ー真の被害者救済につづく道ー

このサイトは、世界初にして最大のダイオキシンによる食中毒事件、高度成長期の日本で起こり
今なお未解決の事件であるカネミ油症事件の現在(いま)を発信していきます。


カネミ油症ってご存知ですか?   ゆーりっくから皆様へ


カネミ油症事件は、カネミ倉庫が製造したライスオイルによって起きた食用油の食中毒事件です。
学校の社会科で戦後最大の食中毒事件としてカネミ油症の名前を聞かれた方もいらっしゃると思います。
事件発覚は1968年ですが、過去の事件ではなく被害者は現在も苦しみと闘っています。
また、摂食した被害者の二世、三世にも油症の被害が見られます。

私はずっと自分の虚弱体質に悩み、人生の転機の度に、疲れて発熱しやすい身体にふりまわされてきました。
原因不明の体調不良は生まれつきの体質だと思っていましたが、
2012年にはじめて、幼児の時にカネミライスオイルを飲んでから身体が弱くなったと父から聞かされました。

それまでライスオイルの名前しか知らなかった私は、
そんな昔の食中毒が今でも私の身体に影響しているはずはないと思いながら、
インターネットや書籍などでカネミ油症について調べました。

ネットで目にした行政、保健所、油症研究班、油症相談員に電話で油症について問い合わせましたが、
油症検診を受けて認定されないと話にならないと言われました。

インターネットで見つけた調査結果の報告書には様々な症状が羅列されていました。

被害者からの具体的な情報を探しましたが、インターネットでは見つかりませんでした。
長崎新聞社や九州放送の WEB ページが一番参考になりましたが、
被害者団体への問い合わせ先は見つけられませんでした。

結局、長崎新聞社に電話で問い合わせてカネミ油症被害者支援センターと連絡を取り、
カネミ油症について詳しく知ることになりました。

私は、このような自分の体験から、カネミ油症に関するウェブサイトを作りたいと思いました。

私と同様に原因不明の症状に悩み、カネミ油症を疑う人が連絡先を入手できるようにしたい。
海外の友人が私を心配してカネミ油症について英語で検索してくれたのですが、
具体的なことがわかるサイトが見つけられませんでした。
ですから、英語のサイトも必要だと思いました。

カネミ油症ってなんだろうと検索をかけた時に、日本語でも英語でもヒットする情報サイトが作りたい。
被害者の置かれている理不尽な状況を国内、国外のより多くの人に伝えたい。

長年厚労省から科学研究費補助金を支給されている九州大学だけでは症状を緩和できていないので、
国内外の研究者に、体内に入ったダイオキシンの研究にもっと取り組んでもらいたい。

ただ症状を列挙するのではなく、
汚染された油を摂取した被害者のそれぞれの過程を書くことで、
多岐にわたる症状やそれによって変わってしまった人生を伝えたい。

私がウェブサイトを作りたかったのは加害企業を糾弾するためではありません。
この問題を過去の事件として埋れさせたくないからです。

このウェブサイトが、
不可解な認定基準によって、中毒届けがあるにもかかわらず認定されていない人や、
被害者の二世・三世が認定されることへのきっかけとなり、
被害者の症状緩和の研究の発展と、被害者の人権を考えることにつながることを願います。

日本は、様々な事故や天災によって被害を被った弱い立場の人を守ってくれるよい国だと思えるようになりたいです。

私のウェブサイトを作りたいという思いを
インターネットの英語学習サイト《Q-Eng》で出会った仲間が形にしてくれました。
ネットの力と人々の善意を実感し、まだまだ人生にはいいことがたくさんあるという希望の光を示された気がします。

(本サイト発起人 ゆーりっく)
















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