kagemiya@ふたば - 塵塚怪王
「我々(わたし)たちは人の為にある物。人の為に使われる物。人に使い捨てられた物」

基本情報

【元ネタ】百器徒然袋
【CLASS】ライダー
【真名】塵塚怪王
【異名・別名・表記揺れ】
【性別】女性
【身長・体重】172cm〜50m・64kg〜592t
【髪色】青【瞳色】灰色
【スリーサイズ】そこそこ・キュッ・ドカン
【外見・容姿】周囲に塵が舞っている女性
【地域】日本
【年代】18世紀
【属性】混沌・中庸
【天地人属性】地
【その他属性】人型・魔性・神性・王・ヒト科以外
【ステータス】筋力:C 耐久:C〜EX 敏捷:E 魔力:A 幸運:D 宝具:B


Picrew:こあくまめーかー😈2nd様で作成

【クラス別スキル】

騎乗:−

後述のスキルによって消滅している

対魔力:C

【保有スキル】

鬼種の魔:B-

鬼の異能および魔性を表すスキル。
天性の魔、怪力、カリスマ、魔力放出、等との混合スキル。
塵塚怪王は山姥…すなわち鬼の一種類にて王と呼ぶべき存在であるがゆえ高ランクを持つはずだが…?
塵塚怪王の持つカリスマは意志持つ『器物』にしか作用せず、怪力は宝具によって一定以上の力を得なければ使用することは出来ない。
鬼の魔力放出は基本的には『炎』の形を取るが、塵塚怪王のそれは『風』である。しかしその力は通常時は弱々しく塵っ葉を飛ばす程度の出力。ただし後述の宝具によって力を増した場合、出力は増し塵塚を漂う風は嵐の如き暴威となり、生物を蝕む瘴気へと変貌する。

付喪神:A

長い年月を経た道具などに精霊、あるいは神が宿ったと伝えられる存在。塵塚怪王のいま形となっている外見こそが騎乗している存在であるがためライダーの適性を持つ。
ライダーはこのスキルによって常に騎乗し続けている状態の為に騎乗スキルを持たない。
微弱ながら神性スキルを獲得させると同時に、器物限定ではあるものの『騎乗』する対象を変えることによってその器物に適合した能力を一時的に所持することを可能とする。使ってくれる主は割と必須。
ただし、今の形を塵塚怪王と認識しているため時間が経つと騎乗した物体はいずれ通常時の形態である身長172cm体重64kgの女性形態になってしまう。

塵塚の権威:A

付喪神の王たる塵塚怪王として与えられたスキル。生命では無い、器物に類する存在に対して強力な魅了効果を持ち、道具を使用する場合は手にした道具の経験を読み取ることによって最適な使用が可能。
バイクのような乗り物であろうとそのバイクをかつて乗りこなしたものが優秀な乗り手であるのならばその乗り手と同等の技量を発揮する。
魅了あるいはスキル関係なしに友好度を増すことによって部下や同胞あるいは眷属とした器物の記憶や認識は、距離が離れていても感知し読み込むことが可能。

【宝具】

『塵積姥の怪王』(ちりつもりしうばのかいおう)

ランク:B 種別:対己宝具 レンジ:1〜70 最大捕捉1人:
あらゆる廃棄物、あらゆる付喪神達の王である塵塚怪王のあり方が宝具と化した物。
レンジ内の廃棄物を霊基と同一化することによって取り込み自らの力を高め、ステータスの向上や肉体をより巨大に強く変化させていく。理論上は廃棄物の量だけいくらでも取り込み強化することが可能。
仮に廃棄場のような一つの都市の廃棄物が集まる場所に待機して廃棄物を丸ごと取り込んだ場合、耐久のステータスはEX評価を得る程に強化され、その他のステータスやスキルのランクも向上する。そうなった場合は広範囲の破壊力を持つ攻撃でないと倒し切ることは困難だろう。

『百器徒然打倒夜行』(ひゃっきつれづれだとうやこう)

ランク:D 種別:対物宝具 レンジ:1〜10 最大捕捉100人(器):
自身の持つ霊基の一部を削り取り器物に憑依させることによって付喪神を生み出す。削り取った霊基は時間が経過して付喪神とした物体が元に戻った場合や、時間を待たずに取り込んだ場合は元に戻るが、破壊された場合は回復することは無い。
産み出された付喪神は基本的にはサーヴァントには遠く及ばない強さの上に、魔力が込められた魔力が尽きた場合は元の器物へと戻ってしまう。
そこら辺のガラクタに使ったところで出来ることと言えば暇を持て余した人間の話を聞いたり、あるいはちょっとした悪戯で驚かせることぐらいである。
しかし放射性廃棄物のような洒落にならない物体を付喪神とした場合、動く放射性廃棄物という恐ろしい存在を生み出しかねないし、何より付喪神とする器物の元の性能次第では主である塵塚怪王と並び、超えうる性能の付喪神が誕生する場合もある。

【Weapon】

『廃棄物』

武器であり防具であり身体である存在。

【解説】

塵塚怪王とは鳥山石燕の作品「百器徒然袋」に描かれた妖怪の一柱である。彼の描いた絵巻において彼女はこう語られる。
「それ森羅万象およそかたちをなせるものに長たるものなきことなし。麟は獣の長、鳳は禽の長たるよしなれば、この塵塚怪王はちりつもりてなれる山姥とうの長なるべし」
真実、麒麟や鳳凰に並ぶほどの存在であるのならば高ランクの神性を持つのであろう。高い実力を持つのであろう。しかしその後に鳥山石燕は「夢のうちに思いぬ」と続けることによって、彼女の存在を実際に見たか見ていないかは真実は分からないが、幻想の存在に封じ込めた。

彼女たちには信仰が無い。知名度が無い。逸話が無い。そんな存在が幻霊ではなくサーヴァントとして呼びだせた理由、それは塵塚怪王という名前が持つ数多の付喪神達の長であろうという概念が、数多の付喪神達の幻霊と一体化することにより霊基の数値を上昇させサーヴァントとなることに成功したからである。
通常ならば幻霊同士の融合は不可能と言うべき暴挙であるが、塵塚怪王の下に付喪神が集い人の形を成したという状態にすることによって一体化したという状態である。そのため複数の幻霊が混ざった存在でありながら、塵塚怪王に由来する能力しか使用することが出来ない。
山姥の長であることから鬼の属性が付与され、付喪神の長であるがゆえに器物に対して高い能力を持つ塵塚怪王だが、道具の意識の集合体であるが故に人のカテゴリーに入る存在に召喚された場合、まさに道具の様に従順な態度を取ってしまう。
まだ我々(わたし)は人間(あなた)達の為に働けたという無念。まだ使われていたかったという願望ごと取り込んだが故に、鬼の属性を持ちながらどこまでも道具として行動しようとするからだ。
つまり、能力面ではほぼ塵塚怪王のみだが、意識面では鬼の要素が道具に侵食されている状態。

人類の好みは理解しているため廃棄物と言っても悪臭を放つ物体は望まれなければ取り込むことは無く、可能な限り清潔でいようとするため衛生面は意外なことに問題が少ない。

【人物・性格】

割と無邪気な性格の、例えるのならば人懐っこい猫のような存在。
ゴミをあさるカラスと喧嘩をしたり、部屋で遊ばれずに放置されている玩具を本人としてはさりげないつもりで机の上に置いたり、放置されている道具を付喪神に変えて一緒に遊んだり、マスターを驚かそうとするなど、身長に似合わず子供のような趣味・思考をしている。
人に対して特に敵対的な態度を取ることは基本的に無いが、マスターに言われた場合は相手が誰であれ持つ力を容易く向ける悪にも善にもなりうる存在。

イメージカラー:錆色
特技:物拾い
好きなもの:人間
嫌いなもの:消費
天敵:ごみ処理業者
願い:もう一度だけで良い。人間(あなた)たちに我々(わたし)たちを思い出してほしい

【一人称】我々(わたし) 【二人称】人間(あなた)、道具(おまえ) 【三人称】〇〇

【因縁キャラ】

鳥山石燕:我々(わたし)たちという概念の父と呼ぶべき存在。彼が描いた『塵塚怪王』は本当に山姥たちの長だったのかもしれない。麒麟や鳳凰と並ぶ神的存在だったのかもしれない。我々(わたし)ではない何かを見ていたのかもしれない。それでも我々(わたし)はあなたという人間に感謝をし続ける。

器物系サーヴァント:妬ましい道具(おまえ)ら。輝かしい道具(おまえ)。形無き我々(わたし)達と違って自力で力を得た物。信仰を獲得した物。その存在自体が眩しくなるほどに妬ましく、決して届き得ぬ夢の果て。
          対外的には付喪神の王であるため高圧的な態度を取るが、内心は有名人に偶然出会った一般人の様に舞い上がる。

妖怪系サーヴァント:好ましい妖怪(もの)ら。愉快なる幻想(もの)。人間に敵対することを宣言していなければ基本的に似たような存在として友好的。主にどんな人間と接したかという思いで話を好んで聞く傾向にある。

隠神刑部:月にて出会った人の味方となることを選んだ妖怪。鉄の大洋の環境から割とやさぐれ気味だった怪王であったが、彼やタヌキに他の妖怪そして作り出した付喪神や迷い込んだ人間などと接することによって割と能天気に暮らして行けるようになった。どうやらかなり付き合いは長いようで、昔話を聞くと割とノリノリでやさぐれていた時代から酩酊通りが今に至るまで発展した事柄まで話してくれる。

【コメント】


FGO風台詞