kagemiya@ふたば - マリー・テレーズ・シャルロット・ド・フランス
【元ネタ】史実
【CLASS】アヴェンジャー
【マスター】
【真名】マリー・テレーズ・シャルロット・ド・フランス
【性別】女
【身長・体重】130cm・27kg
【属性】混沌・善・人
【ステータス】筋力:E 耐久:E 敏捷:E 魔力:E 幸運:C 宝具:EX
【クラス別スキル】

魅惑の美声:E- 
人を惹き付ける魅了系スキルであると同時に、王権による力の行使の宣言でもある
通常時はタンプル塔における監禁生活の結果生じた耳障りな発声障害の影響により効果を発揮できない。
自身の宝具の影響下でのみ、Bランクのスキルとして使用可能。
復讐者として現界しているマリーは、弾劾の言葉の一音一音を敵対者に魔力ダメージを加える刃へと変える。

精神異常:E-
生前置かれた異常な状況から自身を守る為、後天的に心に纏った不定の鎧。
精神干渉系の魔術に対する耐性に補正を得る。

人間観察:B
人々を観察し、理解する技術。
ただ観察するだけでなく、名前も知らない人々の生活や好み、人生までを想定し、
これを忘れない記憶力が重要とされる。

直感:C
戦闘時、つねに自身にとって最適な展開を”感じ取る”能力。
敵の攻撃を初見でもある程度は予見することができる。
マリーにとっての戦場とは国民公会であり、敵は尋問官を指す。


【宝具】
『行動した者は、報いを受ける(ノブレス・オブ・リージュ)』
ランク:A 種別:対人〜対国宝具 レンジ:1〜 最大捕捉:
ナポレオンがテュルリー宮殿に刻ませた自身の名を冠するNと言う無数の装飾をその没落後に一掃した逸話と
ボナパルティストを悉く抹殺した逸話から、Nを頂く言葉に対し、支配権を持つ。
具体的には、Nで始まる単語の概念と存在を消去する事が出来る(nuitと言う言葉を削除した場合、対象の地域に夜は存在しなくなる)
効果の調節は出来ず、消すか、残すかのどちからか。
消去する単語が長くなるにつれ、また効果を及ぼす範囲が広がるにつれ必要な魔力は増加する。

『お祭りは終わり。さよなら聖人様(ラ・フットゥ・パセ・アディユー・ル・サン)』

ランク:EX 種別:対界宝具 レンジ:1〜
世界を覆す新たなる世界樹の種子。
アヴェンジャー誕生の切っ掛けとなった革命期の狂騒と混沌の具現。
アヴェンジャーと言うサーヴァントを生み出した母体とも言える存在である為
彼女の霊核その物と完全に融合している。
発動に際しては、心臓の位置に存在するアヴェンジャーの霊核を抉り出し、起動する必要がある。
フルール・ド・リスを紋章として頂くフランス王室の人間と結びついた結果、植物の姿を取った混沌は
発動後速やかに周囲の魔力を吸収しながら成長を始める。
周囲の物凡てを侵す毒性を持った純白の花弁を無数に撒き散らしながら、あらゆる物を巻き込んで際限なく巨大化し、星を覆い尽くす。

植物の性質を帯びている為、霊核を植え付けられる土壌により成長の速度に影響を受ける
魔力が豊富であればある程成長は早く、龍脈や大聖杯などに植え付けられた際には速やかに周囲を食い尽くすだろう。

【解説】
マリー・テレーズ。アングレーム公夫人。流転の王女とも。
ハプスブルク家の系譜にあたる第一王女。父親はルイ16世。母親はマリー・アントワネット
幸福な幼少期は13歳から始まった監獄での生活で終わりを告げた。両親は刑場の露と消え、年若の弟は10歳にして獄死。
自身も17歳にしてタンプル塔から解放された時には人と隔絶された監禁生活の末に正常な声を失っていた。
以降に描かれた肖像画に一切の笑顔は無く、半生を各地での流浪とブルボン家の再興に捧げた。
徹底した反ナポレオンの活動からブルボン家唯一の男と揶揄され、帰国後は苛烈な白色テロの扇動により、新興貴族からは復讐の為に帰国した女王と評される一方
多くの人間から慕われ、訪問をする人間は後を絶たなかった。
監禁時代に献身的に尽くしたシャトレンヌ夫人を始め、苦境に有って手を差し伸べた人間に対しては終生それに報いる為に手を尽くしたと言う。
1851年、清貧と貧しい人間への奉仕の末オーストラリアにて客死。

泥はタンプル塔でシャトレンヌ夫人と出会わなかったオルタ側面。
シャトレンヌ夫人はマリーテレーズにとってのファリア神父過ぎる