kagemiya@ふたば - アラディア・ヘロディアス
「"始まりの魔女"にして、"夜闇を彷徨う乙女の標"」
「────魔女、あるいは女神アラディア。貴女の呼び掛けに応じて参上したわ」

[フリー素材]

基本情報

【元ネタ】民間伝承、ネオ・ペイガニズム(『アラディア、あるいは魔女の福音』)
【CLASS】キャスター
【マスター】
【真名】アラディア・ヘロディアス
【異名・別名・表記揺れ】原初の魔女、夜闇を先駈ける女神
【性別】女性
【身長・体重】161cm・32kg
【肌色】色白 【髪色】漆黒 【瞳色】赤
【スリーサイズ】75/55/77
【外見・容姿】いかにも魔女らしい風貌の女性。影で構成された騎行乙女を従える。
【地域】イタリア
【年代】神代?/中世
【属性】混沌・善
【天地人属性】天属性
【その他属性】人型・神性
【ステータス】筋力:D 耐久:D 敏捷:B 魔力:A++ 幸運:C 宝具:EX

https://picrew.me/image_maker/455830

【クラス別スキル】

陣地作成:A-

「魔術師」のクラス特性。魔術師として自らに有利な陣地「工房」を作成可能。
Aランクとなると「工房」を上回る「神殿」を構築する事ができる。
彼女は、自らを祀り上げる「神殿」と、原初の魔女としての「魔女工房」の二種類を、状況に応じて使い分ける。
ただし、騎行女神ヘロディアスのエッセンスを取り入れた結果、特定の場所に留まる必要が在るこのスキルのランクにはマイナスが付与された。

道具作成:EX

「魔術師」のクラス特性。魔力を帯びた器具を作成可能。
『魔女』という概念を地上に齎した始祖として、凡そ最上のクオリティを以て件の儀式に必要な道具全て(魔女釜、大杯、箒、水晶玉、香炉、アサメイ、ワンド等々)を作成可能。
また、作成した道具に対して様々なエンチャントを施す事も出来る様で、彼女が事も無げに作る魔道具の魔術的価値は計り知れない。

騎乗:B

本来は「騎兵」のクラス特性。乗り物を乗りこなす能力。騎乗の才能。
「乗り物」という概念に対して発揮されるスキルであるため、生物・非生物を問わない。
Bランクでは大抵の乗り物なら人並み以上に乗りこなせるが、幻想種あるいは魔獣・聖獣ランクの獣は乗りこなすことが出来ない。
後述するスキル、『二重召喚ダブルサモン』の影響によって獲得している。

【保有スキル】

二重召喚:A

ダブルサモン。二つのクラス別スキルを保有することができる、極めて希少なスキル。
キャスターの場合、素体となったアラディアに纏わる伝承が(ネオ・ペイガニズムの信者から一定の信仰を得ているとはいえ)極めて不確定且つ移ろいゆくものであったため、英霊として単独で霊基を確立するのは困難を極めた。
彼女は是に対する対応策として、自らと同一視された女神ヘロディアス─────"中世ヨーロッパに於けるワイルドハントの一種、その首領に当たる存在"の伝承を取り込み、霊基指数を補強している。
このスキルはその際に付与されたもので、騎行女神ヘロディアスとしての『騎乗』スキルを例外的に追加で獲得した。

さきがけの魔女:EX

始まりの魔女アラディア』にして『先駆けの女神ヘロディアス』。キャスターが二つの「さきがけ」を司る特異な存在である事を象徴する超複合スキル。
「アラディア」なら魔女術、黒魔術、白魔術、降霊術、契約魔術、邪術、巫術などの様々な魔術系統を混合した『魔導百般』とでもいうべきスキルとして、
「ヘロディアス」なら『死霊のカリスマ』『魔力放出(影)』『境界にて』『影灯篭』などの複合スキルとして機能する。
一見するとバランス崩壊待ったなしにも見えるこのスキルだが、そもそもの話として何方にも逸話が少なく、知名度さえそう高くない部類の神性であるため、個々のスキルランクは思ったより高くないというのが現実。
つまり、この場合のスキルランクEXは「限りなく高い」でなく「複合され過ぎて評価し難い」の意味合いが強い。

騎行せし影乙女:B

自らの使い魔として、"女神ヘロディアスの導きを受けながら夜影を騎行する乙女の軍勢"を召喚する能力。
彼女らは一切の戦闘能力を持たないが、その代わり召喚や維持に掛かる魔力負担も軽微で、キャスターは道具作成に用いる材料蒐集やその他、特別な能力を持たずとも行える用向きなどを(雑に)任せている。
あくまでも、存在としては「キャスターの背後に続く亡霊たち」であるため、本体から一定の距離が開くと霧散してしまうのには注意が必要。

神性:B+

その体に神霊適性を持つかどうか、神性属性があるかないかの判定。
ランクが高いほど、より物質的な神霊との混血とされ、肉体的な忍耐力も強くなる。
『アラディア、あるいは魔女の福音』に於いて、女神アラディアは原初の神ディアナ(と彼女の息子であるルシファー)の娘とされており、れっきとした高次神霊の一柱である……が、同型の神話は此れ一冊でしか語られておらず、その存在が疑問視されたため、露骨にランクが低下。
その後、同一視された女神ヘロディアスと習合したことで僅かながら神性ランクの向上が見られる。
低下した所(EX→B)を、女神習合によって補強した(B→B+)という経緯。

【宝具】

貧者に与える福音メイクアップ・ザ・ウィッチーズ

ランク:B 種別:対人宝具 レンジ:0〜30 最大捕捉:666人
『アラディア、あるいは魔女の福音』に於いては、地上で"富者"の支配下に在った"貧者"を救うため、天上より母たる原初の神ディアナに遣わされ、抑圧に対抗する術を教えた存在こそが女神にして原初の魔女「アラディア」であると語られる。
この「抑圧に対抗する術」こそ、今は『魔術』と呼称されゆく概念であり、これを100%そのまま信用するならキャスターは『魔術』という概念を地上に齎した始祖神という事になるだろう。

……其れが真実か如何かは兎も角として、宝具貧者に与える福音メイクアップ・ザ・ウィッチーズはその大偉業を限定的に再現し、対象を『魔女』として昇華する。
相手が非魔術師なら「才能に見合うだけの魔術回路」を、既に魔術師なら「スキル『さきがけの魔女』で行使する魔術の幾らか」を与える宝具。
一応『魔女』と銘打ってはいるものの、基本的には女性を対象としているだけで、男性に使えない訳ではない。(ただし、『さきがけの魔女』の中には女性にしか扱えない魔術も複数存在する。)

【Weapon】

貧者に与える福音メイクアップ・ザ・ウィッチーズ

彼女が携える、革製の魔導書。宝具としての効果は上で述べた通りだが、実はそれ以外でも単純に魔術の発動触媒として利用可能。
ついでに日記の役割も兼ねており、現界してからの出来事をつぶさに記録していく几帳面な一面も。

【解説】

アラディア。『アラディア、あるいは魔女の福音』(著:チャールズ・ゴッドフリー・リーランド)に登場する女神、あるいは原初の魔女。
地上に於いて「富者(キリスト教徒)」の支配下に在った「貧者(ペイガン・魔女)」を救うため、天上より母たる原初の神ディアナに遣わされ、抑圧に対抗する術……"魔術"と呼称される概念を人類に齎した存在。
その経緯を以て「魔女宗ウィッカ」の信仰に取り込まれ、数ある崇拝対象の内の一柱となった。

─────ただし、大多数の民俗学者にとって、彼女の存在は疑問視されるべきものである。
『アラディア、あるいは魔女の福音』で述べられた内容は、著者である民俗学者リーランドがイタリアのトスカーナでマッダレーナという魔女から聞き取り調査を経て知り得たものであり、
アラディア並びに『アラディア、あるいは魔女の福音』にて語られた異なる神話は、同書以外で登場せず、過去に信仰された形跡も発見されていない。
人類学という分野に於いて、地元の人が研究者に喜ばれようとして、研究者が求めている内容のものを提供する例はよく知られている。
以上の理由により、「『アラディア、あるいは魔女の福音』の内容は、全て魔女マッダレーナの嘘、或いは作り話だったのではないか」という通説が有力視されているのが実情。
真実は彼女のみぞ知るが、純然たる事実としてアラディアの存在が幻霊程度のものとして座に登録されているのは疑いようもない。
そこで彼女は英霊として召喚されるべく、是に対する対応策を講じた。それが、同一視される『夜闇を先駈ける女神』との習合。

ヘロディアス。中世ヨーロッパに於けるワイルドハントの一種で、その首領とされる女神。
夜間に女神に導かれて動物に乗って騎行する女たちの伝承で、「彼女」アラディア「彼女」ヘロディアスと習合する事で、英霊として確かな霊基を確立したのだった。

【人物・性格】

生粋の魔女。ただし「魔女」であっても「悪女」ではない。
どの様な状況であっても落ち着いた態度で振る舞うが、それは子供を心配させないように見栄を張る母親の様な心持ち故らしく、内心は割と感情で揺れ動くタイプ。
意外にも、自身が不安定な存在である事に負い目を感じている様子は無く、本人曰く「我思う故に我在り、だっけ? 別に信じられなくたって構わないわ、私は貴方達を信じているから」とのこと。

イメージカラー:熟れた葡萄、或いは赤ワインの様な紫
特技:霊薬作成、料理
好きなもの:進歩、自由、後世の子供魔女
嫌いなもの:停滞、束縛
天敵:キリスト教徒、聖堂教会
願い:「全ての人々が希望を持ち、自由を謳歌して生きられます様に」
   「────……なんて、一寸クサいかしら?」

【一人称】私 【二人称】アナタ 【三人称】〇〇ちゃん/くん

【因縁キャラ】

(キャラ名):

【コメント】

原初の魔女、あるいは人類大好きなお姉さま。【人物・性格】と【因縁キャラ】はその内追記予定。