対英雄とは全く異なるスキル。
"悪をもって善を明確化するもの"
すなわち、人々に憎悪される悪行を行ったものや、英雄に倒されるべき悪逆の体現となったものがこの定義を冠される。
人理・アラヤにとってはこれも貢献として数えられ、善や英雄などを強調した反英雄として奉られる。
この性質が濃いほど、英雄としての霊格は低下し、反英雄としての霊格は高まる。
多くの反英雄は明確にこれをスキルとして表示していないが、これはその反英雄が、反英雄以外の要素をも多く持ち得ているため。
これをスキルとして明示するのは大いなる英雄に倒された神話の大悪漢などではなく、むしろ反英雄として以外の要素が薄いものたち。
近現代の悪人や、古くても記載や信仰が薄く、悪漢として以外の素性が薄いほうが反英雄として純度が高いことになる。
"純粋な反英雄は存在しない"とされるが、EXランクを持てるのはその純粋な反英雄───存在しないはずのそれに限られるだろう。
スキルの効果としては、戦闘能力が一定以下の一般人や生物に対して判定が有利になり、恐怖効果も付随する。
サーヴァントなどであっても、"無辜"
*2や"群衆"の性質が強い場合は効果対象になりうる。
逆に英雄としての性質が濃い英霊からは特攻を受ける。
相手が一般人であっても、英雄的行為を為した瞬間に限っては英雄と判定されて不利な判定を受ける可能性がある。