ヌナブト連邦共和国は以前より、コストばかりかかる無人島を手放すため、また国内法を無視した北極圏の開発を行うため、北極諸島やグリーンランドの属島を独立させる計画を立てていた。
やがて
高天原帝国より、皇位を継げそうにない低い立ち位置の皇族をお飾りとして迎え入れ、自国より送り込んだ政治家たちに帝国を運営させることに決まり、高天原帝国第8皇位継承者ヴェルノ・フレッチャー・セレスティアがヴェルノ1世として招かれた。
しかし、ヴェルノ1世はヌナブト連邦共和国の政治家たちの予想に反して非常に優秀な政治的手腕を発揮し、アルクティクス帝国を1つの国家として育てあげることとなる。
世界中から集められた移民による民族摩擦の解消、鉱工業を中心に観光業や国際金融業を取り入れた外貨の獲得、ヌナブト連邦共和国の庇護を受けながらも傀儡になり下がらない適切な外交距離の模索など、ヴェルノ1世の功績は計り知れない。