kagemiya@ふたば - シャルルマーニュ
【元ネタ】史実
【CLASS】セイバー
【マスター】
【真名】シャルルマーニュ(カール1世)
【性別】男
【身長・体重】cm・kg
【属性】秩序・善
【ステータス】筋力:A 耐久:A 敏捷:B 魔力:C 幸運:EX 宝具:EX

【クラス別スキル】
対魔力:A
ランクA以下の魔術は全てキャンセル。事実上現代の魔術師では対抗出来ない。
セイバー自身は魔術に関する逸話を持たないが、彼の持つ複数の宝具が全て聖人由来の為、規格外の加護を受けている。特に、腐敗や病などの呪いに対し強力な耐性を持つ。

騎乗:D+
騎乗の才能。セイバーは生前に乗馬を嗜んでいた。また、彼の率いた軍は騎馬兵団であったとも伝えられている。乗馬に限り、卓越した技術を発揮可能。

【固有スキル】
皇帝特権:A
本来持ち得ないスキルを、本人が主張する事で短期間のみ獲得可能。
Aランク以上となれば、肉体的な負荷すら獲得可能であるが、本人はあまり使いたがらない。

カリスマ:A
軍団を指揮する才能。その生涯において四十七回の勝利を得た彼は人間が持ち得る中で最高峰のカリスマを持つ。

勤勉:B
学問や芸術などの知識を自ら高める姿勢。
Bランクとなれば地上のあらゆる知識と特定のサーヴァントの固有スキルを除くBランクまでのあらゆるスキルを努力次第で習得可能になり、入手EXPに30%の上昇補正が入る。
セイバーは皇帝特権のスキルと第三宝具のコンボを持つため、半分死にスキルと化している。

【宝具】
第一宝具 『二重真名・神血聖槍(ロンギヌス)』

ランク:A++
種別:対人宝具
レンジ:1〜2
最大補足:1〜2人

セイバーが生前に所有していたと伝わる聖槍。この槍を手にした時からセイバーは四十七の戦いにて勝利を得た。
しかし、ある時この槍を手放すと共に病に襲われ、すぐに命を失ったとされる。
かつて神の子を突き穿ちた処刑槍、その処刑人の名を冠した聖遺物。
盲目の処刑人に視力すら与える聖人の血を受けたこの槍は、本来の処刑槍としての機能を失い、手にした者と貫いた者に権能級の癒しと解毒・解呪の祝福をもたらす。
また、その出自から特定宗教にまつわる、あるいは信仰する英霊や人間に対しては全ステータスのランクを1上昇させる程の祝福を与え得る。
セイバー自身もその例に漏れず、上記のステータスはこの宝具による修正も含んでいる。
だが、例えこの宝具でステータスを上昇させたところで、この宝具では攻撃が出来ない(相手を回復させてしまう)為、専ら防戦用の宝具である。
但し、神の御子の祝福が反転して、悪霊・悪魔や化生の類には覿面な攻撃力を持つ。
希少な『二重真名』の特性を持ち、真名解放をスイッチに第二宝具、『二重真名・神血聖剣(ジュワイユース)』に変形する。


第二宝具 『二重真名・神力聖剣(ジュワイユース)』

ランク:B+
種別:対城宝具
レンジ:1〜99
最大補足:1000人

セイバーが生前に所有していた剣。黄金の柄と、デュランダルと同質の鋼で作られた刀身を持つ。その柄には聖槍・ロンギヌスの穂先が埋め込まれたと伝わる。
その真実は、ロンギヌスの槍の癒しではなく、力としての権能を振るうために作られた人造兵器であり、つまり第一宝具とは銘の異なる同一の宝具である。
真名解放をスイッチに二つの形態を行き来するため、第一宝具と第二宝具の同時使用は出来ない(その代わりに、セイバー、ランサーのクラスの
どちらで召喚されても両方の宝具を扱える)。
人の手によって改造され、神秘を失った為にランクはロンギヌスから低下している。
その刀身からは光のエネルギーが放出され、一度振るえばさながら極大のレーザービームとなり大地を抉り、敵軍を討ち滅ぼす。
そして、この剣には十三の魔術拘束が施されており、一定条件下にて解き放たれるそれらが一つ解放される度に威力を上昇させる。
ほぼ同一の効果を持つ槍が騎士王の伝説に伝わっているが、ロンゴミニアドとロンギヌスは時に同一視される事もある。……たまに。


第三宝具 『皇帝の石(ル・オンプルール・タリスマン)』

ランク:C
種別:対帝宝具
レンジ:0
最大捕捉:1人

セイバーの所有するペンダント型の護符。またの名をシャルルマーニュの護符と呼ばれる。
豪奢な宝石があしらわれた黄金のペンダントの内部には、神の御子が磔刑された十字架の木片と聖母の髪が埋め込まれている。
『持つ者を皇帝にする石』とも呼ばれ、かのオットー三世、ナポレオン一世の元に渡った後、行方が分からなくなっている。
この宝具を所有する限り、所有者はAランク相当の黄金律を会得し、耐魔力・幸運スキルに1ランク分の上昇修正を受ける。
そして、皇帝特権のスキルにより会得したスキルを永続的に所有することが出来る。
オットー三世がセイバーの墓を暴いた時、200年の月日を経てもこの護符を身に付けたセイバーの肉体が腐敗していなかった逸話があり、
これにより腐敗などの呪いに対しては聖骸布並みの耐性を持つ。
ちなみに、行方不明となったこの宝具は現在も『実在する宝具』として魔術師達の間でまことしやかに存在を噂されている。
……もしも実在するならば、それを触媒としてこの英霊を呼び出すことも容易いだろう。


第四宝具 『頂きの鉄王冠(コーローナ・フェッリア)』

ランク:B
種別:対帝宝具
レンジ:0
最大捕捉:1人

神の御子の聖遺物にして、東ヨーロッパ世界における皇権の象徴。その逸話から数多くの皇帝達がこの冠で戴冠を受けた。
そのためナポレオン一世、オットー一世などの英霊も同様の宝具を所持する。
聖釘を加工して作り出された王冠であり、それ自体が強大な魔力炉となる為、所有者に魔力を補給し続ける。
この宝具を利用する事でセイバーは魔力補給不要で第二宝具のビームを連続ぶっぱできる。同時に、神性により所有者にCランク相当の耐魔力を与える。


【解説】
フランク王国国王にして西ローマ帝国皇帝。そして叙事詩『ローランの歌』などに伝わるシャルルマーニュ十二勇士を取り纏める軍団長。
故に、史実の存在ながら物語の世界の逸話が融合した英霊である。彼らの物語は中世以降のアーサー王伝説にも影響を与えた。
生涯を通して何処かの土地に定住するという事はなく、彼の在位した46年間、フランク王室は絶えずその位置を動かしていた。
その王政は征服と戦争と布教に費やされ、フランク王国をヨーロッパ世界に轟く強国にせしめた。
また、カロリング・ルネサンス運動を起こし国民の教育水準を上げ、自らも学問に勤しんだ。

敬虔なキリスト教徒であり、民や臣下、家族を想う理想的な王。
背丈195センチの大男であったが、さりとて豪気な性格というわけではなく、寧ろ勤勉で大人しく物腰の柔らかい、乗馬を愛する平和主義の男。
彼が皇帝特権を使いたがらないのも、その真面目さ、勤勉さ故である。
だが、一度戦となれば可能な限り効率的に、最大の戦果をもたらす冷徹な戦鬼となる。
平時の優しさと戦時の恐ろしさこそが、彼が王として十二勇士と民を惹きつけるカリスマの所以なのかも知れない。

総じて、王らしからぬ物腰と性格から誤解されがちであるが、彼の性格の根本にあるのは『王としてのプライドと欲』である。
平和主義である事、人当たりが柔らかい事はこれに矛盾しない。
彼は心の底から自分以上の王は居ないと考えており、民は皆愚かで脆弱だと思っている。
だが、なればこそ、愚かで蒙昧な民は愛おしく、その誰よりも優れた自身が人々を導く王で無くてはならない。
それこそが自身が王として生まれた理由であり、そして御神の意志である、と使命に燃えている。

彼は主人に対し基本的に従順ではあるが、仕える価値無しと見れば、裏切り、あるいは活動を邪魔されない程度に肉体を破壊するなどの事は平然と行える。
彼にとって真に大事なのは王である自分とその仲間達、そしてそれを守る為の願望機であり、マスターは其処に含まれない。
だが、マスターとサーヴァントの間柄でなく、真に信頼し合える仲間として認められれば、彼はその力を十全に振るってくれるだろう。

聖杯にかける願いは『永遠に平和な王国を作り、そこに君臨すること』。
このどこまでも強欲な夢を追い求めるその姿こそが、カロリング朝最大の王、シャルルマーニュそのものである。


ジュワユースとロンギヌスの逸話から変形機能付きの二つの真名持ち宝具を思いついた結果。盛りまくった性能のせいで話作るの諦めるタイプの鯖。
ロンギヌスの特性から、エリザベートやメドゥーサ、ヴラドなどの怪物としての特性を持つ鯖に対して強いと思う。
皇帝特権を使いたがらなかったり、勤勉が死にスキルだったりしていかにもこれ全力じゃないから感が出てるのが痛い。
あとロンゴミニアドと同じ能力の宝具持ちだったりする辺りが最高に泥い。

TRPGキャラシート