機能集約・廃止が検討されている神奈川県立図書館・神奈川県立川崎図書館に関する情報をまとめます。

神奈川県立川崎図書館に関して、川崎市と川崎市議会議員が存続に向けた発言をしています。

県の予算編成に対する要望書

2012年12月20日に県に提出した「平成25年度 県の予算編成に対する要望書」に「県立川崎図書館については、富士見周辺地区再編整備の進捗を踏まえ、県による市内での機能の存続が図られるよう要望する。」(要望書36頁)と掲載しています。
県立川崎図書館が立地する富士見周辺地区は、現在、本市が富士見周辺地区整備基本計画及び富士見周辺地区整備実施計画等に基づき再編整備を進めている。この図書館は、科学・産業技術系、ビジネス支援等の蔵書が豊富な図書館として、市民や企業、研究開発機関から高い評価を得ていることから、引続き、産業情報機能など、県による本市内での機能存続をお願いしたい。(37頁)

2013年2月5日川崎市長記者会見

記者: よろしいですか。県立川崎図書館のことについてお伺いしたいんですけれども、市長、ご存じだと思いますけど、先般県のほうが廃止の方針を打ち出しまして、もともと県立川崎図書館というのは川崎市がみずから誘致してつくった図書館でもあって、あと、企業史の収集とかでも一定の役割があると思うんですけれども、市として県の廃止の方針をどう捉えているのかというのを、まずお願いします。
市長: 非常に特色のある図書館でありますので、県の図書館として工夫してもらうように要請をしております。
記者: もうしたということですか。
市長: もちろん要請しております。
記者: 施設の移設だとか、運営を引き取るということまでは……。
市長: 今の場所なのかどうか、今の場所は土地が市で、建物等が県なので、今の場所を移すことも当然考え方の1つとしてはあると思います。今の場所でない場所に移して、県立で継続することはあり得ると思います。
記者: やはりそれでも県立が前提だというお考え。
市長: 県立前提ということで私どもは考えています。
記者: 市立図書館として引き取るということまでは……。
市長: というところまでは話は進めておりません。
幹事社: そうなると、なるべく場所は移っても、開架で見られる、利用できるというような運用を……。
市長: そうそう、ですから、ああいう特色ある図書館として、あるいは、色々な県絡みの事業をやっているものとして、県としてやっているのは特区制度とか色々ありますよね。ですから、県らしい取組をしてもらうように、今後要請していきたいと思っています。とりあえず、存続ということは要請しております。
幹事社: で、なるべく現状の形の運用を続けていただくということですか。
市長: 現状プラスアルファで、むしろもっと機能的にということを私はお願いしようと思っています。
幹事社: プラスアルファ……。
市長: もっと、要するに県の仕事にふさわしい形の、より特色のある、機能性のある図書館にしてもらうように要請していきたいと思っています。
幹事社: わかりました。

日本共産党 佐野仁昭議員

2012年12月6日の川崎市議会の代表質問において、県立川崎図書館の廃止問題についてとりあげました。
2013年3月19日の川崎市議会の代表質問において、県立川崎図書館の移転問題について取り上げました。
2013年6月12日の川崎市議会の代表質問において、県立川崎図書館の移転問題について取り上げました。
2013年12月11日の川崎市議会の代表質問において、県立川崎図書館の移転問題についてとりあげました。
2013年12月25日の川崎市議会の一般質問において、県立川崎図書館の移転問題についてとりあげました。
林ひろみ議員が、2012年11月13日のブログで県立川崎図書館廃止検討について言及しています。

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