戦乱のローレンシアを駆け抜け、奴隷出身から王に成り上がった世界最強の男。
苗字は当時の三大巨星である『
英雄王』からもらっている。
それまでは単に「
ヴォルフ」とだけ名乗っていた。
平和になったローレンシアでは武力を振るう機会は減っており各地を放浪している。
アルフレッドの気配を感じ自身の息子のことも考えたが、
自分と同様にこれから先の時代で変化、成長していくことを思い比較を止めている。
『
白騎士』が北方に幽閉されている頃に会いに来ているためアルフレッドが小さい頃に会ったことがある。

【ドーン・エンド】にて
ドーン・エンドの首領であり、元「黒の傭兵団」の
ガルムのもとを訪れている。
本心では自身がガルムの立場にいると思っていたが、ヴァルホールの王であることを優先した負い目のようなものを感じている。
ドーン・エンドとエル・トゥーレ、ヴァルホール、エスタードの戦いを見届け立ち去っている。

【情熱の王国】〜【夜明けのネーデルクス】間の幕間にて
シュバルツバルトの森の中で「魔獣」に遭遇したアルフレッド一行の前に姿を見せている。
アルフレッドの限界を超えた働きと『
騎士王』の猛攻に動じていなかった「魔獣」に対して
紅い雰囲気を纏った本気を見せ、「魔獣」の片腕を断ち切る。
その後、シュバルツバルトの森を抜けるまで同行していたが、その道中、『騎士王』に対して抑え込んでいた心中を吐露している。

【オリュンピア】にて
ヴァルホールの王として招かれているがヴァルホールの一団とは別口でエル・トゥーレに来ており初日の夜会に現れている。
二日目からはテコ入れの一環として体中に突破者の証の白い布を巻き付けて荒らしまわっていた。
その中で
フェンリス、
スコール、
リオネルの3人を相手取り圧倒している。
最後には赤い雰囲気を見せようとしていたが
イヴァンに牽制され止められている。
大会終盤ではフェンリスに対しスコールが異母兄弟であることを明かし、上に立つ者としての心構えを説いている。
フェンリスには戦士の道は先がないとも言っていた様子であるが自身と同じ道を進もうとする息子を見て嬉しそうな様子も見せている。

【カルマの塔】にて
オリュンピアが終わった後も放浪を続けていたようであり、無間砂漠入口の村に立ち寄っていた。
『白の王』が斃れたことを感じ取った後、無間砂漠へ歩を進めている。

余談(作者twitter、【断章】より)
作中での言及はなかったが、幼馴染である
ニーカの幼少期をマーシア出身の
ユラン・キールが知っていることから推測できる通りマーシア出身
国を出たあとは各国を放浪しており、【断章】完璧なる戦XIIIで幼少期にエスタードも訪れていた。
その後に
ユーウェインと傭兵のたまり場で出会って傭兵団を立ち上げる。
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