kagemiya@ふたば - 更宵芹華
「さて、君は何を"終わらせて"ほしいんだい? 君の依頼がセリカを満足させるものであることを祈っているよ」


基本情報

【氏名】更宵芹華
【性別】女性
【異名】「終わらせ屋」、「絶世の美少女」(自称)
【契約サーヴァント】アサシン
【年齢】13歳?
【出身】日本
【身長】138cm
【体重】31kg
【肌色】色白
【髪色】鴉の濡れ羽色に臙脂のメッシュ
【瞳色】紅
【血液型】O
【誕生日】1/1
【所属】不明
【属性】混沌・中庸
【魔術属性】地
【魔術傾向】神道系呪術
【魔術回路】量:A 編成:異常
【特技】神通力
【好きなもの】自罰心、衝動的な失敗、涙
【苦手なもの】精神的強者、死、運動
【天敵】聖人
【イメージカラー】鈍色
【令呪】なし
【起源】『再構築』

特技・特性

神通力

いわゆるサイコキネシス。
物体に接触することなく周囲の物体を動かすことの出来る力。
呪文の詠唱や魔力を練り上げる必要もないが、カテゴライズとしては魔術に分類される。
芹華の神通力は生まれついてのもので、腕を動かすのと全く変わらない感覚で使用している。
どのような相互関係が起きているのかは不明だが、神通力によって物体に込められる力は芹華が直接物体に触れてかけられる力の約半分程度に止まるものであり、決して強い力ではない。

「巌の醜姫」

芹華が常用する、地属性に分類される呪術。
岩石や金属などを、「固体のままで」自由に変形させることが可能となる。
芹華はその高い魔力量により岩石に接触するだけで発動、変形をさせることが可能。
制御するためには「一塊の岩石」である必要があるため森や荒野などの場所では扱いづらい呪術であるが、コンクリートと金属で満ち溢れた現代の都市部においては驚異的な汎用性を誇る。
コンクリートの壁から武器を作り出し、足をめり込ませて天井に立ち、床を流体化させて足を動かさずに高速で移動する。

「終わりの力」

芹華が持つ正体不明の力。
あらゆる概念に干渉しそれを強制的に終了にまで導くことが出来る。
直死の魔眼による"死"がビデオデッキの操作による映像の強制終了とするならば、こちらはビデオの最後の1フレームまで映像をスキップするような働きを持つ。
芹華は帯に差した扇を発動の媒介としており、これで対象に触れた後に扇を開き、その後にパチンと閉じることで物事を終演へと導く。

その力の正体は……。

礼装

『落葉』・『散弁』

芹華が"力"の媒介として用いる二つの扇。どちらも漆塗りで漆黒に輝いており、『落葉』には散る葉が、『散弁』には散る花の図柄が描かれている。
"力"を使うときだけでなく日常的にも愛用している。

『炸果』

芹華が差しているビー玉のあしらわれた髪飾り。魔力を込めることで一尺程度まで肥大化し、杭として武器に転用される。
ビー玉には宝石魔術の容量で魔力を蓄積させておくことができ、任意のタイミングで解放する事が可能。
つまるところは和製アゾット剣。

式神

陰陽道などの和製魔術で用いられる自動稼働型魔導機械。西洋魔術でいうゴーレムに近い。
芹華の式神は基本的に紙を媒体にしているもの。
岩石や鉱物を媒体とするゴーレムと比較すると遥かに強度やパワーなどで劣る反面、持続性能や稼働コスト、複数制御のハードルの低さなどという面では特に優れており、常に数十体の式神を家政婦のように働かせている。

人物像

モザイク都市「御苑」の「右京」の隅の隅。
そこに存在する、整然と整えられた秩序がもたらすしわ寄せの、その果てに生じる見捨てられたような寂れた区画。その一角にある巨大な廃屋を丸ごとねぐらにしている少女。
ねぐらとは言うが、複数の式神を用いて常に建物の整備と清掃を行っているため、実質的には立派な日本家屋に住んでいるのとあまり変わらない。
年齢的には中学生に当たるのだが、義務教育をすっぽかし気紛れで放蕩な生活を送っている。
生家とは何かしらの諍いがあったらしく、彼女の周囲に彼女の親族の影はない。
どういうわけか大量の金銭を保持しており少なくとも後数十年は飲み食いに困ることはない様子。
しかしながら自分の私的な欲求を満たすため、気紛れとして裏ルートから「依頼」を受諾し、「終わりの力」であらゆる物事を終演へと導き謝礼を受け取る「終わらせ屋」を営んでいる。
魔術や呪術の才能は天才的であり、また凄まじい程の膨大な魔力量を誇るが、しかしながらそれらについては「天賦の才」という言葉で片付けるにはあまりにも不自然な点が多い。

【一人称】セリカ【二人称】君、○○君【三人称】彼/彼女

コンセプト

伝奇もののミステリアス・ヒロイン

外見

漆黒に紅の花弁の散る和服に身を包んだ小柄な少女。
非常に美しく整っているが人間味に欠ける人形のような顔立ちで、薄くあどけない唇に常に薄笑いを浮かべている。
顔こそ前述のように作り物のごとく生気のない造りだが、瞳は爛々と輝いており表情は思いの外豊か。
艶やかな黒髪を粗雑なおかっぱにまとめ、右目にかかる部分にだけ鈍色のメッシュを入れている。
左には赤と青のビー玉細工の髪飾りを差し、帯には二つの扇を差している。
手足をともに白い手袋と足袋で覆っているため、頭部と首回り以外の肌は露出していない。
全体的に近寄りがたい雰囲気が漂うが、本人は存外気さく。

性格

高慢で尊大で嗜虐的。その上残虐で冷酷で自己中心的。
興味本位で他者の人生に土足で踏み込み、好き放題荒らし回った果てに後始末を本人に任せて自身は放棄する。
そのくせ興味の沸かない存在には一切の価値を見出さず路傍の石がごとく視界の端にすら留めはしない。
精神的肉体的問わず他者が苦難に際している様子を観察することが大好きで、自分が楽しむ為だけに入れ込んだ人間を追い続け、その破滅を見届けて悦に入る。
ただし、彼女は自らの手で誰かを破滅へと導くことは好まない。
彼女の愉悦の対象は因果応報。あくまでも一人の人間が自分で選んだ選択の結果として泥沼へと墜ちることを楽しむのみである。
そして、その嗜好ゆえに───。


他者からの理不尽による破滅に誰かが際した時は、そこからの救済を買って出ることすらある。


無論、その理由は単に「不粋だから」に過ぎないのであるが。

来歴

不明。

因縁キャラ

アサシン

契約サーヴァント。
魔力的に見れば確かに存在しているはずだが、その姿を見た者はいない。

台詞例

芹華の身体に隠された秘密

出会い

やがて彼女は、「新潟」からやってきた不思議な力を持つ少女、「乾柳ヒカリ」と運命的な出会いを果たす。
そして、彼女と行動を共にする中、行方を眩ませたはずの父の姿を垣間見ることとなる。

冥裏七式」。全てはその言葉に繋がっていた。

【コメント】

モザイク市ならこういうのもありかなと