漢字の意味一覧 - 漢字総合調査wiki

2011/12/08 ページ開設
2013/07/14 まとめ直し完了
2017/02/09 レイアウト変更

音訓別・読み方別にまとめた。
同音・同訓異義語の勉強、読み方から漢字を連想するトレーニングにもなる。

語彙力強化が主な狙い。
一級配当漢字を含まない語・熟語もあります。

※誤植訂正

2014/07/01 「碚磊」の読みを訂正。×ホウライ→○ハイライ

音読み

ア

アイキョウ

愛嬌・愛敬
阨狭　…山などがせまって土地が狭くなっていること。狭苦しいさま。

アイタイ

哀駘　…みにくいさま。
靉靆　…(1)雲や霞などがたなびいているさま。(2)眼鏡。

アイフン

埃氛　…汚れた空気。ほこりの多い空気。転じて、俗世間のけがれた風俗。

アダ

婀娜　…なよなよとして、なまめかしく美しいさま。たおやか。

アッコウ

悪口　…人を悪く言うこと。悪態をつくこと。また、その言葉。わるくち。
渥洽　…恩恵があまねく行き渡る。

アボウ

蛙黽　…かえる。あおがえる。
阿防・阿傍　…地獄の獄卒。牛頭で人は手のごとく、脚は牛に似て力が強い。暴悪になると羅刹の如しという。阿防羅刹。

アンガ

安臥　…体を横たえて楽にすること。
晏駕　…天子の死。崩御。（天子が晩（＝晏）になったら、馬車（＝駕）でお出ましになるだろう、と遠回しに表現した言葉。）
鞍瓦　…くらぼね（鞍橋・鞍骨・鞍瓦）。鞍の骨組みを成す部分。前輪(まえわ)・後輪(しずわ)・居木(いぎ)からなる。

アンシツ

庵室　…出家者や世捨て人の住む質素な住まい。いおり。

イ

イシ

頤使・頤指　…人をあご（頤）で使うこと。威張って人に指図すること。
- H17-1(二)　◆尊大な態度で部下をイシする。
縊死
- H17-1(二)　◆イシした友の骸を前に号泣する。

イリン

彝倫　…人として守るべき不動の道。常に守るべき道理・倫理。

インオ

喑嗚・喑噁　…怒りの為にのどがつかえて声が思うように出ないさま。

ウ

ウク

嫗煦　…親が子を慈しみ育てる。また、暖め育てる。　※[類]煦嫗（クウ）。

ウショウ

竽笙　…竹管を組み合わせた笛。竽は笛の一種。笙は竽の小型の笛。
羽觴　…雀にかたどって、翼の形を付けた杯。さかずき。
- [慣用句]　羽觴を飛ばす　…さかずきを盛んにやり取りする。　〔李白・春夜宴桃李園序〕

エ

エンガイ

掩蓋
淹該

エンジ

臙脂
- H18-1(二) ◆エンジ色のネクタイがよく似合う。
衍字
- H18-1(二)　◆校正してエンジを削除した。

エンゼン

嫣然・艶然　…にっこりほほえむさま。美人が笑うさまについていう。

エンド

閹奴　…去勢されて宮廷の後宮に仕える男子。閹者（えんしゃ）。宦官（かんがん）。
- H23-1(一)読み　◆宦官に閹奴を用いる。　※この出題文章は適切ではない。「宦官＝閹奴」のため、意味がよく分からない。

エンリュウ

淹留　…長く同じ場所にとどまること。滞留。滞在。
簷溜　…軒端（のきば）の雨垂れ。

オ

オウウ

媼嫗　…年取った女。老婆。老嫗（ロウオウ）。

オウカン

泓涵　…水を深くたたえる。転じて、学問の深いたとえ。　※「泓（オウ）」は、ふかい、水が深いの意。

オウショウ

鞅掌　…休みをとれないほど忙しく働くこと。　※「鞅」は、担うこと。「掌」は、手に捧げ持つこと。

カ

カイリュウ

匯流　…【推測】 水が循環し流れること。　※「匯（カイ）」＝めぐる。水が循環する。まわって集まる。
- 本試験型第9回　◆河川が匯流して海に入る。

カクシャク

矍鑠　…年をとっても心身共に元気なさま。
赫灼　…赤々と盛んに光り輝くさま。

カクシュ

鶴首　…物事や時日のやってくるのを今か今かと待ちわびること。
- [例文]　◆鶴首して吉報を待つ。
馘首　…雇い主が使用人を辞めさせること。解雇。免職。
- [例文]　◆未曾有の不況により馘首された。
攫取　…つかみ取ること。
- [例文]　◆巨万の利益を攫取する。
恪守　…真面目に守り従う。遵守。
- [例文]　◆亡き父の遺志を恪守する。
擱手・閣手　…手をつかねる。転じて、何もすることが無いさま。また、起こった問題を処理しなければならないのだが、どうしてよいか分からないさま。
- [例文]　◆無理難題に混迷し擱手の如き状態である。

カシュ

嫁娶・嫁取　…嫁に行くことと、嫁をとること。娶嫁（シュカ）。

カショク

華燭　…(1)華やかなともし火。(2)婚礼の儀式などの席上にともすともし火。また、婚礼のこと。
稼穡　…(1)穀物の植え付けと取り入れ。耕作。農事。農業。(2)農作物。　※「稼」は「うえる、穀物を植える」、「穡」は「農業」の意味。

カセン

花牋・花箋　…詩などを書くのに用いる花模様のある紙。　※「牋」は「箋」の異体字。

カツカツ

戛戛　…(1)硬い物が触れ合う音。(2)互いに打ち合う音。
聒聒　…(1)言葉数が多く人の気持ちを乱すさま。(2)鳥などがやかましく鳴くさま。(3)虫の名。クツワムシのこと。

カツモク

刮目　…目をこすってよく見ること。注意してよく見ること。注目すること。

カハク

和璞　…【故事】。卞和（ベンカ）が楚の厲王に献上した、磨いていない玉（璞）。和氏之璧（カシのヘキ）。

カユ

華腴　…食物や着物の立派なこと。転じて、貴族のこと。

カラン

舸纜　…大ぶねのともづな。

カンガ

嫺雅　…動作にゆとりがあって、うつくしい。

カンカイ

歛丐　…物乞い。

カンセイ

鼾声
- H20-3(二)　◆雷の如きカンセイを立てて睡っている。
陥穽
- H20-3(二)　◆巧妙に仕組まれたカンセイに嵌った。

カンバイ・ガンバイ

銜枚　…枚（バイ）を銜（くわ）える。　※「ガンバイ」とも読む。　→只今調査中・現時点で分からない事柄?
- 本試験型第12回　◆夜、銜枚して進軍する。

カンペキ

癇癖・疳癖
- H18-3(二)　◆祖父はカンペキが強くてすぐ怒鳴る。
完璧
- H18-3(二)　◆計画にカンペキを期する。

カンヨウ

撼揺　…(1)どんと揺り動かす。(2)人を罪に陥れる。
涵養　…自然に水がしみ込むように徐々に養い育てること。
豢養　…やしない育てること。　※「ケンヨウ」とも読む。
環擁　…四方から取り囲むこと。
讙謡・歓謡　…声をそろえてよろこびうたう。

キ

ギケン

曦軒　…太陽のこと。　※太陽の乗っている車の意から。「曦」は、ひ。きれいな太陽。「軒」は轅が曲がって高く上にはねあがった形をしている乗用の車。

キシ

旗幟
- H17-2(二)　◆キシ鮮明なる政見を打ち出す。
愧死
- H17-2(二)　◆己の醜さを知りキシする思いだった。
己巳　…干支の一。つちのとみ。

ギジュツ

蛾術　…【故事】人も絶えず聖賢の教えを習い大成すべきである、というたとえ。　※アリ（蛾）の子が親ありにならって土を運び大きなアリ塚を築くことから。

キゼン

毅然　…意志が強くしっかりしていて、物事に動じないさま。
喟然　…溜息を吐いて嘆く。

キタン

忌憚
- H18-2(二)　◆キタンのない御意見を伺いたい。
奇譚
- H18-2(二)　◆世に喧伝された異聞キタンを集成する。

キユ

覬覦　…身分不相応な望み。

キユウ

杞憂　…【故事】心配する必要のないことをあれこれ心配すること。取り越し苦労。杞人の憂え。
徽猷　…よい計画。はかりごと。

キュウジョウ

救拯　…救い上げて助ける。　※「拯（ジョウ）」は、すくうの意味。　[類]救恤（キュウジュツ）。

ギヨウ

伎癢　…腕が鳴る。腕前を見せたくてうずうずする。　※「伎」は「わざ」、「癢」は「はがゆい」の意味。

キョウオウ

薑黄・姜黄　…春鬱金（はるうこん）の異名。

ギョウギョク

嶢嶷　…山が高くそびえているさま。　※「嶢（ギョウ）」「嶷（ギ・ギョク）」共に「たかい（高）」「けわしい（険）」の意味。

キョウケン

凶歉　…農作物が著しく不作であること。凶荒。
- H23-1(一)読み　◆凶歉に備えて貯粟する。

キンゲキ

釁隙　…ひま。すきま。不和。仲違い。

キンシ

麕至　…群がってやって来ること。　※「麕」は、群がるの意味。恐らく「クンシ」と読んでも正解。　→只今調査中・現時点で分からない事柄?

キンシュウ

麕集　…群がり集まること。　※「クンシュウ」とも読む。

キンセン

擒翦　…つかまえて切り殺す。

ク

グウイ

寓意　…。
嵎夷　…。

ククゼン

栩栩然　…ふわふわするさま。飛ぶ羽のように自由で愉快なさま。

クンジョウ

君上
勲状
燻烝・燻蒸

ケ

ゲイカ

猊下　…高僧の敬称。　※「猊」は、仏の座るべき座。獅子座。また、転じて、高僧の座る座。

ケイガイ

形骸
- H15-1(二)　◆民主主義がケイガイ化する。
謦咳
- H15-1(二)　◆師のケイガイに接する。
傾蓋

ゲイキュウ

麑裘　…こじかの皮で作った皮衣。

ゲイザイ

黥罪　…いれずみ（黥）をする刑罰。　※「黥」とは、古代の刑罰の一つ。罪人の顔に墨を刺し入れる刑罰。

ケイセイ

傾城
- [例文]　◆傾城に誠なし。
警醒
- [例文]　◆世人を警醒する。

ケイソウ

軽躁
- H19-1(二)　◆意志弱く性ケイソウで威厳がない。
勁草
- H19-1(二)　◆疾風にケイソウを知り乱世に忠臣を知る。
珪藻

ケイネン

笄年　…。
- H23-1(一)読み　◆深窓に育って笄年に及んだ。

ゲキ

檄
- H17-1(二)　◆全国にゲキを飛ばす。
闃
- H17-1(二)　◆ゲキとして物音一つしない。

ゲキショウ

鬩牆　…兄弟や仲間内同士であらそいあう。また、内輪のあらそい。うちわもめ。　※「鬩（ゲキ）」＝せめぐ。かっとして、子供のけんかように互いにあらそう。「牆（ショウ）」は、石や土で築いた細長い塀。

ケンアイ

涓埃　…非常に小さいことのたとえ。
- H23-1(一)読み　◆注文と涓埃も違わぬ出来である。
- [四字熟語]　涓埃之功（ケンアイのコウ）　…非常に小さな功績と、その功績のための非常に小さな苦労のこと。
眷愛　…目をかけること。かわいがること。
険隘・嶮隘　…けわしく狭いこと。
- [例文]　◆嶮隘なる渓谷の間に進入する。

ケンカイ

狷介　…頑固で自分の意志を固く守って人と妥協しないこと。片意地。
- [例文]　◆性格が非常に狷介な老人である。
硯海　…硯（すずり）の墨汁を溜めておく部分。硯池。墨池。すずりのうみ。
- [例文]　◆硯海に墨汁を注ぐ。
顕晦　…現れることと隠れること。世に出ることと世を逃れること。
- [例文]　◆玉石顕晦し、草木栄枯して以て景を成す。　〔吉岡徳明・開化本論〕

ケンギョウ

検校　…(1)室町時代以降、盲人に与えられた最高の官名。(2)寺社の専務や僧尼を監督することまた、その役職名。　※「ケンコウ」と読めば、調べ考える、取り調べる意味になる。配当外では撿挍と書く。

ケンサン

研鑽　…学問などを深く極める。　※「研」も「鑽」は「きわめる」の意味。

ケンチ

壎篪　…土製の笛（壎）と竹製の笛（篪）。「壎篪相和す（ケンチあいワす）」は、兄弟の仲が良いこと。
- 本試験型第1回　◆壎篪相和す。
軒輊　…上がり下がり。軽重。高低。優劣。「軒」は車の前が高く、「輊」は車の前が低い意。
- [例文]　◆芸術的価値を軒輊する。
- [例文]　◆ものの軒輊を論ずる。
堅緻
賢智
硯池
蹇躓　…つまずきなやむ。物事に失敗すること。
- [例文]　◆事業が蹇躓し一向に前進しない。

ケンドウ

萱堂　…母親の部屋。転じて、母親。　※「萱」は中国では勿忘草（わすれなぐさ）のことで、憂いを忘れるようにと母親の部屋に面してこの草を植えたことから。

コ

コウガ

姮娥　…月の中に住むという美人の名。転じて、月の異名。

コウガイ

口蓋　…口の中の上壁の部分。うわあご。
梗概　…文章や事件のあらまし。あらすじ。
慷慨　…憤り嘆くこと。
笄（訓読み）　…髪をかき上げたり整えたりする道具。また、かんざしのこと。　※訓読みだが、敢えて含めた。

コウカン

巷間
- H16-1(二)　◆コウカンに伝わる俗説に過ぎない。
浩瀚
- H16-1(二)　◆コウカンな書物にあたって調べた。
亢旱　…ひでり。
- [例文]　◆亢旱の被害により不作が続く。
交驩・交歓　…互いに打ち解けて楽しむこと。
- [例文]　◆来日した使節団と交驩した。
槓桿・槓杆
降鑒・降鑑　…神霊が天上から人間界を見守ること。
- [例文]　◆我々の神霊が天より降鑒している。
鮫函　…サメの皮で作ったよろい。
巧姦
苟完　…当面だけをつくろう。
苟簡　…(1)一時の間に合わせで簡単なこと。かりそめ。(2)物事を一時しのぎに簡単に済ませる。
- [例文]　◆苟簡の田に食らい、不貸の圃に立つ。　〔荘子・天運〕
曠官
巧宦
悾款　…誠実な心。真心。
- [例文]　◆私欲の無い悾款な心で物事に臨む。
搆陥・構陥　…はかりごとをかまえて、人を罪におとしいれる。
蝗旱　…イナゴの害と、ひでりの害。
- [例文]　◆蝗旱相仍り歳すでに荒す。
浩旰・浩汗　…(1)水の広々としているさま。(2)光り輝く。

コウクン

絳裙・紅裙　…(1)あかい裳。(2)芸妓のこと。

コウコウ

膏肓　…病気がそこに入ると、容易に治らないという部分。
- [例文]　◆病膏肓に入る。
鏗鏗　…(1)金石のぶつかり合う音。(2)寺の鐘の音。(3)言葉がはっきりしているさま。
- [例文]　◆境内の鐘鏗鏗と鳴る。
亢衡
高亢・高抗　…高く、堂々としたさま。志を高く侍して時勢や権力に屈しない。
交媾　…性交。交接。交合。
- [例文]　◆男女の交媾。
佼佼　…人格・能力などが優れているさま。顔や姿がうつくしいさま。
耿光　…(1)ちかちかと輝く光。(2)芯が堅く、堂々とし徳に優れていること。
- [例文]　◆耿光大烈。
耿耿　…(1)小さくちかちかと輝くさま。(2)目がちかちかと冴えて眠れないさま。
- [例文](1)　◆耿耿たる星河曙けんと欲する天。　〔白居易〕
- [例文](2)　◆耿耿として眠れない。
劫劫　…世々（よよ）。代を重ねること。　※「キョウキョウ」と読めば、努力する意味となる。
浩劫　…【仏語】(1)未来永遠にわたる時間。(2)人間の大きな災い。　※「コウキョウ」と読めば、宮殿の階段の意味。
- [例文](2)　◆浩劫安危の計。〔呉偉業〕
浩浩　…(1)広々としているさま。(2)水が豊かに流れているさま。(3)道が長く続いているさま。(4)光の輝くさま。
- [例文](1)　◆浩浩たる昊天。〔詩経〕
- [例文](2)　◆碧水浩浩、雲は茫茫。〔李白〕
口腔　…口から咽頭に至る部分。　※医学では「コウクウ」とも読む。
- [例文]　◆口腔衛生。
叩叩　…(1)繰り返したたく。(2)成員誠意尽くすさま。懇切なさま。
哮吼　…吠え立てる。咆哮（ホウコウ）。
壙壙　…(1)何もなくがらんと広がったさま。(2)野原の広く開けたさま。
恰好　…おりよく。ちょうど。　※「カッコウ」と読めば、頃合いになること、また、姿・身なり、の意味になる。
衡巷　…町並み。ちまた。転じて、民間のこと。
庚庚　…(1)太い筋の通ったさま。(2)かたく充実したさま。
狎恰　…遠慮もなしに、体をくっつける。押し合いへし合いする。
- [例文]　◆聴衆狎恰して浮萍を排す。　〔韓愈〕
恍恍　…うっとりとするさま。
悾悾　…(1)誠実なさま。愚直なさま。(2)空虚なさま。からっぽなさま。
- [例文](1)　◆悾悾として信ならずんば、吾これを知らず。　〔論語・泰伯〕
惶惶　…(1)あわただしいさま。(2)おそれるさま。
- [例文](2)　◆為に観よ道を失える者、鬢白くして心惶惶たるを。
昂昂　…(1)頭を高くもたげて進むさま。(2)意気が高いさま。志や行いが高く優れている。(3)君主の徳の高いさま。
- [例文](2)　◆昂昂乎として廟堂之器也。
曠曠　…広々としたさま。
- [例文]　◆外郭渺渺としてその内曠曠たり。〔平家物語〕
硬膏　…硬くて常温では融解しないが、体温に接すれば粘着性を生ずる膏薬。　※対義語は「軟膏」。
膠膠　…(1)鶏の鳴きかわすさま。(2)一体となって和らぐさま。(3)動き乱れるさま。
- [例文](1)　◆朝を迎え鶏膠膠と鳴く。
杲杲　…日の光が輝くさま。
鉤校　…探り出して照合する。※「鉤」が探り出すの意味。
- [例文]　◆基本データを鉤校し真相を究明する。
黌校　…学校。まなびや。
江皐・江皋　…(1)川と沢（さわ）。(2)川べりの地。
鴻溝　…大きな溝。また、へだて。境。仕切り。分界。
鴻荒　…大昔。太古。
鴻功　…大きな手柄。
溘溘　…(1)水がごぼごぼと流れる形容。(2)水などを多量に飲むさま。
煌煌・晃晃　…きらきらひかるさま。光り輝くさま。
鮫甲　…サメの皮で作ったよろい。鮫函（コウカン）。
皐皐　…(1)がやがやと騒いで道理を知らないさま。(2)高いさま。
皎皎　…(1)真っ白いさま。(2)潔白なさま。※皓皓(2)と同義。(3)明るいさま。※皓皓(1)と同義。
- [例文](2)　◆皎皎たる白駒、彼の空谷に在り。〔詩経〕
- [例文](3)　◆豊頬光けること皎皎たり。〔梅尭臣〕
皓皓　…(1)明るくて鮮やかなさま。※皎皎(3)と同義。(2)潔白でけがれのないさま。※皎皎(2)と同義。(3)心がむなしいさま。(4)川などが広々としたさま。
- [例文](2)　◆いずくんぞ能く皓皓の白きを以て、世俗の塵埃を蒙らんや。　〔楚辞〕
磽磽　…ごつごつしているさま。
- [例文]　◆頭玉磽磽眉は翠を刷ふ。　〔李賀〕
黄蒿　…枯れて黄色くなったヨモギ。
- [例文]　◆黄蒿の古城に雲は開けず。　〔杜甫〕
薨薨　…(1)もやもやと群がって音を立てるさま。(2)たくさんの人の騒がしい声の形容。わいわい。(3)とどろき響く音の形容。轟轟。
- [例文](1)　◆螽斯の羽は、薨薨たり兮。　〔詩経〕
- [例文](2)　◆衆人薨薨と騒ぎ立てる。
遑遑　…うろうろと落ち着かないさま。あわただしく忙しいさま。
閤閤　…カエルの鳴く声の形容。閣閣（カクカク）。
- [例文]　◆蛙閤閤と鳴く。

コウソウ

宏壮・広壮
倥偬
鏗錚・鏗鏘・鏗鎗
訌争
口爽
紅妝
鴻爪
高爽
鴻藻

コウワ

媾和・講和　…交戦国が、互いに協定を結んで戦争をやめ、平和を回復すること。

ゴゴ

麌麌　…シカの群れがたわむれるさま。

コントン

困頓
混沌・渾沌

サ

サイギ

猜疑　…人の言動をすなおに受け取らないで、何かたくらんでいるのではないかと疑うこと。。
崔巍　…山が高く険しい。

サイショウ

済勝　…景色のよい所を見物して回ること。　※「セイショウ」とも読む。

サセイ

嗄声　…かすれた声。しわがれ声。

サタン

左袒
- H15-3(二)　◆諸将は挙って官軍にサタンした。
嗟嘆・嗟歎
- H15-3(二)　◆我が身の不運をサタンする。

サチョ

梭杼　…ひ。機織りで横糸を通す道具。

ザンカン

斬奸
慙汗・慚汗
讒陥
残簡・残翰

サンジョ

芟除　…※「センジョ」とも読む。(1)草などを刈り除くこと。(2)よくないものを取り除くこと。(3)反乱や賊などを平定すること。
- [例文](1)　◆道端に生い茂った雑草を芟除する。
- [例文](2)　◆旧弊を芟除する。　※この場合「刪除」でも可か？
刪除　…不必要な部分をけずり除く。文章のよくないところを取り除く。削除。
- [例文]　◆推敲を重ね余分な一節を刪除する。
山茹　…山中に自生する菜。「茹」は柔らかい野菜のこと。
- [例文]　◆籃を携えて山茹を採りに行く。
芟鋤　…「芟除」(1)(3)と同義。(2)と同義かは不明。　※「センジョ」とも読む。←H25-1標準解答より。

ザンソウ

讒奏　…天子に讒言する。　※「讒言」とは、他人を陥れるためにありもしない事柄を作り上げ、その人のことを目上の人に悪く言うこと。

サンダツ

惨怛　…痛ましく哀れなさま。
簒奪　…帝王の位、政治の実権などを奪い取ること。

シ

シゴ

支吾　…(1)ささえる。ごつごつとつかえる。※「吾」は「梧」と同じで、つかえる。(2)＝枝梧。つっかえる。反対する。(3)行き違いになる。(4)ごまかす。

シコウ

嗜好
- H20-1(二)　◆コーヒー・酒類等のシコウ品を扱う。
伺候
- H20-1(二)　◆御前に家臣が大勢シコウしていた。
恣行　…ほしいままに行うこと。勝手気儘に振る舞うこと。

シシ

嗤嗤
孜孜
恣肆
死屍
- [例文]　◆死屍に鞭うつ。
嗣子
梔子
嘴子
獅子
志士

シソウ

使嗾
指嗾
駛走

シッコ

疾呼　…口早に激しく呼びたてること。慌ただしく呼ぶこと。
- H18-2(十)

シツシツ

瑟瑟　…。
- H23-1(一)読み　◆夜半に瑟瑟たる松風を聞く。

シビ

鴟尾　…古代の大建築で、大棟の両端に付けた飾り。後世の鬼瓦やシャチホコの祖型。

シャクヤク

芍薬　…植物。ボタン科の多年草。顔佳草（かおよぐさ）。夷草（えびすぐさ）。
綽約　…姿がしなやかで優しいさま。たおやかなさま。優しく美しいさま。

シャシン

謝忱　…お礼の真情。

シャバ

娑婆　…[仏]人間が様々な苦しみに耐え忍んでいるところ。人間世界のこと。　※「サバ」と読むと、「婆娑（バサ）」と同じ意味になる。

ジャバイ

麝煤　…においのよい墨。麝墨（ジャボク）。

ジュウザツ

揉雑　…入り混じって乱れる。雑揉。または、柔らかくして混ぜる。

シュウシ

螽斯　…(1)キリギリスの漢名。(2)イナゴの別名。(3)子孫が繁栄すること。
- H23-1(一)読み　◆螽斯の化を享受する。

シュウテイ

緝綴　…文章を作る。　※「緝」は「集める」、「綴」は「つづる」の意味。

ジュガイ

孺孩　…乳飲み子。幼児。

シュクバク

菽麦　…豆と麦。
- [慣用句]　菽麦を弁ぜず　…豆と麦との区別もできない。まことに愚かで、物事の区別もつかないことのたとえ。　〔春秋左伝・成公一八年〕

シュサン

酒盞　…さかずき。酒杯。

ジュタイ

濡滞　…とどこおること。ぐずぐずすること。遅滞。　※「濡」も、とどこおるの意味。

シュビ

麈尾　…払子（ホッス）のこと。僧が話をするときなどに手に持つ道具。

ジュンジュン

恂恂　…
諄諄　…(1)よく分かるように教えるさま。(2)誠実で慎み深いさま。(3)年をとって鈍くなったさま。　※「くどくど」と読めば、しつこく繰り返し言うさま。

シュンキ

濬機　…

ショウコウ

小康
浹洽　…すみずみまで行き渡る。
- [例文]　◆その噂は忽ち浹洽した。
消光|月日を送ること。生活すること。
- [例文]　◆何事もなく消光いたしております。
昇汞
- [例文]　◆消毒に昇汞水を用いる。
笙簧　…笙の舌。また、笛のこと。
- [例文]　◆喧然たる名都会、簫を吹き笙簧を間ふ。　〔杜甫・成都府〕

ショウソ

妝梳　…格好よく装い、くしけずる。顔や髪に手入れをして化粧する。　※「ソウソ」とも読む。
樵蘇　…木をきり、草を刈ること。また、その人。
蕭疎　…まばらで寂しいさま。

ショウヘイ

障屏
- H19-3(二)　◆大広間を金泥のショウヘイ画が飾る。
招聘
- H19-3(二)　◆世界的な演奏家をショウヘイする。
昇平・升平　…世の中が平和でよく治まっていること。
- [例文]　◆昇平の世。
哨兵　…見張りの兵士。歩哨。
笑柄　…笑いの種になるもの。お笑いぐさ。
- [例文]　◆失態を演じて世間の笑柄となる。
障蔽

ショウレイ

瘴癘　…マラリアなどの熱病。　※「瘴」は山川に生じる毒気。また、それによって起こる熱病。「癘」は、疫病（えやみ）のこと。

ジョウトウ

禳禱　…神を祭ってわざわいをはらい、福をいのる。

ショコウ

初桄　…物事の枠組みや基礎。　※「桄」には、枠を張るための横木、枠の心棒、の意味がある。

シロウ

梔蠟　…【故事】表面はよくても内容の悪いたとえ。　※むちを売る商人が、くちなし（梔）の枝にロウ（蠟）を塗り、つやのあるむちだと言って金持ちの子に売りつけた話から。

シンカン

宸翰・親翰
- H20-2(二)　◆天子の直筆の書き物をシンカンという。
震撼
- H20-2(二)　◆世間をシンカンさせる事件が起きた。
箴諫
深閑・森閑

シンキ

新禧
- H17-3(二)　◆賀状に恭賀シンキと認めた。
心悸
- H17-3(二)　◆興奮してシンキ亢進が著しい。
晨起　…朝早く起きること。あさおき。早起き。
晨暉　…早朝の日の光。あさひ。朝暉。

シンゲン

讖言　…予言。

シンジ

簪珥　…冠をとめるかんざしと、耳につける飾り玉。

シンシン

蓁蓁　…草木が盛んに生い茂るさま。
駸駸　…馬が速く走るさま。

シンタン

薪炭
心胆　…こころ。きもだま。
- [例文]　◆世人の心胆を寒からしめる。
深潭
晨旦　…あさ。あした。早朝。朝早く。

シンネン

軫念　…。
- H23-1(一)読み　◆陛下の軫念あらせ給う所である。

シンチ

鍼黹　…はりで縫う。はり仕事。

ス

スイキク

推鞫　…罪人を取り調べること。推問。
- H23-1(一)読み　◆執拗な推鞫にあった。

スイロウ

水潦　…(1)雨水。また、雨。(2)水たまり。(3)長雨。

スウカ

嵩華　…(1)嵩山と華山。(2)転じて、高大なことのたとえ。

セ

セイセン

腥羶　…なまぐさい、けものの肉。

セッタン

啜賺　…巧みに言葉をつづる。内容の伴わない言葉でだます。　※「賺」は、だます。すかす（言いくるめてだます）。

セットウ

浙東　…。
薛濤　…。
雪竇　…。

センエン・センカン

潺湲　…。
- H23-1(一)読み　◆潺湲たる遣り水が涼感を誘う。

センケン

嬋娟・嬋妍　…容姿のあでやかで美しいさま。
孅妍　…ほっそりとして美しいさま。　※「嬋娟・嬋妍」と同義か？

センコウ

詮考　…。

センジョ

剪除・翦除　…きり除く。
- [例文]　◆悪性腫瘍を剪除する。
芟除　…※「芟除（サンジョ）」に同じ。
- [例文]　◆旧弊を芟除する。
銓叙　…才能をはかって優劣によって昇進させる。
- [例文]　◆才能を測り儁秀な人材を銓叙する。
羨除　…地下に長く伸びた墓室へ行く道。　※「羨道（エンドウ・センドウ）」に同じ。「エンジョ」とも読む。
- [例文]　◆羨除を通過して墓室へ赴いた。
蟾蜍|ヒキガエルのこと。
- [例文]　◆月中の蟾蜍。

センショウ

先蹤
- H19-2(二)　◆忠実を尋ねて古人のセンショウを踏む。
僭称
- H19-2(二)　◆神の名をセンショウして人を裁く。
尠少
賤称
船廠
船檣
旋踵

センゼイ

蝉蛻
- H22-1(二)　◆濁世の汚埃をセンゼイする。
占筮
- H22-1(二)　◆センゼイして行動の可否を決する。
氈毳　…(1)めの細かいフェルト。(2)フェルトの衣服。中国西北方の民族が用いた。

センベン

阡眠　…(1)野原に立って、はるか遠くを見つめる。(2)草木が生い茂ったさま。　※「眠（ベン）」は表外音。

センポウ

船篷　…(1)竹や茅（かや）などを編んで作った船のおおい。船のとま。(2)とまでおおってある船。(3)船の帆。　※「篷」は、とま。舟や小屋などをおおって風雨を防ぐもの。

ソ

ソウカン

艙間　…船の中の部屋。特に、乗客用の部屋。キャビン。船室。船房。

ソウキョウ

皁莢　…サイカチの漢名。サイカチとは、マメ科の落葉高木サイカチ属の植物。

ソウコ

孀孤　…やもめ（孀）とみなしご（孤）。夫に死なれた女と、父に死なれた子供。

ソウショウ

層霄　…おおぞら。天空。　※出典：角川大字源　2017/02/09
- H19-1(十)　三宅雪嶺『哲学涓滴』

ソウソウ

草創　…(1)新しく物事を始めること。また、物事の始まり。(2)神社・寺院などを初めて建てること。創建。
錚錚
蒼蒼
匆匆
淙淙　…水が淀み無くさらさらと流れる。その音。
滄滄　…(1)天の青々と広いさま。(2)寒いさま。
滄桑　…「滄海桑田(そうかいそうでん)」の意。「滄桑の変」に同じ。
- [慣用句]　滄桑の変　…世の中の移り変わりの激しいこと。「桑田(そうでん)変じて滄海(そうかい)となる」に同じ。

ソウゾウ

剏造　…新しいものを初めてつくり出す。

ソウボウ

双眸
怱忙
相貌
草莽
喪亡
僧坊・僧房
僧帽
想望
蒼氓
蒼茫

ソウマイ

草昧　…

ソジョウ

俎上
- H16-3(二)　◆提案を議論のソジョウに載せる。
遡上・溯上・泝上
- H16-3(二)　◆鮭の群れが川をソジョウする。

ソホン

麤笨・粗笨　…おおざっぱでぶこつなこと。細かいところまで行き届いてないこと。

タ

ダイセン

題簽　…和漢の書籍の表紙に題名などを記してはる細長い紙片または布片。外題紙(げだいがみ)。貼り外題。

タクフウ

拆封　…閉じてある書物などを開く。　※「拆」は「ひらく」の意味。封（フウ）を拆（ひら）く。

ダッキ

妲妃・妲己　…(1)人名。中国、殷の紂王の寵妃。淫楽・残忍を極め、王とともに周の武王に殺害された。(2)性悪で人に害を与える女。
- [例文](2)　◆妲妃のお百。　→妲妃のお百 - Yahoo!百科事典

タンコ

蜑戸　…。
- H23-1(一)読み　◆入り江に蜑戸が連綴する。

タンパン

摶飯　…飯を手でまるめる。また、握り飯。
攤飯　…午後のひと眠り。午睡。　※「タンハン」とも読む。

タンヒョク

貪愎　…欲が深くてわがままなこと。　※「愎」は自身が強すぎて人に逆らう。

チ

チャクゲツ

嫡孽・適孽　…正妻の子（嫡）とめかけの子（孽）。

チュンケン

屯蹇　…物事が思うように運ばないで悩む。

ツ

テ

デイソ

禰祖　…父と祖先とのみたまや

テキトウ

俶儻　…１．才気が高くすぐれているさま。　２．他を超越して拘束されないさま。　※「俶」「儻」共に、すぐれるの意味。　※「俶」は、「よい（良）」「はじめる（初）」「ととのえる（整）」の意味の時は「シュク」と読み、　「すぐれる（優）」の意味の時は「テキ」と読む。

デッシ

涅歯　…歯を黒く染めること。また、黒く染めた歯。　※『漢検漢字辞典』によれば「ネッシ」とも読む。

テッセイ

姪甥　…めいとおい。自分の兄弟姉妹の子供である女子と男子。

テンカン

靦汗　…はじて汗を流す。
癲癇　…発作的に痙攣や意識喪失などの症状を現す疾患。

テンガイ

碾磑　…水車でまわして粉をひく石うす。　※「碾」「磑」共に、うす（臼）の意味。

テンゾウ

腆贈　…手厚くもてなす。

デンブ

田麩
- H15-1(二)　◆弁当にデンブを使い彩りを添える。
臀部
- H15-1(二)　◆腿からデンブにかけて痛みがある。
殿廡

ト

トウツウ

恫痛　…つらくて、たまらない。　※「ドウツウ」ではないので注意。
疼痛　…ずきずき痛む。うずくこと。また、そのいたみ。

トウトウ

滔滔　…(1)水の盛んに流れるさま。(2)弁舌のよどみないさま。(3)世間の風潮などが勢い激しく一方に流れ向かうさま。(4)広大なさま。
蕩蕩　…(1)広く大きなさま。(2)平易なさま。平坦なさま。
鼕鼕　…太鼓やつづみの鳴り響くさま。
偸盗　…盗むこと。また、盗人。　※「ちゅうとう」とも読む。
叨叨　…くどくどと喋るさま。
幢幢　…(1)光が薄暗くうつろな感じで揺れるさま。(2)旗の羽の揺れるさま。
- [例文]　◆残灯焰無く影幢幢たり。　〔元稹・聞白楽天左降江州司馬〕
掉頭　…頭をふる。　※物事を否定するさまをいう言葉。
沓沓　…
滔蕩　…
盪盪　…
董統　…
罩罩　…魚を捕らえるのに用いる竹製のかごの一種。　※一説に、魚が群がり泳ぐさま。
蕩蕩　…(1)ゆらゆらとして大きいさま。広くはるかなさま。(2)広くゆきわたるさま。(3)心がゆったりしたさま。(4)法律・制度が乱れたさま。(5)水勢の激しいさま。(6)心がしっかり定まらないさま。

トクカ

黷貨　…(1)財物を不正な手段で手に入れる。(2)金銭を乱費する。

ドクセン

毒箭　…やじりに毒を塗った矢。毒矢。　※出典『広辞苑』。

トショウ

斗筲　…(1)量の少ないたとえ。(2)度量の狭いこと。※「トソウ」とも読む。
- [例文]　◆斗筲の人、何ぞ算うるに足らんや。　〔論語・子路〕
堵牆・堵墻　…塀（へい）のこと。
- [例文]　◆矍相の圃に射す、蓋し観る者堵牆の如し。　〔礼記・射義四十六〕
徒消・徒銷　…むだにつかってしまうこと。浪費。
- [例文]　◆貴重な資源を徒銷してしまった。

ドリク

孥戮　…夫の罪により妻子も罰する。

トリョウ

荼蓼　…のげし（荼）と、たで（蓼）。共に苦味なので荼毒（トドク）と同意に用いる。苦痛。害悪。転じて、父母の死。

ドンガ

嫩芽　…柔らかい若芽。

ナ

ニ

ヌ

ネ

ノ

ハ

バイシャク

媒妁・媒酌　…結婚の仲立ちをすること。また、その人。仲人（なこうど）。　※「妁」は、なこうどの意味。

ハイトク

佩犢　…刀を身に付けず、子牛を連れて歩く。武事をやめて農業に従事すること。

ハイライ

碚磊　…うずだかい岩。

バク

貘　…。
- H23-1(一)読み　◆貘の絵を描いてお守りにする。

ハクギョク

璞玉　…鉱山から掘り出したままで、磨いていない玉。あらたま。　※「璞」は、あらたまの意味。

バサ

婆娑　…衣の袖や裾を翻して行き来するさま。　※「娑婆（サバ）」とも。

ハハ

番番　…(1)元気のよいさま。強く勇ましいさま。(2)白くひらひらするさま。また、頭髪の白いさま。
- [例文](1)　◆番番たる良士。〔書経・秦誓〕
- [例文](2)　◆黄髪番番たり。〔史記・秦〕

ハンロウ

樊籠　…自由を束縛された境遇のたとえ。　※「樊」は「まがき」、「籠」は「かご」の意味。

ヒ

ヒコウ

肥磽　…。
秕糠　…。
飛蝗　…。

ヒショウ

婢妾　…召使いの女と妾（めかけ）。端女（はしため）。下女。下婢（カヒ）。

ヒソウ

皮相　…(1)物事の表面。うわべ。うわっつら。(2)うわべだけを見て判断し、物事の本質に至らないこと。また、そのさま。
疲痩　…つかれはて、やせること。
肥痩　…地味や体の、肥えていることとやせていること。肥瘠(ひせき)。
肥皁　…洗剤。今では石鹸のこと。
悲愴　…悲しく痛ましいこと。また、そのさま。

ヒゾク

卑俗・鄙俗　…態度や言動などが、俗っぽく品が無いこと。低俗。
- [例文]　◆際物的で卑俗な映画。
匪賊　…集団で出没し、略奪や殺人などを犯す盗賊。群盗。
- [例文]　◆無情な匪賊に掠奪された。

ヒモウセン

緋毛氈　…緋色の毛氈。　※緋色は、濃く明るい赤色。深紅色。毛氈とは、獣毛に湿気・熱・圧力・摩擦を加え、繊維を密着させて織物のようにしたもの。幅広物で、敷物に用いる。

ヒョウイツ

飄逸　…気楽でのんびりしているさま。　※「飄」は「強い風」の意味だが、人の性情などの上に移して、表現されることがある。

ビョウボ

廟謨　…朝廷のはかりごと。朝廷の政策。廟謀。
- H23-1(一)読み　◆廟謨既に定まって上下心を同じくす。

ヒョウヨウ

嫖姚　…身のこなしが軽くて、すばやいさま。　※「嫖」は、かるい。身のこなしが軽いの意味。

ビロク

麋鹿　…(1)トナカイとシカ。(2)田舎風で上品でないこと。

ヒンサク

頻数　…(1)しばしば。しきりに。(2)群がり集まって仲間を作っていること。　※「数（サク）」は表外音。

ヒンシツ

品騭・品隲　…定め。品評。
- H23-1(一)読み　◆各地の銘酒に品騭を加える。
- [例文]　◆各地の名水を品騭する。
稟質　…天からうけた性質。稟性(ヒンセイ)。

ビンベン

黽勉　…つとめ励むこと。精を出すこと。

フ

フイン

孚尹　…玉が重厚な中身を包んで、つややかなさま。　※「尹」は、調和して乱れを起こさないようにする。

フウテン

瘋癲　…(1)精神状態が正常でないこと。また、そういう人。(2)定まった仕事を持たず、ぶらぶらしている人。

フスン

膚寸・扶寸　…ほんのわずかの長さ。　※「膚」と「扶」は、四本の指を平らに並べた長さ。「寸」は指一本の幅。昔、物を測るのに用いられた。

フツウツ

怫鬱　…。
- H23-1(一)読み　◆怫鬱として籠居していた。

フハク

布帛　…(1)麻・木綿などの布と絹織物。(2)織物の総称。
溥博　…ひろく大きいこと。

ヘ

ヘイイ

秉彝　…天が定めた常道に従う。

ヘイショウ

嬖妾　…気に入りのめかけ。

ヘイバヨウ

兵馬俑　…古代中国で死者を埋葬する際に副葬された俑のうち、兵士及び馬をかたどったもの。　→兵馬俑‐wikipedia

ヘンキ

偏諱　…貴人などの二字の名の一方の字。御一字。
- [慣用句]　偏諱を賜う（ヘンキをたまう）　…天皇・小分・大名などが、功臣や元服したものに名の一字を与える。
- H23-1(一)読み　◆功あって将軍より偏諱を賜る。

ヘンチ

駢植　…並び馳せる。並び立つ。　※「植（ヘン）」は表外音。

ホ

ホウカ

匏瓜　…苦瓜（にがうり）のこと。
- [例文]　◆子曰く、吾豈に匏瓜ならんや。　〔論語・陽貨篇〕
烽火　…狼煙（のろし）のこと。
- [例文]　◆烽火三月に連なり。　〔杜甫・春望〕

ボウカイ

懋戒　…つとめはげみ、心にいましめる。

ホウサク

龐錯　…もじゃもじゃと入り乱れるさま。

ホウセン

豊贍　…財物が満ち足りてゆたかなこと。
舫船　…(1)並べてつないであるふね。舫舟（ホウシュウ）。(2)ふねのこと。

ホウトウ

磅唐・滂唐　…(1)広くはびこるさま。(2)音が四方に響き渡るさま。　※「唐」は、大きい状態をいう。

ボクン

姆訓　…うばの教え。また、女教師の訓戒。

マ

ミ

ム

メ

モ

ヤ

ヤジョウ

爺嬢・耶嬢・爺娘　…父母。　※ここでは「娘」も、母の意味。

ユ

ユウゲン

莠言　…もっともらしく見えるが、悪意のある言葉。　※「莠（ユウ）」は、善に似ているが、中身は悪いものや、まやかしもののたとえ。

ユウユウ

悒悒　…気がふさいで晴れないさま。怏怏（オウオウ）。
悠悠　…(1)はるかに遠いさま。限りなく続くさま。(2)ゆったりと落ち着いたさま。(3)十分に余裕のあるさま。
融融　…とけ合ってなごやかなさま。のどかなさま。
優游・優遊　…のんびりと心のままにするさま。。
黝黝　…(1)うすぐろいさま。(2)樹木がこんもりと茂って薄暗いさま。

ヨ

ヨウビ

幺微　…(1)小さい。細かい。　(2)価値のないつまらないこと。また、そのような人。　※「幺（ユウ）」は、ちいさい、ちいさく細いの意味。　※[類]幺麼（ヨウマ）。

ヨウマ

幺麼　…価値のないつまらないもの・人。
- H23-1(一)読み　◆幺麼を重用して朝政を乱す。

ヨウヤ

姚冶　…顔かたちが美しく、なまめかしい。

ヨウヨウ

曄曄　…赤々と輝くさま。

ヨウラン

洋蘭
- H16-2(二)　◆毎年ヨウランの品評会が開催される。
揺籃
- H16-2(二)　◆ここは古代文明のヨウランの地だ。

ヨコウ

余皇　…美しく飾った大きなふね。　※本来は艅艎と書くが、この2漢字は漢検配当外。

ラ

ランザン

嬾残　…ぐったりと、しおれたさま。

ランプ

嬾婦　…(1)不精な女。なまけものの女。(2)コオロギの別名。

リ

リテキ

釐剔　…【推測】 あらためて、とりのぞくこと。　※「釐＝あらためる」「剔＝のぞく」の意か。
- H19-2（十）読み　◆出典：宇加地新八『建言書』　　→只今調査中・現時点で分からない事柄?

リョウガ

楞伽　…山の名。仏陀が法を説いたと伝えられる山。

リンセキ

悋惜　…物惜しみすること。　※「リンシャク・リンジャク」とも読む。

ル

レ

レンソウ

斂殯　…死体を棺に入れて安置する。

ロ

ロウスイ

潦水　…にわたずみ。　※「潦」も、にわたずみの意味。
老悴　…年老いてやつれること。
狼燧　…のろし。狼煙。狼火。

ロウセキ

浪迹・浪跡　…(1)あてもなくさまよい歩くこと。(2)世間から逃げて住みかを知られないようにすること。

ワ

ワイイク

隈澳　…入り込んだ水際。

ワイウツ

薈蔚　…草木が盛んに茂る。

ワンケツ

綰結　…丸く曲げて結び合わせる。

訓読み

あ

あお-る

煽る・扇る
- H16-3(二)　◆強風にアオられて大火となった。
- H19-2(二)　◆巨額の資金投資で相場をアオる。
呷る
- H16-3(二)　◆毒杯をアオり自ら命を絶った。
- H19-2(二)　◆毒杯をアオり絶滅した。
簸る

あがな-う

贖う・貲う
- H19-1(二)　◆犯した罪をアガナう。
購う
- H19-1(二)　◆書物一巻をアガナう。

あだ

仇・敵・讐　…(1)自分に害となる者。かたき。(2)うらみ。遺恨。ひどい仕打ち。悪意。
- [例文](1)　◆親切心が却って仇になる。
- [例文](2)　◆恩を仇で返す。
徒・空|(1)むだ。(2)はかないさま。実のないさま。
- [例文](1)　◆好意を徒にする。
- [例文](2)　◆徒や疎かにする。
寇　…外部から侵略して害をなすこと。また、その敵。　※「仇・敵」とほぼ同義だが、敢えて別にした。
- [例文]　◆寇に兵を藉し盗に糧を齎す。

い

いた-める

炒める
撓める

う

え

お

おり

か

かざ-す

挿頭す・簪す
- H20-1(二)　◆髪に桜の小枝をカザした。
翳す
- H20-1(二)　◆刀を振りカザして賊を撃退した。

かつら

桂
- H15-3(二)　◆大根をカツラ剥きにする。
- H18-1(二)　◆カツラ籠に花を活けた。
鬘
- H15-3(二)　◆カツラをつけて役を演じた。
- H18-1(二)　◆カツラを使用して髪型を変える。

かま

釜
- H16-2(二)　◆評判のカマ揚げ饂飩を注文した。
窯
- H16-2(二)　◆陶磁器のカマ元を訪れる。

かんざし

釵　…女性の髪を飾る装飾品。
簪　…冠が落ちないように髻（もとどり）を貫く付属品。

※上記の2漢字は、現在はどちらの意味でも「簪」と書いてよいが、昔は「釵」と「簪」とで使い分けをしていた。（『漢検漢字辞典』の「釵」項目より）

き

く

け

こ

さ

さや

鞘
莢
匣鉢　…陶磁器を焼くとき、保護のために素地(きじ)を入れる耐火粘土製の容器。　※「匣鉢（さや）」は当て字。「コウバチ」とも読む。

さら-う

攫う・掠う
- H18-1(二)　◆初出場の選手が優勝をサラった。
浚う・渫う・濬う
- H18-1(二)　◆落ち葉の溜まった溝をサラう。

さわら

椹
- H17-3(二)　◆障子の組子にサワラが使われている。
鰆
- H17-3(二)　◆寒のサワラは特に美味だ。

し

す

鬆
- H19-3(二)　◆大根にをスが入っている。
簀
- H19-3(二)　◆釣った魚を生けスに放つ。
簾　…「簾（すだれ）」に同じ。
- [例文]　◆簾越しに外を見る。　※「簾越し」は「すだれごし」とも読む。

す-る

掏る
- H18-3(二)　◆人込みで財布をスり取られた。
擂る・摺る
- H18-3(二)　◆山椒の木のスり粉木を使う。

せ

そ

た

たこ

蛸・鮹・鱆
- H15-2(二)　◆タコ壺を引き上げる。
胼胝・胼・胝
- H15-2(二)　◆指にタコができた。
凧
- [例文]　◆正月に凧揚げをして遊ぶ。
脊瘡|馬の背に出来る荷擦れのきず。鞍傷。　※『広辞苑』より。
- [例文]　◆馬の背に鞍擦れで脊瘡ができる。

ち

つ

て

と

な

なまずはだ

癜肌
鯰肌

に

にえ

贄・摯
- H20-3(二)　◆神に種々のニエを供えた。
錵・沸
- H20-3(二)　◆ニエ鮮やかな名刀である。

ぬ

ね

の

のみ

蚤
- H15-1(二)　◆ノミ蝨　馬の尿する　枕元
鑿
- H15-1(二)　◆ノミと言わば槌。

は

ひ

ふ

ふすま

襖　…木で骨組みを作り、その裏表に紙や布などを張った和室用の建具。襖障子。
- H17-2(二)　◆華麗なフスマ絵が公開された。
- H20-2(二)　◆絢爛たるフスマ絵が目を驚かす。
衾　…寝る時にかける夜具。寝巻。現在の「掛け布団」に相当するもの。
- H20-2(二)　◆降り積もった雪がフスマをのべたようだ。
麩　…小麦をひいて粉にするときに残る皮のくず。家畜の飼料や洗い粉にする。麦かす。からこ。もみじ。
- H17-2(二)　◆飼料にフスマを混ぜる。

へ

ほ

ま

み

む

め

も

もみ

籾
- H16-1(二)　◆唐臼でモミ殻を破って玄米にする。
樅
- H16-1(二)　◆クリスマスツリーにモミの木を使う。

や

ゆ

よ

ら

り

る

れ

ろ

わ

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