kagemiya@ふたば - グリムリーパー
【元ネタ】北欧神話
【CLASS】アサシン
【真名】グリムリーパー
【性別】男性
【身長・体重】180cm・78kg
【属性】中立・中庸
【ステータス】筋力C 耐久D 敏捷A 魔力B++ 幸運D 宝具EX
【クラス別スキル】
気配遮断:C
サーヴァントとしての気配を断つ。隠密行動に適している。
完全に気配を断てば発見する事は難しい。
【固有スキル】
神性:−
神霊適性を持つかどうか。
死神と名乗るアサシンがこれを所持しないのは後述のスキルと彼の目的によるもの

人間観察:C++
人々を観察し、理解する技術。
ただ観察するだけでなく、名前も知らない人々の生活や好み、人生までを想定し、これを忘れない記憶力が重要とされる。
アサシンは優れた観察眼を持つが、能力を発揮しようとするのはアサシンが優れた存在であると認めた場合のみであるため、本来よりランクが下がっている。
英雄であると認めた存在に対しては本人が話していなくとも心情・経験・精神状態すらも見通す。

自己改造:EX
自身を改造するスキル。本来なら多数の強力なスキルを持つアサシンはこのスキルによって限りなく人の英雄に近い存在として自らを落とし、聖杯戦争の参加を可能としている。
本人の判断や取り巻く状況によって封印したスキルをいくらか解放することによって、アサシンとしての自身に許される範囲である程度多様な状況に対応することが出来るが,特定の相手以外には決して全力を出そうとしない。

【宝具】
『来たれ、収穫の時よ』 (ラグナロク・ハーヴェスト)
ランク:A– 種別:対人宝具 レンジ:1〜7 最大捕捉:1人
死神を名乗るアサシンが持つ宝具。
鎌を標的の目の前で振るった瞬間に効果を発揮し、標的は死ぬまで強烈な死の要因に襲われ続ける。ただし効力を十全に発揮するには二つの条件が存在し、更に一度に一人の標的にしか効果を発揮しない。
一つは標的が武力・知能のどちらかが全盛期かつアサシンから見て英雄に足るだけの基準に達していると判断されること。もう一つは死を克服したり甦った経験が標的に存在しないこと。
この二つの条件を満たした場合のみ宝具は効果を完全に発揮し、仮にアサシンが退場したとしても死の要因に襲われ続け、あらゆる幸運や魔術によっても避けられない確実な死に至る。
この宝具によって死亡したと判断された対象はアサシンのコレクションとして収穫され、アサシンが現界している間アサシンの力として対象が持つスキルや宝具を使い潰される。
条件を一つでも満たさなかった場合、この宝具は対象の幸運を著しく下げるだけに留まる。

『我が名は多数に有りて一つなり(グリムイズマイネーム…ガングレリ、ヘリアン、ヒァールムベリ、セック、スリジ…)』
ランク:EX 種別:対人(自己)宝具 レンジ:0 最大捕捉:1人
アサシンの大本が持つ力の片鱗を一時的に行使する宝具。正体が正体だけに片鱗であろうとその力は凄まじいが、使うほどにグリムリーパーである自身の自我が消え最終的に自己が消滅するため使用したがらない。
発動するためには自らが与えられた名を全て詠唱し、名を唱えるたびに注ぎ込まれる能力のうちから一つだけ選択し使用する必要がある。使うたびに本体との繋がりが増すため判定が厳しくなり、判定に失敗すると本体の操り人形と化す。
操り人形と化した後は凡そ一介のサーヴァントと思えない規模の力を行使し続けるが最終的に霊基が耐え切れずに多大な魔力の奔流と共に消滅する。
 
【解説】
黒のローブに身を纏い、鎌を振るう死神と名乗る男。アサシンでありながら積極的に他サーヴァントと接触をすることを試み続け、動かないことによる事態の停滞を忌み嫌うアサシンらしからぬ存在。
スキル欄に存在しない魔術スキルを状況によって使いこなすなど、認めていないマスターには自らの手札すら完全に見せようとしない。
転じて、認めた存在に対しては不気味になるほど友好的。危害を加える存在を決して許そうとはせず、アサシンの手元から離れようとすると傷つけてでも拒絶する。

その正体は北欧神話の最高神オーディン…が英雄たちを観察、あわよくば引き込むために作りだした分霊が、主人の監視を抜けるために自己改造によって機能を削ぎ落し人に堕ちた存在。
与えられた役割を続けていく内に独立した自我を持ってしまったアサシンは、収穫した英雄たち・獲得した経験を無条件に簒奪し続けるオーディンからの独立を決意する。
聖杯への望みは受肉し一つの生命となることで大本から独立し、自らが手に入れたコレクションをオーディンに渡すことを防ぐこと。なぜ私が手にした知識や経験、魂をオーディン(私)に渡さなければならないのかは本人の弁。
ただしサーヴァントとして呼ばれたアサシンは座の本体ではなくサーヴァントとしての自身の受肉を願うため、とある聖杯戦争では別クラスの自身が出会った時に協力どころか殺し合いをして共倒れをしてしまったこともある。
オーディン本人も昔は完全なる神ではなかったと言い張ることによって聖杯戦争に参加するつもりでいるが、もしオーディンやその使いと対峙することがあるのならば同じサーヴァント同士。
分霊がさらに堕ちた自身でも勝ち目は必ずしも零ではないと主張し、自己改造による封印を解除し宝具による最高神の力の片鱗を限界まで使って殺しにかかるだろう。
独立した自我を持ったとはいえ元はオーディンのため、優れた人物・本人の知らない知識には変質的なまでに執着をし、凡庸な存在には冷淡を通り越して無関心なため、あらゆる意味で使いにくいサーヴァントである。
例えマスターを傑物と認めたとしても指示に従うとは限らず、サーヴァントとして呼ばれる程の英雄たち、さらに言えば彼らが知る知識や技能を更に知ろうとして常に前線に出ようとする。