株式会社などを設立する際に一定額の資本金を用意しなければならないとする規制。これまでは
株式会社が1000万円、
有限会社が300万円と定められてきたが、商法改正などに伴って2006年5月に施行された会社法では、
株式会社の最低資本金規制が撤廃された。政府は03年2月施行の中小企業挑戦支援法で、1円でも起業できる制度(1円起業)を特例として導入したが、この制度で起業した場合は5年以内に最低資本金の額以上に増資する必要があった。会社法の施行により、1円起業は特例ではなくなった。最低資本金規制が撤廃されることで、新規開業の負担が減り、企業促進につながると期待されている。
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