kagemiya@ふたば - ヴァパク
 


「くらくらでふわふわになるきのこ、たべるの?どうぞ」


基本情報

【原典】コリャーク族の伝承
【CLASS】キャスター
【マスター】
【真名】ヴァパク
【異名・別名・表記揺れ】Wapaq
【性別】両性(子実体は少女型)
【身長・体重】125cm・25kg(子実体の数値)
【肌色】白【髪色】赤【瞳色】赤
【スリーサイズ】65/52/71
【外見・容姿】赤い帽子を被った赤いショートヘアの少女。再臨すると本性が露わとなり、帽子が巨大なベニテングタケの傘になるなどキノコらしさが上がる
【地域】シベリア
【年代】神代
【属性】混沌・善
【天地人属性】地
【その他属性】人型・子供・妖精・
【ステータス】筋力:D 耐久:E 敏捷:E 魔力:A+ 幸運:A 宝具:EX

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【クラス別スキル】

陣地作成(妖精):A

 胞子を放出し、妖精の輪フェアリィサークルを作成する。
 英国では霊脈レイライン周辺に発生するというそれは、土地の魔力を吸い上げ、ある種のパワースポットを形成する。
 地上にありながら星の内海と同じ霊脈を持つ───月の湖メストリアパンほどではないが、地上にありながら小規模な妖精郷や妖精領域の異界常識アストラリティが混じり合った異空間を作り出す。
 現代テクスチャ上ではあり得ない現象が起こる事も。

対魔力:B

 魔術詠唱が三節以下のものを無効化する。大魔術・儀礼呪法などを以ってしても、傷つけるのは難しい。
 周囲に漂う胞子が魔術的なチャフとなり、自身に向けられた魔術式を狂わせ、破却する。

【保有スキル】

茸の胞子:A+

 周囲に毒性と強烈な幻覚作用のあるキノコの胞子を散布する。
 胞子を吸い込んだものに猛毒、睡眠、魅了、スタン、即死、混乱に恐怖などキャスターの意のままに様々な弱体を付与できる能力に見えるが、実際には毒性自体は低く、幻覚により「自分は重篤な毒性に侵されている」と思い込ませ、魔術的な心気症を発生させる事により、毒性に対する耐性を引き下げ、肉体を蝕むものとなっている。
 つまり病は気から。対抗するには耐毒性よりも精神力が重要となる。

受肉精霊(キノコ):A

 ベニテングタケの精霊であるキャスターの、菌類ないし受肉した精霊種としての特質。
 交流端末として形成された人型霊基である子実体*1が破壊されても、菌糸や胞子が僅かにでも残っていれば、そこから霊基を再構築できる。
 サーヴァントとして霊基出力は人型に制限される上、胞子が拡散される範囲も自身を中心とした一定内に収まるため、広範囲を消し飛ばす攻撃などで滅ぼし得る。
 ...頑張れば一時的に複数の子実体を形成するくらいは出来るらしい。

天神の恩恵:B

 天神からの贈り物。天の神が地上へ吐き出した唾液、つまり降雨現象から発生したキャスターは自在に雨を呼び起こし、周囲の環境をキノコが成長するのにいい感じの湿度にできる、天候・環境操作能力。
 また、キャスター自身も"天神からの贈り物"であるため、味方への魔術行使時にボーナスが入る。

妖精眼:A

 ヒトが持つ魔眼ではなく、妖精が生まれつき持つ『世界を切り替える』視界。
 人々の嘘や本音がすべて見えるが、善悪に無頓着なキャスターにはあんまり意味がない。

【宝具】

くらくらでふわふわになるきのこアマニタ・マスカリア

ランク:EX 種別:幻覚宝具 レンジ:0 最大捕捉:1人
 正式名称恍惚なる紅き幻覚ガリュツィナーツィヤ・ヴァパク...なのだが、とてもおかしなことになっている。が、真名解放に不備はない。
 自らの肉体を破棄する事で限界を超えた魔力を暴走させ、人型の域に縛られていた霊基制限を一時的に取払い、菌糸を異常活性化させることで、現世ではあり得ない物質を出力する。
 ───即ち、天の神が創りし神代のベニテングタケ。シベリア先住民族に信仰された大いなる神、精霊、人類の祖、文化英雄、トリックスターである大鴉クトフに力を与えたもの。
 食べれば絶大な力を得られるが、猛烈な酩酊感に襲われる中で力を揮えるかどうかは接種者の意志力に委ねられる。
 筋力の爆発的な強化、その他のステータスも向上。魔術回路がギンギンに覚醒し*2、上位存在への対話、交信を行うシャーマニズム系統の魔術行使への絶大な補正、その他の魔術体質や異能力にも何らかの影響を及ぼすことがある。
 ...適性があるものが食べれば、霊器クラスの縛りをも狂わせ、神代回帰に至るほどの強化を得られるが、理を捻じ曲げることによる代償は決して安くはないだろう。
 なお、一度の召喚につき一定回数しか使用できない。
 限界を超えて使用した場合、最後の一本のベニテングタケを遺して、キャスターの現界は強制的に終了する。

驚天動地なる鴉さんと鯨さんビッグレイヴン&ホエール

ランク:B++ 種別 対軍宝具 レンジ:1〜50 最大捕捉:500人
 キノコパワーで大いなる渡鴉クトフとその友である大鯨と交信し、現世に召喚する。
 彼らは魔獣〜幻獣相当の幻想種として弱体化した状態で現界し、恩人?であるキャスターの指示を聞くだけは聞いて行動する。
 大鯨の方はまだしも、クトフの方はトリックスターなだけあって非常に気紛れに動き、天変地異を巻き起こす。
 ...第一宝具を接種させる事により、時に創造神として語られるクトフの真の力の一端を目覚めさせることが出来るが、高確率で抑止力の介入を招く。

【Weapon】

『ベニテングタケ』

 第一宝具以外で作ったベニテングタケ。
 宝具ほどではないが、高品質で魔術的な価値が高い。銀素材くらいの価値はある。
 非常に美味であるが、強烈な旨味成分は水溶性の毒でもあるため、しっかり煮込む必要がある。

『キノコパンチ』

 子実態を殴る事に特化した構造へと作り変え、拳の霊子密度・霊基質量をあり得ないほどに高めてから行う必殺右ストレート。
 非常に大振りな攻撃である為、命中率は極めて低いが、瞬間的に筋力A++級の破壊力を発揮していると、噂されている。

『魔術』

 傘に付いた白いイボ...妖精紋様を使用してさまざまな魔術を行使する。
 強力だが、軽い酩酊感に襲われることも。

【解説】

 シベリア先住民族であるコリャーク族の伝承に登場するベニテングタケの妖精。
 ある日、鯨が岸に近づきすぎて泥に嵌って動けなくなってしまう。
 友人である巨大な鴉、クトフに自分を持ち上げ、深い海に戻してくれるように頼んだが、巨大な鯨を持ち上げることは出来ず、どうにもならなかったので、天の神に助けを求めた。

 天の神は、クトフにある平原に行くと、ヴァパクという精霊がいることを教えた。
 ヴァパクを食べれば、鯨を助ける力が得られるというのだ。
 天の神が大地に唾を吐くと、唾が落ちたところには、傘のような形の大きな、白い斑点のある赤い帽子を被った小さな白い精霊、ヴァパクが生まれ、クトフに自分を食べるように言った。
 クトフはこれを食べると、力が湧き、クジラを持ち上げて大海原に帰すことが出来た。
 ヴァパクの力を体感したクトフは、そのあまりの爽快感に「ヴァパクよ、大地で永遠に成長せよ」と懇願した。
 クトフはコリャーク族に、これを食べると病気のことを教えてくれたり、夢の意味を知れたり、別世界を見せてくれたり、未来を予言できると言い、ヴァパクを広めたという。

【人物・性格】

 内向的・陰気・能動的。
 しかし、幻覚を見せるキノコの妖精である為、捉え所がない。非常にふわふわした妖精観をしている。
 キノコらしくじめじめした場所でじっとしてたかと思えば、そこら辺を歩き回り、突拍子のない行動を取る。
 人間には好意的だが、好意の示し方が「ベニテングタケを配りまくる」なので結果的に酷い事になる。
 ちゃんと断るか、よく煮てから食べればいいので妖精の中では危険性は低い方。
 善悪にも無頓着だが、鴉と鯨の一件で「友情に篤い存在や同族、家族以外の生き物に手を差し伸べられる存在」に付いてはこれを"良いもの"と捉え優先順位を若干上げる。

イメージカラー:深紅に白い斑点
特技:くらくらでふわふわにする、増える
好きなもの:じめじめした場所
嫌いなもの:あんまない
天敵:なし
願い:ベニテングタケを食わせる

【一人称】ヴァパク、わたし、わたしたち
【二人称】おまえ、呼び捨て、変なあだ名、〇〇さん*3
【三人称】呼び捨て、変なあだ名、〇〇さん

【因縁キャラ】

泥新宿の配管工
あかいひげ
 恐らくは第一宝具との相性が最も良い英霊の一人。
 さらに巨大化して無敵になったり敏捷がめっちゃ上がったりする。手に負えない。

FGO風ステータス

【コメント】