彼は善を求めた。
嘘を吐かず、規則を守り、敵を倒し、味方を慈しむ。
そういうことが、善いことだと思った。
ならば、それが当然だと言うように、彼はその全てを実行した。
彼は不正を許さぬ人物であった。
彼は聖職者達が教典とするものと異なる行為をしていることを指摘した。
だが、聖職者達から返ってきた返事は、彼を非難するものだった。
だから、全て壊そうとしてやった。
彼は国を治めた人物であった。
彼の国に、神の名を以て侵略する者があった。
彼らは口々にこう言った。
「我らの神こそが正義である」と。
だが、それは彼にとって外敵であった。
だから、全てを燃やし尽くした。
■■■■■を使ってまで。
彼は理解した。
人間全てに自分の善があり、それに逆らうものは全て悪と見なすのだと。
ならば、と彼は考えた。
自身は、他の全てにとって悪でも構わない。
自らの善を為すためならば。
故に彼は悪を許容した。
自身に向けられる憎悪を全て受け止め、その上で『悪』としてそれら『正義』を叩き壊した。
人から悪、あるいは狂人と見なされてなお、自身の善を貫く男。
彼は、そういう男であった。
…矛盾、嘘を嫌い、心底をそのまま口と行動に出すタイプ。
自らが根底からそういうタイプなので、他人全てがそうではないという理解が出来ず、率直に質問を投げかける。
無論、矛盾や嘘をつくのはなぜか、と聞かれて反論しない者はいないだろう。
だが、彼はそれを悪と呼ぶ。
逆に開き直れば、「それが貴様の善というわけか」とか言って勝手に納得するのでそうしよう。
彼は狂者であるが聡明である。
世界的に見た場合に、自分の考えは少数派…「悪」とされ排斥されるものだとは理解している。
だが、それを知って尚多数派、つまり「正義」と言われる者達の腐敗を正そうとしている。
イメージカラー:砕けた白と燃える海
特技:治世
好きなもの:自らにとっての善
嫌いなもの:自らにとっての悪
天敵:善悪、宗教を超越するもの
願い:自分自身に嘘をつく者がいなくなること
【一人称】己(おれ)
【二人称】貴様
【三人称】奴ら
【因縁キャラ】
・コンスタンティノス5世
自らのせいで彼が汚名を被ったようなものであり、申し訳なさを感じている。
味方として会うことがあれば謝罪をし、またその願いを叶えるための協力を惜しまないだろう。
だが、敵としてまみえた場合は容赦はしない。
『ギリシアの火』で魂まで焼却することで、彼なりに救いを与えようとする。
【台詞】
「己はレオン三世。此度はバーサーカーとして現界した」
「人は多数を理解できぬ少数の者を悪と呼ぶ。故に、己は皆にとって悪であるのだろう」
「…信仰。とは、何なのだろうな」
FGO風
召喚:「サーヴァント、バーサーカー。レオン三世である。己は、己の正義の為に動く。貴様も、そうするがよい」
レベルアップ:「より盤石に」
霊基再臨:「…ふむ、成程な」
その2:「これは中々、良い物だ」
その3:「力が満ちる…我が万全も、近い」
最終:「己が道に、此の力があれば…いや。…貴様には、礼を述べよう。感謝する」
開始:「我が善を為す!」
その2:「悪を、滅す…!」
スキル:「焼却!」
その2:「火を熾(おこ)せ!」
選択:「是…」
その2:「良し…」
その3:「うむ」
攻撃:「ふっ…はぁ!」
その2:「っぜあぁ!」
その3:「燃えよ!」
EX:「燃え盛れ!……貴様らの善、この悪が裁く!!」
宝具選択:「遍く敵を燃やし尽くさん!」
宝具:「…ギリシアの火よ!燃やし!滅ぼし!殺し!破壊せよ!…全ての、悪をッーー!!!!」
小ダメージ:「ぬぅ…」
大ダメージ:「これが…貴様の…!」
戦闘不能:「貴様の善が上回ったか……見事……」
その2:「…………悪は…滅び…る…さだめ…か…」
勝利:「此度の戦、我らの勝利なり!」
その2:「無為とは言わぬ。地獄で誇れ」
会話:「…出撃は、まだか?」
その2:「貴様の善は輝かしいな…。それを、最期まで貫いて見せよ」
その3:「…己も、かつては軍人であった。王ゆえ口調は直せぬが、貴様に従うことに異論はない」
その4(対糞):「……息子に汚名を着せたのも、我が善の弊害か…。いや、だが、尚更振り返る訳には行かぬ。散った者の為にも、息子自身の為にも」
好きなこと:「好きなこと…。己は、己にとっての善を為すのみよ」
嫌いなこと:「嫌いなこと、とな。…そうだな、悪は、正すべきものだ。だが、それら悪もまた、誰かの正義である。それが、何より憎らしい」
聖杯について:「願いを叶える…。ならば、自らの善に従いたくとも従えぬ者を、解放してやりたいものだ」
絆:「己は己の道があり、貴様には貴様の道がある」
その2:「貴様は、己のことを何と見る?善か?悪か?」
その3:「いつしも、悪は滅びるもの。その悪は、誰かの正義にも関わらず、な。それは、貴様のこれまでにも言える事よ。努々忘れるな」
その4:「思えば己も、遠くへ来たものだ…。貴様に、今度、己の友の話をしてやろう」
その5:「…さぁ。己の、いや、我らの善を為そうぞ、我がマスターよ」
イベント:「祝祭か。願わくば、その定義で揉めたりはしたくないものだな」
誕生日:「…貴様の、生誕の日か。…己は、貴様が生まれたことを祝福しよう」