学者として生きるカールの兄。
長男ではあるが家督を相続する気はない。元々はテイラー商会に所属して、商人として働いていたが
ローランの遣り口に着いて行けず、商人を辞め学者となる。
商人であった頃は商会の中では邪道とも言われていたが、ローランを越える売り上げを出していた。
売り上げで勝っていても商人としては一度も勝てていないと認識している。
一度は折れているが、ウィリアムに出会ったことで再度ローランに挑戦する気概を取り戻す。
訳本の対価として商会時代に得た人脈をウィリアムに紹介した後にリウィウス商会に所属する。
商会に所属後はウィリアムが王都にいない間の商会の統括を行っている。
【巨星対新星】〜【復讐劇『破』】間の幕間にて
武器商会として勢力拡大する中で元々力を持っていた商会と衝突。
服飾関連以外の分野では未だ詳しくなく後手に回っていた。
『白騎士』の手により商売敵が分裂した後は鉱山取得合戦のために北方に向かいローランとの直接対決に臨む。
【ゴールドラッシュ】にて
直接的な金の叩き合いで勝機がないことを悟り方針を変更。
新技術による製鉄所設置を提案し、設置に賛同されることを前提に動き始める。
最終的な結果は北方鉱山の約6割を取得し勝利している。
北方での製鉄所設置前にローランと会話しているが詳細な内容は不明であるが手を抜いていたやら勝たせてやった等の負け惜しみに近い内容であった。
(ただしアインハルトは文字通り受け取っていたので気づいていなかった様子)
【真・巨星対新星】にて
『白騎士』と相性の悪い貴族相手に営業を掛けてリウィウス商会に取り込むように動いている。
また、この時点で戦後十年の流れを『白騎士』の口から聞き、意に沿うように動き始める。
冬の間に製鉄所をフル稼働させ、売り上げや現物支給によって不足している兵力の補充のため傭兵の雇用に動く。
戦後は『白騎士』の裁判終了と同時期にリウィウス商会をテイラー商会に吸収。
国内では並び立つ商会がなくなるほどの大商会となっている。
【進撃のアルカディア】にて
北方から再び戻ってきた『白騎士』の下に付く。
一方で表向きはテイラー商会の長として動いているように見せている。
また『白騎士』とルトガルドの結婚と同時期に結婚していることが【神の子と叛逆者】で明かされており娘も生まれている。
【始まりの悲劇】にて
ローランの下で商会員として働いている様子が描かれている。
この頃から既にローランとの関係は良くなく衝突気味に話している。
ローランの視点では夢を語るところは若い頃の自分に似ている様子。