架空国家を作ろう - オスマン家
オスマン皇家
オスマンオウル家
詳細情報
成立年1299年
家祖オスマン・ベイ
現当主ファイサル1世
種別武家、皇家
出身地不明
主な根拠地イスタンブール
エディルネ
著名な人物オスマン一世
メフメト二世
セリム一世
スレイマン一世
アリー1世
支流、分家エドワード=オスマン家
アルシード=オスマン家
概要
オスマン国の皇帝家。
1299年のオスマン一世に始まり、今日まで続く中近東に約720年に渡って君臨する一族。帝国の前身、オスマン君侯国を建国し、後のオスマン人を形成した。
厳密に言うとオスマン家ではなく、イスタンブールの皇帝一家、及び帝国各地の一族はオスマンオウル家(オスマンの子)と名乗っている為、オスマンオウル家と呼ぶのが正式である。
オスマン家の私的な領地である皇領?を持っている。


出自

家祖オスマンの出自は不明な点が多く、後に帝国に伝わった伝承として、イスラム教の戦士、オスマン一世はキリスト教徒や周辺の領主たちと激しく戦って周辺の都市を征服し、1301年にはコンスタンティノポリスから派遣されてきた東ローマ軍を撃破した。
この間のオスマンがベイ(君侯)として自立した勢力を固めた頃にあたる1299年が伝統的にオスマン帝国の建国年と見なされている。その子、2代目オルハンは海を渡ってヨーロッパに勢力を広げ、3代目ムラト一世はバルカン半島に勢力を広げ、この時にイスラム教国の君主を意味するスルタンを名乗ったとされる。

また歴代の皇帝達の特徴として、歴代皇后達の出自にあまりこだわっていない。オスマン一世とトルコ系女性マル・ハトゥンの間の子であるオルハンを例外として、ムラト一世の母ニルフェル、第4代バヤズィト一世の母ギュルチチェキ、メフメト一世の母オルガ、ムラト二世の母エミネら、歴代の皇帝の母はほとんどがギリシャ系やブルガリア系などのキリスト教徒出身者で、人質や女奴隷として後宮に入った女性であった。
オスマン帝国の主要な敵国であった西欧諸国出身の母后もおり、12代目ムラト3世の母ヌールバヌー・レヴィオンはイタリア系、30代目マフムト2世の母ナクシディル・レヴィオンはフランス系であるとされる。

皇位継承制度

オスマン帝国の歴代皇帝達は即位、皇位継承の際に兄弟達を殺すのがほぼ絶対的なルールとして存在していた。
これはコンスタンティノープルを陥落させた7代目メフメト二世が法令として定めたことから始まる。
このため、帝国の初期〜中期の歴代皇帝達は全員優秀で、帝国を大きく拡大させた。
しかし8代目バヤズィト二世の弟が殺されるのを防ぐためにヨーロッパへ亡命したり、10代目スレイマン一世の時代には後継者争いに敗北した息子に反乱されるなどの悲劇が起きた。
黄金の鳥籠
一方、16世紀、皇帝は皇子が皇位剥奪のために謀反を犯すという強迫観念にとらわれ、トプカプ宮殿の後宮(ハレム)の最も奥の北の角に「黄金の鳥籠」と呼ばれる一室を作り、皇子たちを幽閉した。監視には秘密を守るために鼓膜に穴を開けられ、舌を切られた宦官があたった。

やがて、この黄金の鳥籠制度も世襲されることになり、しばしば皇帝は皇位簒奪を恐れて黄金の鳥かごに幽閉した皇子たち(皇位継承権を持つ皇帝の兄弟や子)を殺害した。殺害に当たっては、オスマンの血を流してはならない、という戒律によって処刑人が紐で絞め殺した。
終焉
しかしこの習慣は第30代、マフムト2世の代に終止符が打たれる。
近代化を目指すマフムト2世は、この制度を廃止。
自身の子供たちは皇位継承のための「保険」という形で遺している。また、黄金の鳥籠は現存し、現在もトプカプ宮殿で見られる。

一族

現在のオスマン一族は19人。(臣籍降下した元皇族を含むと25人)で、嫡流皇族はイスタンブールの宮殿に定住するということが規定されている。
ちなみに王のバフデッディン・オスマンオウルはイスタンブールではなく、エディルネに在住。

男性皇族

女性皇族

皇位継承順位
順位一覧称号
第1位デウレディン・オスマンオウル?皇太子
第2位バフデッディン・オスマンオウル?皇太子(第2皇子)
第2位バヤズィト・オスマンオウル?皇嗣
第3位ムラト・オスマンオウル親王
第4位フアト・オスマンオウル親王
第5位メフメト・オスマンオウル?親王
第6位マフムト・オスマンオウル?親王
第7位ジェム・オスマンオウル?親王
第8位セリム・オスマンオウル
第9位アフメト・オスマンオウル?
第10位ムスタファ・オスマンオウル?

役職

成年皇族達は、それぞれ個人的な職業をもつ。
また皇帝は自身と同じ職業を保護してきたという伝統があり、ファイサル1世は同じ神職者(ムスリム)を保護している。

現在

皇帝ファイサル1世
  • カリフ(最高権威者)*
  • 歴史学者(個人的な副業)

*・・・・カリフは歴代皇帝達が引き継ぐ、イスラム教の最高権威者である。
皇后サラシア
  • オスマン国赤新月社?名誉総裁
  • オスマン国女性人権の会、名誉会長
フアト・オスマンオウル親王
  • オスマン国際交流センター、名誉職員
  • エルサレム州?知事
  • 陸軍中将
ムラト・オスマンオウル
バヤズィト親王妃レヴィア
  • オスマン国鳥獣保護の会、名誉会長
  • オスマン国自然保護の会、名誉会長
  • オスマン国海峡保護の会、名誉会長
  • オスマン国文化保護の会、名誉会長
  • オスマン国伝統保護の会、名誉会長
フアト親王妃キアラ

皇領

オスマン家は個人的な領土(私領)として皇領を持っている。
トプカプ宮殿ドルマバフチェ宮殿といった宮殿は政府が所有しているが、各地にある皇族の別荘(一部を除く)や、建築物は全て個人的なものとされる。
その土地や建物、財産を含めて「皇領」という。