kagemiya@ふたば - デフ・グラスホッパー&ターボババア&プラヴォ・ヤズディ

基本情報

【氏名】浅葉みのり
【性別】女
【年齢】24歳
【出身】日本・山梨県
【身長・体重】171cm・54kg
【髪色】黒【瞳色】茶
【スリーサイズ】94/57/86
【外見・容姿】長いツインテール、切れ長の目を持つ美女
【令呪の位置】右手

【属性】秩序・善
【魔術系統】道教
【魔術属性】火
【魔術特性】強化
【魔術回路】質:D 量:D 編成:正常
【起源】一念

【所属】フリー
【階位・称号・二つ名】ヒーロー(自称)

魔術・特殊技能・特性など

48の暗殺技

手刀、正拳、蹴りなど打撃技が中心の暗殺拳。琉球空手が独自に発展を遂げたもの。
五体の武器化を目的とする拳法であり、日本刀の如き鋭さと斧の破壊力を併せ持つ。
傷の一つでも付ければ、そこから気を注入して内部から爆破するというオマケ付き。
技は48種類存在するが、その殺傷力の高さ故に自ら封じている。
解禁する場合も意図的に致命傷を避け、人体の破壊のみに留め命を奪わない様に心がけている。

練気

人体を巡る生命エネルギー。もはや解説するのも野暮だろう。
みのりは魔力と気を合一化させ、時代を先取るニューパワーを得ることで非常に燃費の良い身体強化を行なっている。
遠当ての様な遠距離攻撃こそ不得手なものの、その筋力やスタミナは人間の限界に迫る。
一方で臨戦状態に無ければ肉体は年相応の鍛えられた女性程度に過ぎない。
──はずであったが。

礼装・装備など

マフラー

長年使い込みボロボロになったコットン製の赤いマフラー。
曰く正義の印。大切にしているが、頻繁に洗濯しているせいでくたびれている。

ヤマハ・YSR50

今となっては珍しい2ストエンジンの原付バイク。
小柄ながらレーサーレプリカ特有のスタイリッシュなフォルムとカラーリングが特徴。
近所のおじさんから5千円で譲ってもらい、丁寧に改修して愛用している。
みのりは二輪免許を持っておらず、出かける時にはこれを乗り回している。

外見・容姿の詳細など

腰元まである長いツインテールとパンタロン、赤いマフラーが特徴的な美女。
身体は無駄な肉が無く、すらっとしている。

人物像


イメージカラー:緑
特技:サッカー
好きなもの:手巻き寿司・餃子
苦手なもの:汚い飲食店
天敵:ラッキョウ
願い:世界から犯罪を減らす

【一人称】私 【二人称】アナタ

台詞例

来歴

山梨に存在する退魔の里出身。
世間から隔絶された環境で暗殺術を学び育っていた。
数少ないみのりの娯楽は時代遅れのVHS。
テレビの電波は到底入ってこない山奥の里だったため、外界についての知識は一昔も二昔も前の子供用番組のみだった。
その影響もあってか、『殺す』という己の宿命に疑問を持ち、正式に仕事を請け負う前に里を捨てて人里に下った。
少なからず追手は来たものの、その尽くを返り討ちにし、実家から勘当を言い渡されることでみのりは自由の身となった。
現在は都内で浅葉サイクルという自転車屋を営業している。
暇な時はその辺にいた子供とよく遊んでおり、近所の皆さんからの評判も悪くない。
自身の持つ暗殺術を世の中の為に使うと決め、正義のヒーローを自称し犯罪者に私刑を加え拿捕する活動をしている。
なまじ暗殺者としてとびきりの才能があったため、このような自警活動を繰り返していても警察に疑われたことは一切ない。
一時期はサイドキックとするべく弟子を取っていたが、あまりに出来が悪かったため解雇した。

性格

物静かな態度を取るが、単に人との接触が不得意なだけである。
淡々とした口調で、会話を長く続けるのは苦手。
内面は年齢不相応に幼いところがあるが、口数が少ないおかげであまり悟られずにいる。
人付き合いは得意では無いが好きではあり、賑やかな喧騒も穏やかな静けさもどちらも好む。
子供や動物を愛する根っからの善人で、弱きを助け悪しきを挫く。怒ると怖い。
自分の行いが法に反し、見方が違えば自分もまた悪であると受け入れて自警活動を続けている。
周りの人を少しでも救いたいという願いはあるが、不可能なこともあると割り切っている。
暗殺者の家系故に達観した視点を持ち、ブレない性格。
デムデム団と幾度も交戦しているが、その存在は知らない。
単に悪者をボコっているだけなので相手が同じ集団だとは露ほども思っていない。

行動規範・行動方針

街を守りたい。

参戦理由

聖杯戦争の噂を聞き、少しでも犠牲を防ぎたいと参加を決める。
聖杯が手に入るのならば、サーヴァントに使わせる。

サーヴァントへの態度

そっけない態度だが、他の人間の態度とあまり変わらない。
子供の姿であればもう少し優しくなるが、顔は硬い。
普通の英霊であれば特に不満は無い。

役どころ・コンセプトなど

衛宮士郎ポジ。
内面が士郎ほどイカれていない分扱いは楽なはず。

因縁キャラ

デムデム団:
要警戒人物としてその動向を監視されている。
──そして、みのりはデムデム団の恐るべき計画に巻き込まれることになる。


ドクトル・キリのレポート

基本情報

【英霊の出典(1)】分類難(史実・都市伝説)
【英霊の出典(2)】都市伝説(日本)
【英霊の出典(3)】民話(ラテンアメリカ)
【CLASS】ライダー
【真名(1)】プラヴォ・ヤズディ
【真名(2)】ターボババア
【真名(3)】デフ・グラスホッパー
【英霊の出身地域(1)】アイルランド
【英霊の出身地域(2)】日本
【英霊の出身地域(3)】ラテンアメリカ諸国
【年代(1)】1990〜2000年代
【年代(2)】現代
【年代(3)】不明
【属性】混沌・中庸
【天地人属性】地
【ステータス】筋力:C 耐久:C 敏捷:A+ 魔力:D 幸運:B 宝具: C

英霊のスキルについて

クラススキルとして『対魔力:E』『騎乗:D』を所持。
プラヴォ・ヤズディ由来のスキルは『情報抹消:B』。
ターボババア由来のスキルは『縮地:B++』。
デフ・グラスホッパー由来のスキルは『気配感知:B』。
召喚術式の改良により、『変化:D』のスキルを取得。
憑依継承スキルとして『乗機改造』を習得。機械的な騎乗物を自身の望む外見、機能にチューンアップするスキルである。

宝具について

疾走疾駆の伝説アーバンレジェンド・グレイハイウェイ

ランク:D 種別:対人宝具 レンジ:1 最大捕捉:1人
自身の移動速度をターゲットした相手と同等に引き上げる宝具である。
その性質上、自分より素早く移動する相手にしか効果を発揮しない。
実際の速度は『この宝具による速度』に『自分自身もしくは乗騎の速度』をプラスしたものになる。
計算上は相手がどれだけ速かろうが、確実に追いつくことが出来る。
ただし、これは障害物が無ければという前提になる。
フィールドの障害物を無視する、例えばアタランテやアキレウスといった英霊に実戦で匹敵することは難しいだろう。

存在し得ない異邦人ファントム・オブ・トラフィック・バイオレーション

ランク:E 種別:対人宝具 レンジ:1 最大捕捉:1人
宝具発動時、言語を一つ指定する必要がある。
指定した言語からランダムな単語が無作為に選出され、自身とマスターを除く全ての者はその選ばれた名前をこのサーヴァントの真名と思い込む。
例を挙げるとドイツ語を選んだ場合『ガイゼル・エントヴァイフュング』、日本語なら『仮面海苔』、ラテン語なら『ナトゥーラ・セクンドゥス』など――。
宝具の発動毎に名前が切り替わり、選ばれる単語に一定の法則は見られない。また、文法など実際に言葉として通用するかどうかという点は完全に無視される。
情報撹乱としては非常に優れており、例えば敵対者が真名を一度誤認したとする。
それをメモやデータ上に保存し、後に見返すまでに真名変更が為された場合、記憶と記録の齟齬が発生し一層の混乱を発生させるというわけだ。
しかし、例に挙げたように一般的に名前として通じる言葉が選ばれることは極めて稀である。
言語を日本語に指定し、『三文字早起』という名前が選出されたケースがあるとしよう。日本語話者であればこの名前が奇妙であることにすぐ気付くはずだ。
よって何らかの隠蔽効果のあるスキルや宝具を持っていることが推測されてしまうというわけだ。
他の参加者の情報を先に把握してから使用するべきだろう。名前の違和感に気付かれた時点で、この宝具はそれを知った人物に対し効果を発揮しなくなる。

聾しても能ありしハンドレッド・センス

ランク:C 種別:対人宝具 レンジ:1 最大捕捉:1人
聴覚を失う代わりにその他の感覚を極めて鋭敏にする宝具である。
僅かな温度や気圧の変化を感じ取り、数十キロ先の木に茂る葉を一つ一つ見分け、口に含めばその構成成分を味覚で識別し、象以上に鼻が利く。
耳は聞こえない筈であるが、その鋭敏な触覚で音の認識が可能である。デメリットというより、音を耳以外の全身で知覚するようになったと言うべきか。
このサーヴァントの知覚する世界は、我々人間では到底理解出来ないほどのクオリアが複雑に構成しているのだろう。

その他の能力

体内に埋め込まれた『26の礼装』により英霊の能力に依らない様々なギミックを持つ。
それぞれの詳細は別添の資料を参照すべし。(紛失)
本人に組み込まれた礼装については伝えておらず、独自に解明されない限り使用される心配は無いだろう。
バッタ由来の高い脚力を持ち、80メートルのジャンプ力、時速300キロメートルの走力を誇る。
太陽の力を魔力に変換するソーラージェネレーターを腰部に内蔵。出力は精神に左右され若干不安定である。
変化スキルには黒咲家の公表した魔術理論の一部を借用し、プログラムを行ってある。
ソーラージェネレーターのエネルギーを血液により全身に送り込み、遺伝子を一時的に組み換え強化皮膚を生成し身体に纏うことで防御力を増すことが可能だ。

憑依融合した英霊について

幻霊1:アイルランドで多くの交通違反をしていたとされるポーランド出身の犯罪者。
検挙される度に住所はおろか姿や性別までもが変わり、詳細を掴めなかった。
この真相は単純明快。PRAWO JAZDYとはポーランド語で運転免許証という意味だったのだ。
交通違反したポーランド人が出した免許証を見て、アイルランドの警察官がPRAWO JAZDYを人名だと誤認する事態が多発していたのである。
架空の犯罪者プラヴォ・ヤズディを作り上げたアイルランド警察は後にイグノーベル賞を受賞した。

幻霊2:日本で都市伝説として語られる人間。もしくは妖怪。
ターボババアの他にもジェットババアなどとも呼ばれ、老婆以外のケースも多い。
逸話は基本的に、高速道路を走っていたらそれに並走するほどの勢いで走る老婆が出現したという形である。
こうした謎の存在に後ろから追い抜かされるという話は世界中で見られる。
その多くは追い抜かした相手に危害を加えるという逸話があり、ターボババア伝説の場合も追い抜かすだけでなく攻撃を仕掛けてくるというバージョンもあるようだ。

英霊:インディオの民話に登場する耳の聞こえないバッタである。
赤いバッタと口喧嘩をし、勝利して場を去った。
ここで不可思議なのは、耳が聞こえないにも関わらず討論を行なっている点である。
耳が聞こえないにも関わらず赤いバッタの呼びかけに応え、あまつさえ言葉の応酬まで交わしている。
口喧嘩の内容はあまり要領を得ない。私の解釈では、生まれたばかりであるにも関わらず分を弁えない赤いバッタをやり込めてやるという話なのだろう。
赤いバッタの返事は売り言葉に買い言葉といった具合であり、論理的ではない。
私は会話の内容について重要視せず、なぜ耳が聞こえないのに会話が出来たかの謎に対してある仮説を立てた。
そのバッタは耳以外で音を感じる能力を持っていたのではないだろうか。
実際、サーヴァントとして召喚されたこのバッタは聴覚以外の感覚が非常に優れていた。
しかし、この仮説が正しかったという証明にはならないと私は考えている。
召喚者である私──キリの思惑が霊基に影響を与えた可能性はゼロではないのだから。


実験体についての所見

この実験体はまさしく私の今までの研究成果の中でも最高・至高・究極と言って差し支えない。
被験者の持っていた高いポテンシャルを最大まで引き出し、戦力として申し分が無い。
加えて理論上可能とされていた『幻霊と英霊の融合』を実証し、『人為的なサーヴァントスキルの付与』にも成功した。
純粋な能力の高さは当然のこと、何よりこの実現不可能とも思える術式に実用化の可能性があると証明した存在であることは、一研究者として誇らしい限りである。
惜しむらくは、脳改造を後回しにしていた為に脱走を許してしまったことだ。
ニルス・カタヤイネンらの事例もあり脱走の可能性は大いにあったが、"実験の成功"という事実の前には瑣末なことだろう。


デミ・サーヴァント召喚後の被験者の変化

鋭敏な感覚能力に戸惑いがあったのだろう。
少しの間、混乱していたようだが一分と待たずに順応している。
また、召喚したサーヴァントの特異性(幻霊程度の存在であること、人間ではないことなど)から精神面への影響は見られない。
しかし捕獲前でさえデムデム団を散々に苦しめてきた人間である。戦闘力は爆発的に向上し、手が付けられない。
いずれ再び我らの前に現れた時、一体どれだけの性能を見せつけてくれるか見ものである。


――以上。