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Wikipediaでいうと、右下のコレです。
写真の見出しなどに「CC」と入っていれば、クリエイティブ・コモンズのライセンスで使うことができる画像です。
何だか色んな記号がついていてややこしいですね…
クリエイティブ・コモンズ・ライセンスの基本は「
BY(表示)」「
NY(非営利)」「
ND(改変禁止)」「
SA(継承)」の4要素で構成されています。
BY(表示)は、権利者や作品に関する情報を表記しなければならないというものです。例えば、上記のクリエイティブ・コモンズの画像では、「Georgio(権利者),Grande muraille de Chine à Jinshanling(作品の情報)」と表記すればいいのです。
NC(非営利)は、その名の通り、営利目的での使用(商用利用)を禁止するものです。架空国家の創作で使う場合は、特に問題ないですね。
ND(改変禁止)は、その名の通り、作品を改変(加工・編集)せずに、作品の全部または一部をそのまま利用するものです。
SA(継承)は、作品の改変(加工・編集)は出来ますが、もし改変して新しい作品を作成した場合は、その新しい作品にも元の作品と同じライセンスを付けることが求められるものです。どういうことかというと、例えば、「BY(表示)」と「SA(継承)」の付いた作品を改変して新たな作品を作成した場合は、新しい作品にも「BY(表示)」と「SA(継承)」のライセンス表示をつけなければいけないということです。
これらの記号とともに、「3.0」「4.0」といった数字も書いてありますが、これはクリエイティブ・コモンズのバージョンを示しています。バージョン4.0が最新です。
また、「CC0」と表記されているものは、作品の著作権を全て放棄するという権利者の意志が表明されたライセンスです。ただし、「CC0」には、現在定められている著作権法において、法的な強制力は無いので、「何をやっても大丈夫」というわけではなく、「法令上認められる最大限の範囲」での使用が認められています。
架空国家の創作で使う場合は、そこまで問題にはならないはずなので、変な使い方をしない限りには基本的には大丈夫です。