kagemiya@ふたば - フレイヤ・ブライド(?)
「おーほっほっほっほ!アサシン、フレイヤ!参上いたしましたわ!」
「――――――って、ちょ、おい引くな。こっちだって恥ずかしんだからよ…」

基本情報

【元ネタ】北欧神話
【CLASS】アサシン
【マスター】
【真名】フレイヤ・ブライド…?
【性別】女…?
【身長・体重】198cm・120kg
【容姿】花嫁衣裳を着た筋骨隆々の金髪の女…性?
【属性】混沌・善
【天地人属性】天
【その他属性】人型・男・雷・神

【ステータス】

筋力:A+ 耐久:B+ 敏捷:C+ 魔力:A+ 幸運:D 宝具:A++

【クラス別スキル】

気配遮断:-  

 自身の気配を消す能力。隠密行動に適している。完全に気配を断てばほぼ発見は不可能となるが、攻撃態勢に移るとランクが大きく下がる。
 のだが、彼…女?には出来ない。
 むしろ目立つ。が、場合によっては見て見ぬ振りをしてもらえる事があるかも。

【保有スキル】

騎乗:A+

 乗り物を乗りこなす能力。「乗り物」という概念に対して発揮されるスキルであるため、生物・非生物を問わない。
 A+ランクでは竜種を除くすべての獣、乗り物を乗りこなすことができる。

勇猛:A+

 威圧、混乱、幻惑といった精神干渉を無効化する。また、格闘ダメージを向上させる。

巨人殺し:A+

 数多くの巨人を倒した彼…女?の逸話がスキルになったもの。
 巨人特攻。

頭痛持ち:D

 頭に砥石が刺さっているため、頭痛持ち。
 その苦痛により彼…女?が叫ぶと雷光が起こり、性格も短気で怒りやすくなってしまっている。
 精神系スキルの成功率を若干低下させ、攻撃力を上昇させる。

魔力放出(雷):A

 武器・自身の肉体に魔力を帯びさせ、瞬間的に放出する事によって能力を向上させるスキル。

女…神?の神核:EX

 生まれながらにして完成した女…神?であることを現す。神性スキルを含む他、あらゆる精神系の干渉を弾き、肉体成長もなく、どれだけカロリー摂取しても体型が変化しない。

悪意の侍女:EX

 悪神ロキが変身した侍女。こちらは完全に女性である。
 猥談から戦略まで幅広いニーズに応えてくれるが実際の戦闘には一切関わらない。
   

【宝具】

『爆走!ブライダルカー!(サンダークラップス・オーバードライブ)』

 ランク:A+ 種別:対軍宝具 レンジ:2〜50 最大捕捉:100人
 タングリスニとタングニョーストという二頭のヤギに牽かれる戦車による突撃。これが走る際に出る轟音が雷鳴となる。
 雷を纏った突撃は凄まじい威力を誇り、進路上にあるもの全てを粉砕する。
 花嫁が乗っているため申し訳程度に空き缶を引き摺っているが、二頭の激しい足音の前には意味をなさない。

『非常食(タングリスニとタングニョースト)』

 ランク:- 種別:対人宝具 レンジ:0 最大捕捉:1人
 戦車を牽く二頭のヤギにして大食漢である彼…女?の非常食。
 この二頭は骨と皮さえ残っていれば完璧に蘇生する事ができるため、場合によっては食べられる。
 ただし蘇生するには食べた翌日まで待たねばならず、体力を回復する事ができるがその間ブライダルカーは使用できない。

『幸せ繋ぐブーケ・トス!(ミョルニル)』

 ランク:A++ 種別:対人宝具 レンジ:1〜10 最大捕捉:1人
 受け取ったものが次の花嫁になれる、という験担ぎがある花束。
 なのだが、中にミョルニルが入っているため、受け取った者は吹き飛ぶ。
 さらにミョルニルは自動で手元に戻ってくるため、もう色々と台無しである。

【Weapon】

『戦車』

 二頭のヤギに牽かれる戦車。飛行も可能だが走る音が雷鳴として響き渡るため、隠密行動には向かない。
 ――――――何でこいつアサシンなの?

『ミョルニル』

 雷神トールが愛用する武器にして北欧神話最強の鉄槌。打ち砕くものを意味する。
 冠婚葬祭に使う道具でもあるため、花嫁にとっても欠かせないものだったりする。
 大きさを自由に変えられるという能力があり、小さくしてブーケに仕込んでいる。

『メギンギョルズ』

 神の力を倍加させる力帯。その名はそのまま力の帯を意味する。
 これなくしてはミョルニルを振るう事が出来ない。

『ヤールングレイプル』

 鉄製の籠手。鉄の手袋を意味する。
 ミョルニルはその制作過程で邪魔が入ったため、柄が短いという欠点がある。
 ミョルニルを投擲する際に投げ損じないようにこの籠手が必要となる。

【解説】

 ある日、北欧の神々にとって重要な神器であるミョルニルが盗まれてしまった。
 そのため、それと引き換えという形で嫁に出された美と豊穣の女神フレイヤ、に変装した雷神トールである。

 ある日、トールが昼寝をしていた際に、巨人族のスリュムによってミョルニルを盗まれてしまう。
 盗難に気付いたトールは慌てふためき、友人である悪神ロキに捜索を手伝ってもらう。
 犯人に目星をつけたロキが交渉に向かい、その時に出された交換条件が美の女神フレイヤとの婚姻であった。
 フレイヤを巨人に嫁がせるわけにもいかず、またミョルニルを取り戻さないわけにもいかない。
 神々で協議した結果出された答えはトールがフレイヤに変装してスリュムの元へ向かうというもの。
 巨人族はその名の通り神族より巨体なため、トールとフレイヤの身長差など誤差であるという無茶な理由からの結論であった。
 とはいえ、元々トールのうっかりから起こった事件であるため、トールに拒否権などあるはずもなく。
 喋ればばれてしまうから、とアシストするために侍女に変身したロキと共にスリュムの元に向かう羽目になった。

 怪しまれる度にロキの話術で切り抜け、花嫁を清めるために渡されたミョルニルでスリュムとその家族を打ちのめし、無事取り返す事に成功したのであったとさ。

【人物】

 美しい金髪のかつらを被り、花嫁衣裳を着たマッチョの青年。
 トールは赤髪に赤髭がトレードマークであるが、女装のためにさすがに髭は剃っている。
 神であるため尊大な態度かつ頭の砥石のせいで短慮かつ暴力的。
 とはいえ、本来は卑怯な行動を嫌う高潔な武人ではある。ただし巨人に人権はないというスタンス。
 不本意だと口では言いつつも、二度目の女装をノリノリでこなす。

 聖杯戦争に無理矢理参加するために、自身が一番みっともないと思う逸話を参照してやってきた。
 北欧神話最強とまで言われるブッチギリの主神格であり、非常に燃費は悪いがその分超強力なサーヴァント。
 非常食のおかげで魔力を節約できるが、非常食を出すのも蘇生するのもマスターの魔力供給によるもののはずであり、本当に節約できているかは謎。
 侍女に化けたロキが一緒についてくるが、彼は魔術の達人であり、完全に無力な人に化けているため魔力はほとんどかからない。
 聖杯にかける願いは特になく、ただ暴れたいだけ。
 そのため、好戦的なマスターには忠実。
 自身のマスターには素で接するが、聖杯戦争のルール上真名の秘匿は重要であり、敵マスターにはフレイヤとして振る舞う。
 バレバレである。