kagemiya@ふたば - クー・フーリン(剣)

基本情報

【元ネタ】ケルト神話
【CLASS】セイバー
【真名】クー・フーリン
【異名・別名・表記揺れ】光の御子
【性別】男性
【身長・体重】185cm・72kg
【髪色】青【瞳色】赤
【外見・容姿】何時ものクー・フーリンとは違い、目に光が無く覇気もない幽鬼のような雰囲気の男
【地域】欧州
【年代】アルスターサイクル
【属性】秩序・中庸
【天地人属性】天
【その他属性】人型・神性
【ステータス】筋力:A 耐久:B 敏捷:A 魔力:C 幸運:E 宝具:A

【クラス別スキル】

騎乗:B

騎乗の才能。大抵の乗り物なら人並み以上に乗りこなせるが、魔獣・聖獣ランクの獣は乗りこなせない

対魔力:B

魔術発動における詠唱が三節以下のものを無効化する。
大魔術、儀礼呪法等を以ってしても、傷つけることは難しい。

【保有スキル】

神性:B

神としての性質。かつて人類を支配していた神代の物理法則の名残であり、これを持つ者は様々な異能ボーナスが与えられる。
プラスもあるがマイナスも然り。

矢避けの加護:B

飛び道具に対する対応力。使い手を視界に捉えた状態であればいかなる遠距離攻撃も避けることができる。ただし超遠距離からの直接攻撃、および広範囲の全体攻撃は対象外。

戦闘続行:C

所謂「往生際の悪さ」。決定的な致命傷を受けない限り生き延び、瀕死の傷を負ってなお戦闘可能。
闘争への愉悦が消えたこのクー・フーリンは生への執着も薄いため通常よりもランクが減少している。

死滅願望:A

死をいとわない生存活動。戦闘時、肉体の限界を無視して稼働し、際限なく速度を増していく。
無論、その果てにあるものは自滅だが、燃え尽きるまでの刹那、最後の数秒であろうと、クランの猛犬が止まることは無い。

ルーン:B

北欧の魔術刻印・ルーンを所持し、キャスターのクラスにも適合できるほどの知識と腕前を持つ。
本来の彼ならば例えばランサークラスの場合は面倒くさいので封印するが、愉悦も衝動も消えた今のクー・フーリンは必要とあらば躊躇なく使用する。

【宝具】

『切り拓く水象の剣』(クルーディン・カサド・ヒャン)

ランク:A+ 種別:対軍宝具 レンジ:1〜80 最大捕捉500人:
水象の牙から作成された剣クルーディン。光熱とともに対象を切り裂く光の剣は鞭のように伸縮自在かつ決して砕かれない能力を持つ。
突けば視界の果てまでも突き抉り、振るえば斬撃の線に侵入した者を紙切れのように切り裂く非常に強力な宝具だが、使うには数瞬の溜めが必要。
そのため同レベルの技量を持つ相手に対しては接近戦で真名解放をしての攻撃は難しく、対集団に対する性能ならばゲイ・ボルクを上回るが決闘のような個人戦においては利便性で劣り、燃費もランク相応の聖剣を振るうのと同等の魔力消費を求められる。
カラドボルグも剣と言うには異様な存在であったが、この剣もまた剣と呼ぶには異形の、鞭のような存在である。

後世にソフドの剣として伝えられ、アイルランド独立の象徴ともなったこの光の剣は炎の力を持つ相手に対して真なる力を発揮する。

『断ち抉る光神の盾』(ドゥヴスギアス)

ランク:B 種別:対人宝具 レンジ:1〜30 最大捕捉20人:
父である太陽神ルーから贈られた白黄銅製の黒い盾。
セイバーであるクー・フーリンが盾であるこの武装を宝具として使用できるのは、これは盾と言うよりも投擲する刃物だからである。
縁につけられた刃は非常に鋭く、首を断ち切られた者が死亡したことに気づかず数日間叫び続けたという逸話が残るこの盾は、真名解放と共に投擲することによってCランク以下の防御能力を無効化する刃となって敵へと飛翔する。

【Weapon】

『斬り裂く死牙の刃』

コルグデート。師であるスカサハから貰い受けた一振りの剣。歯牙の柄を持つ…すなわち鯨類の歯を材料として作成された武装であり、ゲイ・ボルクと同じ材料で作成されている。そのため強度に関してはクルーディンと遜色ない一品のため、燃費と真名隠しの観点から通常の武装としてはこちらを使用する。
この武装の名はクー・フーリンだけが持つ剣を意味する固有名では無く、ケルト由来の剣士の数名は同じものを所有していることから、材料が同等のものであれば同じ名がつけられるものと思われる。

『無銘・盾』

血のように赤く非常に凶悪な刃が縁に付けられた盾。防御よりも武器として使用する装備であり、人の身体よりも巨大な岩を容易く斬り裂いたという逸話を持つ。
ドゥヴスギアスもまた宝具である以上魔力消費は大きいため、普段はこの盾を基本武装としている。

【解説】

ケルト・アルスター伝説の勇士。赤枝の戦士にして、アルスター最強の英雄。クー・フーリンは魔槍ゲイ・ボルクを扱う戦士として知られているが、実はゲイ・ボルクを使用したことは数えるほどにしか存在しない。
ゲイ・ボルクを使用したのはそれを使用せざるを得ない強敵に対してだけであり、普段は恐槍ドゥグシェフや光の剣クルーディンを使用して戦場を駆け巡ったと伝えられている。
此度の現界はセイバークラスとして応じたが、クランの猛犬には二つの側面が存在する。一つは普段のまさに太陽のような陽の側面。そしてもう一つは何もかも燃え尽きたかのような幽鬼の如き陰の側面である。

普段の明るい彼と似ても似つかない雰囲気だが、戦闘に対する容赦のなさや裏切りを好まない性質は一致している。普段のクー・フーリンが戦闘と日常のスイッチを上手く離している状態だとすれば、このクー・フーリンは切り替えるための手段すら捨て去った存在である。
友を殺した。子を殺した。かつて兄弟の契りを交わした王を殺した。今自らが所属している陣営で、かつて見知った者は殆ど他国へ行くか旅へ出た。自分はなんの為に戦うのか―――――?
闘う理由など不要。自身がクー・フーリンである限り。クランの猛犬である限り休息も、安寧も不要。戦士である自身に感情など余分なものであり、思考する暇があれば一人でも多くの敵を斃す。
それ以外に自身の存在価値などなく、生きる理由など無いのだと断じて。

【人物・性格】

全てに対して興味が無く、反応も薄い生きた死体。かの女王の聖杯への願いによって歪められた状態は闘争以外に行動原理を持たないでいたが、今の彼にはもはやそれすらも消失している。
クー・フーリンが持つ陽気さは消え去り、あるのはサーヴァントとしての役目を遂行するという責任感のみ。友も王も子も女も不要。行きつく果ては自らを含めた戦士全ての破滅のみである。
今の彼に欲は無い。闘うことが戦闘民族としての欲を満たす食事と同等のものであるとするのならば、その"食事"にすら興味を向けることもない。
愉悦を抱こうとしないのではなく、愉悦を抱けなくなっている。かつて唯一生涯において未練を残した女に会おうとも大多数の敵と違う反応を向けることは無い。勝った後の虚しさも、負けた後の悔やみも最早感じることは無いのだから。


イメージカラー:くすんだ青色
特技:忘れた
好きなもの:なし
嫌いなもの:なし
天敵:自分
願い:無し。死に至るまで役目を果たす。

【一人称】俺 【二人称】お前/てめぇ/貴様 【三人称】あいつ

【因縁キャラ】

クー・フーリン:自らの陽の側面。羨みも無く、感想もない。ただ別の自身がいるというだけである

【コメント】

メイヴのセリフ的に兄貴だって鬱になる。