kagemiya@ふたば - 熊女
【元ネタ】 檀君神話
【CLASS】 ルーラー
【真名】 熊女ウンニャオ
【性別】 女
【年代】BC2333以前?
【身長・体重】168cm・62kg 熊形態:約250cm・500kg
【外見】樹を担いでいる、クマ耳の生えた、飾り布の多い巫女装束を着た若い女性
【属性】秩序・ 善
【天地人属性】地
【その他属性】人型・熊・猛獣・太母
【ステータス】筋力:A 耐久:A 敏捷:C(神壇樹を持っていないとB) 魔力:B 幸運:C 宝具:A

【クラス別スキル】

対呪力:C

対魔力の代替スキル。古代の巫女として呪術に精通している彼女は、呪術への対抗策にも習熟している。
魔術、呪術のダメージを少し減少させ、呪的特殊効果を高確率でレジストする。

真名看破:_

裁定者の特権でサーヴァントの真名を知る。天符印により既に上位存在からの特権を委任されているため無効。

神明裁決:_

裁定者の特権で全サーヴァントに使える特殊な令呪。天符印により既に上位存在からの特権を委任されているため無効。

【保有スキル】

百日の物忌み:B

人になるために1把のヨモギと20個のニンニクのみで百日間日光から隔絶されて過ごす苦行に耐えた逸話の具現化による持続力と精神耐性。
ヨモギとニンニクから少量の魔力を補給でき、それらを食べていれば魔力供給がなくても百日は現界を維持できる。高ランクの単独行動として使える。戦闘や宝具などの消耗には通常通り魔力供給が必要だが、供給される量は1割増しのボーナスが加算されて燃費がいい。
恐怖・狂化などの精神異常に対する強力な耐性を持ち、いかなる時も正気を維持できる。ただし空腹のまま5日が経過しその間ヨモギもニンニクも食べられないでいると、次に食事するまで精神耐性は失われる。

熊の力:A

熊の概念が根源的に持つ暴虐の力の具現化。熊のトーテムとして信仰されていた彼女は人間になった今でも熊の力を振るうことができる。完全に熊の姿になることも可能だが、あまり好まない。
筋力・耐久・敏捷をランクアップする(ステータス表記へ反映済)。瞬間的にはさらにランクアップすることも可能。

天符印:A

夫の太陽神ファヌンが地上に降りる際に父から預かった3つの信任印。1つは天すなわち神霊からの信任、1つは地すなわちガイアからの信任、1つは人すなわちアラヤからの信任を象徴し、地上で権威を行使する権利をほとんど誰に対しても示すことができる。
持っているだけでカリスマ:Aと同等の効果がある。交渉などでも精神的な威圧を与え、たとえ話を聞く気のない相手でも強引に"話を聞かせる"ことが可能。ただし彼女には話術も策謀もないためそこから交渉を成立させるにはサポートが必要である。弱い猛獣程度なら威圧するだけで配下にできることもある。
1つ消費することでルーラー用の令呪(神明裁決)と同等のスタン効果を相手に与える。サーヴァント以外にも有効。ただし3つ目は消費できない。

動物会話:_

熊なので言葉を持たない動物と意思疎通できる。動物が動物と意思疎通できるのは特殊技能とは言えないためランクを持たない。

【宝具】

神壇樹シンダンス

ランク:A 種別:対神霊宝具 レンジ:2〜10 最大捕捉:10人
天帝の孫の1柱であるファヌンが天と地上の行き来に使った神木。朝鮮の古代神話観における最初の国の礎となった。
宝具としての外見は樹で、彼女はこれを打撃武器として振り回す。ある程度サイズを変えられるが、十分な広さがある限りは長さおよそ5m、持ち手の太さ50cm程度で運用する。もちろん先端側は枝が広がり葉が生い茂り、逆端では根が垂れ下がっている。
これ自体は基本的に真名解放しない。真名解放すると本来の役割通り神霊の住まう高次元へ行くための門となるが、高位の神霊以外の存在がそんなところに行っても死ぬだけである。高次元へと向かいたい者が自分の意思で(幻惑や魅了、洗脳中ではない状態で)使わなければ機能しないため、他者を死なせる用途には使えない。神霊か、自身を神霊になれると自負する者のみが門として使える。

神壇樹・桓雄シンダンス・ファヌン

ランク:A 種別:対軍宝具 レンジ:1〜99 最大捕捉:700人
サーヴァントとして彼女が現界した場合、神壇樹には彼女の夫であるファヌンが宿っている。
真名解放するとファヌンの太陽神としての力が光線状に放たれる。
この高熱の光線は概念としては太陽光と同じものとして扱われるため、日の光を苦手とするような存在には特によく焼けるが、太陽神の縁者などには軽減される。また夜間や屋内であってもガウェインの聖者の数字のような日中で効果を発揮するスキルが焼かれている間だけ一時的に機能するようになってしまう。
真名解放しなくても、周囲を照らす照明を神壇樹から放つことができる。これも周囲を日中と同等の状態にできる。

神壇樹・神市シンダンス・シンシー

ランク:B 種別:対大地宝具 レンジ:1〜? 最大捕捉:?
神壇樹を根から地面に刺し真名解放することで、神壇樹を中心に建国された古代朝鮮の神話上の国である神市の概念を展開する。
展開された"国家"はキャスターのクラススキル陣地作成による陣地と同等の扱いとなる。"国家"は根の成長という形で日数単位で徐々に拡大できる。また、望むなら樹木で形成された建物なども陣地内に作成できる。
"国家"の起点として刺さっている神壇樹を破壊されるか引っこ抜かれると"国家"は崩壊し通常の空間へ戻る。
神壇樹が地面に刺さっている間でも手持ち武器としての神壇樹は通常通り使える。大地に刺さった神壇樹は概念上は神壇樹と同じものだが、本体の機能が投影された影のようなものである。既に"国家"を展開している時に新たに別地点に展開した場合、以前展開していた"国家"は崩壊し広さの成長もやり直しとなる。(一度に1つしか展開維持できないため、取り壊して移転した扱いとなる)

【Weapon】

『爪・拳』

熊の腕力で繰り出される強力な打撃。神壇樹を使えない状況や間合いより内側に入り込まれた際のインファイトで用いられる。

【解説】

天帝の孫の1柱である太陽神ファヌンの妻。神壇樹の巫女。元クマでありながら人類最初の女となり人類の母となった。
神代の時代、天帝の庶子ファニンは息子の太陽神ファヌンが人間の世界に興味津々なのを知ると、3つの天符印を託し地上に遣わした。
太伯山テベクサンの神木、神壇樹シンダンスに降り立ったファヌンは神市シンシーを建国し、風伯、雨師、雲師を従えて穀・命・病・刑・善・悪を司り、人間の360余事を治めた。
このとき1匹の熊と虎がファヌンに人間になりたいと望んだ。
ファヌンは彼らに1把のヨモギと20個のニンニクのみを与え、百日の間日光を物忌みして過ごすように告げた。
虎は耐えられず人間になれなかった。
熊は日光を避け続け37日目には熊女ウンニャオとなっていた。
熊女は結婚相手がいなかったので神壇樹に子供ができるように祈願した。
願いを聞いたファヌンは人化して熊女と結婚した。
熊女が出産した檀君王倹タングンワンゴムは成長すると平壌を都として原初の朝鮮を建国した。檀君は1500年間国を治めたが、周の武王が箕子(キジャ)を派遣すると檀君は国を箕子に任せ山神となって隠れた。1908歳で山神としても亡くなった。
熊と神の婚姻は、アイヌやウラル、ツングースなど北方アジアで広く見られる類型的な伝承で、古代における熊をトーテムとする熊族と虎族の権力争いや、大地を象徴する地母神としての熊と天の神の両方から祝福されたという権威付けを意味するエピソードだと見られている。

【適性のある他クラス】

ランサー:神壇樹が槍として該当。あまり変わらないが、宝具火力が高くなり陣地や天符印などの補助系能力は弱体化すると思われる。

バーサーカー:神壇樹は無く、熊の力を宝具化したものを扱う。百日の物忌みの効果により狂化しても正気を維持して意思疎通が可能。ただし空腹により百日の物忌みの効果が切れるまでの期間は半分に。

FGO風セリフ集


更新履歴