ。隠密行動に適している。
ただし、自らが攻撃態勢に移ると気配遮断は解ける。
通常はDランク相当だが、周囲が雪や氷に覆われた環境であったり、猛吹雪の中であったりするとランクが格段に跳ね上がる。

耐寒:B

寒さに強い。
氷雪・寒冷系の魔術やスキル、宝具などによるダメージやバッドステータスを大幅に軽減する。

【宝具】

氷柱娘怪奇譚かねこおりむすめかいきたん

ランク:C+ 種別:対人宝具 レンジ:0〜20 最大捕捉:5人
雪女と同一視される怪異の一つ、氷柱女の逸話に由来する宝具。
自身の肉体の好きな部分、およびそれに由来するものを好きなようにを氷柱へと変化させることができる。
指を噛み切り、溢れる血液を手持ちの氷の槍へと変化させて戦うのが基本であるが、望むならば涙を飛ばして針の雨とする、腕や足そのものを氷の槍へと換える、爪を氷柱として徒手空拳を強化する、といった応用も可能。
真名解放すると、全身を完全に巨大な氷柱に変身させた上で猛吹雪とともに敵に突撃し、氷結させた対象を貫き砕く大技を発動させることができる。
ランサークラスに適応するのもこの宝具のため。

【Weapon】

氷柱つらら

宝具『氷柱娘怪奇譚かねこおりむすめかいきたん』で生成する氷の刃。その太さや刃の付き方などはランサーの意志で自由に決定することが可能。

【解説】

北は東北地方から南は四国地方まで広く伝わる、雪の中に現れる女の妖怪。
特に雪深い東北地方や新潟県などで多く伝承が残されており、雪娘、雪女郎、氷柱女房、氷柱娘など様々なヴァリエーションの逸話を持つ。
その正体も雪や氷そのものであるというものから山姥であるもの、鬼であるものなど多岐に渡る、日本でもトップクラスの知名度を持つ妖怪の一つ。
そして多岐に渡るヴァリエーションを持つことから、その性格も様々である。
人を惑わせて遭難死・凍死させるものから雪深い山という聖域を保護するもの、人と交流するもの。
更に人と交流するものの中にも嫉妬深く最終的に伴侶や恩人を殺害してしまうものから最期まで誰かに尽くし儚く消えるものまで無数に存在する。
それらに共通するものから、恐ろしく人間の脅威であると同時に、美しく儚いものであるという、「雪」に対する古来から人間が抱いてきたイメージが伺える。
このように本来は「雪の中の女の妖怪」全般を指す言葉であり、「特定の誰か」の真名にはなり得ないのだが……。

【人物・性格】

物静かで控えめな美しい少女。年の頃は十代前半ほど。
その姿は雪女のイメージ通り純白の白い着物に長く真っ直ぐな髪……ではなく、ストレートの髪を肩口でばっさりと切り落としてショートボブにし、ダークブラウンのマフラーを巻き、ブルーグリーンのモッズコートに身を包むという現代的な衣装に身を包んでいる。
これは「雪女」の辛気臭いイメージから脱却しようと彼女なりに努力した結果であるという。
ちなみにコートの下は白のブラウスにプリーツスカートという女子中学生的な衣装。
マスターに対しては非常に礼儀正しく、真面目で真摯な態度を見せる。
基本的にはマスターの指示に忠実に従い、常に主を立てるような言動を行う。
そのため、一見すればとても従順で扱いやすいサーヴァントに見える。
しかししばらく彼女と過ごしていると、それはあくまでも「そうすべきだから」と思うという理由でそう振る舞っているに過ぎないことが分かるだろう。
ランサーは思いの外マスターの言うことを聞かず、すぐに激情して言葉が乱れ、そして手まで出る性格が透けて見えてくる。
本来の彼女は強気で頑固、喧嘩っ早くてお転婆な田舎娘である。
マスターという主を持つにあたって、「それが仕えるべき主君である以上、(誰かに仕えたことなどないけれども)忠実に仕えねばならない」という考えの元に無理をしているに過ぎないのだ。

そして無理をしている以上、すぐにボロが出るのが彼女である。
マスターが、彼女が素で振る舞うのを許容できるような人間であるならば、そう彼女に伝えてやる方が円滑な関係を構築することが容易になるだろう。
そして彼女はその大人しく争いごととは無縁そうな外見とは裏腹に荒事にも慣れており、サーヴァント戦では攻撃的かつ苛烈に戦闘を行う。
自らの親指を噛み切り、あふれる血を宝具で氷結させることで生み出す氷の長槍を武器とし、華麗に宙を舞いながら兵士顔負けの肉弾戦闘力を披露する。

彼女のことを深く知らんと何かを問いかけたとして、ランサーはほぼその問いに答えることはないだろう。否、答えることができない、と言う方が正しい。

彼女には、サーヴァントとなる前の記憶がないのだ。
言葉は話せる。サーヴァントとして与えられた現代の知識や戦闘の感覚、聖杯戦争の情報などもある。
恐らく生前に教わったであろう、礼儀や心構えなどの教養も残っている。
しかし、自分が生前どのような人間であったのか、名前はなんであったのか、どのような環境で育ったのか、どのような家族がいたのか、そしてどのように死んだのか。
それらの記憶が、彼女には残っていないのである。
故に、聖杯へ駆ける望みは「自分を取り戻す」こと。
自分が誰であるのかを知りたいが故に、彼女は殺し合いへと臨むのである。
だが同時に、自分がもしやもしたら人ならざる者なのではないかと潜在的な恐怖心を抱いている。
それゆえ、あまり積極的には氷の力を使用しようとはしない。


イメージカラー:クリアホワイト
特技:運動
好きなもの:囲炉裏、暖炉、ストーブ(ただし近づきすぎると具合が悪くなる)
嫌いなもの:寒くて暗い場所(ただし肉体的にはむしろそちらの方が好調)
天敵:熱
願い:「わたし」を取り戻す

【一人称】わたし 【二人称】あなた(あんた) 【三人称】あの人

【因縁キャラ】

あとで

【コメント】

色々パターンがあると言われつつ派生作品でも結局同じ女の子が呼ばれるやーつ
[END]

FGO風サーヴァントセリフテンプレ集