エスタード守戦最高の将。
ネーデルクス方面を担当しておりエルマス・デ・グランに詰めている。
「カンペアドール」が集う会合に出席しない特例を許され、武力自体も『
烈日』に次ぐものを持っていた。
『
烈海』と共に『烈日』の後継者候補と目されていたが『
青貴子』および「白」「赤」「黒」の軍の侵攻を受け、
『
死神』に敗れ敗死している。

【始まりの悲劇】にて
戦場では息子である
ゼノと同じく剣と盾を用い、ネーデルクス黄金世代の最後の『双黒』を撃破している。
戦術家としては総大将が剣を抜くことは不完全であるととらえており、目指す先は『
白騎士』に近かった様子。
同世代の天才でもある
ヤンを意識もしていた。

【断章:完璧なる戦】にて
各国の情勢を読んだ上でガリアスの暗黒大陸進出を防ぎ、各国の戦争激化による戦士の時代の継続を目論み、ヴァイクとの連合を画策している。
ヴァイク、エスタード海軍の連合でガリアス海軍を撃滅した後は陸での戦いにガリアスを引きずり出している。
ガリアスに対抗するために民意の操作による開戦の不可避化、早期化、傭兵の雇用、旧グレヴィリウス王国の部隊の採用、さらにはあらかじめ影武者を立てた上で偽情報を掴ませ『
豪烈』による奇襲など戦場外でも打てる手を打っている。
想定外に近い本陣への肉薄も含めた上で策を立てており、ガリアスに撤退を選ばせることでガリアスの若手世代の評判を落としガリアスの腐敗を加速させた。
ガリアスに勝利した一方で当初の目的だったローレンシア全土に戦火を撒く目論見についてはアルカディアの慎重な姿勢により崩れ去っていた。

【断章:神の子対完璧なる男】にて
長期にわたりエルマス・デ・グランに詰め、ネーデルクスと戦い続けたことで交戦経験のあるネーデルクス軍は戦うことを避けたがるレベルまで格付けを済ませている。
士気が低い相手に圧倒したため退いていくと思われたが、継戦の様子が見られたことからアークランドの動静を考え要塞都市を明け渡す選択肢は取れず、戦いを継続させられることになる。
籠城をしている中、疫病が流行したことで籠城の継続が困難になりゲリラ戦による急戦を選択している。
その際に不確かである『
神の子』の天運が存在するものとして戦術を組み立てており、交戦の状況、発生した出来事から『神の子』の力が及ぶ範囲を推測していき、交戦開始から二日で天運に左右されない戦いを始めた。
エスタード軍に広まっていた疫病を隠しつつ減っていく健常な兵を用いてネーデルクスを翻弄していたが、『神の子』に刃が届く前に現状を看破されたため急ぎ詰める必要を迫られる。
最後には敵兵に扮して本陣に潜り込むガリアスに打たれた手を利用したが、どういう手か分からずともラロが本陣に来ることを信じた『青貴子』に本陣で待ち構えられる。
天運の引き起こした地割れで『青貴子』から分断されるが重量を軽くしたうえで地割れを跳躍し追い詰めるまで行っているが『
死神』に阻まれる。
敗北を悟った後は後の処理を託し、自身も罹患している疫病を広めないため地割れに身を投げている。
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