kagemiya@ふたば - ヴァルトラウテ
「私は、姉妹とは違うっ! あのヒトは私を切り捨てたんだ! 捨てられた時の私の気持ちは、私以外の誰にもわからない!」

基本情報

【元ネタ】ニーベルングの指環
【CLASS】ライダー
【真名】ヴァルトラウテ
【性別】女
【身長・体重】159cm・46kg
【髪色】薄紫 【瞳色】青
【スリーサイズ】96/58/90
【地域】北欧
【年代】神話時代
【属性】混沌・中庸
【天地人属性】天
【ステータス】筋力:A 耐久:B+ 敏捷:D 魔力:C 幸運:E 宝具:B

【クラス別スキル】

騎乗:A

幻獣・神獣ランクを除く全ての獣、乗り物を自在に操れる。

対魔力:C+

第二節以下の詠唱による魔術を無効化する。
大魔術、儀礼呪法など大掛かりな魔術は防げない。
クラスの違いにより他の姉妹に比べ平常時のランクが下がっているが、ブーストすることで補える。

【保有スキル】

神性:A

その体に神霊適性を持つかどうか、神性属性があるかないかの判定。

勇猛の戦乙女:A++

ヴァルトラウテとは戦場の勇気そのもの。
通常の勇猛スキルとほぼ同効果だが、狂化やジアブロスィ化などの精神汚染があっても効果を発揮する。
精神耐性も勇猛同様にあり、ヴァルトラウテへの精神デバフ付与は難しい。

原初のルーン

主にアンサズを好んで用いる。
他の個体に比べると、魔術の出力は若干劣る。

白鳥礼装:B

ワルキューレが羽織る衣。
ヴァルトラウテは兜を好んで着用し、この礼装の展開は戦闘時のみに限る。

運命の機織り:-

勇猛の戦乙女スキル獲得のために失われている。

【宝具】

嚇怒が想いを分断つまでムーティヒ・グングニル

ランク:B 種別:対人宝具 レンジ:2〜40 最大捕捉:1人
勇猛・怒り・狂乱――といった激情が強くなるほど、大きく重く姿を変える魔槍。
戦場の勇気の名を冠するヴァルトラウテを象徴する宝具。
その性質上、恐れを失くす狂化などが付与されると常に最大威力を発揮出来る。
尤も、高ランクの勇猛を持つヴァルトラウテに精神デバフをかけるのは至難の業であるが。
ブリュンヒルデには決して届かないという宿命を背負っており、彼女に対しては著しく攻撃能力が減退する。

終末幻想・少女降臨ラグナロク・リーヴスラシル

ランク:B 種別:対軍宝具 レンジ:0〜40 最大捕捉:30人
ヴァルトラウテの場合、『自分たち』ではなく『自分のみ』で行うグングニルの全力投擲となる。
グングニルの持つ必中効果に加え、槍の軌道上にある勇気を否定する。
ヴァルトラウテの純粋な勇気を以て、敵の勇気を呑み込み恐怖へと変換するのである。
この宝具はヴァルトラウテの心に真の勇気が満ちていなければならず、『嚇怒が想いを分断つまで』の様に一時的な激情では効果を発揮できない。

別れ告げる悲愁の天馬トラウリヒ・ゲッテルデメルング

ランク:C 種別:対軍宝具 レンジ:2〜50 最大捕捉:30人
雷を伴って空を走る天馬。スレイプニルを模して製作された劣化複製生物。
高い機動力を持ち突進には雷撃効果もあるが、元のスレイプニルに比べれば格は大きく劣りせいぜい魔獣ランク。
ちなみに足は四本である。八本足は気持ち悪かったので半分むしり取った。

【解説】

リヒャルト・ワーグナーにより創作されたワルキューレの一騎。
ニーベルングの指環におけるワルキューレはヴォータン(オーディン)が知識の女神エルダに産ませた9人の娘である。
ヴォータンがエルダとの間に子を作った経緯と意図については『ワルキューレ』第2幕第2場に詳しい。
ワーグナーはワルキューレの役目について、天空を飛ぶ馬に跨がり戦場を駆け、英雄の運命を決定づけ、傷ついた戦士をヴァルハルの城に届けることだとしている。
ワルキューレの姿は『敗北する運命にある戦士』にしか見ることは出来ない。
ヴァルトラウテは『ワルキューレ』及び『神々の黄昏』に登場する。
『ワルキューレ』第3幕におけるヴァルトラウテは他のワルキューレと殆ど一緒に歌われる。前奏では例のテーマをバックに他の姉妹と登場する。
第1場ではワルキューレの使命に背いたブリュンヒルデがジークリンデを連れてきたことに驚くが、怒り狂うヴォータンを見て取ると彼女を匿う。
第2場ではヴォータンに許しを嘆願するも、森へと追い払われてしまう。
『神々の黄昏』でのヴァルトラウテは他の姉妹より重要な役目を与えられている。
第1幕第3場、岩山でブリュンヒルデがジークフリートとの愛の証である指輪を眺めていると、ヴァルトラウテが稲妻と共に姿を現す。
槍をジークフリートに折られてから、ヴォータンは天上のトネリコを切り倒して薪を作り、不機嫌なまま神の終焉を待っている。
しかしブリュンヒルデの持つ指環をラインの乙女に返せば世界も神も平和になるとヴォータンが言うため、ヴァルトラウテはブリュンヒルデにそれを伝えに来たのであった。
ブリュンヒルデは神の幸福より愛こそが大切なものだとして指環の返還を承服しない。
ヴァルトラウテはブリュンヒルデの言葉に消沈し、夕立とともに立ち去った。
ヴァルトラウテが去った後、隠れ頭巾でグンターに化けたジークフリートによって、ブリュンヒルデは連れ去られてしまう。

【人物・性格】

自身をワルキューレという群体ではなく、ヴァルトラウテ個人だと定義するワルキューレの異端者。
ブリュンヒルデに自分の気持ちを拒絶されたのは他ならぬヴァルトラウテという個体である。
だから、この時に味わった絶望と悲しみはたとえワルキューレ同士で記憶を同期しようとも自分にしか分からない。ヴァルトラウテはそう考えている。
このため他のワルキューレと違い群体として扱われることを善しとせず、ヴァルトラウテという個体名を真名とする。
"自分だけは違う"という孤独と悲しみがヴァルトラウテのアイデンティティであるが、普段はそれを感じさせない明るくも真面目な性格。
思い込みが強く、あまり融通が利かない面もある。自分はワルキューレの枠に捕われてはならないと強く思い込み、逆にその思考に縛られているきらいがある。
その点については自覚しており、結局ワルキューレ以外の何者にもなれないのではないかと思い悩むこともある。
人間の娯楽文化に興味があり、特にポップミュージックを幅広く好む。
テレビゲームにも興じるが、難易度の高いものよりは簡単にクリア出来るアクションゲームをよく遊ぶ。
マスターには対等な関係を求め、魔力以外に充分な休息や食事、自由時間まで要求してくる。ギブ&テイクの精神らしい。
それさえ守ればおよそどんなマスターにも従順であり、対価の分は働いてくれる。
善悪に拘らず、攻魔守知全てにおいて安定した能力を持つ扱いやすいサーヴァントである。
個体であることに強いこだわりを持っているため、あだ名を付けてやるとコロッと落ちる。自分をワルキューレではない一つの存在として見てくれたと看做すことが理由。


イメージカラー:黒
特技:偵察・エアギター
好きなもの:オーディオ機器
嫌いなもの:没個性
天敵:シグルド
願い:胸の不安を取り除き、『生命』を持つこと

【一人称】私 【二人称】貴方 【三人称】彼・彼女

【因縁キャラ】

ブリュンヒルデ:
憎み愛し慕う存在。
ヴァルトラウテの精神の根底は『お姉さま大好き』なので自分が思っているほどワルキューレとして逸脱しているわけではない。
若干ヤンデレじみたところはあるが、レズではない。絶対。
感情を持ったこととワルキューレでなくなったことから、ブリュンヒルデのことは『ヒト』と称する。

シグルド:
自分からブリュンヒルデを奪った全ての元凶。
しかもヴァルトラウテが去った後にブリュンヒルデを攫ったのだから怒り心頭。
この時のシグルドは記憶を失っていたのだが、そんな事情は考慮せず敵意をむき出しにする。

ワルキューレ:
総体としての自分たち。ブリュンヒルデに目の前で裏切られたショックにより、ヴァルトラウテは自我を形成する個性と感情を得た。
直接ブリュンヒルデに別れを告げられた事実は、ある種の自負としてヴァルトラウテを突き動かしており、感情を持つ自分は他の個体とは違うと認識している。
強烈な自我を持ち、それを誇りとする点で他のワルキューレと一線を画するが、感情の自覚以外は実際のところ他の個体と変わらない。
自分を特別だと勘違いしてイキってる様なもの

泥キューレ:
このヴァルトラウテは公式キューレが基礎になっているため、泥のワルキューレ達とは基本的に無関係。

オーディン:
自我を明確にしたことで、創造主たるオーディンとは袂を分かったものだと考えている。
もはや自動機械の様に働かされることは無い。私は自分の意思で行動の選択をする。
という建前を持っているが、逆らうこともなく素直に従っている。
今までは奴隷と主人だったが、これからは社員と社長の関係性だとのこと。

泥オーディン系列:
ヴァルトラウテを作ったオーディンとは別存在。
戦乙女の端くれとして、おでんがどの様な姿を取っていようとも一発で真名を見破ることが出来る。
聖杯戦争で相対しても臆することなく対峙するが、決しておでんをナメているわけではない。
勇気の象徴として、たとえ相手がおでんでも恐れを知らないのである。
とはいえ基本的に正面から戦うことはなく、何らかの策を講じて挑むだろう。勇気と無謀が異なることはヴァルトラウテ自身が承知している。


【コメント】

公式キューレ設定を踏まえたワルキューレ


召喚:「召喚に応じ参上しました。私のことは――好きなようにお呼びください。ただし、ワルキューレとだけは呼称しないように」

レベルアップ:「戦闘性能が向上……いえ、身体の調子が良くなったみたいです」
霊基再臨:「霊基再臨。私がワルキューレでも特別であることがおわかりになりましたか?」
その2:「私の中で、何かが変わっていくような……」
その3:「霊基が更に強化されました。服装を変えたのは決して貴方の為ではありませんから、誤解しないでください」
最終:「……ありがとう、ございます。『私』を真剣に見つめてくれたことが、とても嬉しいです」

開始:「それは勇気ではありません。蛮勇と言うのです」
その2:「相手がどのような存在でも、私は戦います」

スキル:「うあああああっ!」
その2:「心の炎を!」
選択:「はい」
その2:「そうですね」
その3:「任せてください」
攻撃:「砕けよっ!」
その2:「貫きます!」
その3:「でぇぇいっ!」
EX:「これで倒します。やあああっ!」

宝具選択:「魔力充填。いけます」
その2:「ここで勝敗を決めましょう」
宝具:「真名解放。これが――これがッ、私の熱情! 『嚇怒が想いを分断つまでムーティヒ・グングニル』 !!」

小ダメージ:「くっ」
大ダメージ:「恐れは、しません!」

戦闘不能:「ま、スター……無事で……」
その2:「ここで、私が倒れようと……勝利に繋がるのならば……」
勝利:「士気は勝敗を決する重要なファクターです。勇者こそが勝利を呼ぶのです」
その2:「問題ありませんね。取り立てて感情の発露が必要無い戦いでした」

会話:「勇気は投げやりでも楽観論でもありません。次へ一歩踏み出す決意を勇気と言うのですよ」
その2:「実力は戦士に及びませんが、その勇気はヴァルハルの門を開くに足るものでしょう」
その3:「上下関係は好ましくありません。共に戦場に立つ仲間としての扱いを求めます」
その4:「ヴォータンの怒りは恐ろしいものです。忠告しますが、無闇に機嫌を損ねてはいけませんよ」(おでん系)
その5:「ワルキューレの情報共有システムは優れていますが、個が埋もれる危険も孕みます。自我境界が明確でなければ、いざという時に120%の力を発揮することが出来ません」(ワルキューレ)
その6:「私の姉妹と比べると個性豊かに見えますが……。えぇ、いや。少々行き過ぎではないか、と……」(泥キューレ系)

好きなこと:「音楽鑑賞が好きですね。心を揺さぶられる感覚……他のワルキューレには理解出来ないでしょうね」かーっ私ってば特別だからなー! 音楽が分かるワルキューレなんて私だけだろうなー! かーっ
嫌いなこと:「こんなに辛いなら……悲しいなら……愛なんていらないっ!」
聖杯について:「私は私を不安に思うことがあります。私という魂の意思が、本当に私なのか……」

絆:「私は機械ではありません。この霊基がサーヴァントと定義されるものであったとしても、1人の戦士として扱ってください」
その2:「有事の際にはお声掛けください。平和な間は、休息に浸りましょう」
その3:「私はワルキューレです。人間が人間であるのと同じ様に……。それは、分かっているのですが……」
その4:「貴方なら私の疑問に答えを出せるような……そんな気がするのです」
その5:「私が何者であるのかわかった気がします。きっと、貴方が求める私こそが、私なのでしょう」

イベント:「高難易度に無理に挑む必要はありません。自分の実力をよく鑑みましょう」
誕生日:「おめでとうございます。ささやかですが、食事の用意をいたしました」