kagemiya@ふたば - オジェ・ル・ダノワ
ぶはははは!!このオレを呼んだからには悉くの敵を駆逐し悉くの脅威から主君を守ることを誓おう!!


基本情報

【元ネタ】シャルルマーニュ伝説
【CLASS】ライダー
【真名】オジェ・ル・ダノワ
【異名・別名・表記揺れ】ホルガー・ダンスク
【性別】男性
【身長・体重】201cm・132kg
【肌色】 【髪色】 【瞳色】
【外見・容姿】常人離れした体躯と獣を思わせる程に全身が毛で覆われた騎士。特に髭はとんでもなく立派
【地域】ヨーロッパ
【属性】混沌・善
【天地人属性】地
【その他属性】人型
【ステータス】筋力:B 耐久:B 敏捷:C 魔力:D 幸運:B 宝具:A

【クラス別スキル】

騎乗:A+

 幻獣・神獣ランクを除く全ての獣、乗り物を自在に操れる。妖精郷に赴き、200年後のフランスで妖精郷で得た馬と共にフランスの危機を救ったという逸話を持つこの騎士は、その中でも特に妖精郷由来の獣に力を発揮する

対魔力:B

 魔術発動における詠唱が千節以下のものを無効化する。
 大魔術、儀礼呪法等を以ってしても、傷つけるのは難しい。

【保有スキル】

野生の感:B

 野生動物にのみ発現するとされる直感の類似スキル。野人とすら称されるオジェは人類でありながらこのスキルを獲得しているが、代償として価値観が獣のそれに近い状況も産まれる。

目覚めの騎士:A

 いずれ眠りから覚めデンマークの危機を救うとされる騎士への信仰から与えられた生前には持ちえなかったスキル。
 本来サーヴァントには睡眠は必要ないが、彼は現界をしながら睡眠を行うことによって現界や戦闘に使用する魔力をその土地や妖精郷から贈られる魔力を補給することによって自前で賄うことが出来る。
 約7時間の睡眠を行うことによって一度の宝具行使と全力の戦闘行動を取るだけの魔力を補給することが可能。ただし、当然のことながら戦闘中には一切役には立たずまた彼自身にも魔力を貯める容量があるため睡眠をし続けても一定以上の時間から効果は無くなる。

魔女の寵愛:B

 この騎士が生誕する際に、自らの愛人になると予言した精霊にして魔女から贈られるいくつかの支援。
 ただし、女性を味方し愛する場合はこの加護は反転しデメリットスキルへと変じてしまう

【宝具】

竜を討て、獣を斬るのだ、慈悲の剣よオジェーロ・スパタ・クルタ

ランク:A- 種別:対人宝具 レンジ:1 最大捕捉:1
 彼の持つ剣コルタナによる、竜や災厄の獣すら断つ威力をも秘める防御不可能の一撃。
 聖剣デュランダルの兄弟剣ともされるこの剣は、『あらゆるものに破壊されない』という兄弟剣と同一の祝福を持つと同時に『あらゆるものを傷つけることが出来ない』という誓約を持つ。故に慈悲の剣、守護に特化した護りの聖剣である。
 しかし真名を解放した場合、剣に掛けられた反転呪法により効果は反転し『あらゆるものに破壊され』・『あらゆるものを傷つける』熾烈な威力を持つ魔剣と化す。
 本来信ずる神とは別の、基督教の教えを深く突き詰めれば悪魔とも考えられる精霊によって新たに付与された力による一撃は確かに完全に決まった場合は本来勝てない存在にすら勝ちうる切り札ともなりうるだろう。
 だが使えば使うほどに欠けていき、最終的に剣という形すら失われるこの能力は慈悲の剣と反する邪道として秘中の秘。ただ自らのみが危険に及ぶ場合は使うことすら考慮しない奥の手となっている。

猛々しく駆けよパピ幻想の炎麟馬ヨン

ランク:A 種別:結界宝具 レンジ:0 最大捕捉:1人
 妖精郷で手に入れた妖精馬。幻想種と同一の力を持つが正体は馬の形をした妖精境の端末。
 この馬に乗り続ける限り老いや損傷といった一般的に考えられる負の減少からは遮断される。その状態から繰り出される人馬一体の連携攻撃は一対一に限定するのであれば幻想種を狩る逸話やスキルを持たないサーヴァントでは破ることは不可能に近い。
 ともすれば無敵とも思える防御宝具だが、アイルランドやウェールズの説話に伝わるほぼ同一の伝承と共通の弱点を持つ。
 それは馬から降りてしまうこと。騎乗をやめた瞬間に本来受けるはずだったダメージやバッドステータスを一定時間ごとに分割してその身に受け、ともすれば脱落が確定してしまう。
 そのためライダーはこの宝具を自身が攻撃を受ける瞬間に使うのではなくマスターといった守護対象を乗せ、危険から遠ざけることを目的に使用することが多い。

【Weapon】

『ソヴァジーヌ』

 宝具を使用しない様子見等に扱う剣。デュランダルの兄弟剣。セイバークラスとして召喚された場合はコルタナと同時に扱う二刀の騎士としての戦いを行う。
 ライダークラスで召喚された場合は守勢に特化する場合は真名未開放のコルタナ。攻勢と様子見を行う場合はこの剣と、状況によって使い分け、同時に使用することは無い。

『ブロワフォール』

 コルタナと同じく、サラセンの勇者から受け取った名馬。
 若き時代に共に駆けたこの馬は残念ながら英霊の座には届かず、宝具の域にも達することは出来なかったが、シャルルマーニュに従う騎士としての殆どの時間を共に駆けた絆からライダークラスに召喚された時限定で共に召喚される。

『???』

 名称不明の鏡のように透き通った盾。デンマークを中心として、幾つか建てられているホルガー・ダンスク(オジェ)の像は盾を持つ姿で建てられている。
しかしオジェは意外にも他の勇者の持つような……例えばヘクトールが所持していた盾などといった由来のある盾を使用し活躍した記述はない。
 だがとある災厄の獣を倒した英霊という共通点からか、その獣に対するカウンター存在として召喚された場合限定で盾は真なる力を発揮するらしい。

【解説】

 シャルルマーニュ十二勇士の一人、デーン人のオジェ。短い剣のオジェとも。デンマーク王の息子。
 生誕した時、六人の精霊が彼の元に現れ次々と予言を授けていき、その一人ファタ・モルガナからは自らの愛人となることを予言されたという。そのためかシャルルマーニュ伝説の登場人物でありながら、非常にアーサー王伝説の要素を含んでいる異色の騎士。
 父がシャルルマーニュ王に敗れたため人質として幼少期を過ごすが、冷遇されることなく育てられたオジェは健やかに成長しシャルルマーニュ配下の騎士の中でも頭角を現すこととなる。
 並外れた体躯とそこから放たれる膂力は常人離れしているとされ、持ち前の勇猛さと合わさりサラセンとの戦いで多くの戦果をあげ、そこで円卓の騎士トリスタンが使用したともされる剣コルタナとシャルルマーニュの騎士としての生涯を共に駆ける愛馬ブロワフォールを入手することとなる。
 思えば、武勇と功績を認められ2万の騎兵を率いることを赦されたその時期がシャルルマーニュ配下の騎士としての全盛期だったのかも知れない。月日は流れ、悪名高きロンスヴォーの血戦の日が訪れる。

 半ば死刑とも思える敵国への降伏勧告の死者として誰よりも先に立候補した騎士はローランだった。
続いてオリヴィエが、続いてテュルパンが、ネーム公のような参謀もが立候補した騎士の中に、オジェ・ル・ダノワは存在しなかった。この時に立候補していればあるいはその意気を買われローラン達と共に殿を任され、あるいは戦いの趨勢は今現在に伝わるものよりもマシになっていたかもしてない。
 裏切り者ガヌロンが準備を整え、多くの十二勇士や優秀な騎士が死地へと向かわされたその時、王命を退けてでも仲間たちと共に闘えていたのならば、生死は別にしてもシャルルマーニュの騎士として疑いを持たれる末路を迎えなかったのかもしれない。
 あるいは一度目の角笛が聞こえた時、ガヌロンの口車に惑わされずに何をしてでも仲間のもとへと駆けつけていれば多くの仲間が命を失い、多くの兵士が戦場の露と消えた後でもローラン一人は生き延びることが出来たのかもしれない。
 しかして角笛は三度なり、シャルルマーニュの軍が到着した時にはかつての仲間はそこに無く、十二勇士は壊滅していた。
 この結果はオジェだけの責任では断じてない。同じく十二勇士にして第二の勇者とされるリナルドも、ブラダマンテやマルフィーザやロジェロといった優秀な騎士も、彼らを従える王すらも間に合わなかったのだ。そもそもが、裏切り者ガヌロンがことの始まりとも言えるし、戦場にいたローランの判断も正しいと言えるものでは無かった。
 だが、仲間のもとへと間に合わず全滅させてしまったという結果は、生き残ってしまったという結果は、例え十二勇士の一人を任される程に優秀な騎士であったとしても余所者が冷遇されるという結果を招くには十分だったのかもしれない。

 仲間を失うという傷心のオジェに追い打ちをかけるように周囲はオジェから大切な存在を奪った。自身の子ボルドウィンがシャルルマーニュの愚息シャルロによって撲殺されてしまう。
 狂乱したオジェは棒切れをまるで剣のように振り回し息子の仇を追い回し、そこから7年もの内乱を起こし復讐を果たそうとするが、シャルルマーニュの軍に捕らえられ拘束をされる。かつてのシャルルマーニュであるのならばシャルロを裁いたのかもしれない。あるいは喧嘩両成敗として共に何らかの罰を受けたのかもしれない。しかし罰を受けたのはオジェ一人だけだった。程なくして、事実上最後の勇士であったリナルドも愛馬をシャルロに溺死させられ隠居をすることとなる。
 それでもオジェはシャルルマーニュの騎士であり続けた。シャルルマーニュが戦争に敗れ捕虜となった時、虜囚の身から解放され見事シャルルマーニュを救い出したのだ。その時の戦いによって愛馬ブロワフォールを失い新たに名馬を手に入れることとなるが、シャルルマーニュ軍の主力としての居場所は既に存在しなかった。
 月日は流れ、100歳になった時、オジェの前にかつて生誕した際に予言を授けた精霊にして魔女のモルガンが現れる。そして若さと美しさを取り戻させられたオジェは妖精郷へと連れていかれ、モルガンの愛人として暮らしたという―――――

 デンマークが危機に陥った時、オジェ・ル・ダノワは眠りから覚め国を守護する英雄として再び剣を手に取るという。その時オジェが仕える王はシャルルマーニュではなくアーサー王だとされる。
 十二勇士として生涯シャルルマーニュ王に仕え、理不尽を受けながらも忠節を尽くしたこの騎士は目覚めの時には出会ったことも無い王に仕える騎士として働くと信じられているのだ。
 それが事実であるかどうかは――――危機とやらが訪れるその時まで、誰にも、オジェにすらも分からないのかしれない。
 時を巻いて戻す術は無く、かつての無念を思おうと何が変わる訳でもないと考えるこの騎士はサーヴァントになってからも生前のように騎士としての行動を行う。
 例え呼びだしたマスターが悪人と呼ばれるに相応しい存在だとしても、生き様を変えることは決してないだろう。

【人物・性格】

 豪放磊落。悔やみや後悔を無駄と切り捨て、必要以上の時間をかけることを嫌う大雑把な性格。
 過去のことは成功も失敗も含めて気にせず、仮に他に何か良い手段が有ったとしても妥協をしてその場における最善では無くとも、最短かつ良い部類のベターな選択肢を取るタイプ。
 待つことが嫌いで悩むことが苦手で後悔で立ち止まることなどもっての外。そういった行動は「頭の良い奴」に任せておけと言い放つ、ともすれば粗暴や粗野と吐き捨てられかねない行動を取る。
 悪く言えば大雑把でデリカシーが無く、よく言えばくよくよした奴だろうと尻を蹴飛ばして前に進ませる親分肌。

 騎士となるには若すぎるが故に叙任式を行わず、装備に妥協し先発隊の装備即ち軍旗を武装として初陣を迎える。仲間たちと共に殿に出ることを望みはするも王命に従い妥協することによって、結果的に生き延びる。
息子の仇を殺そうとするも仲裁の前に妥協をし投獄を受け入れる。王を助ける代わりにシャルロを討つことを望むもそれすら妥協し王の命を助ける。
 妥協続きの人生を生きてきたが故に悪い言い方をすれば諦めが早い。しかしそれは切り替えが速いとも言え、咄嗟の判断能力やその場を生き延びる天性の才能は十二勇士の中でも抜群に高い。

 サーヴァントとしての彼は生前の仲間や王にも死後に仕えるとも言われる王やその部下にも執着や未練を見せず、あくまで召喚したマスターを仕えるべき主と見定め、全霊を尽くす。
それが凡庸や二流三流と呼ばれるマスターだろうと、相性が最悪と言われるような組み合わせだろうと彼は妥協し、聖杯戦争を勝ち進むために、前へと進むためにマスターの剣であり続けるだろう。
 だがそんな彼にも譲れないことが有る。それは無辜の民を傷つけるような騎士の道に背く行動を取らないということだ。凡庸であろうと共に戦おう。能力が足りなかろうと尽くそう。かつての仲間や主に剣を向けさせるのも結構。過去の失敗を嘲るのも馬鹿にしようともかまわない。
しかし騎士の道を歩むという絶対に譲れない一つのことを曲げようとした場合はマスターであろうと躊躇なく剣を向ける。
 生前はシャルルマーニュ王。死後はアーサー王に仕えるとされ、召喚される度に新たな主君を得るこの騎士がただ一つ決して変えない考えがあるのだとすれば、騎士道ただひとつだろう。

イメージカラー:様々な色が混じって作られた灰色
特技:
好きなもの:インスタント食品/相撲
嫌いなもの:留まること/鎖(生前何度も囚われたため)
天敵:シャルロ/モルガン
願い:騎士道を貫く

【一人称】オレ 【二人称】お前 【三人称】アイツ

【因縁キャラ】



FGO風台詞

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