kagemiya@ふたば - セタンタ
「ボクはクー・フーリン・マク・スアルタム。アルスターの猟犬。……だけど今の姿ではセタンタの方が分かりやすいかな」

基本情報

【元ネタ】クー・ハラン民話、赤牛の書
【CLASS】ライダー
【真名】セタンタ
【異名・別名・表記揺れ】クー・フーリン
【性別】男性
【身長・体重】124cm・22kg
【髪色】青【瞳色】赤
【外見・容姿】太陽のような笑みを浮かべた少年
【地域】欧州
【年代】アルスターサイクル
【属性】秩序・中庸
【天地人属性】天
【その他属性】人型・神性
【ステータス】筋力:C 耐久:D 敏捷:A 魔力:B 幸運:C 宝具:B

【クラス別スキル】

騎乗:B

騎乗の才能。大抵の乗り物なら人並み以上に乗りこなせるが、魔獣・聖獣ランクの獣は乗りこなせない。
未熟な状態で呼ばれたため、自身が召喚する乗騎に乗るには御者の協力が必須。

対魔力:B

魔術発動における詠唱が三節以下のものを無効化する。
大魔術、儀礼呪法等を以ってしても、傷つけることは難しい。

【保有スキル】

神性:B

神としての性質。かつて人類を支配していた神代の物理法則の名残であり、これを持つ者は様々な異能ボーナスが与えられる。
プラスもあるがマイナスも然り。

矢避けの加護:A

飛び道具に対する対応力。使い手を視界に捉えた状態であればいかなる遠距離攻撃も避けることができる。ただし超遠距離からの直接攻撃、および広範囲の全体攻撃は対象外。

紅顔の美少年:A

人を惹き付ける美少年としての性質。男女を問わずに魅了の魔術的効果が働くが抵抗する意思があれば軽減でき、対魔力スキルで完全に回避可能。
その美貌は国全体の男女問わず、所帯を持つかどうかを問わず全ての人間を惹き付け、影の国の女王は数十行の歌にして残したと伝えられる。

魔術:A

影の国にて伝わる魔術を修めている。一年と一日の鍛錬によって培った魔術の腕前はキャスタークラスと遜色ないほど。

猛犬の兆し:−

いずれクランの猛犬とエリン全土に勇名が轟く戦士に与えられた固有スキル。
彼が自らに課した誓約(ゲッシュ)を守る限り、幸運判定に際してプラスの補正を得ると同時に強い精神耐性を持つことが出来る。

【宝具】

『蹴り砕く死蹄の戦車』(マハ・セングレン)

ランク:B+ 種別:対軍宝具 レンジ:1〜70 最大捕捉300人:
ライダーが戦場において共に駆け抜けた鏖殺戦馬セングレンと馬の王マッハそして御者の王レーグを召喚しての蹂躙劇。
ただし呼びだす存在はいずれもライダーに合わせて年齢も当時のライダーと共に駆け抜けた時期で呼ばれているため、本来の実力を発揮できてはいない。
呼びだす二頭の馬は紛れもなく神獣であるがまだ成長途上であるため、聖獣ランクの力しか発揮できず、またエリン全土を一晩で駆けぬくと言われた者の数倍速い脚力も年齢に合わせて弱体化し、サーヴァント基準で対処が難しい速度で走り、空も走行可能程度の領域に収まっている。
攻撃範囲は広いが、魔力消費が激しく加えて本人が走った方が速いためあまり使用したがらない。

『天駆ける魔幻の槍』(デルフリス)

ランク:C 種別:対人宝具 レンジ:1〜40 最大捕捉1人:
後世に空幻魔杖として伝わる純白の手槍による投擲。ブリューナクの一撃にすら耐えると伝えられ、投擲による攻撃は決して通じないとされるネフタン三兄弟が一人を仕留め、人よりも数十倍巨大な岩石をただの一撃で砕く逸話を持つ。
真名解放をした場合、対象の防御能力をCランク分軽減し、それに加えて投擲に関する加護や防御能力では決して回避することが出来ないという、部分的な必中の能力を持つ。

『牽き潰す綺羅の館』(ブリクリウ)

ランク:B 種別:対軍宝具 レンジ:1〜99 最大捕捉100人:
幼き頃に富豪に誘われた宴会で激怒し、屋敷を持ちあげて空の果てまで投げ飛ばしその館は落ちてくることが無かったという逸話から得た宝具。
数千人はそこに入り宴会が出来ると伝えられるブリクリウの屋敷を出現させ、持ち上げたかと思えば敵陣に向けて全力でぶん投げる。魔力の供給さえ万全であるのなら逸話通り空の果てを突き抜けて決して落ちてこない場所にまで投擲することが可能。
ライダークラスであることとまだ幼い姿であることが合わさり、成長後の自身が投げ飛ばした城は持ってこれないため妥協して屋敷を宝具化させている。

【Weapon】

『電撃パンケーキ』

空に轟く雷を見た時に美味しそうと思ったため、天空まで跳躍し叩き潰してパンケーキ状にした非常食。
食べると口全体が雷が文字通り発生したことによる刺激によって痺れ、投げつけると雷に代わり敵を殲滅する。本人は問題なく食べれる。

『無銘・剣』

ライダーの持つ振るえば岩すら断ち斬り地面を割り谷を発生させ、刀身からは光を放つ無銘の剣。意志を持つと同時に言語能力も備え、ことあるごとにライダーを助言するがやかましいためうんざり気味。

【解説】

こちらの世界のクー・フーリンは現在に伝わる逸話の多くが現代で言えば高校生程度の年齢の時期に輝かしい逸話を打ち立てていたが、それとは別の世界線から来た『クランの猛犬』。こちらのクー・フーリンとは辿った経験の時期の差異はあれどほぼ同一の者だが、完全なる別人。
さらに言えば赤牛の書のような現代に伝わるケルト神話において記述された活躍そのままな世界からやってきた少年。すなわち、五歳の時にアルスターの武芸大会で優勝し、六歳の時に影の国へ行きスカサハから学ぶ武芸の全てを収めアイフェに子を授けている。
召喚に応じた現在の姿は、妻を娶り元服をした七歳の時期のもの。よって本来ならば真名はクー・フーリン。本来ならばサーヴァントとして召喚される以上、原則として最も強い時代あるいは全盛期として呼ばれるはずである。
だというのに少年時代の姿で呼ばれた理由は単純に、別の世界線であろうと活躍の時期の違いや年齢の差異はあれど、同一人物であるが故に全盛期では実力はほぼ同じもの。で、あるが故に召喚する世界と同一の世界線である『クー・フーリン』が呼ばれやすくなるのは自明の理。
それを崩すためにこの『クー・フーリン』は自らの真名を幼名であるセタンタと偽装し、所謂リリィの状態として呼ばれることによって召喚されることに成功した。

少年時代の姿で呼ばれたが故に、成長した彼が使うという逸話を持つゲイ・ボルクを使用することは出来ず、基本武装や宝具を含めて少年時代に使用したあるいは実行をしたという逸話の有る物のみという束縛をされている。
筋力や耐久も槍兵として呼ばれた『こちら』のクー・フーリンよりも落ち、騎兵クラスなことも相まって直接戦闘においてはかなり下回っている状態。魔術のランクはこちらのクー・フーリンが持つルーン魔術よりもワンランク上昇し、Aランクとなっているが詠唱する必要があるという関係上即効性に劣る。
全盛期として呼ばれるのと比較すれば単純な実力で劣るが故に、面倒くさいからルーン魔術を封印するというこちらのクー・フーリンと比較すると持てる手札の全てを駆使して戦闘に臨む。
そこまでして呼ばれるのには何か理由があるのだろうと尋ねても口を閉じ、話さない。話したかと思えば全力で戦いたいから呼ばれたというこちらのクー・フーリンと同じ願いを言うが――――

――――彼の真の願い、それは自らの死を知った後に殉死した正妻との再会。子を殺したのは互いに戦士として闘った結果の末に起きたこと。親友を殺したのは互いに敵国で産まれた以上、戦場にて出た結果でしかないこと。
無念はこの二つ以外にも多数存在し、未練が無いかと問われても嘘になる。しかし戦士として、英雄として生きてきたからには悲劇と相対するのは当然として受け入れている。
それでもなお、性に奔放なケルトにおいてひたすらに自身に殉じてくれた妻とまた出会うことを目的に、彼は聖杯戦争に参加する。サーヴァントとして呼ばれるには何らかの全盛期であることが必要なのが原則だが、彼の場合は新婚の時期、すなわち正妻への愛が最も強い時期だからこそ呼ばれたのかもしれない。
妻に会い、詫びたいのか、喜びたいのか、悔いたいのか―――――その答えはまだ彼の内では決まっていない。

【人物・性格】

いつも太陽のような眩しい笑みをうかべた人懐っこい少年。日常においてはよく喋り、ころころと表情を変え、なんにでも興味を示す年相応の少年。
しかし戦闘になると『エリンにおいて彼より残酷な戦士は存在しない』と評される、情けが一切存在しない戦士へと変わる二面性を持つ。
こちらのクー・フーリンと比較すると肉体に引っ張られているのか精神面がやや未熟な気があり、過去に関しては少しだけ感傷的になってしまう。
また、正妻である姫さんことエウェルに関して尋ねると早口になる癖に美人には割と目が無い。ほぼ見た目だけが少年と言って良い、中身はよくも悪くも完全なるケルト戦士。

主君に対しては決して忠誠を曲げず、敵対者に対しては決して容赦をしない在り方は、聖杯戦争においては比較的扱いやすいサーヴァントだが、願いを持ち、それに対して曲げる気は殆どないため、願いを持つマスターとは最終的に破局しやすい存在と言えるだろう。

イメージカラー:空色
特技:ハーリング/投擲
好きなもの:雷/太陽/戦い/素敵な女性
嫌いなもの:まだるっこしい罠/詩人
天敵:別の世界の自分
願い:正妻との再開

【一人称】ボク 【二人称】キミ/あなた/お前 【三人称】あいつ

【因縁キャラ】


【コメント】

ショタと言って良いんじゃろうかこれ

FGO風台詞