西郷隆盛:
生前の相棒であり、彼の右腕的存在であった。
彼と共に幕末の時代を、維新後の日本を駆け抜けたと言っても過言ではなく、共に西南戦争にて殉じた。
大久保利通:
生前の相棒であり、上司。彼が唯一明確な「天敵」であると語る人物。
彼に対してだけは面と向かって話すことが出来ず、例え酔っていたとしても彼に口出しすることは出来なかったという。
坂本龍馬:
生前の友人。寺田屋事件で負傷し、薩摩藩邸に匿われていた彼の元へ足繁く見舞いに寄っていた。
彼が暗殺された際には犯人探しに躍起になったり、墓参りも欠かさず行っていたなど、その人柄を買っていたとされる。
岡田以蔵:
自身と同じく幕末の人斬りとして知られる男。
さほど興味はなく、向こうが突っかかってくるなら叩き切ってやるという程度の認識。
河上彦斎:
自身と同じく幕末の人斬りとして知られる男……男?
元から女らしいとは思っていたが、本当に女だとは知らなかった様子。
薩摩の志士という事もあり手厳しい文言を吐くが、それは同時に女であった彼女を心配する気持ちの現れでもある。
「わい女やったんか?女は刀なんて握っちょらんで、家で包丁でも握っちょりゃよか……荒事や人斬りは男ん仕事や、下がっちょれ!」
田中新兵衛:
自身と同じく幕末の人斬りとして知られる男。
同郷ということもあって一目置いており、出会えば異郷で日本人を見かけた観光客のように飛びつく。
寡黙であり、己を貫き通して逝ったその生涯を羨ましくも思っており、信頼を寄せている。
「おお……田中どん!息災じゃったか!またこうして出会えっとは、感激じゃ!どら、酒の一杯でも見繕っちょくか!」
コンラ:
遠い国の神話の少年。まったくもって繋がりはないのだが、その精神性や振る舞いに薩摩の息吹を感じている。
その姿に幼い頃の自分の姿を重ねてしまい、ついつい世話を焼きたくなってしまう。
「石を投ぐっとも悪うはなかが、せっかっなんじゃし刀を使うてみちゃどうじゃ?おはんならよか剣士になっじゃろ!」