会社設立・法人登記Wiki - 新会社法 成立の背景

新会社法 成立の背景

これまで日本の法制には会社法という法律はありませんでした。一般に会社法というと「商法」「有限会社法」「株式会社の監査等に関する商法の特例に関する法律」という3つの法律を指しての呼称にすぎなかったのです。しかもこれら3つの法律は、それぞれ明治32年、昭和13年、昭和49年に施行されたもので、大変古く、適用についてもわかりにくいものでした。そこで、今まで形式だけであった商法から時代にあった法律をという声を受けて、新会社法は誕生したのです。

その中身も現代に適したように変更されています。たとえば、意欲を持った人が次々と起業しなければ新陳代謝も起きず日本経済を活性化させることはできません。そこで株式会社の設立に際して出資すべき額の下限額を撤廃することで、新たに会社を設立しやすくしています。

また、会社の事情に応じた組織体制を選択できるように合同会社LLPといった組織も選択できるようになりました。




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