kagemiya@ふたば - アバリス

基本情報

【元ネタ】ピュタゴラス伝(イアンブリコス著)、レ・ボレアード(オペラ)
【CLASS】ライダー
【真名】アバリス
【性別】男
【属性】秩序・善
【ステータス】筋力:C 耐久:C 敏捷:C+ 魔力:C 幸運:D 宝具:B

【クラス別スキル】

騎乗:A+〜C

矢を乗りこなすことにかけてはA+評価。
射撃武器・飛び道具に分類される物に対してはA評価。
その他の騎乗に関してはC評価となる。

【保有スキル】

矢避けの加護(偽):B

飛び道具に対する防御スキル。ライダーはこのスキルを足技で行う。
神から授けられた矢を馭して乗りこなしたと言われる経験が、あらゆる飛び道具を足にて屈服させる。
ライダーはこのスキルと引き換えに、クラススキルである「対魔力」を失っている。

縮地:C

瞬時に相手との間合いを詰める技術。多くの武術、武道が追い求める歩法の極み。
単純な素早さではなく、歩法、体捌き、呼吸、死角など幾多の現象が絡み合って完成する。
ライダーは独自の経験と技術、それに宝具の加護を組み合わせてこのスキルを再現している。
生前は非常時に限りこのスキルを使い、野生動物の縄張りを突破したり、衛兵の横をすり抜け関所を通過していた。

【宝具スキル】

啓示:B

予言の神アポロンの神託により、最適な行動をとることができる。このスキルは宝具の効果によって獲得している。
「直感」は戦闘における第六感だが、啓示は目標の達成に関する事象全て(例えば旅の途中で最適の道を選ぶ)に適応する。
ライダーが生前に元の持ち主に宝具を返却し、自分の物ではないと判断しているためスキルのランクはダウンしている。

魔術(治療):B

医学の神アポロンの加護より、病気や怪我や毒の治療といった専門分野にのみ特化した魔術をBランクの魔力扱いで行使可能。このスキルは宝具の効果によって獲得している。
本来であればより高ランクのスキルを付与されるのだが、ライダーが生前に元の持ち主に宝具を返却し自分の物ではないと判断しているためこうなっている。
キャスターとして召喚された場合、クラスによる補正が働きランクは上昇する。

弓矢作成:B

弓術の神アポロンの加護により、対サーヴァント戦にも有効な弓矢を瞬時に生成可能。このスキルは宝具の効果によって獲得している。
物によっては瞬時とはいかない場合もあるが、その場にある素材を消費して特殊な弓や矢を生成することもできる。
ライダーが生前に元の持ち主に宝具を返却し、自分の物ではないと判断しているためスキルのランクはダウンしている。

【宝具】

『陽光よ矢と成りて我が道を照らせ(アギュイエウス・ヴェロス)』

''ランク:B 種別:対人宝具 レンジ:0〜99 最大捕捉:1
アポロン神より授かった白銀の矢。
真名を解放せず実態化していない状態であっても、様々な効果をライダーに与えているが、
真名を解放することで矢は金色に輝き、道途の守護者アポロン神の力を持って、この宝具の使用者は目的地に到達する力を得る。
目的地点は何らかの方法(目視など五感での把握、啓示、他人によるナビゲーションなど)で認識している必要があるが、
魔力を余分に支払う事に目的地にまでかかる距離を短縮することができ、空間転移も可能になる。
始点と終点の間に結界やあるいは物理的な障壁があった場合、支払うべき魔力は更に増えることに注意。
距離の短縮という効果は加速、障害物の突破は敵の攻撃を超回避する、という形で取ることもでき選択は使用者の任意。
また転移による距離の省略を行った場合、本来の移動で生まれる運動エネルギーの有無を使用者は任意選択により、真名解放以外の予備動作なく移動と攻撃を同時に叩き込むことも。

【Weapon】

多種多様な「蹴り技」

「パルピノス」と名付けた跳び蹴りや、「デルフィニオス」と名付けたサマーソルトキックなど、蹴りの必殺も持つ。

【解説】

「親を知らなかった私が妻を娶り家族を得た。私は幸せ者です父よ……いえ我が神アポロンよ」
「空を歩く者」という二つ名を持つアポロンの神官。
神意と矢を授かり世界を旅し、旅先で出会ったピタゴラ王にアポロンの神性を見出し、神秘の力を持つ矢を“返還”したという。
出生不明であったが、旅を経て己が何者であるかを知り、神の祝福の中、女王アルフィーズと結婚する。

「空を歩く者」の二つ名は、荒れ狂う川、岩肌並ぶ険峻、足を焼く熱砂、身を沈ませる沼地、異邦人を阻む厳重な関所といった難所を超えて旅を続けたことからくるもの。
そんな真似ができるのは、空を歩いて行ける霊威神秘を持つからに違いない。人々はアバリスの偉大を誉め称え、畏れ敬った。

「えっ!? 世間では私が空中を歩ける事になってるんですか!?」――アバリス、生前のある町で
アポロンの矢は確かに、アバリスが旅を続けるだけの加護を与えた。
しかしそれは、次の目的地がどこであるだとか、旅先で病にかからないようにするだとか、そういった類の物でしかなかった。
アバリスは難所を五体と対話を持って諦めず踏破を繰り返しただけの信仰厚き男。
だが、真面目な神官アバリスは、ひょっとしたら自分が使い方を間違っているのを、民草の口からアポロン神が忠告されたのではないか?
と考え、風評を耳にしたその日から、矢に乗る訓練を始めた。自分は飛べないが矢は飛ぶのだ。空を行くのならこれしかあるまい。
休憩時間を減らし、矢で空を飛ぶために試行錯誤を繰り返す旅人アバリス。その度に傷つき倒れるが彼は諦めなかった。
――もっと鍛えnight
手には銀の矢。太陽のない夜の訓練時間にもアポロンの慈しみを身近に感じ、アバリスは心身を鍛え、体幹を養い、神経を研ぎ澄ます。
いつの日か彼の思いは実り、遂にアポロンの矢を馭して乗りこなすだろう。それは紛れもない事実。
己の成果を誇るでもなく、神への感謝として形にしアバリスまた旅を続けた。そう、徒歩で。

【戦闘スタイル】

「手を使え? ふむ、ではこうか。かかってきなさい」――掌を上に向け親指を除く四本の指で手招きしながら
腰の後ろで手を組んだ状態が基本スタイル。戦闘時は長旅で鍛えた自慢の足腰で蹴り技を行う。
平均的ギリシャ人の常識としてレスリングとボクシング修めており、レスリングの技術は控えめに言って水準以上。
本気を出すと矢の召喚と両手を解禁。両の手に無数の矢を掴み、それを宙に放って相手に向かって蹴り飛ばす。
スキル「騎乗」と「矢避けの加護(偽)」の同時使用により、矢は驚異的な速度と精密なコントロールで相手に向かう。
接触が一瞬であっても騎乗操作が働き、先行入力により通常の射撃ではありえぬような弾道を描いて矢の一本一本が敵を狙う。
いきなり相手の目の前で曲がる様に蹴り飛ばすことも可能であり、相手がどう動くかどう追いつめるかの洞察力や読み、レスリングと矢の組み合わせてアバリスは戦うのだ。

矢の生成は掌に限定されるわけではなく、サンダルの裏に鏃を出現させ、足に吸い付けるようにして蹴りと同時に飛ばす。
あるいは空中に鏃を出す、片足で踏む、騎乗する、鏃を出す、片足で踏む、騎乗する、鏃を出す、片足で踏む、騎乗する、
の繰り返しで空中歩行をしながら、連続で敵に鏃を飛ばすといったこともやるのがアバリスである。
正体が露見しない程度、あるいはただの空中移動を行う場合は、生成した鏃が踏めば消える様に設定する省エネ。

【人物・性格】

「愛です。まさしく愛です」
善人であり不要な争いは避ける質。
聖杯戦争という場に召喚された以上、戦う前から相手に引けとは言うほど傲慢な性格でもない。
大自然や様々な人間を相手に旅を続けてきたこともあり、綺麗ごとや甘さを闘争が許容してくれないことも知っている。
それでもマスターが望んだ道を進むというのなら、彼は従い共に行くことを選ぶだろう。
例えどんな嵐を前にしても、二人でなら乗り越えられるかもしれないのだから。今度の旅路は一人ではない。

【クラス適正】

ライダーの他、アーチャー、キャスターの適性を持つ。
アーチャーとして召喚された際は、アポロンの白銀の矢とは別に、愛の神から授けられた黄金の矢を宝具として所持する。
キャスターとして召喚された際は、アポロンの矢はピュタゴラスの杖とての側面が強化され、与える加護と魔法が飛躍的に向上する。

【FGO風サーヴァント台詞集】


召喚:「私はアバリス。ギリシャ世界の旅人です。此度は……ライダーのクラスで召喚されたようですね。あ、いえ今のはシャレではなくですね?」

開始:「これより踏破します」
その2:「困難であれ、そこに道はあります」

スキル:「Accel!」
その2:「道は見えた」
選択:「なるほど」
その2:「いきます」
その3:「まさしく」
攻撃:「たっ、とぅあっ!」
その2:「せっ!」
その3:「はあぁぁぁぁっ!」
EX:「両手を使う」

宝具選択:「Get Ride!」
その2:「アイハブコントロール! アバリスコントロール!」
宝具:「我が掌中を金色に染めるは煌々たる陽光。それ即ち到達に至る一矢! 『陽光よ矢と成りて我が道を照らせ(アギュイエウス・ヴェロス)』!」

小ダメージ:「まだ!」
大ダメージ:「まさしく!!」

戦闘不能:「あと一歩、及ばなかったか」
その2:「私の屍を超えて、進んでください、前へと……!」
勝利:「なんとか勝てましたね」
その2:「我が旅は未だ終わらずか。先に進みましょうマスター」

会話:「準備はできましたか? よろしい、では参りましょう」
その2:「二人旅というのは新鮮ですね。一人でないことが、甘えではなく弱みでもなく。互いに励みになる関係でありたいところです」
その3:「我々の関係ですか。契約関係以上の答えを未だ見つけてはいませんが……この旅が終わるまでに別の解を見出したいものです」
その4:「まさしくこの拳撃の重さは鍛錬の日々と信仰の証。名に太陽を抱く聖職者よ、最初から全力でお相手いたします」:日蓮(バーサーカー)
その5:「その闘法、生命の躍動を表現した舞踏の如し。見る者の魂を燃焼させん。その跳躍、野鳥の飛翔が如し。天高く目指す力強き羽ばたき。その体幹と心根、吹雪の氷上に片足で悠然と佇むが如く。優雅かつ精悍。まさにイェラノスの名に相応しきレスリングの使い手です」:鶴姫(ライダー)
その6:「その通りです牛若丸殿。難所といえど鹿が降りられるのであれば、人が二本の足で降りられぬはずがございません」:牛若丸
その7:「Great! まさしくGreatな筋肉と言わざるを得ません。しなやかさと弾力を持つ肉から繰り出される動きに熱がある。一方で怜悧なる氷刃の如き技の精密さと理詰めの戦略は、一手ごとにこちらの心胆寒からしめ、気を抜けば文字通りの必殺と成りえましょう。Greatです!」:カ・メハメハ(ランサー)

好きなこと:「旅は良い物です。己の二本の足でどこにでもいけるのであればそれは幸いでしょう。心身共に健康であり、そして行く先々が平和であるということなのですから」
聖杯について:「聖杯ですか。願うのならば、この矢をアポロン神にお返しすることですね。私が英霊となったのはこの矢のせいでしょうが、しかし本来の所有者の元に戻ったはずのものなのですから」

絆:「聖杯を求める旅路の果ては未だ見えず。ですが千里の道も一歩からです」
その2:「ははは、流石に海を歩いては渡れませんよ。ですが川であれば経験からして可能です」
その3:「川の渡り方は簡単です。まず右足をこう前に出し……右が沈む前に左の足を前に出す。この繰り返しそれだけです。ね、簡単でしょう?」
その4:「足を止めるも結構。振り返るも結構。だが貴方は倒れ伏した時でも、心は前進を意志は立ち上がることを続ける人間だ」
その5:「その一歩に私は続きます。行きましょうマスター」

イベント:「祝い事、祭り事というのは良い物です。千差万別な風習、しかし必ずそこに笑顔がある。さあいきましょうかマスター。徒歩で」