kagemiya@ふたば - カイン〔喪失帯〕

「罪人は俺だけ。地獄に住むのにふさわしいのは俺だけ。罪人になる前に殺してやろう。そして俺の罪は増える。」

基本情報

【元ネタ】旧約聖書
【CLASS】アルターエゴ
【真名】カイン〔喪失帯〕
【付随真名】クラウ=ソラス
【付随真名】エクスカリバー
【性別】男
【身長・体重】180cm・63kg
【容姿】喪失帯の中心に座する浅黒い肌の青年。
【属性】混沌・善
【ステータス】筋力:E 耐久:E 敏捷:E 魔力:E 幸運:E 宝具:EX

【クラス別スキル】

ハイ・サーヴァント:E

複合霊基を持つサーヴァントを超えた存在。
カインの体内には二つの聖剣がメイデンと同様に組み込まれており、擬似的なアルターエゴと化している。
一つ目は光剣クラウ=ソラス。民間伝承にて名もなき英雄達が振るった数多の伝説の剣。その全てがカインの中にある。
二つ目は聖剣エクスカリバー。アーサー王が持っていたと言われる神造兵装。剣本体はメイデン:ヴィヴィアンの核となっているため、彼の体内に現在あるのは鞘だけである。
クラスを持たない剣が無理矢理内包されたことで、クラススキルは失われている。

【保有スキル】

原初の罪人:EX

原初の罪人に課せられた罰。
自らの手では何も生み出すことはできない。
一定範囲から動くこともできない。
耕しても何も生まれない罰。
恵まれた土地から追放される罰。
このスキルを外すことはできない。

【宝具】

「ああ、これは俺に捧げられた命だ。それを俺はゴミのように消費する。更なる罪を重ねる。『無限の剣刃クラウ=ソラス/コラプト』 。」

無限の剣刃クラウ=ソラス/コラプト

ランク:E〜A++ 種別:対軍宝具 レンジ:1〜100 最大捕捉:100人
無限にカタチを変える光剣クラウ=ソラスを体内に宿すことにより、その身体が『剣』そのものを操れるように変化したカインの第一宝具。
喪失帯の王に捧げられた『聖剣』。それは紛れもなく彼のものであり、カインは常に文字通り無限の剣刃を自らの周りに浮かせている。
サーヴァントだろうと異邦人だろうと介入してくる者が現れた場合、この宝具によって『宝具』と定義された『聖剣』を『壊れた幻想』で大量に特攻させる。

湖の乙女達の命は儚く散る。しかし必ず有意義な死となる。

「俺を殺してしまったか。地獄の人間に死などないのに。七倍の復讐が飛ぶ。お前も罪人になってしまったから。『全て亡き絶望郷アヴァロン≒アバドーン』 。」

全て亡き絶望郷アヴァロン≒アバドーン

ランク:A 種別:対人宝具 レンジ:- 最大捕捉:1人
治癒の力を持つエクスカリバーの鞘。それがカインの内部で変質した第二宝具。
カインが殺害された時に発動する。周囲の『聖剣』の命を吸収することで、吸収した数に応じてカインの体力を治癒する。それは治癒というより強奪。カインの罪に等しい行為。
しかし、カインを殺したという罪は七倍の復讐を伴う。命を吸収された『聖剣』は、虚な剣となりながらも七倍の力を得て敵対者に降り注ぎ、砕け散る。死ぬ寸前の最期の輝きというには、あまりにも虚しい力だが。

カインはこうして更に罪を重ねる。この地獄にふさわしい存在と成り果てる。

「さて。俺の罪は知っているか?もう数え切れない罪を重ねたが、その中でも原初のものだ。
原初の殺人。それを俺はこの手で行った。そう、この手で。剣はなんのために作られると思う?人殺しのためだ。それ以外の理由は全て言い訳に過ぎない。
つまりだ。俺のこの身体こそが、『原初の聖剣』。俺の名は『無銘カイン』 。さあ、真の剣を見せてやろう。」

無銘カイン

ランク:EX 種別:対人宝具 レンジ:- 最大捕捉:1人
『聖剣』が全て砕け散った時。カインが自らの手で再び殺人を行わなければならなくなった時解放する第三宝具。
カインの身体そのものを『聖剣』と定義する。人殺しの道具だから。聖人に連なる家系だから。それは『聖剣』になってしまう。
『聖剣』は様々の特性を持つが、カインのそれは単純明快。『接死』である。
カインの身体に触れたものは全て死ぬ。初めて殺人を行った者として死の概念を付与する。
無機物であろうと朽ち果てる。放たれた光は触れた途端に輝きを失う。
ゆっくりとカインが近づく。どうにかしてこいつを殺せれば。そう思った時点で遅い。
「どうにかしてこいつを殺せれば。」そんなものは、カインが遥か昔既に通った道だから。

はあ、今回も。俺を裁ける奴は出てこなかったな。

【Weapon】

『聖剣』

湖の乙女たちが命を捧げた結晶。その命を塵芥のように扱うのも、カインの罪。

【解説】

喪失帯『処女献刃血湖 ユートピアビヨンド』の王。
他のサーヴァントは基本的に血の湖に沈むかカインによって殺害されるため存在しない。
王として定義されたことも罰の一つとして考えており、罰を受け罪を濯ぐために乙女の命を散らし罪を重ねる。
それは無間地獄。この喪失帯を維持するという永遠の罪と罰。
全ての命がカインのために散る。
全ての命が喪失帯の維持のためにある。
さあ、俺を裁いてみろ。神すら俺を殺しはしなかった。