kagemiya@ふたば - ヘルメス・トリスメギストス
「ダメだ。賢者の石は使わん。人には、アレは早すぎたんだ」

基本情報

【元ネタ】史実?
【CLASS】キャスター
【真名】ヘルメス・トリスメギストス
【異名・別名・表記揺れ】ヘルメス
【性別】男
【身長・体重】180cm・70kg
【肌色】アジア系の濃い肌色 【髪色】赤っぽい黒 【瞳色】白
【外見・容姿】白いマントに身を包んだ荘厳な雰囲気の男性
【地域】エジプト?
【属性】秩序・善
【天地人属性】人
【その他属性】人型・神性
【ステータス】筋力:E 耐久:C 敏捷:D 魔力:A+ 幸運:B 宝具:EX

【クラス別スキル】

道具作成:A+

魔力を帯びた器具を錬金術で作成できる。
神代クラスの錬金術により石ころさえ魔具に変える。

陣地作成:C

魔術師として、自らに有利な陣地を作り上げる。
星占術も司る彼は、星の起動や周囲の気運を読み取るホロスコープ上の陣地を作成する。

【保有スキル】

高速錬金:A+

錬金術の行使を拘束化するスキル。
錬金術の祖であるヘルメスはあらゆる錬金術を習熟している。

3つの顔を持つ者:A

戦闘不能になった時に一度の召喚時、2回まで再生するスキル。
その時、霊核が致命的な状態でも霊核ごと損傷回復するが1度の復活の度に全ステータスが1/3になる。

ヘルメス・トリスメギストスが三度転生をした事に由来する希少スキル。

神性:C

神霊適性を持つかどうか。
オリュンポス十二神たるヘルメスの転生体である彼は人間の身ながらにして神との繋がりが深い。

【宝具】

『英知を刻む翠玉世界(エメラルド・タブレット)』

ランク:EX 種別:対軍宝具 レンジ:1〜100 最大捕捉:‐
ヘルメスが刻み、ヘルメストリスメギストスが墓に遺した錬金術最大の秘奥が刻まれる文章。
この世の全てが記されているとされるエメラルド板の欠損が無い完全版。
西洋魔術の源流となった錬金術の基礎にして奥義を知るトリスメギストスがこの宝具を使用すると
その後、範囲内の全ての彼以外の錬金術と西洋魔術行為は破棄し、行使できなくなる。
ただし、魔術儀式聖杯戦争とその主従契約は破棄できない。

大宇宙と小宇宙、錬金術、占星術、神働術の英知をヘルメスが記した文章。
トリスメギストスからの墓をイスカンダルが掘り起こした時に見つかったとされ、何枚かの写しの存在や
パラケルススが過去に見たという証言があるものの全文の記載は確認できていない。
そこには錬金術師が求める、賢者の石の精製方法も記載されているという。

『英知を満たす黄金世界(フォトニック・サバティエル)』

ランク:A 種別:- レンジ:- 最大捕捉:-
正真正銘の賢者の石。卑金属を金属に変える黄金を呼ぶ高位魔力結晶体。
彼が現界している際ならば魔力の供給がある限り命を与え続けることも可能(肉体のダメージはある)。
しかし、彼は方針から徹底してこれを使わない。
彼が良しと認めた者に対してのみ扱う事があるかもしれない。

歴史上、唯一本物の賢者の石を手に入れたとされるトリスメギストス。
スキルとして賢者の石を持つ者はいるが彼の持つ者は宝具として昇華されている。

『世界を満たせ大いなる業(アルス・マグナ)』

ランク:A 種別:対自宝具 レンジ:1 最大捕捉:1
賢者の石の製作過程を自らの体で錬金する事で、身体を極限まで極め一種の根源に到達しようとする最終宝具。
己の体を媒介として発動し3段階の過程を到達した後完成するが、肉体の完成は神域への到達でありサーヴァントとして成立しない。
つまり、肉体が相応に強化された後崩壊するリスクが伴う。錬金は一度発動すると止まる事はない。
崩壊時は、三つの顔を持つ者のスキルは発動しない。

体色が黒化(ニグレド)、白化(アルベド)、赤化(ルベド)に段階を分けて変色する。
全ステータスが倍々に増えて行き、最終的にはキャスターの身ながら肉弾戦も可能となるレベルで上昇する。
赤化まで到達すると肉体の崩壊は始まっていくが、この状態の彼は桁違いの魔力で錬金術を容赦なく行使する。

賢者の石の製法過程、ニグレドは腐敗、浄化を意味しアルベドは精神的浄化、啓発とされる。
最後のルべドは神人合一、有限と無限の合一を意味したとされ、賢者の石ひいては錬金術の真骨頂が神代でどれほどの規模だったかが伺える。

【Weapon】

『ケルキオン・スタッフ』

二頭の蛇が翼を模した杖に巻き付いている装飾があしらわれている杖。
杖がなくとも錬金術は素材があれば行使できる。

【解説】

ヘルメス・トリスメギストスは錬金術の祖であり、錬金術は「ヘルメスの術」と呼ばれる程影響を与えた人物。
ヘルメスの分霊の魂がトート神と融合し、同名だった錬金術師ヘルメス・トリスメギストスに転生したのが第一のヘルメスである。
そこからさらにトリスメギストス自体が転生しており
ノアの洪水以前にいたとされる第一のヘルメス、バビロニアにいたとされる第二のヘルメス。
そしてエジプトで哲学者をしていたとされる第三のヘルメスと、三度転生を行っている。
基本的にサーヴァントとして呼ばれるのは第三のヘルメスのみ。

トリスメギストスは錬金術を作ったとされる。後世の歴史では卑金属を金属に変える為や、医療の発展のために賢者の石を求める者もいた。
現代、卑金属を金属に変える物質は存在しないものの、錬金術研究の過程が科学に変わった事で多くの知識的、技術的進歩を人類は得た。
しかし、錬金術の全てを最初から知り、賢者の石さえ持っていたトリスメギストスはその為に錬金術を考案したのではない。

錬金術の秘奥を残したエメラルドタブレットには、錬金術の基本が記されている。
そもそも、卑金属を金属に変える事自体はアプローチの一つにすぎず最終目標は究極の形を目指す事。
ホムンクルスのように無生物から生物を作る事も、より完全な、より上位なものを目指す一端に過ぎない。
そして、人が進化する先、霊魂の錬金術により神と一体化する事が人間の錬金術による究極系だとトリスメギストスは信じて疑わなかった。

自らも神の転生体であるトリスメギストスは、必ず人は完成して神に到達すると願い碑文を残した。
しかし、彼らにそれはまだ早すぎた。錬金術は争いの火種となり、それを求める事で死人も出た。人が神を目指す事が不遜だとして論争も起きた。
結果、当時の時代の人類は彼の思惑を理解せず誰一人として正しい形で錬金術を継承できなかった。
そのため、彼は死の間際、錬金術の全てを記したエメラルドタブレットの全文を破棄。
内容を暗号とし、それらを解く事でゆっくり少しずつ真意を知り、知識を深め錬金術の本当の形を目指すものが現れる事を願って眠りについた。

【人物・性格】

真面目で厳しく、向上心がある事を良しとし怠惰や堕落を嫌う。
人間が大好きである根は転生前のヘルメスから全く変わっていないが、召喚者が真に人間かを見極めようとする。
錬金術師の祖として常に先達であらんとするため若干お堅いが扱いに慣れてくるとだいたいおかん系のような行動だとわかる。
また、自分が偉大であると褒められるとすぐ照れる。
賢者の石の発動には非常に厳しい。基本、使用しないと見ていいだろう。
リビングデッドや人間にほぼ近いホムンクルスも作成できてしまう他、石と魔力さえあれば人の身でサーヴァントに拮抗する攻撃錬金術を発動できてしまうため
トリスメギストスの錬金術思想に合致していなければ、マスター自体を信用していても発動や譲渡はしない。

究極である事。完全である事を良しとしているため色彩はどちらかというと否定派。
魔術式ゲーティアにある意味近いが、彼との違いは完成へ目指す姿勢や努力さえあれば過程の段階を認める所。
聖杯にかける望みは人間全てがほんの少し賢くなる事。
ささやかな望みでありながら、傲慢な考えだというのは理解している。

召喚の際は、基本人間見守り見極め隊となる。
戦闘では主に錬金術主体で戦闘を行う。ほんの一例だが錫で鳥を、鉄で龍を、鉛で虎を作り上げる。
錬金に必要な素材をその辺りで適当に見繕うだけでもキャスターとして上位の戦闘が期待できる。


イメージカラー:黒 金
特技:錬金術
好きなもの:完成されたもの
嫌いなもの:怠惰

【一人称】私 【二人称】お前・君 【三人称】〜。

【因縁キャラ】

ヘルメス
前々前世。人間好きは変わっていないが、やたらテンションの高い行動が若い頃を見ているようで恥ずかしい。

ユダヤ婦人マリア
「おや、ごきげんようご婦人、あなたの菓子を一ついただいても?」
自身と同じく錬金術の開祖とされる人物。年代として、ヘルメストリスメギストスは3つの時代にいたとされ、文献が残された時期も定かではないためどちらが先輩であるとかはない。
また、彼女の錬金術を料理に使うという発想に、感嘆を示しており「どうして気付かなかったのか」と嘆きもした。料理で究極を目指す。それもまた錬金術。
同じ錬金術師として高く評価し、好意的である。

FGO風サーヴァントセリフテンプレ集


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