【元ネタ】都市伝説
【CLASS】アサシン
【マスター】
【真名】ジェヴォーダンの獣
【性別】
【身長・体重】cm・kg
【属性】混沌・中庸
【ステータス】筋力：C　耐久：E　敏捷：B+　魔力：C　幸運：B　宝具：B+

【クラス別スキル】
気配遮断：A
サーヴァントとしての気配を絶つ。
完全に気配を絶てば、探知能力に優れたサーヴァントでも発見することは非常に難しい。
ただし自らが攻撃態勢に移ると気配遮断のランクは大きく落ちる。

【固有スキル】
情報抹消：B
目撃者と対戦相手の記憶に残るアサシンの能力・真名・外見特徴などの情報が朧げになる。
これに対抗するには、現場に残った証拠から論理と分析により正体を導きださねばならない。
事件後から現在に至るまで、ジェヴォーダンの獣がいかなる動物であったのか、その正体について結論は出ていない。

無辜の怪物：A
生前の行いから生じたイメージにより過去の在り方をねじ曲げられ、能力・姿が変容してしまうスキル。
ただの大型の狼に過ぎない、神罰がカタチを得たモノだ、邪悪な魔術師の造りだした魔獣なのでは、猟師の自作自演の産物、
着ぐるみを着た人間、地球外生命体、果ては人狼であったとまで―――
未だ正体が掴めない獣だが、こういった憶測の数々により存在がよりあやふやなモノと化しており、現代に至るまで様々な属性が追加されている。
最早獣本人にすら自分が何であったのか分からない。とりあえず銀の弾丸は怖くなった。

変化：C
無辜の怪物から派生する形で習得したスキル。
先述の逸話のせいか、様々な姿に変化することが可能。
人間の姿を取る事も可能だが、言語能力はおぼつかない。カタカナ混じり。後なんかケモい。

動物会話：D
元が元なせいか動物との意志疎通が可能。
なのだが、魔獣やら人間やらと疑われた事や、そもそも本人が他の動物を見下してコミュニケーションを怠るせいか、ランクは低い。

【宝具】
『無貌恐獣』（ラ・ベート・ジェヴォーダン）
ランク：C　種別：対人宝具　レンジ：1〜10　最大補足：1人
100人近くとも言われる犠牲者を出したジェヴォーダンの獣の「狩猟」の逸話に、正体の一説にして当時の都市伝説「人狼」の逸話が混成された宝具。
真名解放と共に屈強な人狼へと姿を変え、人狼の特徴を得る。更に各ステータスが1ランクアップする。
その後高速の突進攻撃を行い、無惨に顔を食い千切られていた犠牲者たちを再現するが如し惨状を生み出す。
この人狼形態は宝具自体の効果によるステータスアップの他にも、「人狼」の知名度・神秘に相応しい補正を受けることで
更なるステータス補強を見込める恩恵もあり、攻撃終了後も解除を行わずに戦闘を続行することも可能。しかしその場合、マスターに強いる魔力消費は甚大なものとなる。

『恐獣母胎』（ベート・ディ・ジェヴォーダン）
ランク：B　種別：対人宝具　レンジ：-　最大補足：-
ジェヴォーダンの獣の「正体不明」の逸話とその一部である「群れを成していた」「仲間がいた」という一面の具現。
自らの分身を産み出すことができる。分身は気配遮断・情報抹消等のスキルをそのまま保有し、本体と認識を同期する為、諜報・偵察・奇襲に真価を発揮する。
しかし分身のステータスは本体より2ランク程度劣る為、直接戦闘の補助には向かない。また、魔力の消耗もかなり激しい。
一般的な魔術師であれば、4、5体程度の維持が限界となるだろう。

【解説】
18世紀のフランス・ジェヴォーダン地方に出現した、オオカミに似た生物。赤黒の体毛で尻尾が長かったという外見特徴は大方の説で一致している。
1764年から1767年にかけマルジュリド山地周辺に現れ、60人から100人前後の人間を襲った。獣が何であったかは、現在でも議論の的となっている。
様々な憶測と逸話がカタチを成した反英霊の類。性格は獣らしく本能に忠実。
しかし獣ではあるのだが、逸話の時点で明らかに獲物を弄ぶ非効率的な殺し方をしたり、反撃を受けたり武器を取り出されると
途端にヘタれて尻尾を巻いて逃げたり、人間の「祈り」を解したりと、歪められた結果なのか素なのかどこかしら人間臭い部分を併せ持つ。
狩猟の愉悦に勝る娯楽無し！と考えているものの、あくまで「一方的な狩り」、要は勝ち戦が好みなので自分が劣勢になると途端に狼狽える。
狩って狩られて、という自然に生きる獣ならごく自然に受け入れる動物的摂理をイマイチ受け入れられていない。
そんな性分なので聖杯への願いは特になく、聖杯戦争という「狩場」を愉しむことが目的である…が、自分の正体を知りたい気持ちも多少ある。
本能的に快楽主義な為、ヒトの娯楽にも割と興味津々。しかし幾ら抜けた一面があるとはいえ怪物には違いなく、危うい主従関係になる可能性は高い。
ひとまず退屈させない内は、マスターに牙を剥くことはないだろう。