kagemiya@ふたば - ジャムシード

基本情報

【元ネタ】イラン神話・ゾロアスター教・王書 他
【CLASS】キャスター
【マスター】
【真名】ジャムシード
【異名・別名・表記揺れ】ヤマ/イマ/ジャム/イマ・クシャエータ
【性別】男性
【身長・体重】182cm・73kg
【肌色】褐色 【髪色】黒 【瞳色】金
【スリーサイズ】
【外見・容姿】豪奢な衣服と王杖を身に着けた隻眼の男性。
【地域】ペルシア
【年代】神代
【属性】秩序・中庸
【天地人属性】地
【その他属性】人型
【ステータス】筋力:D 耐久:B 敏捷:E 魔力:A++ 幸運:C 宝具:EX

【クラス別スキル】

陣地作成:EX

魔術師として、自らに有利な陣地を作り上げる。
”大神殿”を上回る”国土”を形成する事が可能。
膨大な魔力を込めることで、スキル効果を3度まで強化することができる。

道具作成:EX

魔力を帯びた器具を作成できる。
様々な道具や文化の創造者であるジャムシードは、宝具クラスの道具まで作成可能。

【保有スキル】

千里眼:C(EX)

視力の良さ、動体視力の上昇。未来と過去すら見通せる。
……だったはずだが、片目を失っているために大幅にランクダウンしている。

輝ける王権:A+

ホヮルナフ。
善神アフラ・マズダーによって認められた、世界を支配する権利・正当性。
正しき統治をしている限り、神の恩寵が与えられる。

文化創造:A

文化英雄の上位スキル。
人の文化・文明を害する魔術・スキル・宝具等への対処に絶大な補正を得る。
加えて、陣地作成・道具作成が、それ自体が切り札になるほど強化される。

【宝具】

我が世に翳りはなく、新たなる日は輝きノウルーズ

ランク:C 種別:対人宝具 レンジ:─ 最大捕捉:20人
常時発動型宝具。
対象の特定の状態を記録し、その情報を常時参照し続けることで、ある種の不滅性を与える。
対象がいかなる害を受けようとも、望ましい状態で上書きすることによって無かったことにする。
召喚時はジャムシード自身のみを対象とする。
対象を増やすことも可能だが、その分だけ消費魔力が増大する。

至善なりし再生の礎ワル・イー・ジャムケルド

ランク:EX 種別:対粛清宝具 レンジ:1〜50 最大捕捉:1000人〜
厳冬、あるいはマルコースの雨という世界の滅びから善神の被造物を守る城塞の再現。
アフラ・マズダの権能の一端であり、対粛清防御と呼ばれる“世界を守る証”でもある。
真名開放すると荘厳な城塞のイメージが現れ、次元遮断クラスの強度で外部からの干渉をシャットアウトする。
しかし、この宝具の本質は防御のための城塞ではない。
ジャムシードの召喚と同時に概念的に地下に展開される、テクスチャにも近い独立空間。
その空間内に世界の情報を取り込むことによって、空間内に世界の小規模な複製を作成する。
現実が損なわれた場合は、複製から現実への情報の上書きによって、世界そのものを修正することができる。
いざというときは複製した世界を限定的な並行世界として運行することも可能。
これこそが真の機能である。

「(ジャムシードの)第2の功績はジャム(シェード)の要塞を建設したことで、マルコースの雨が降るとき、デーンにあるように人間やその他の主オフルマズドの被造物はほとんど滅びるが、ジャムの建設した要塞の門が開き、人間や家畜やその他の創造主オフルマズドの被造物がその門から出てきて、世界がふたたび整えられる」(メーノーグ・イー・フラド)

【Weapon】

『ジャムシードの盃』

霊水で満たされ、全宇宙、世界の隅々までが映るとされる千里眼の盃。
世界を見通す千里眼を持つジャムシードが片目が融かされている。
基本的にジャムシードは使用しない。

悪縛の鎖ディーヴ・バンド

タフムーラスから受け継いだ神造兵装の鎖。
タフムーラスに思うところのあるジャムシードは積極的に使おうとしない。
使用しても何故かタフムーラスほどの性能は発揮できない。

【解説】

神代ペルシアの伝説的な王。
150〜1000年とも言われる期間、理想的な統治を行う。
ジャムシードの統治下では人類・家畜・聖火が栄え、ついに人類は病に苦しむこともなく不老不死を手に入れたとされる。
しかし、その果てに傲慢から神への敬意を失い、王権ホヮルナフを失う。
その後、同じ時代に台頭していたザッハークによって追われ、中国で2つに切り裂かれて死んだという。

インド・イラン神話を原型に、ゾロアスター教や中世の叙事詩において様々な変化をしたため、かなり複雑な性格を有している。

初期の神話では、ジャムシードによる理想的な統治によって人は病気から解放され、不老不死になったとされる。
中世ゾロアスター教においては、その功績がより具体化される。
鉄製の武器・様々な織物・病や怪我を癒すすべ・身分制度の発明など。
その最大の功績は、アフラ・マズダから要塞の構築法を教わり、そこに人間や動植物を収容して守り抜いたことにあるという。
その後にもさらに逸話が追加され、その事績はノアやソロモン王とも比較される。

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全き統治を成し遂げたジャムシードは、なぜ破滅したのか。
王だけでなく人民すら容易に死ぬことのない完成。
それは完璧なだけの袋小路だった。
最初から見えていた結末だった。
だが、理想を突き詰めればそこに至るしかなかった。
ジャムシードの世界を見通す目と無窮の叡智によって滅びと不完全さを避けても、そこが限界だった。
完成と発展を両立する方法は見つからなかった。
懊悩の果てに、ジャムシードは千里眼と善神から与えられた王権を手放すことを決意する。
それが国の荒廃と自身の死に繋がると知りながら。
そして、人々が過酷な道のりの果てに、己が想像すらしなかった発展を遂げることを願いながら。

片目をくり抜き、霊水に溶かして千里眼の盃として遺す。
苦難の道を往く後世の王のせめての助けのために。
王権を天に返還する。
この永き停滞を打ち破るために。

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ジャムシードは傲慢によって王権を失い、ザッハークの台頭によってペルシアは苛政に苦しむことになる。
その後、ジャムシードは中国沿岸でザッハークに捕われ、無惨にも切り殺された。
後世においてはそう考えられている。

【人物・性格】

王の威厳を感じさせながらも、どこか厭世的でやや疲れたような雰囲気を漂わせている。
自身は王の責務を放棄したと考えているため、相手に臣下の礼を要求するようなことはない。
むしろ一線を越えない範囲でややフランク寄りで接してくる。
大いに発展した科学技術の情報を目にすると興味深げな顔をする。
それは自分一人ではたどり着くことがなかった、総体としての人類の発展の成果であるがゆえに。


イメージカラー:輝きを失った金
特技:統治・創造・建設
好きなもの:物事の発展期
嫌いなもの:物事の停滞期
天敵:ザッハーク
願い:完成と発展の矛盾を乗り越えた世界を見てみたい

【一人称】余 【二人称】お前、貴様 【三人称】奴

【セリフ例】

「余はジャムシードである。キャスターのクラスで召喚に応じた」
「王か……ふ、確かに王であった。だが、余は国と民に負うべき責務を投げ出した。自ら王と名乗るのは相応しくなかろう」
「ふむ、なるほど。宇宙の始まり、生物の二重螺旋……。人は善神アフラ・マズダの作り給うた世界の理すら解き明かしつつあるようだ。それでこそ、我が愚行に意味があったというものだ」
「この世に生きる一人ひとりが、まだ見ぬ世界へと続く可能性の種なのだ。それを気安く損なわれては困るな」
「あらゆる善きものを作り給うた全能なるアフラ・マズダよ。すでに我が頭上に光輪ホヮルナフはなく、我が掌中に栄光はない。されど、我が眼前には救うべき民があり、我が心中の望みは消えることがない。今ここに、貴方に授けられた守護の砦を顕現させることに赦しを。『至善なりし再生の礎ワル・イー・ジャムケルド』」

【因縁キャラ】

追記予定

【FGO性能】

【コメント】

泥だと女同士の間に生まれたことになる偉大な王