架空国家を作ろう

正統ローデシアではモザンビーク沿岸部の警備に小型の巡視船を用いてきたが、正統ローデシア周辺の安全保障環境の急激な悪化により、新しい沿岸防衛用の艦船が必要とされ、正統ローデシアは25隻のコルベットを建造していた。
そんな中、突如として正統ローデシアが就役させたのが本艦である。

長距離捜索レーダー、多機能レーダー、赤外線捜索システムを備えた高度な索敵能力が特徴。2基の艦対艦ミサイル4連装発射筒と、同じく2基の短魚雷連装発射管を備えている。
ダメージコントロールのため、船体内は5つのゾーンに区分されている。このゾーンを区分する隔壁には、「サベジムタパ」と呼ばれる対爆、対弾片処理が導入されている。

これまで、正統ローデシアがフリゲート艦の開発に着手したなどというニュースは一切なく、急に10隻もの新型フリゲート艦が就役したことは国際社会にとって晴天の霹靂であった。
やがてその詳細が明らかになってくると、本艦の随所にヌナブト連邦共和国の運用する各種フリゲート艦との共通点が確認されることとなる。
そのため本艦には「ヌナブト連邦共和国が開発し正統ローデシアへ売却した」または「ヌナブト連邦共和国が正統ローデシアへ技術を提供した」などの疑惑が存在する。
しかし、正統ローデシアの国家元首アーサー・G・メイソンは本艦の就役に立ち会った際に「正統ローデシア初となる国産フリゲート」と評しており、その後も何度か本艦は国産フリゲートだととれる発言を行っている。
ヌナブト連邦共和国の防衛大臣であるアリッサ・マットロックは記者会見で同疑惑に対し「我が国が正統ローデシアへ軍事技術を提供することはありえません」と言及し、「民族自決国家である我が国は、人種差別国家である正統ローデシアを許すことはない」と語った。