架空国家を作ろう

オスマン国第38代皇帝。
オスマン革命を指導した人物の1人で、軍事的にも内政的にも弱体化していた帝国を、近代化させた人物。
オスマン帝国憲法の公布や、官僚制度の確率、国民の平等権などの様々な改革を実行した。
ちなみに本名はアリー･ヴァーズブ･オスマンオウル。
別号は革命帝。

1893年、第37代オスマン皇帝アブデュルメジト2世?の息子としてドルマバフチェ宮殿で生まれる。
幼少期を帝都イスタンブールで過ごし、青年期はエディルネで過ごした。
1920年に皇后マヒドゥ･レヴィオンと結婚し、続く1925年には息子アハミト?が生まれ、国内は祝賀ムードとなる。
1930年に父アブデュルメジトの隠居に伴い、家督と皇位を相続し、第38代オスマン皇帝として即位した。
この頃のオスマン帝国は近代化を目指しており、先祖であるマフムト2世や、アブデュルメジト1世?のタンジマート?改革による一定の近代化には成功していた。

第34代アブデュルハミト2世によって強い皇帝大権が残されたままであったミドハト憲法に代わる新憲法を制定するのが当面のアリーの目標となる。
アリーは、宮廷のウラマー（イスラム教法学者）であるアムルースク･ファンサ?に新憲法制定者に任命し、新しい憲法制定に本格的に乗り出した。
このアリーが憲法制定に向けて行動を開始した1930年から1950年までの間をオスマン革命と言う。

改革が始まると、ほどなくして1932年にミドハト憲法に代わる新憲法が完成する。すなわち今に至るアムルースク憲法が制定、公布された。
憲法には国民の平等、議会の設立、官僚による行政支配、最高法規などの近代的なものが組み込まれていて、アリーはこの憲法でオスマン帝国を専制君主制国家から、立憲君主制国家へと変えた。
大宰相ラプトル･パシャ?と共に革命を指導したアリーは、国号を変えることを決意。
1941年｢憲法と国は一体である｣という意味から、
国号を｢アムルースク=オスマン帝国｣に変更する。

1943年、アリーは軍部の近代化にも着手し、軍部大臣現役武官制や武器や兵器の近代化、指揮系統の統一、国外から知識人、技術者を集めて国内の者達にその技術を根付け、海軍の軍艦や戦車などの近代兵器の技術を貰ったりした。
軍部はアブデュルアズィズ?やマフムト帝による一定の近代化の成功によって、一応は達成されていた。（しかし一部に抜け穴があったりと、完全ではなかった。）
その結果、帝国軍は近代化に成功し、陸海軍部の暴走を禁ずる｢軍事監察官｣職の制定、軍部出身の官僚は大宰相にはなれないなどの法律も制定した。
また、各地の総督の軍も中央政府によって吸収され、帝国軍へと組み込まれた。
アリーはこの改革で、大英帝国や、近代化を成功させた大日本帝国、アムウェイ連邦などの列強に追いつく為、植民地の確保、石油利権の経営などの政策を採用し、アムルースク=オスマンを多民族世界帝国へと拡大させる基礎を作り上げた。
この革命の功績は、ラプトル･パシャ?などの有能な臣下達による功績も大きい。

1952年、アリー1世は国内の近代化を成功させた。
しかしそれと引き換えにアリー自身の体調が崩れてしまう。アリーは1953年に崩御した。

アリー1世の死は国内各地に影響を与えるも、皇后マヒドゥ･レヴィオンの主導によって国内はまとめられ、第39代皇帝としてアリーの息子、アハミト･レシャト･オスマンオウル（アハミト1世?）が即位する。

• オスマン皇帝として

アリーは今までの皇帝たちとは違い、｢オスマン帝国の絶対的権力者｣として国民に畏怖された。
近代化を成功させていく中で、アリーは質素かつ厳格な生活を生涯貫き、皇帝としての威厳を保持することに務めた。
こうしたことから死後、神格化されアンカラにある革命帝廟に祭られている。

• 大の写真嫌いであったことは有名で、現在残っている唯一の写真は皇后マヒドゥ･レヴィオンやその他の皇族らによる説得の末に撮られたもの。