kagemiya@ふたば - オデュッセウス(剣)
【元ネタ】ギリシャ神話
【CLASS】セイバー
【マスター】
【真名】オデュッセウス
【性別】男
【身長・体重】172cm・67kg
【属性】中立・中庸
【ステータス】筋力:C++ 耐久:B 敏捷:B+ 魔力:C 幸運:A 宝具:B

【クラス別スキル】
対魔力:B
 魔術に対する抵抗力。
 魔術詠唱が三節以下のものを無効化する。大魔術・儀礼呪法などを以ってしても、傷つけるのは難しい。

騎乗:B
 騎乗の才能。
 大抵の乗り物なら人並み以上に乗りこなせるが、幻想種あるいは魔獣・聖獣ランクの獣は乗りこなすことが出来ない。

【保有スキル】
風除けの加護:A
 風神の計らいにより風の魔術に耐性を持つ。
 騎乗状態であれば対象を乗騎と他の搭乗者にまで拡大することができる。

情報抹消:B
 対戦が終了した瞬間に目撃者と対戦相手の記憶から、能力、真名、外見特徴などの情報が消失する。例え戦闘が白昼堂々でも効果は変わらない。
 これに対抗するには、現場に残った証拠から論理と分析により正体を導きださねばならない。

諜報:B
 気配を遮断するのではなく、気配そのものを敵対者だと感じさせない。
 他人を装う、親しい隣人、無害な石ころ、最愛の人間などと勘違いさせる。
 セイバーにとって一番重要な効果は「親しい相手にもオデュッセウスだと気付かせない」であり、「オデュッセウス特攻」を無視できる。

心眼(真):B
 修行・鍛錬によって培った洞察力。
 窮地において自身の状況と敵の能力を冷静に把握し、その場で残された活路を導き出す戦闘論理。


【宝具】
『誰でもなくはなく(オデュッサメノス)』
ランク:C 種別:対人宝具 レンジ:1〜10 最大捕捉:20
 この宝具は宝具名の解放ではなく、サーヴァント自身の真名を告げることで能力を発揮する。
 対象が敵対行動中であれば、抵抗に成功しない限り、セイバーへの憎悪を煽り正常な判断を低下させセイバーへの攻撃を優先する。
 宝具発動中は、セイバーのスキル「情報抹消」「諜報」とその効果が破棄される代わりに、宝具を除くステータスか所持するスキルを1つ選び1ランク上昇させることができる。
 ここで言う1ランク上昇は、C++の場合はB++となり、既にA以上の場合は+1つ追加する。

『海神の怒り禊ぐ航海の果て(ガイエオコス・ハグノス)』
ランク:B 種別:対人宝具 レンジ:0 最大捕捉:1
 セイバーが通常武器としても使用する、片端が幅広く平べったい奇妙な形の木剣。
 海神の加護により水や海にまつわるものによる攻撃・ダメージを常に軽減する。これは相手が条件を満たしていれば発動し、攻撃の種類・手段を問わない。
 真名を解放すると10ターンの間、行為判定の難易度に応じて成功率に+5〜25%のボーナス修正が加わり、判定に失敗してもペナルティを受けずにすむようになる。
 元の成功率が0%であった場合でも問題なくボーナスを得ることができ、結果成功の目が生じる。
 成功率が100%を超える場合、成功率を分割し2度判定を行うことが可能。判定の結果を両方採用することで、通常では起こりえない成果を獲得できる。
 効果ターン終了後から1日の間、使用者の幸運が1ランクダウン。続けて使用した場合、幸運のランクダウンは重複し、E以下になった時点で使用者に破滅が訪れる。
 停滞した状況から一転し物語を進め結末へと至るための宝具。


【Weapon】
『片端が幅広く平べったい奇妙な形の木剣』
 長く、同サイズの鉄や青銅の剣よりも軽く強度のある木剣。
 トロイア戦争後、セイバーが10年の間連れ添った道具であり武器。船を漕ぐ際にも便利に使用できる。
 付き合いが長いだけありよく手に馴染む。英霊となった時点で宝具として昇華されている。
 カテゴリが木剣であるのはセイバーの自己申告によるもの。

【解説】
ギリシャ英雄の1人であり、トロイア戦争では武の英雄アキレウスと並ぶ知の英雄、イタケ王オデュッセウス。
望まぬまま戦争に駆り出されるも、卓越した知略でギリシャを勝利に導いた。
10年のトロイア戦争、そして10年(うち7年が愛人とのいちゃいちゃ生活)の放浪。
20年という長い月日を経て彼は愛する者の元に帰還する。
前者はイーリアスに詳しく、後者はオデッセウスという名で彼を主人公とした物語が綴られている。

【外見、人物、性格】
髪をオールバックにし髭をピラミダルで伸ばした壮年の男性。この世に命のやりとりほど面白いゲームはないと嘯くわくわくマゾ野郎。
一見すると軽い性格。にこやかな態度で初対面の人間を相手に旧知の仲であるかのように振る舞い、敵に対しては慇懃無礼。
人並み以上に欲望を持つが進んで面倒事に突っ込むことはない男。それがオデュッセウス。
彼にとっての全盛期は全身全霊を賭けて挑み最も充実していたトロイアでの10年。そのため壮年の姿で現れる。
彼にとって無理やり参加させられたトロイア戦争は語りたくもないもの。そのためオデッセイアに語られる逸話を根幹とした宝具を携える。
彼にとってオデッセイアの10年は偉業と呼ぶには不足。故にトロイアに匹敵する戦場を望み聖杯戦争に招かれる。
強制された召喚だと信じながら、彼は聖杯を競う英霊たちとの勝負に己を燃やす。

オデュッセウスは自ら困難には挑まない。
だが面白いと手応えを感じさせる難関に直面すれば、それを乗り越えるために頭脳をフル回転させ能力を十全に発揮する。
結果ではなく、結果を出すための過程こそがオデュッセウスの愉悦。結果に成果に見合った以上の報酬があればなお喜ばしい。
アガメムノンはその両方を用意した。常に。つまらぬ仕事ではなく遣り甲斐のある難行をふっかける。
「お前ならできるだろう?」そうだ私にしかできはしないとオデュッセウスは内心で不敵に微笑み、そしてトロイアは陥落した。

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