- 明瀬ハル
- 娘。
誰に対しても丁寧な態度を取る夏隆はハルに対しても丁寧な口調と態度を欠かさない。ハルさんと呼ぶ。しかし慇懃ではあるが他人行儀ではなく深い愛情を持って接する。
夏隆のハルに対する接し方は親が子供に対して取る態度よりも相手をひとりの人間として等身大に接する態度の割合の方が大きい。それだけ相手を尊重しているということであり、それだけ子供扱いせず時には厳しく接するということである。
冬華はハルへ本当にしたいことを自由に実行することを説くが、夏隆は行動と自由には責任が伴うことを説く。今はそれを親が担ってあげられるが、そのことについて考えるのはなるべく早いうちからがよいと考えている。
このように普段は穏やかで温和だが時折厳しくハルに接するのでハルから恐れられていないか内心気にしている。
- 明瀬冬華
- 妻。
最愛の妻。お見合い結婚ではあったが夏隆にとっては幼い頃から密かに想っていた人との恋愛結婚でもあった。
仕事が忙しく西に東に飛び回っている冬華を主夫として家を切り盛りして支えている。冬華がメールで送りつけてくる資料をパソコンで整理し纏めたりなど仕事の手伝いをすることも少なくない。
なお、気持ちははっきりと伝える方なので今でも面と向かって冬華へ「愛しています」と堂々と告げる。それで冬華を照れさせるのだが一向に悪びれる気がない。